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五色塚古墳

五色塚古墳の口コミレビューと感想!

五色塚古墳へお出かけしよう!

五色塚古墳

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五色塚古墳は、神戸市垂水区にある前方後円墳。4世紀後半に築かれたもので、県下最大の古墳です。パワースポットとしても人気のお出かけスポット。

五色塚古墳の口コミと感想レビュー

五色塚古墳は、神戸市垂水区にある前方後円墳で4世紀後半ごろに築かれ、明石海峡とその周辺を支配していた豪族のお墓と考えられています。兵庫県内では一番大きい古墳。

古墳の上部まで登ることができるは珍しく、歴史や考古学に興味がある方はもちろんですが、最上部からの景色が素晴らしいので知識のない方にもおすすめのスポットです。

今回は五色塚古墳を訪れたときの感想や見どころを写真とともに詳しくレビューします。

五色塚古墳への行き方(アクセス)は?

五色塚古墳へは最寄駅から徒歩圏内、専用の駐車場があるため車での行くにもアクセスは抜群の立地。

五色塚古墳の最寄駅は山陽電車「霞ヶ丘駅」、そこからだと徒歩で約3分です。また、JR・山陽電車「垂水駅」からだと徒歩で10分ほど。

ただ、Googleマップで検索すると徒歩3分と表示されていたのですが、実際に歩いてみると5分くらいはかかりました。改札を出て東へ、線路沿いに歩いていくと古墳群が見えてくるので、現地までの道順はとても分かりやすいです。

五色塚古墳には専用の駐車場もあり車で行くことも可能です。ただし、五色塚古墳は住宅地の中にあるので、車で行かれる方は子どもの飛び出しなど周囲の安全に注意して運転しましょう。

五色塚古墳の受付窓口と入場料は?

五色塚古墳の受付窓口と入場料金は?

五色塚古墳の入場料は無料ですが、入場するには施設の許可が必要です。

古墳の見学をするには受付窓口となる「管理棟」で簡単な手続き(どこから来たかと、何名かを記入)を行いましょう。申し込み用紙に記入を終えると、五色塚古墳について書かれたパンフレットをもらうことができますよ。

こちらの管理棟内には、五色塚古墳の出土品も展示もあり。展示コーナーを見学してから古墳へ行くと、更に理解を深めることが出来るでしょう。

山上への道は足元が悪く階段も多いので、ベビーカーは置いて行くのがベスト。ちなみにベビーカーは、受付のスタッフの方に申し出れば管理棟の中に置かせてもらえます。

トイレは古墳にはなく、こちらの管理棟の傍にしかありません。少し狭いトイレでしたが、きちんと管理・清掃されているため綺麗です。ウォシュレットはありません。

五色塚古墳ってどんな所?見どころは?

五色塚古墳は、兵庫県垂水区にある前方後円墳。全長は194mで、兵庫県内では最大の古墳です。パワースポット好きな方にもおすすめ。

五色塚古墳ってどんなところ?

五色塚古墳の規模は全国的にみると40番目前後の大きさですが、同時期につくられた他の古墳と比べると、奈良県北部の大王墓(左紀古墳群)と同程度の大きさがあります。

実は五色塚古墳は埋葬部分の調査が実施されていないこともあり、詳しいことは殆ど分かっていません。4世紀後半ごろに築かれ、明石海峡とその周辺を支配していた豪族の墓ではないかと推測されています。

謎に包まれているいうあたりが古代ロマンをより感じさせますね。

五色塚古墳の見どころは?

この五色塚古墳、発掘調査を元に復元されたもので、国の史跡に指定はされているものの古墳自体に歴史的な価値はありません。

築かれた当時の形を正確に再現しようとしましたが、工事中に様々な問題が発生し、工法を変えながら復元されました。

上記の写真はパンフレットに掲載されていた、上空から見た五色塚古墳ですが、周囲の建物と比較すると古墳が大きさよく分かります。この古墳に埋葬された人物はよほどの権力を持っていたのでしょうね。

五色塚古墳に眠っている人物は誰なの?

