兵庫運河(キャナルプロムナード)の見どころやおすすめポイントを感想を交えて詳しく紹介します!
兵庫運河は神戸市兵庫区にある5つの運河(兵庫運河、兵庫運河支線、新川運河、苅藻島運河、新湊川運河)の総称です。このうち、新川運河の一部が「キャナルプロムナロード」として整備されています。
明治時代から昭和初期にかけては多くの船舶が兵庫運河を行き交いました。戦後は貯木場として使用。そして、平成になり新川運河の一部が「キャナルプロムナロード」として整備されました。
兵庫運河、「キャナルプロムナロード」のもうひとつのメリットはアクセスがいいこと。「キャナルプロムナロード」へは神戸市営地下鉄海岸線「中央市場前」から徒歩1分ほど。
また、市バスを使うとJR兵庫駅からもアクセス可能です。
今回は兵庫運河、「キャナルプロムナロード」へ行ってきたので、写真付きで感想をレビューします。
兵庫運河は神戸市営地下鉄海岸線「中央市場前駅」から徒歩1分と好アクセス。周辺には駐車場もあるので、車で行くことも可能です。
兵庫運河の最寄駅は市営地下鉄海岸線「中央市場前駅」。「中央市場前駅」から1分ほど歩くと兵庫運河に着きます。
まずは「中央市場前駅」の1番出口に出ましょう。
歩き進めると、左手に石垣が見えるはず。石垣の横には兵庫城跡の説明を記した看板がありました。兵庫城は1580年に織田信長の家臣であった池田恒興が築きました。
一時は兵庫県庁にも使われましたが、新川の掘削に伴い1875年に消滅。現在はモニュメントしかありません。
そのまま歩くと、兵庫運河が見えてきます。橋から西側が「キャナルプロムナロード」として整備。ちょっとした遊歩道になっています。
なお、市バスでもアクセスできます。最寄りのバス停は「中央市場前」です。バス停「中央市場前」へはJR神戸駅、兵庫駅からアクセス可能。
ただし、バスの本数は1時間に1本〜2本とそれほど多くありません。
兵庫運河の周辺には平清盛が眠る清盛塚もあります。兵庫運河と合わせて訪れるといいでしょう。
兵庫運河は兵庫区にある5つの運河(兵庫運河、兵庫運河支線、新川運河、苅藻島運河、新湊川運河)の総称です。現在は「キャナルプロムナロード」として整備が進められています。
もともと、明治時代に和田岬を避けるためのバイパスとしてつくられたのが始まり。昭和初期までは多くの船が行き交っていました。戦後は長らく貯木場として利用されてきました。
現在は「キャナルプロムナロード」として、ちょっとした観光スポットとして整備されています。ここでは、様々なイベントも行われています。
一方では「昭和」を思わせるような光景も。このように様々な顔があるのも兵庫運河の特徴といえるでしょう。
「キャナルフロームナロード」は北側と南側で全く表情が異なります。北側は兵庫運河の歴史がわかる様々なパネルがあります。
兵庫運河の全てが「キャナルプロムナロード」として整備されているわけではありません。
2017年現在「キャナルプロムナロード」として整備されているのは大輪田橋から入江橋の間です。また、「キャナルプロムナロード」は北側と南側で全く表情が異なるのも大きな特徴。
まずは北側を紹介します。
私は清盛塚の近くにある大輪田橋から「キャナルプロムナロード」に入りました。ところで、大輪田橋も見所のひとつ。
現在ではあまり見られない独特の装飾が施されています。大和田橋が建設されたのは1924年のこと。第二次世界大戦、阪神・淡路大震災を経験した貴重なアーチ橋です。
大輪田橋から見えるのは堂々した大輪田水門。これだけ立派な水門が見られるのも珍しいのではないでしょうか。大輪田水門からはより運河らしくなります。
ちなみに、大輪田橋から水門を外すとこのような風景です。右側の横に長い建物は新しくできたイオンです。
兵庫運河が「キャナルプロムナロード」を中心に新しく生まれ変わっていることを実感できるスポットといえるでしょう。
「キャナルプロムナロード」大輪田橋寄りのスタート地点はこのような感じ。ちょっとしたステージのようなレイアウトになっています。ここでイベントの練習をしてもいいでしょう。
「キャナルプロムナロード」を歩き進めると、このような看板を見つけるはず。これは「兵庫津の道」と称する道路案内。
兵庫運河の周辺は道が少し複雑なので、訪れるのが初めての方はこのような地図をチェックすることをおすすめします。
