関西国際空港 スカイミュージアムの見どころやおすすめポイントを感想を交えて詳しく紹介します!
スカイミュージアムは大阪府泉佐野市にある博物館で場所は関西国際空港の人工島。「関空展望ホール」の3階にあり、スカイミュージアムから関西国際空港や航空機が見れる人気スポット!
スカイミュージアムのポイントは関西国際空港、空の仕事に携わるスタッフの仕事ぶり、航空機のことが学べること。
しかも、展示パネルだけでなく体験型コーナーが多いので、楽しく勉強できます。関西国際空港のつくり方のコーナーでは、土台づくりの重要性がわかります。
数々の模型があるので、作り方のプロセスがイメージできるでしょう。また、関西国際空港着工の経緯を記した漫画も必見です。
体験型コーナーでは航空機のシュミレーターや管制室の模擬体験などが楽しめます。とても本格的な造りなので、大人の方もハマってしまうかも。また、空に携わるスタッフの苦労も感じられます。
スカイミュージアムでは「耳」と「目」を通して航空機の魅力に迫れます。特に航空機が発する「音」を聞くコーナーは必見。今はなきコンコルドの音も聞けます。
スカイミュージアムへは関西国際空港第1ターミナルの下にあるバスターミナルから無料バスに乗るだけ。搭乗までの時間つぶしにも使えます。
今回はスカイミュージアムへ行ってきたので、写真付きで感想をレビューします。
スカイミュージアムはJR・南海「関西国際空港駅」からバスで数分と好アクセス。近くには駐車場もあるので、車で行くことも可能です。
スカイミュージアムへは関西国際空港第1ターミナルからバスに乗る必要があります。したがって、まずは関西国際空港第1ターミナルを目指しましょう。
関西国際空港第1ターミナルへはさまざまなアクセス方法があります。
鉄道ですと、JRと南海が関西国際空港に乗り入れています。JRは京都駅、新大阪駅から特急「はるか号」、大阪駅から「関空快速」を運行しています。
所要時間は京都駅から約75分(特急「はるか号」)、大阪駅から約65分(関空快速)です。なお、特急「はるか号」に乗車する場合は乗車券のほかに特急券が必要です。
なんばをはじめとする大阪の中心地からは南海電車が便利です。南海電車は特急「ラピート号」と空港急行を運行しています。
所要時間はなんば駅から約40分(特急「ラピート号」)です。なお、特急「ラピート号」に乗車する場合は乗車券のほかに特急券が必要です。
鉄道と並んで空港輸送を担っているのがリムジンバスです。リムジンバスは大阪、神戸、京都、奈良をはじめとする関西各地から運行されています。
詳しくは関西国際空港交通のホームページをご覧ください。
スカイミュージアムは関西国際空港第1ターミナルにはありません。関西国際空港第1ターミナルの下にあるバスターミナルから「関空展望ホール」行きのバスに乗らなければなりません。
「関空展望ホール」行きバス乗り場は一番端の1番乗り場です。少し距離があるので、余裕を持って行動しましょう。
「関空展望ホール」行きのバスは平日は20間隔、土・日・祝日は10分間隔です。バスの料金は無料。関西国際空港第1ターミナルからの所要時間は約6分です。
「関空展望ホール」は「メインホール」と「エントランスホール」にわかれます。スカイミュージアムは「メインホール」の3階にあります。
なお、帰りの「関西国際空港第1ターミナル」行きのバスは「エントランスホール」から出発します。
「関空展望ホール」行きのバスはりんくうタウンからも運行されています。こちらのバスは有料なのでご注意ください。
「関空展望ホール」には駐車場が併設されているので、車で行くことも可能です。駐車料金は100円〜110円(20分毎)です。
「関空展望ホール」への道のりは少し複雑なので、事前に「関空展望ホール」のホームページをチェックすることをオススメします。
スカイミュージアムはズバリ、関西国際空港と航空機がわかるスポット。また、一般的な博物館にはない体験型コーナーがたくさんあることも特徴です。これでいて、入場料は無料です。
スカイミュージアムは関西国際空港と航空機のことが勉強できるスポット。模型やクイズを通じて、誰でも関西国際空港と航空機の知識を深めることができます。
また、体験型コーナーが多いこともスカイミュージアムの特徴です。全ての体験型コーナーを試すとなると、それなりの時間が必要です。
特に、航空機のシュミレーションはいつも賑わっているので、順番待ちを覚悟しなければなりません。
これだけ充実した施設にも関わらず、入場料は無料です。「関空展望ホール」行きのバスも無料なので、飛行機の時間待ちにも使えます。
また、「関空展望ホール」にあるレストランや展望台とセットにして訪れるのもいいでしょう。
スカイミュージアムを訪れたら、最初に関西国際空港の成り立ちをチェックしましょう。知っているようで知らない秘密がたくさんありますよ。
スカイミュージアムを訪れたら、関西国際空港の成り立ちをチェックしたいところです。
関西国際空港は24時間離発着可能な空港として1994年に開港しました。また、海の上につくられた国際空港としても知られています。
「ZONE1」のコーナーでは関西国際空港のつくり方が紹介されています。海の上に空港をつくるには3つのプロセスが必要です。
最初に土台を固くしなければなりません。まず、粘土質の土から水を抜くために柱が建てられました。
柱の数は1期工事で100万本、2期工事で200万本!多くの柱のおかげで土から水が抜け、強い土台が形成されました。
