ジャンジャン横丁へ遊びに行こう!大阪の昭和の下町の雰囲気を感じたいならここしかありません。見たこともないような面白スポットが満載のエリアです!
レトロな大阪の街を肌で感じてみたいと思ったらジャンジャン横丁がおすすめ。ジャンジャン横丁は、大阪市浪速区恵美須東3丁目東部を南北に貫く昭和の雰囲気が漂う大阪らしい商店街です。
大阪のレトロな街と言えば新世界が有名ですが、こちらのジャンジャン横丁も捨てたものじゃありません。
ジャンジャン横丁は、全長が約180mもあるのに、横幅は2.5mほどしかない雑多な商店街。休日ともなると人同士が触れ合うほどゴチャゴチャした感じですが、そこがまさに下町の活気といった感じ。
ある意味レトロな大阪らしい味を出しているんです。それでは魅力たっぷりのジャンジャン横丁の感想をレビューします!
この商店街、なぜジャンジャン横丁と名前がついたのでしょう?どうしてこのようなユニークな名前がついたのかその由来を紐解いていきます。
実はこのジャンジャン横丁、昭和初め頃はこの通りに遊びに来るお客さんの気持ちを盛り上げるために三味線が弾かれていて、通りのあちこちから三味線が「ジャンジャン」となる音がよく聞こえたそう。この三味線の音が「ジャンジャン横丁」の名の由来です。
その当時に一級と言われていた歓楽街「新世界」と「花街」をつなぐ道だったジャンジャン横丁を多くの人が通っていました。その人たちを客と当て込んで、飲食店などのお店が立ち並びながら発展して来たのがこのジャンジャン横丁なのです。
大阪ではおなじみのよしもとの「新花月」もここにあったそうで、間寛平さんらをはじめ多くのお笑い芸人さんが輩出されたんだとか。
今は、もう、三味線の音は聞こえませんが、その当時の昭和の風景が残されて、レトロな街として若者のデートスポットとして人気です。
昭和の香りが今も残るジャンジャン横丁。いたるところに昭和の大阪の魅力が詰まった楽しいお出かけスポット。ファミリーでもカップルでも楽しめるのがこのエリアの良さ。
それではさっそくジャンジャン横丁の街並みをみていきましょう。
ジャンジャン横丁はアーケード型の商店街、少し歩いただけで昔懐かしの風景が次々と目に飛び込んできます。ここは何か物を買う目的で来るのも楽しいのですが、目的もなくブラブラ歩いて回るだけでもかなり新鮮。
さっそく商店街の中には面白いものが。こちらは大衆娯楽遊技場です。最新式遊技場と書いてありますが、どう見てもレトロ(笑)
まるで温泉街にでも来たかのような錯覚を覚えてしまいます。昭和の香りがプンプン漂ってきますね。おなじみの射的ですが、商品はお菓子。これが普通の街中の商店街にあることが不思議な気分です。
さっそく中をのぞいてみましょう。
中はまるで昭和にワープしたかのよう。ちょうちんまでついていて、懐かしい雰囲気を演出してくれます。昔はこういうところでみんな遊んだのでしょうか。棚の下に貼ってある張り紙を見てみると...
はね返った玉ひろた玉使用禁止、空打ち厳禁、実弾禁止!実弾禁止ってなんやねん...(笑)
射的場の前には恋みくじも用意されていました。実はジャンジャン横丁はカップルのデートにも人気のエリア。カップルで射的を楽しんだ後に一緒に恋みくじを引いてとラブラブ気分で過ごせそうです。
ちなみに恋みくじ「あんたの恋占ってみいひんか?」とコテッコテの関西弁なのも面白いですよね。
こちらも昭和の香りがプンプンする「かすが娯楽場」です。今でいうところのゲームセンター。名前はレトロな感じですが、中には普通にゲームが置いてあります。
たぶんゲーム自体は入れ替えがあるんだとは思いますが、この雰囲気のゲームセンターはなんだか懐かしさがあふれています。ゲームセンターが一世風靡した時代を感じさせます。
なんと、将棋道場で将棋を楽しむ人の姿がありました。こういった地元市民の憩いの場所でもあるジャンジャン横丁。観光客向けでなく地域の方が楽しむ場所が街中にあるのも大阪下町の良さなのかもしれません。
こちらは雀荘。映画「難波金融道」に出て来そうな雰囲気の雀荘ですが、地元の方が気軽に遊びに来る雀荘なんだそう。昔ながらの雀荘と言った感じがしますね。ここも良い味出してます。
カップルの聖地で愛を誓おう。ジャンジャン横丁は「恋人達の真実」や「愛の鍵」など、恋人とのデートにぴったりの人気スポットが目白押し!
