京都市動物園へお出かけしよう!飼育されている動物たちや見どころ・感想を詳しく紹介します。
京都市動物園は動物の特性を生かした展示方法で注目を浴びている動物園。自然に近いリアルな動きをする動物達を見れるとあって、子どもだけではなく大人も楽しめると評判です。
京都市動物園は日本で2番目に歴史ある動物園ですが、施設整備を経て平成27年にリニューアルオープン。
リニューアル前は檻で囲まれ遠い場所に展示されていた動物達。現在は動物の特性を生かした自然のままの姿に近い展示方法で、動物達を間近で見ることができるように様変わりしています。
動物とのふれあいだけではなく、ミニ遊園地、レストランやお土産ショップなどが充実していて、大人も子どもも思いっきり楽しめる動物園です。
今回は京都市動物園に行ってきたので、感想や見どころを画像を交えて詳しくレビューします!
お子様連れなら混まない電車やバスでのアクセスがおすすめ。 バスも電車も最寄り駅から徒歩圏内でアクセス抜群です。有料ですが駐車場も近くあるので車での来園も便利。
京都市動物園があるのは地下鉄東西線「蹴上」駅から徒歩10分のところ。 蹴上駅からは多少歩くことになりますが、ベビーカーに乗るような小さな子ども連れの方は、このルートで向かうと比較的空いているので歩きやすいかもしれません。
観光地京都のバスは、休日だけでなく平日でも観光客で満席になっていることが多いので、電車の方が空いています。
動物園へは蹴上駅の1番出口が最も近いのですが、1番出口にはエレベーターがありません。ベビーカーや車椅子の場合は、エレベータがある2番出口を利用しましょう。
ちなみに蹴上駅から動物園に向かう道にはインクラインなどの観光地もあります。のんびりと散歩しながら動物園へ向かうのも楽しくて意外とおすすめ。
京都市バスを利用すれば「岡崎公園・動物園前」駅を下車して徒歩2分で到着できます。「東山二条・岡崎公園口」からだと徒歩10分で到着。 どちらのバスも京都駅や河原町駅から常時出ています。
岡崎エリア循環するループバスで「動物園正門前」で下車すると、動物園はすぐ目の前です。岡崎エリアを散策するならループバスがおすすめ。 ちなみに京都市バスは路線がとても多いので、駅前の路線図や案内所で系統や乗場を前もって調べておいた方が安心です。
京都市動物園には専用駐車場はありません。同じ岡崎エリアにある岡崎公園駐車場またはみやこめっせ地下駐車場を利用すると便利でしょう。
交通機関の乗車券セット割引がお得。京都観光で多方面にも行くなら乗車券を活用しましょう。その他にも年間パスポートや様々な割引サービスがあります。
京都市動物園の入園料は、大人600円。 中学生以下は無料。子ども連れのファミリーでも何度も足を運べるほどの安心の料金設定です。中学生以下は無料なので、子どもがいる方は定番のお出かけスポットになること間違いなし。
京都市在住の70歳の方は無料、その方が介護保険の認定を受けていれば本人及び介護者1名まで無料となっています。 割引を受ける時は身分証が必要となるので、忘れずに持って行きましょう。
京都市動物園にはお得な割引制度がいくつもあり、有名なのは特定の乗車券を提示すれば入園料が100円引きになるというもの。
対象の乗車券は、「京都観光一日乗車券」「京都観光二日乗車券」「京都観光一日乗車券(山科·醍醐拡大版)」「市営地下鉄1dayフリーチケット」「いい古都チケット(京都観光一日乗車+阪急電鉄などの指定区間)」「京めぐり(京都観光一日乗車券+近鉄電車の指定区間)」「京阪みやこ漫遊チケット(京都観光一日乗車券+京阪電車の指定区間)」「OSAKA
PiTaPa」「OSAKA PiTaPaLiTE」 です。
また、京都の大学生は「京都市キャンパス文化パートナーズ制度」に入会(無料)すれば、100円で入園できます。対象の大学などは京都市のホームページを確認しましょう。
1年に何度も楽しみたいなら年間入園券「Zoo〜っとパス」がお得!4回行けば元が取れるお得なチケットです。
園内は6つのエリアに分かれていて人気のゾウをはじめ、可愛い動物たちがお出迎え。ミニ遊園地など子どもたちが一日遊べるアトラクションが盛りだくさん!