次に島の土台の周りに囲いを作らなければなりません。囲いがないと、どんどん土が崩れていきます。
護岸は魚が住みやすい環境になっているとのこと。見えないところで、さまざまな工夫がなされているのですね。
最後のステップ、土を入れる作業です。土は土運船で運ばれました。一隻あたりの土の量は3000立方メートル。
総計すると、15万隻にもなります!いかにたくさんの土の量が必要であったか、よくわかる展示です。
そもそも、なぜ関西国際空港が必要だったのでしょうか。関西国際空港ができるまでの経緯を漫画にしたコーナーがあります。
難しい内容を噛み砕いて解説しているので、小学校高学年なら理解できるはず。さまざまな人々の協力の上に関西国際空港があることがわかります。
スカイミュージアムでは、さまざまな体験型コーナーを通じて、空港、航空機に関連する仕事を学べます。子供の夢を育めるだけでなく、空港、航空機への見方も少しだけ変わるかもしれません。
スカイミュージアムのポイントはさまざまな体験型コーナーを通じて、スタッフの苦労を学べることです。ここでは、ほんの一部を紹介しましょう。
まずは管制室です。管制室は航空機に指令を出すところ。いわば、信号の役割を果たしています。このコーナーでは管制室での仕事を模擬体験できます。
これが、模擬体験のモニターです。一見難しく見えますが、解説が丁寧なので安心してください。離陸まで、数多くの手順があることに気づくはずです。
ここは、あこがれの客室乗務員の仕事に迫れるコーナーです。「客室乗務員」と聞くと、華やかな仕事をイメージするかもしれません。
しかし、客室乗務員の最も大切な仕事は乗客の命を守ることです。ここでは、ビデオを使って緊急時の訓練内容が見られます。
少し緊迫した内容なので、旅行前の方は避けたほうがいいかもしれません。
一番人気のコーナーはなんといっても操縦席!操縦席ではシュミレーターを通じて、パイロット体験ができます。
休日になると、多くの子供たちが操縦室の前で並んでいます。じっくりシュミレーターを体験したい方は平日に訪れることをオススメします。
ところで、もしあなたが空港や航空機が職場だった場合、どのような仕事に向いているか、気になりませんか?
「空のお仕事 適正テスト」では、アンケート形式であなたにピッタリの空の仕事を教えてくれます。とてもやさしいアンケートなので、子供と一緒に楽しめますよ。
スカイミュージアムでは「目」と「耳」を通じて航空機の魅力に迫れます。きっと、これらの展示物を見ると、航空機に搭乗することが楽しくなるでしょう。
当然のことながら、スカイミュージアムでは航空機の魅力に迫れます。まずは、航空機の発する「音」が聞けるコーナーに行きましょう。
ここでは、今はなき音速のコンコルドや懐かしいプロペラ機の音が聞けます。特にコンコルドの「キーン」という音は印象に残ります。
次に航空機の尾翼に施されたデザインを見ましょう。航空機の尾翼のデザインは航空会社によって異なります。
スカイミュージアムでは関西国際空港に乗り入れている航空会社の尾翼が一覧になっています。このイラストを見ながら、飛行機を見るとなかなか楽しいですよ。
ちょっとマニアックな航空機の機種の解説もありました。これらの型番を知っていると、航空機に搭乗する際に役に立つかもしれません。
ここには航空機のタイヤとレドームが展示されています。このタイヤはボーイング777に用いられており、大きさは127センチにもなります。
また、摩耗が激しいため350回以上も再生利用します。レドームとは先端にあるカバーです。このカバーは気象レーダーを保護するためのもの。
あらためて、さまざまな部品から航空機が成り立っていることがわかります。
入口付近にはかつて関西国際空港に乗り入れていた航空機の写真集があります。これはネアエロフロート・ロシア航空の飛行機です。
かなりマニアックな内容なので、航空機ファンの方はチェックすることを忘れずに!
スカイミュージアムからも関西国際空港や航空機の様子が観察できます。椅子が置いてあるので、休憩がてら空を眺めるのもいいでしょう
スカイミュージアムのトイレはミュージアム内にあります。ウォシュレット機能が付いているので、誰でも安心して使うことができます。
スカイミュージアムのトイレはミュージアム内にあります。トイレはウォシュレットが付いているので、誰でも安心してトイレが使えます。
また、トイレの横にはおむつを替えるための部屋も設置されています。
スカイミュージアムは航空ファン必見のスポットといえるでしょう。関西国際空港、航空機の魅力をさまざまな角度から学べます。また、搭乗までの時間つぶしにも使えます。
ただし、スカイミュージアムが入っている「関空展望ホール」とターミナルは離れているので、時間に余裕を持たせることを忘れずにしてください。
住所 | 大阪府泉佐野市泉州空港北1(地図) |
連絡先 | 072-455-2082 |
最寄りのバス停 | バス「関空展望ホール」 |
アクセス | 関西国際空港第1ターミナルからバスに乗り「関空展望ホール」下車 |
営業時間 | 8:00〜22:00 |
休館日 | 無休 |
料金 | 無料 |
駐車場 | あり |
公式サイト | http://kansai-airport.skyview.htm |
新田 浩之
1987年生まれ、兵庫県神戸市在住。現在はライターとして活動しています。分かりやすく関西の魅力やお出かけ情報を全国の方々に伝えればと思っています。
編集&校正 ビー・エイブル