古墳上部へは、長い階段をひたすら登っていきます。

古墳に使われている石は淡路島から運ばれたもの

墳丘は下段、中段、上段の3段に分かれていて、前方後円形に掘り残された下段には小さな石を、中段と上段は盛土を行った上に大きな石が敷き詰められています。

五色塚古墳の葺石の総数は、223万個と推定されているそうで、これらは『日本書紀』にも記述がある通り、調査の結果、淡路島産の石であることが判明しました。

国の重要文化財に指定されている埴輪

階段を登ると、広い敷地の周りに埴輪群がずらりと並び、寄り添うように作られた小さな古墳群がより近くで見られます。

訪れた日は曇り空だったため写真栄えしませんが、晴れの日だと明石海峡大橋と淡路島が綺麗に見えるそうですよ。

発掘されたのは鰭(ひれ)付円筒埴輪

古墳の周囲には埴輪群がずらり。埴輪のほとんどは、鰭(ひれ)付円筒埴輪で、4〜6本に1本の割合で鰭付朝顔形埴輪が並んでいます。

全部合わせて約2,200本あると推定される埴輪群は山陽電車の窓からも見えるほどの数で、これだけの数が並んでいると迫力もあって不思議なパワーをもらえるようです。

実はここに置かれている埴輪はすべてレプリカ。実際に出土されたものは国の重要文化財に指定されており、神戸市西区にある神戸市埋蔵文化財センターに大切に保管されています。

五色塚古墳には何があるの?

五色塚古墳の最上部ですが、ここにも埴輪群がずらり。古墳の知識のない人にとっては広い敷地の周りに埴輪と並んでいるだけなので、少し寂しい感じがしました。

それでも兵庫県で前方後円墳の頭頂部に登れるのは珍しいので、一度は登ってみる価値はあるのではないでしょうか。子どもさんにとっても教科書の中でしか見れない遺跡に登ることが出来るのは貴重な機会だと思います。

小壺古墳

五色塚古墳がある敷地内には小型円墳の「小壺古墳」もあります。円墳では茶すり山古墳に次ぐ兵庫県で2番目の規模。

小壺古墳

五色塚古墳の敷地から少し離れた場所に小壺古墳があります。直径70m、高さ約8.5mの円墳で、五色塚古墳同様、4世紀後半ごろに造られたと推定されています。

パワースポット

五色塚古墳の上部から見た小壺古墳です。見た目は「こんもりとした丘」といった感じ。五色塚古墳の周囲には、遊女塚・小塚(小壺古墳)・四ッ塚・七ッ塚・東側陪塚など古墳群があったと考えられています。

私が訪れたときは、団体客に係りの方が古墳の解説をしていらっしゃいました。古墳についてより理解を深めたい方は係りの方にいろいろと尋ねてみましょう。

五色塚古墳のおすすめ度は?


五色塚古墳は古墳の最上まで登ることが出来る珍しい前方後円墳で古代ロマンを感じることが出来ます。最上部からの景色も素晴らしい兵庫のパワースポット。

五色塚古墳のおすすめ度は?

五色塚古墳は、兵庫県で一番大きい古墳。電車に乗ると、時たま見える古墳群が気になっていて、今回その場所へ行けたことはよかったです。

古墳にあまり興味がない私にとっては、正直「見晴らしのいい丘だな」という感じでしたが、晴れた日には明石海峡大橋と淡路島がとても綺麗に見れるのでおすすめ。

とはいえ、歴史や考古学が好きな人には「兵庫県最大の古墳」、「大王墓と同規模の古墳」というのは興味深いのかもしれませんね。興味がある方は、ぜひ足を運んでみてください。


五色塚古墳の施設概要

住所 兵庫県神戸市垂水区五色山4丁目付近(地図
連絡先 078-707-3131
最寄駅 山陽電車「霞ヶ丘駅」
アクセス 山陽電車「霞ヶ丘駅」より徒歩3分。JR・山陽電車「垂水駅」より徒歩10分
営業時間 9:00〜17:00
休業日 12〜3月 月曜日(祝日の場合は翌日が休み)4〜11月は無休※年末年始は休業
入場料金 無料
駐車場 専用駐車場あり
公式サイト http://www.city.kobe.lg.jp/


この記事を書いてくれた人

NANA

1988年生まれの神戸在住ライター。幼稚園児の娘と息子を育てているママです。足を運んだ兵庫県内の観光・お出かけスポットは100ヶ所以上。子持ちママ目線で、施設の魅力をご紹介しています。




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1988年生まれの神戸在住ライター。幼稚園児の娘と息子を育てているママです。足を運んだ兵庫県内の観光・お出かけスポットは100ヶ所以上。子持ちママ目線で、施設の魅力をご紹介しています。


編集&校正 ビー・エイブル