大阪市下水道科学館へお出かけしよう!館内の様子(展示物やアトラクション)を詳しく紹介します。
大阪市下水道科学館は「下水道のしくみと働き」や「大阪市の下水道の特徴」を体験型の展示から分かりやすく学ぶことが出来る科学館です。
大阪市下水道科学館は、大阪の下水道の仕組みや技術が学べる体験型の楽しい科学館。とっつきにくい下水の話をわかりやすく展示しているので、下水道の仕組みや役割を簡単に理解出来ると評判です。
また、大阪市下水道科学館は下水道に関するPR活動も行っていて、定期的に科学実験教室やバスツアー、親子休日スクールなどを開催。本物のマンホールをBBQ用に貸し出すなど、ユニークな取り組みも行っています。
今回は大阪市下水道科学館へ行ってきたので、感想やおすすめの見どころをを写真を交えて詳しくレビューします。
大阪下水道科学館へは最寄駅から徒歩7分のアクセス!専用駐車場があるので車で行くことも可能です。無料の駐輪場もあり。
電車で行く場合、大阪市下水道科学館の最寄り駅は阪神電車「淀川」駅。各駅停車しか止まらない小さな駅です。阪神梅田駅から最寄りの淀川駅までの所要時間は約5分。
阪神電車への乗り換えさえ面倒でなければ、そこまでアクセスの悪さは感じませんでした。ちなみに神戸方面からは、尼崎駅で各駅停車に乗り換えるとスムーズです。
淀川駅周辺にはショッピングモールや大きな建物なども少なく、駅前の広い道に出ると大阪市下水道科学館の建物がすぐ目に飛び込んできます。
大阪下水道科学館に向かう道中にはこのような順路案内が建てられているので、地図がなくても迷わずにたどり着けるでしょう。
大阪下水道科学館には約40台分の専用駐車場(無料)と駐輪場(無料)があるので、車での来場も便利です。阪神電車が不便だという方は、車の方が行きやすいかもしれません。
大阪市下水道科学館と大阪市北区の大阪市立科学館は車で10分以内の距離なので、午前・午後でハシゴするのもアリでしょう。
大阪市下水道科学館の入場料は無料。特別な展示や体験も全て無料でお財布に優しいお出かけスポット。いつでも気軽に訪れられますね。
大阪市下水道科学館は6つのエリアに分かれ、様々な水に関することがテーマごとに分かりやすく展示されています。
6階「水と生命」エリアでは、高度処理した水を使用した植物園が広がります。このフロアには海老江下水処理場で処理された水が流れる小川やその水を使って水耕栽培している野菜やフルーツなども見れます。
6階の窓からは淀川が見られるようになっていて、晴れの日には清々しい気分に。なかなかの景色です。
5階「水のふしぎ」では、水の特性や地球環境との関わりが学べるエリア。特に淀川のすぐそばに施設があることもあって、津波について知るコーナーや堤防を閉める仕組みを体験できる展示物もあります。
特に大阪市内に住む子どもたちにとって津波はとても重要なトピックだと思うので、ぜひ一度体験してみてほしいなと思いました。
4階の「大阪市の下水道」エリア、3階の「先進の下水道技術・舞洲スラッジセンター」は、子どもたちに人気のスポット!下水道汚水処理の仕組みを知るトンネルや豪雨体験コーナーなど、体験型の展示が数多く設けられています。
「家の中を点検しよう!」は大型遊具のような楽しい展示があり、体験を通して日常生活での下水の使い方を身につけられます。
こちらのエリアでは子どもたちが率先して楽しむ姿が見受けられます。「水を出しっぱなしにしない」と何度言ってもやらない子どもさんも、こういう場所で目で見て学ぶことで行動が変わるかもしれませんよ。
3階は環境学習に役立つ展示エリア。先進の下水道技術や下水汚泥処理場「舞洲スラッジセンター」が紹介されています。こちらはターゲット年齢層は少し高めで、中高生向けの印象。
ちなみに舞洲スラッジセンターは、大阪市内の下水処理場でできる汚泥(おでい)を、再利用できる状態に変える施設。
3階の3分の1は水に関するライブラリーコーナー。下水道や大阪の水関係の書籍や資料が誰でも閲覧・利用できます。
1階はエントランス。ふれあい水槽があり水槽内を泳ぐ海水魚に直接手でふれることもできます。
建物の外には屋外展示が設けられています。水の科学館らしい外庭ですが、溜まり水は循環させているためか汚いので水遊びなどは出来ません。
ここでは竜骨車(りゅうこつしゃ)のモニュメントの展示、水を使って実際に動かせる遊具があり、その原理やしくみが分かりやすく学べます。
大阪下水道科学館の地下1階は地下探検のエリアとなっています。小学生以下の小さいお子さんにはこの階がとてもおすすめ!
