枚方宿の見どころやおすすめを感想を交えて紹介します。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細もあり!
枚方宿(ひらかたじゅく)は枚方市にある史跡が多く残された街道です。東海道五十七次の宿場町の面影を残しています。
枚方宿は東海道五十七次に置かれた宿場町の1つです。
江戸時代には旅をする人の拠点として栄えていました。現在は京阪枚方市駅から京阪枚方公園にかけての街道が枚方宿として整備されています。
古い町並みを残す街道にはいくつもの史跡があります。
史跡だけではなく三矢公園や岡本町公園などの公園もあり、子供の遊び場にも困りません。
今回は枚方宿へ行ってきたので、感想や見どころを写真を交えて詳しくレビューします。
古い町並みが残っているのが枚方宿の魅力です。歴史街道として整備されています。
枚方宿は古い街道の雰囲気がそのまま残っている点が魅力です。ここを歩いていくと東海道五十七次を歩いた昔の人の気分を味わうことができます。
ところどころに残った史跡を含めた古い町並みが見どころとなります。歴史散策が好きな人にとってはとても興味深いエリアになると思いますよ。
京都や奈良ほどの人の混雑もないので休日でもゆっくりと散策を楽しむことができます。
今回の取材では京阪枚方市駅から京阪枚方公園駅に向けて枚方宿を歩いていきます。京阪枚方市駅側のスタートは岡本町公園からとなります。
ここには枚方宿の案内図があるので見ておくといいでしょう。
岡本町公園から枚方宿の街道へと入っていきます。細い道がここから続いていくことになります。昔ながらの家も残っていますよ。
この街道には老舗のお店も多々あります。普通の商店街にはない伝承を感じさせるところもいいですよね。気に入ったお店があれば入ってみるのもいいでしょう。
枚方宿を示す木の札が掲げられていました。
江戸時代に栄えた商人の町とありますよ。こういった札や道を示す石碑などがあちこちにあり雰囲気を高めてくれています。
ところどころに史跡が残っています。1つ1つを見つけながら進むのも楽しいですよ。
ところどころに残っている史跡を巡るのも枚方宿を散策する楽しみの1つです。
妙見宮常夜灯石灯籠や枚方宿本陣跡、専光寺、市立枚方宿鍵屋資料館などがあり、歩いて回っている間も飽きさせません。
解説の札とかも立っていますのでそれらを読みながら枚方宿の歴史に触れるというのもいいですよ。
石灯籠が見えてきました。これは妙見宮常夜灯石灯籠で枚方宿の安全を祈願したものと言われています。
裏には嘉永七甲寅年と書かれています。1世紀以上前に作られたものなのですね。ただ修復はなされているので見た目はきれいな石灯籠になっていました。
専光寺というお寺です。この専光寺の手前が高札場跡となっています。
高札とは法度や処罰を知らしめる札で、それが昔ここに掲げられていたのです。今は跡ということで立て札はありません。
枚方宿の街道の途中には三矢公園があります。ただの公園ではなく枚方宿を歩く人たちをサポートするような施設を備えています。
実はここにも史跡があるのです。
この三矢公園がある場所が東海道枚方宿本陣跡となります。本陣跡を示す石碑が建っているので見逃さないようにしましょう。
道からはわかりにくいので公園の中に入って確認しましょう。
どんな宿があったのかが気になりますよね。本陣とは身分の高い人が泊まる宿です。この公園には本陣の間取り図などを示す立て看板がありましたよ。
それによると215坪の広い敷地に宿が設けられていたそうです。
ちょうど三矢公園があるあたりが枚方宿の街道の半分くらいとなります。
三矢公園には休憩所やベンチ、トイレもあるので一休みするのにいい場所となっていますよ。
浄念寺です。立て看板には昔、枚方周辺は浄土真宗とゆかりの深い場所だったと書かれています。
そのころのお寺は多くは戦乱などで焼失したそうです。浄念寺のように残っているお寺もあるのですね。
枚方宿の街道の中でも京阪枚方公園駅に近いあたりに市立枚方宿鍵屋資料館があります。有料の施設で枚方宿の歴史を今に伝える資料館となっています。
淀川近くに郵便屋の渡し跡と書かれた石碑が置かれています。淀川はその昔、橋がなく舟を使って対岸との行き来をしていたそうです。
明治時代に郵便物をその渡しを利用して運んだことを記憶する碑となっています。
枚方宿には三矢公園や岡本町公園などの公園があります。子供の遊び場だけでなく休憩所としても使えます。