園内は「もうじゅうワールド」「京都の森」「ゾウの森」「アフリカの草原」「おとぎの国」「サルワールド」の6つのエリアに分かれています。
飼育されている動物たちの中でも特に人気が高いのがゾウ。なんと京都市動物園では現在5頭のゾウが飼育されています。
広い敷地の前方には水浴び場があり、運が良ければわずか4メートルの距離でゾウ達の水浴び風景が見られることも。
5頭のゾウ達の中でアイドル的存在でファンも多いのは、お婆ちゃんゾウの美都(みと)ちゃんです。 リニューアルに伴いゾウ舎の引越しを行なった際、環境の変化から2年間檻の中にひきこもってしまった美都ちゃん。
無事グラウンドに出れた時は祝賀イベントも開催されたほど、愛されているゾウなんです。
ゾウ達と直接触れ合える楽しいイベントも開催されているので、事前にホームページをチェックしてみましょう。
そして、子供達が夢中になるのが大迫力の「もうじゅうワールド」 ガラス1枚挟んだ先には大きなトラの顔が!
京都市動物園の「もうじゅうワールド」は、他の動物園でよく見かける全面鉄の格子ではなく一部は大きなガラス張り。すぐそばまで歩み寄る猛獣の迫力を感じられるのは京都市動物園ならでは。
檻の上には橋が作られ、私達の真上をトラたちが通る仕掛けになっています。
この日は残念ながら通ってくれませんでしたが、運が良ければ普段は見えないトラのお腹を見ることができるそうです。
動物とのふれあいが楽しめる「おとぎの国」。 小さなお子様連れにも人気のエリアです。
ふれあい広場「おとぎの国」は小さな動物たちと間近で触れあえるエリア。絵本の中でしか動物を見たことがない乳幼児さんは、近づいてくる実物の動物たちに大興奮すること間違いなしです。
門をくぐるとその先では可愛い動物達がお出迎えしてくれます。入口に書かれている注意書きをしっかりと読んで中に進めば、いよいよ可愛い動物たちとの触れ合いタイムの始まりです!
優しい顔でぼーっとたたずむロバ。
ヤギや羊は柵の中に入っての触れ合いタイム。とてもおとなしいので、傍まで近づいて撫でることができますよ。
豚さんも撫でられてうっとり!つぶらな瞳が超かわいい。 「おとぎの国」ではこの様に、小さなお子様も動物に触れるので、ファミリーにはかなりおすすめのエリア。
こちらのエリア内にはベビーカー置場もあるので、赤ちゃんも抱っこで動物に接近できます。
その他にもおとぎの国ゾーンにはペンギンも泳いでいる場所も。 ペンギンには手で触れることは出来ませんが、近くまで寄れば泳ぐ様子を間近に見ることが出来ます。
平日限定で、テンジクネズミとのふれあいも可能です。申し込みは開始時間までに予約表へ記入しておくだけ。
動物園を見渡せる遊歩道は、キリンを見下ろして見ることが出来るおすすめスポット。新たな発見に出会えるかもしれません。
「おとぎの国」周辺にある階段からは遊歩道に登る事ができます。 こちらからは「アフリカの草原」エリアを見下ろせ、背の高いキリンも上から見ることができる楽しいスポット。
キリンを上から見るなんて、まるでサファリパークに来たような不思議な気分です。
こちらの遊歩道はエレベーターも設置されているので、ベビーカーを押したまま上がれます。 遊歩道からは動物達だけではなく京都の山々を一望でき、風を感じる事もできるので是非登ってみましょう。
ミニ遊園地は日本最古の観覧車や昔懐かしい乗り物に乗れる楽しいスポット。 レトロな雰囲気は写真映えもバッチリ。
京都市動物園の中央付近にあるのはミニ遊園地。ここでは昔ながらの懐かしい乗り物やアトラクションが楽しめます。