さて、ジャンジャン横丁はカップルのデートコースとしても人気があるため、恋人たちの聖地としてふさわしいものがいろいろとあるんです。
こちらの壁に取り付けられているのは「恋人達の真実」。これはどう見ても、「口に手を入れると嘘つきなら抜けなくなる」という伝説で有名なローマの「真実の口」のパロディーですよね。
ちなみにこちらの口はビリケンさんの口。ビリケンさん、大阪人に愛されまくっていますね。ちなみに嘘つきでももちろん手は抜けます。こういうパロディーは大阪ならでは。カップルで大笑いできそうなスポットです。
ジャンジャン横丁の壁にはちょっとしたミュージアム。こちらはジャンジャン横丁の歴史を感じさせる写真の展示で、昔のこの辺りの様子がおさめられています。それが自転車をちょっと置くスポットにあるというのが大阪らしい。
「ちょっとしたところに遊びごころを、ちょっとした日常に心の潤いを」というこういうアイデアが大阪らしい一面を感じさせてくれます。「その時あなたは若かった」という文句がユニーク。
展示の横に目をやると...南京鍵がたくさんついているのが見えますね。
永遠の愛を誓うための愛の鍵です。ここを訪れるカップル達が二人の愛を確かめる場所。見てください、こんなにたくさんのカップルがここを訪れて、愛を誓いあっていますね。素敵です。
ちなみにこの鍵を納めている場所はハート型になっていますが、電飾でいろんな色に点滅するんです。大阪らしいネオン調の演出。
あ、赤に変わりました。こんな感じに点滅するんですよ。夜に見ると昼とはまた違った雰囲気になるのでしょう。こんなにたくさんのカギがかけられているところを見ると、かなり有名なスポットのようですね。
なんと、このジャンジャン横丁、大阪ミュージアムの登録物に認定されているんです。認定したのは当時の大阪府知事の松下徹氏。
ちなみに大阪ミュージアムとは、大阪府が「明るく」「楽しく」「わくわく」するまち・大阪を実現するため、まち全体を「ミュージアム」に見立て、魅力的な地域資源を発掘・再発見し、磨き・際立たせ、結びつけることによって、大阪のまちの魅力を内外に発信する「大阪ミュージアム」を推進している事業のひとつです。
ジャンジャン横丁には安くて美味しい飲食店がたくさんあります。遊んだあとに家族やカップルでお食事というのも楽しそうですね。ちなみに写真は「大阪名物どて焼専門店」と「串カツのお店」
初めて来る方は少し入りづらい雰囲気のお店もけっこうありますが、カップルでチャレンジしてみるというのも面白いかもしれませんね。
ジャンジャン横丁へは電車でも車でも行くことが出来ます。電車なら最寄駅から歩いても数分で着けるほどの好アクセス。
電車を利用する場合はいくつかルートがあり、大阪市営地下鉄の堺筋線「恵美須町駅」を降りて3番出口(徒歩5分)、阪堺電車なら阪堺線 恵美須町駅下車(徒歩3分)、大阪市営地下鉄御堂筋線の「動物園前駅」の1番出口(徒歩7分)、JR環状線「新今宮駅」東出口(徒歩9分)、南海電車南海本線の「新今宮駅」西出口(徒歩9分)
このように様々な路線が通っている便利な立地条件にあります。
車で行く場合は、阪神高速1号の下り線「夕陽丘出口」を降りて車で4分ほど、上り線から向かう場合は「環状線 なんば出口」を降りて6分ほどで到着できます。
周辺にある駐車場の一例です。(料金は変更になっていることがあるので、あくまで参考として下さい。)
リパーク通天閣第5 駐車台数22台
駐車場料金
平日 08:00〜00:00 400円/30分、00:00〜08:00 200円/時
土日祝 08:00〜00:00 500円/20分、00:00〜08:00 200円/時
営業時間 24時間
タイムズ新世界 駐車台数39台
駐車場料金
平日 08:00〜00:00 200円/30分、00:00〜08:00 100円/時 1日最大料金1,000円
土日祝 08:00〜00:00 300円/20分、00:00〜08:00 100円/時
営業時間 24時間
天王寺公園地下駐車場 駐車台数 493台
駐車場料金
平日 8:00〜20:00 200円/30分 1日最大料金1,200円
土日祝 8:00〜20:00 300円/30分 1日最大料金2,400円
夜間 20:00〜8:00 100円/時 夜間最大料金500円
特殊日 8:00〜20:00 300円/30分 20:00〜8:00 100円/時
営業時間 24時間
このジャンジャン横丁はこの先にある「新世界」につながっていく道でもあるので、一日遊べるお出かけスポットとしてかなりおすすめ。
新世界同様に大阪らしさが感じられる場所でもあるので、大阪を短時間で知りたいと思ったら、ぜひ遊びに行ってみてくださいね。
ただし、混雑する休日などにベビーカーを押していくは少し危険です。ジャンジャン横丁を通る時は、ベビーカーをたたんで抱っこひもを利用したほうが良さそうです。
住所 | 大阪府大阪市浪速区恵美須東3丁目 |
連絡先 | なし |
最寄駅 | 大阪市営地下鉄堺筋線「恵美須町駅」他 |
アクセス | 記事を参照のこと |
営業時間 | 24h |
休業日 | なし |
料金 | 無料 |
駐車場 | 周辺に有料駐車場多数あり |
公式サイト | なし |
如月柊
道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。
編集&校正 ビー・エイブル