枚方宿には街道の中心あたりに三矢公園、京阪枚方市駅近くに岡本町公園があります。
史跡巡りだけでは退屈してしまう子供も遊び場があると元気になるかもしれませんね。
どちらの公園も遊び場だけでなく休憩所としても使えるようになっています。史跡巡りに疲れたときに足休めに使うのもいいのではないでしょうか。
三矢公園は先ほど紹介した本陣跡のある公園です。ここには幼児用に背が低くなっている複合遊具が置かれていますよ。
すべり台が主体となった簡単な構造の遊具でした。
健康器具としては腕で上体を持ち上げる運動ができるベンチが置かれていました。休憩のベンチとしても使えそうですね。
公園の中心には休憩所が置かれています。
屋根付きなので雨の日でも利用できますね。ベンチは4人掛けと大きくないのでグループで枚方宿巡りをするときにはちょっと席が足りないかもしれません。
その代わりになるのが石のベンチです。気楽に腰掛けることができそうですね。
小さな公園なのでここからでも全体が見渡せますので、遊んでる子供を見守る用途にも使えますよ。
こちらは京阪枚方市駅近くにある岡本町公園です。背の低いすべり台と砂場があります。幼児向きの公園となっていました。
ここにも休憩所がありますよ。植物の花壇のまわりが椅子としても使える構造になっていました。
この他にも駅近なのであたりには喫茶店やレストランなど休めるスポットは多数ありましたよ。
花も植えられていてちょっとした広場になっていました。現地集合する場合の待ち合わせ場所としても有望だと思います。
枚方宿でのトイレは三矢公園を利用するといいでしょう。景観にマッチした自動販売機などもありましたよ。
枚方宿巡りで気になるのはトイレでしょう。観光地ではトイレがなくて困るということもよくありますよね。
でも枚方宿には三矢公園にきれいなトイレがあるので大丈夫です。
トイレの中はきれいになっていて、便器は洋式となっていました。
取材したときはトイレットペーパーが補充されていない状態でした。念のため紙を持っていった方がよさそうですね。
ベビーシートなども設置されていましたよ。
トイレのすぐそばに水飲み場が置かれています。
また道々に自動販売機が置かれています。自動販売機は景観を壊さないようなカラーリングになっていたのが特徴でした。
枚方宿へ行くには京阪枚方市駅と京阪枚方公園が最寄り駅となります。どちらからも歩いてすぐです。
現在の枚方宿は京阪枚方市駅から京阪枚方公園駅にかけてのエリアにあります。
枚方宿を歩くときは京阪枚方市駅方面から京阪枚方公園駅方面へと進むか、逆に京阪枚方公園駅方面から京阪枚方市駅方面へと進むかのどちらかを選ぶことになります。
京阪枚方市駅からは歩いて3分、京阪枚方公園駅からは歩いて4分、とどちらもすぐに着きますので好みの方からスタートするといいでしょう。
自動車なら第2京阪道路の枚方東ICから25分ほどかかります。
枚方宿には公的な駐車場がないので近くのコインパーキングを利用しなければなりません。
枚方宿の中心部にタイムズ枚方岡本町というコインパーキングがあります。
基本料金は8:00から22:00が60分200円、22:00から8:00が60分100円、駐車後24時間が700円となっています。
散策するのにちょうど一駅分の距離というのが負担なくてよかったです。歴史好きには必見のスポットと言えるでしょう。
枚方宿は歴史を身近に感じることができるスポットになっていました。
歴史散策という目的でこれまでに枚方に訪れたことのない人にとっては新しい発見のあるスポットとなるでしょう。
より深く楽しむためには枚方宿の歴史や淀川の水上交通の歴史を事前に調べるといいですよ。
公園もあるので子供も飽きずに付いてきてくれるのではないでしょうか。ちょうど一駅分の距離というのも負担にならない距離になるかと思います。
住所 | 大阪府枚方市三矢町6-10(枚方宿本陣跡)(地図) |
連絡先 | 無 |
最寄駅 | 京阪枚方市駅、京阪枚方公園駅 |
アクセス | 京阪枚方市駅から歩いて3分 京阪枚方公園駅から歩いて4分 |
営業時間 | 無 |
休業日 | 無 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 無 |
公式サイト | https://pref.osaka./keikan |
如月柊
道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。
編集&校正 ビー・エイブル