こちらで乗れるアトラクションは、観覧車・子供汽車・回転ボートの3つ。 中でも観覧車は、京都市動物園の観覧車は昭和31年に出来た、現役の観覧車では日本最古のもの。
高さは12メートルと低めですが、岡崎エリアを望むことができるので桜や紅葉の時期は特におすすめ。他のアトラクションもレトロ感が漂い、お父さんお母さんも懐かしさを感じるのではないでしょうか。
乗り物の料金も低価格でお財布にも優しい料金設定はファミリーには嬉しいポイント。1回200円ののりものチケットを券売機で購入するようになっていますよ。
展示室に展示されている剥製は過去に京都市動物園で飼育されていた動物たち。 間近で見る本物の動物からは新たな発見や学びがあります。
歴史ある京都市動物園ならではの展示が、珍しい動物たちの剥製の数々。 今にも動き出しそうな迫力です。 剥製でなければ接近できない距離まで近づき、本物の毛並みやシワまで観察ができます。
あまりの迫力に小さなお子様は怖がってしまうかもしれませんが、生き物の命の尊さや自然を守る大切さが学べる貴重な機会だと思います。
展示されているはく製には絶滅種など滅多に見れない貴重な種類もあるので、是非立ち寄ってみましょう。
ランチが楽しめるレストランやゆったりとくつろげるカフェ、そしてお弁当を食べれるベンチも紹介します。
京都市動物園にはレストランが1ヶ所、カフェが2ヶ所あります。 正面エントランスにある「ビュッフェレストラン旬菜食健ひな野」では素材にこだわった自然食やドリンク(70種)をビュッフェスタイルでいただけます。
ブッフェは、ランチタイム ・ディナータイムがあり、時間帯によってメニューも変わります。ランチタイムは大人1,570円(税別)と手頃な値段で味わえるのも嬉しいポイント。
こちらは「SLOW JET CAFE」という図書館カフェ。 動物に関する絵本などが6000冊並べられた図書館に併設されています。
ソフトドリンクは300円前後でハヤシライスも480円と、こちらもレジャー施設にしては良心的な価格のメニューが多いように感じました。
木のぬくもりを感じる店内は雰囲気バッチリ! ここでお茶をしながら、本を読めます。 お子様と一緒に「この動物さっき見たね!」と振り返っても楽しいかもしれませんね。
ちなみにこの図書館内にはワニの剥製との写真撮影スポットがあります。 まるでワニにまたがっているような迫力写真が撮れるのですが、これがすごい迫力。 記念写真にはぴったりです。
東エントランスにあるのがカフェと売店を併設した「ミライハウス」。テラス席が豊富に用意されており、ここでは疎水や噴水を見ながらのんびり休憩ができます。園内を歩いて疲れたらふらっと立ち寄るにはぴったりです。
園内の所々にあるベンチでも食べれますが、この疎水沿いのベンチなら屋根もあり席数も多いのでオススメです。
京都市動物園の園内にはお弁当を食べる屋根付きのベンチが何か所かに設置されています。こちらは疎水傍のベンチの様子。動物園に向かう途中のコンビニでお弁当を買って、太陽の下で食べるのも楽しいですね。
飲料水などの自販機も園内にたくさん置いてあります。家から持ってきた飲み物がなくなっても安心です。
京都市動物園のミュージアムショップは合計で2ヶ所。お土産をはじめ、京都市動物園でしか手に入らないオリジナル商品がたくさん並びます。
ミュージアムショップは、正面エントランス「ゴリランド」と東エントランス「ミライハウス」があります。 京都市動物園オリジナルのお土産がたくさん揃っているので、時間があれば立ち寄ってみましょう。
どちらの売店も混み合うことは少ないので、ゆっくり見られると思います。
ちなみに京都市動物園は「動物園だより」が発行されていて、可愛い動物の写真がたくさん載っています。
