明石市立文化博物館へ遊びに行こう!館内の様子をはじめ、入館料や割引券(割引料金)アクセスや駐車場情報などを詳しく紹介!
明石市立文化博物館では、毎年2月になると小学校の社会科・総合学習の一環として企画展「くらしのうつりかわり展」が開催され、昭和時代の道具や写真が展示されています。
今回は明石市立文化博物館の見どころや感想を画像付きで詳しくレビューします。
明石市立文化博物館の館内には明石の歴史を学べる8つのテーマの常設展があります。
こちらが明石市立文化博物館入口です。正面入口は現在封鎖されているようで、入館するには北側の入口を利用してくださいとのことでした。北側入口まで私は階段を上るルートを通っていきましたが、ベビーカーや車椅子の方はエレベーターもあったので、そちらを利用すると便利です。
館内はほとんどのエリアが撮影禁止になっていて写真で魅力を伝えることが出来ないのが残念。こちらの住吉丸の前は撮影可能となっていたので、1枚撮らせていただきました。
潮流の速い明石の海をうまく進むようにつくられた「ケンサキミヨシ」という江戸時代から昭和30年代まで明石で使われていた漁船。
このフロアには「ケンサキミヨシ」の他に、明石市二見町西二見の御厨(みくりや)神社のお祭りで使用されていた「ふとん太鼓」などが展示されています。
常設展示では、私たちの先人が営々として築いてきた明石の歴史と文化を、「人々の暮らしと自然環境」と題して、8つのテーマで紹介。常設展示ゾーンでは、明石にまつわる歴史を古代から現代にかけて深く学ぶことができます。
残念ながら館内の多くの場所は写真撮影は禁止だったので、解説を見ながら明石の歴史をしっかり勉強してきたので展示の魅力を文章でご紹介します。
テーマ1の「明石のあけぼの」は、アカシゾウやシカマシフゾウなど明石に住んでいた動物をはじめ、明石原人について解説されているゾーン。アカシゾウは明石市やその周辺地域からたくさん化石が発見されたのだそうです。
アカシゾウは、象としては小型で今の象と比べると胴の長さのわりに足が短く、肩の高さは大きな個体でも2mくらいだったそう。今の象と比べると少し小さい象なのですが、実物大の骨格模型は迫力満点。小さなお子さんが怖がる姿が微笑ましかったです。
アカシゾウと同じくらい発掘されているシカマシフゾウは、アカシゾウなどと共に暖かい日本にいた大型の鹿です。
テーマ2の「大昔の明石」は土器や石器の展示がされているゾーン。教科書でよく見かける銅鐸や鋤なども多数展示してあって、子どもの社会科勉強に役に立ちそうです。実物を見れる機会はそうそうありませんからこの展示は貴重ですね。
テーマ3の「畿内への入り口・明石」は、『竹取物語』や『源氏物語』で舞台となった明石がどう描かれているかが解説されているゾーン。物語や俳句の中でしばしば「月の美しさ」について取り上げられている明石。古典文学が好きな方には、おもしろいと感じるテーマだと思います。
その他のテーマには、「明石の焼き物」「明石の農業」「明石の漁業」「明石城と城下町」「のびゆく明石」のテーマに沿った展示物があります。
明石市立文化博物館では、月ごとに開催されている恒例イベントが人気
今回訪問した時に開催されていた「さをり織」の機織体験は、好きな糸を選んで自由に織り、世界に1つしかないティーマットつくりを体験出来るイベントです。
所要時間は1人30分ほどで、材料費は200円。10時〜、10時30分〜、11時〜、11時30分〜の3部があり、各部の定員は2名まで。作った作品は12時以降に持ち帰りが可能ですが、時間がない方は後日の持ち帰りや郵送も可能なので確認してみましょう。
各イベントの日時は公式サイトで告知されているので、締め切り日までに希望時間の申し込みをしておくようにしましょう。
また当日は、十二単・鎧の着付け体験も実施していました。こちらは毎月第二土曜日、第三木曜日、第四日曜日に開催となっています。(ただし、8月・12月は開催なし)
十二単の着付け体験は中学2年生以上で、身長130センチ以上の方が対象。体験料は無料ですが、肌襦袢もしくはVネックの服は各自持参する必要があります。
鎧の着付け体験は、親子で参加ができるイベントです。小学生のお子さん用の鎧は紙製鎧なので、あまり重くありません。力のないお子さんでも十分に楽しめるでしょう。
鎧はもちろん、十二単はめったに着られる機会がないので、いい記念になりそうです。どちらの着付け体験も事前に申し込みが必要ですので、公式サイトで日時をご確認ください。
館内のトイレは1階、2階に多目的トイレ(オストメイト対応は2階のみ)があります。床と壁はタイル張りで冷たい印象がありますが、しっかりと清掃されていてとても清潔です。こちらのトイレにはおむつ交換台が設置されていました。
館内には授乳室はありませんが、職員の方に申し出れば、空き部屋を提供してもらえるそうなので、授乳が必要な赤ちゃん連れの方は相談してみて下さい。これなら乳幼児を連れてお出かけしても安心ですね。
また、館内専用のベビーカー(2台)も予約なし・無料で利用出来るので、必要な方は受付のスタッフの方に聞いてみましょう。
1階にはロッカースペースがあります。ここのコインロッカーは100円の返却式と良心的。手荷物がある時はぜひ利用しましょう。重たい荷物を預けてゆっくり観覧するのもおすすめ。
コインロッカーに収容できないサイズのお荷物は受付で預かってもらえるので相談してみましょう。
お弁当の持ち込みは出来ません。館内にあるレストランを利用しましょう!