また、ベンチもあちらこちらにあります。一部のベンチには肘掛があるので、お年寄りの方も安心。ベンチに腰掛けてのんびりと運河を眺められます。
進行方向左側に「兵庫県庁」の碑石がありました。先ほども書いたとおり、兵庫城が兵庫県庁に使われました。本当に小さな碑石なのでお見逃しのないように。
「キャナルプロムナロード」として整備されている部分は兵庫運河の一部分、新川運河にあたります。当然のことながら、新川運河の歴史を記したパネルを見つけました。
明治時代、神戸周辺の中心は兵庫から神戸、三宮へと移動。西からの船は風がきつい和田岬を通る必要がありました。
そこで、船舶の利便性、安全性を図るため兵庫運河、新川運河が建設されることになったのです。新川運河は1876年に完成。それ以降、神戸の物流を支えてきました。
この写真は1899年、兵庫運河が全通したときの写真。写真から当時の兵庫運河周辺の活気が伝わってきますね。また、当時から兵庫運河周辺には工場が立ち並んでいたことがわかります。
こちらは子供でもわかりやすい兵庫運河の紹介パネルです。このパネルによると、兵庫運河は日本最大級の運河だとか。当時の土木技術の高さに驚くことでしょう。
入江橋の上にはこのようなユーモラスな人形の姿が。人形のモデルになっている人物は兵庫の発展に大きく貢献した平清盛です。
兵庫運河を訪れたら、ここで記念撮影をするといいでしょう。なお、兵庫運河の周辺には平清盛ゆかりのスポットがたくさんあります。
入江橋から反対の方向を見ると「昭和」を思い起こさせる懐かしい姿が。ここでは地元の方がのんびりとくつろいでいました。
このように「キャナルフロムナロード」を中心とする観光エリアと「昭和」を思い起こさせる地元エリアの比較もおもしろいですね。
ここで、兵庫運河、「キャナルプロムナロード」の禁止事項をお伝えします。まずは魚釣りをしてはいけません。魚釣りをすると警察に通報されるので、くれぐれもしないように。
また「キャナルプロムナロード」では車両の乗り入れも禁じられています。ルールを守って誰でも楽しめる「キャナルプロムナロード」にしましょう。
イオンがある「キャナルプロムナロード」の南側はヨーロッパを思わせるようなスポット。北側とは全く雰囲気が異なります。
雰囲気はちょっとしたヨーロッパのよう。少しオシャレな感じです。
南側には様々な植物が植えられていました。植物を紹介する札がありましたが、どれも聞いたことがない植物ばかり。植物が好きな方は興味深く歩けるのではないでしょうか。
私が「キャナルプロムナロード」を訪れたのは11月上旬。早々とクリスマスの飾りつけが行われていました。きっとクリスマスが近づくにつれムードが増していくことでしょう。
ベンチはこのような感じ。テーブルがあるので、家族揃ってお弁当が楽しめます。
真ん中にパラソルが付けられる細工も。おそらく日差しが強くなった場合はパラソルを使用するのでしょう。
当然のことながら、イオンにあるカフェから「キャナルプロムナロード」を見ながらお茶できます。どうぞ、「キャナルプロムナロード」で神戸らしいおしゃれなひと時をお過ごしください。
兵庫運河、「キャナルプロムナロード」にはトイレがありません。
トイレを利用する場合はイオン、もしくは「中央市場前駅」のトイレを利用しましょう。周辺にはコンビニが少ないので、事前にトイレを済ませることをおすすめします。
小学校高学年の方におすすめのスポット。またデートスポットしても使えます。
兵庫運河は小学校高学年におすすめ。小学校高学年でしたら、「運河」の仕組みを理解できると思います。もちろん、ちょっとしたお出かけスポットだったら小さな子供でもOK。
ただし、イオン以外にトイレがある場所がないので、必ず事前にトイレを済ませておきましょう。
住所 | 兵庫県神戸市兵庫区切戸町(地図) |
連絡先 | ー |
最寄駅 | 神戸市営地下鉄海岸線「中央市場前駅」 |
アクセス | 「中央市場前駅」1番出口から徒歩1分ほど。 |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | なし |
料金 | 無料 |
駐車場 | 周辺に有料駐車場あり |
公式サイト | https://www.feel-kobe.jp/90 |
新田 浩之
1987年生まれ、兵庫県神戸市在住。現在はライターとして活動しています。分かりやすく関西の魅力やお出かけ情報を全国の方々に伝えればと思っています。
編集&校正 ビー・エイブル