地下1階は大阪下水道科学館の中でもおすすめのエリアです。中でも地下探検エリアは、下水管やマンホールの世界を再現した遊具が子どもたちにも人気。小さい子はこういう遊び要素の強いエリアが大好き。
地下探検号は、小さなジェットコースターのような乗り物で世界の下水を模擬探検するというもの。ただし、乗り物酔いの強い方は要注意です。小学生未満のがお子さんは保護者同伴です。
「地下探検号」は整理券が必要なので、1階受付で受けとりましょう。整理券には限りがあるので、混雑日などで満席の時は乗車出来ないことがあるそう。整理券は早めに確保しておくことをおすすめします。
他にも、下水道菅やマンホールを模した大きな遊具やドライビングゲームもあって、室内遊具場のような雰囲気です。地下探検エリアという設定なので照明が暗めなのですが、それが帰って下水の世界の雰囲気を出していて、おもしろいエリアでした。
1階から6階まで展示エリアが分かれていて移動が少々大変ですが、各フロアはそんなに広くありません。目が離せない下の子を連れての来場でも、そこまで心配の要らない施設だと感じました。
ただし、各階の階段が急なので、特に踊り場付近では大人がつくなど注意した方が良いなと思いました。
大阪下水道科学館のトイレや設備(ベビーシート・オストメイト)休憩所や授乳室、各種サービスなどを紹介します。
1階多目的トイレにベビーシート、5階多目的トイレにベビーチェアが付いています。年数が経っていることもありトイレは多少古さを感じるものの、清掃はしっかり行き届いています。
女性用トイレは狭く子どもと一緒に入るには少々辛いのですが、多目的トイレなら十分な広さがあるのでお子さんを連れて入っても大丈夫。
残念ながら授乳室がないので、来館前に済ませておくか、車で来場して授乳スペースを確保しておくと安心です。
館内での飲食は一部を除いて原則禁止。お弁当は指定された場所でのみ食べることが出来ます。
各階にはこのようにベンチスペースが設けられていて、小休憩が取れます。赤ちゃん連れにはありがたいスペース。
売店やレストランなどはありませんが自動販売機が1階に設置されています。ただし、館内での飲食はNGで飲み物は1階ロビーのみとなっているので、小さなお子さんがいるご家族は注意しましょう。
お弁当は屋外にある「四季の庭」で食べることが可能。尚、雨天時は会議室を開放してくれます。(開放時間は11:30〜13:00)
子ども向けのアトラクションや体験型展示など遊びを通じて、馴染みのない下水道の仕組みや下水道処理の大切さを楽しく学べる、おすすめのお出かけスポットです。
普段あまり馴染みのない「下水道」のことを深く学べる施設が「入場無料」というのはとても魅力的。
社会科で地域の生活について学ぶ小学校3・4・5年生のお子さんがいるファミリーにはぴったりの施設ではないでしょうか。
浄水場は社会見学の定番ですが、下水道について学ぶ機会は意外と少ないのもの。親子で一緒に同じことを学べるので、家族で行く社会見学は学校行事とは違った楽しさも味わえるので意外とおすすめです。
博物館や科学館は小さい子を連れていくには少々ためらいがある施設かもしれません。 ただ、大阪市下水道科学館では小さい子でも退屈しない遊び要素いっぱいの展示が多数あるので大丈夫でしょう。
夏休みの自由研究にももってこいです。夏休み中、お兄ちゃん・お姉ちゃんが自由研究のネタ探しに来ている隣で、弟・妹たちもたくさんいましたよ。
家族で楽しめる社会見学施設の一つなので、ぜひファミリーで訪れてみて欲しいスポットです。
住所 | 大阪市此花区高見 1丁目2番53号(地図) |
連絡先 | 06-6466-3170 |
最寄駅 | 阪神電車「淀川」駅 |
アクセス | 阪神電車「淀川」駅より徒歩約7分。JR西九条駅から市バス82号「高見1丁目」下車すぐ。 |
営業時間 | 9:30〜17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 月曜日(月曜日が休日の場合は翌日が休館日) |
入館料金 | 無料 |
駐車場 | 無料駐車場有り |
公式サイト | www.city-osaka-sewerage-museum.or.jp/ |