館内は展示物の汚れや破損防止のため飲食は禁止となっています。(ペットボトルを持ち込む場合はビニール袋等に入れればOK)
お弁当の持ち込みは出来ませんが、博物館の隣に「海鮮フレンチ・まるせいゆ」というお店があります。このレストランではランチの営業があるので、博物館の帰りに寄ってみるのもいいかもしれません。
またお弁当を持ってお出かけするのなら近くの明石公園がおすすめ。遊具がある公園で緑も多くピクニックにもぴったり。明石市立文化博物館を楽しんだ後に立ち寄ってみるのもありかも知れません。
明石市立文化博物館は、「明石の歴史を知りたい!」という方におすすめのスポット。「温故知新」という言葉があるように、過去の歴史に触れ、そこから新しい意味や価値を発見することも出来るでしょう。
私は博物館にあまり興味がありませんでしたが、行ってみると「そうだったんだ」という新しい発見もあって意外と楽しめましたよ。お子さんを連れて社会の勉強の一環として行ってみるのもいいかもしれません。
特別展や企画展も定期的に行われているので、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
明石市立文化博物館は、JRもしくは山陽電車「明石駅」から徒歩5分のところにあります。
明石市立文化博物館へのアクセスは、JRまたは山陽電車の「明石駅」を下車、明石駅北側にある明石公園の方へ向かいましょう。博物館へ向かう途中にはこのような案内看板が設置されています。
案内看板に書かれた地図に従って、お堀沿いに歩いていくと明石市立文化博物館へは約5分で到着出来ます。
入館料金は大人200円、65歳以上の大人は100円(高年手帳の提示が必要)、大学・高校生は150円、中学生以下は無料
入館料金は大人200円、65歳以上の大人は100円(高年手帳の提示が必要)、大学・高校生は150円、中学生以下は無料です。(ただし、特別展・企画展会期中は特別料金となるので事前に公式サイトで確認してください)
20名以上の団体や、コープこうべの組合員カード、ミントクラブカード、タイムズクラブカード、JAF会員証を提示した人には観覧料が2割引きになります。「カードを持っている!」という方は、少しお安く入館できるので忘れずに持っていきましょう。
住所 | 明石市上ノ丸2丁目13番1号(地図) |
連絡先 | 078-918-5400 |
最寄駅 | JR「明石駅」・山陽電鉄「明石駅」 |
アクセス |
JRまたは山陽「明石駅」から北へ徒歩5分 車の場合は第2神明 大蔵谷出口から南西へ10分、第2神明 伊川谷出口(東行きのみ)から南へ10分 |
営業時間 | 9:30〜18:30 |
休館日 | 毎週月曜日(国民の祝日または休日および特別展開催期間中を除く)年末年始(12月29日〜1月3日) |
料金 | 大人200円 65歳以上の大人 100円 大学生・高校生150円。中学生以下は無料。20名以上の団体で2割引、身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の提示で(介護が必要な場合は介護者も)半額、シニアいきいきパスポート提示で無料※特別展・特別企画展会期中は特別料金になります) |
駐車場 | あり(1台1時間100円。上限は1日1回あたり1,000円) |
公式サイト | http://www.akashibunpaku.com/ |
NANA
1988年生まれの神戸在住ライター。幼稚園児の娘と息子を育てているママです。足を運んだ兵庫県内の観光・お出かけスポットは100ヶ所以上。子持ちママ目線で、施設の魅力をご紹介しています。
編集&校正 ビー・エイブル