お家に帰ったら、子どもと一緒に「動物園だより」を見て思い出話に花を咲かせるのも楽しいかもしれません。フリーペーパーなので数量限定、お家にもって帰りたい方はお早めに。
トイレや授乳室・コインロッカーなどの設備を紹介。 子ども連れには嬉しい乳幼児向けのサービスもかなり充実しています。
コインロッカーは、正面エントランスと東エントランス(蹴上駅側)のどちらの入り口にも設置されています。容量の多いロッカーもあるので、大きな荷物を入れておけるので観光客にとっては嬉しい心配りです。
ベビーカーと車椅子の貸出サービスもあります。 ベビーカーのレンタルは正面エントランスの改札スタッフに頼めば手配してくれます。 ただし、正面エントランスのみの受け付けなので、貸出が必要な方は正面入口から入園しましょう。
そしてトイレは十分な数が確保されています。清掃が行き届いていてとても清潔でした。 各エントランス、「おとぎの国」付近にあるトイレにはオストメイトも対応の多目的トイレがありました。
各エントランス付近にはこども用トイレが設置されているので、園内を回る前にそこで済ませておくと安心です。
授乳室は、各エントランス、おとぎの国エリア内の3ヶ所。 オムツ替えシートや調乳用給湯器も設置され、エアコン完備で快適利用することが出来ます。
オムツ替えシートは園内の2ヶ所のトイレにも設置されているので、いざという時でもすぐにオムツ換えができるのは安心です。
日本で2番目に古い歴史のある、古き良き部分と近代的な部分とが融合された未来型の京都市動物園。乳幼児向けの設備も充実していてファミリーにもおすすめです。
京都市動物園は2番目に古い動物園でありながらも、施設整備が整っていて動物の自然な動きや表情・生活風景を楽しめる動物園です。
可愛いヤギやミニブタに癒され、トラやライオンに驚かされ、夜行性の動物にはちょっとびくびく。 子どもと一緒になって大人も驚き、そして楽しめる楽しいお出かけスポット。
京都市動物園での経験は、子どもたちにとって一生忘れられない想い出になることでしょう。 京都市動物園がある岡崎エリアは、近代美術館や平安神宮など徒歩圏内に観光スポットも多数あり、週末のお出かけ先におすすめです。
住所 | 京都府京都市左京区岡崎法勝寺町(地図) |
連絡先 | 075-771-0210 |
最寄駅 | 下鉄東西線蹴上駅・地下鉄東西線東山駅 |
アクセス | 【電車】地下鉄東西線蹴上駅から徒歩5分 【バス】京都市バス「岡崎公園 動物園前」から徒歩2分、岡崎ループバス「動物園正門前」下車すぐ。 |
営業時間 | 3月~11月の期間は9時~17時、12月~2月の期間は9時~16時半(入園は閉園の30分前まで) |
休園日 | 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月28日~1月1日)、1月2日または3日が月曜日の場合は営業し、1月4日が休園。 料金 駐車場 公式サイト |
料金 | 一般600円、団体(30人以上)500円、中学生以下無料、年間入園券2,400円 70歳以上の方、介護保険の認定を受けた70歳以上の本人及び介護者1名無料(京都市在住に限る) |
駐車場 | 専用駐車場は無し。近隣の岡崎公園駐車場・みやこめっせ地下駐車場が利用可。 |
公式サイト | http://www5.city.kyoto.jp/zoo/ |
豊田芽実
ショッピングと美味しいもの(主にスイーツ)をこよなく愛するアラサー主婦。働きながらも現在は初めての育児に奮闘中。子どもとたくさんお出かけして楽しく痩せることが目標。
編集&校正 ビー・エイブル