弥栄神社へお出かけしよう!弥栄神社は古くから地元の氏神様として、鶴橋・桃谷の人々に篤い信仰を集めている歴史ある神社。
大阪市生野区にある地元に密着した桃谷の二大柱の一つが彌栄神社(弥栄神社)
弥栄神社は、御幸森天神宮と並んで、コリアンタウンに鎮座する仁徳天皇と大変縁の深い神社として有名です。弥栄神社は古くから地元の氏神様として、鶴橋・桃谷の人々に篤い信仰を集めている歴史ある神社。
特にこの界隈は、商店街通りとして、個人商店が多く立ち並ぶので、商売繁盛の神としてお稲荷さんにお参りする人も多く、お参りが絶えない神社として、地元の人たちに愛されています。
そんな地元愛に包まれた神社ではありますが、こちらに行く道々の街並みは旧家が残っており、この風景もまた風情があって素敵なんですよ。
それでは弥栄神社の感想をレビューします!
弥栄神社はJR桃谷駅から5、6分のところに鎮座しています。
弥栄神社への行き方ですが、最も早いルートは、JR大阪環状線「桃谷駅」出口1から出て徒歩で約7分。JR大阪環状線「鶴橋駅」からでも行けますが、こちらは徒歩で10分ほど。鶴橋駅で降りる場合は、中央口出口から出るのが一番近いです。
また、近鉄線で行く時は、「鶴橋駅」東口出口を出て徒歩で約8分、近鉄難波線大阪「上本町駅」 からだと徒歩15分、近鉄大阪線「大阪上本町駅」からだと徒歩15分
大阪市営地下鉄千日前線で行く時は「鶴橋駅」を降りて徒歩約7分。
弥栄神社へは徒歩でも行けますが最寄駅からバスも出ています。表参道の入り口からすぐに境内に入ることができます。
彌栄神社(弥栄神社)は「やえいじんじゃ」と読むのが正しいようですが、中には「やえじんじゃ」と読んだり、「いやさかじんじゃ」と読んだりするという説もあります。
「いやさか」は、「ますます栄える」という意味で、 「国のいやさかを祈る」などと使われることも多いようです。万歳に変わる祝声としていやさか三唱というのもあるぐらいなので、案外、かつては「いやさかじんじゃ」と読んでいたのかもしれませんね。
さっそく弥栄神社の中を見ていきましょう
こちらは鳥居です。鳥居にかかる額の弥栄神社の文字がもうくすんでいて見えませんね。これだけですでに長い歴史を感じてしまいますね。
なんと言ってもこちらの神社ができたのは1600年前です。長い歴史の中ではきっと様々なことがあり、このあたりも大きく変化してきたのでしょうね。
弥栄神社の文字ですが、金に黒の縁取りです。少し変わっていますよね?鳥居にかかる額とはずいぶんと趣きが違っています。後から付け直したのでしょうか?ずいぶんモダンな印象です。
こちらの御祭神は素戔嗚尊、仁徳天皇です。素戔嗚尊といえば、須佐之男命であり、祇園信仰の牛頭天王(ごずてんのう)をイメージするかもしれません。実は廃仏毀釈の時を経て、牛頭天王を祀る寺院は少なくなったようです。
そして、こちらの弥栄神社も元は牛頭天王だったと言われています。そこから、御祭神は素戔嗚尊なのでしょう。そして、仁徳天皇は、当時、この地の治水に尽力した人物としても名を残しています。
この弥栄神社も治水のための堤として造られたという説もあるようで。大阪平野はこの当時、ほとんどが海や池であったのですが、この辺りはそれでも早くから土地があった場所だったのですね。当時の情景が目に浮かぶようですね。
こちらで手を清めてから参拝します。手を清めることを取水と言いますが、この手水の作法を知らないという人は、正面の張り紙に正しい作法が書いてあるので、それを見ながら真似してやってみましょう。
東参道の狛犬です。こちらの狛犬はちょっと変わった格好をしていて伏せっています。こういう構え方の狛犬は「出雲構え」というようです。今にも飛びかかってきそうな勢いですね。
こんな感じで囲まれているんですね。
境内に続く比較的長い道です。弥栄神社に行くまでの道のりは、旧家のような古い住宅が並んでおり、町並みとして眺めるだけでも面白い場所なんですよ。
境内や社殿は常に清掃が行き届いていて気持ちのいい神社なんです。
こちらは山車庫です。ここに夏祭りの際の山車などが保管されているのでしょうね。まさに蔵のような風情です。夏祭りの時期には、このあたりは街道にもたくさんの露店が並び、にぎやかになるようですよ。
こちらには干支の大絵馬が飾られていました。どうやらこちらに毎年大絵馬が飾られるそうです。大きな開運の文字に、毎年新たな気持ちで新しい年が迎えられそうですね。
こちらが拝殿です。妻入りの拝殿だそう。妻入りというのは、日本建築の出入り口の設置場所のことで、建物の妻側に出入り口を設けるところからそう言われるようになったそうです。
外観や構造、建物全体のバランスなど、様々な要素が加わって、どちらに入り口を設けるかということが決まるようで、なかなか奥深い計算がそこにはあるようです。
こちらの拝殿の額も同じく金文字で黒い縁取りです。屋根が大きくて日が入りにくいからなのか、蛍光灯がついているんです。珍しいですよね。
こちらの狛犬は先ほどのものとは違って、少し外国風の容貌に感じられます。この顔つきってもしかすると韓国的なのでしょうか?毛がふさふさで顔つきもとても特徴的です。
こちらは対の狛犬です。
神馬がいました。さっそうと駆け巡る様子が勢いを感じさせますね。商売繁盛を願う人々の心には、この駿馬のスピード感が心地よく感じそうです。
こちらはもう一つの鳥居です。
高くなっているため、外から見るとこんな感じに見上げる形にになります。外からチラッと神馬が見えるのですが、その姿はなかなか凛々しく頼もしいですね。
こちらの階段は比較的急な作りとなっています。境内は階段を上がったところにあります。階段にはスロープがついているので、上り下りが少しは軽減しそうですよね。
弥栄神社では、春には御稲荷さんの御祭り、夏は関西ならではの山車であるだんじりやお神輿、秋は秋祭りの収穫祭などが開催され、地元の人をはじめ多くの見物客で盛り上がっています。
弥栄神社、いかがでしたでしょうか?
弥栄神社は、悠久の古い大阪の歴史を知ることができるだけでなく、喧騒のコリアンタウンの中にある静かな休憩所のような要素も持ち合わせている神社です。
ぜひ、コリアンタウンに遊びにきたついでに、弥栄神社にも足を伸ばして見てください。
ちなみに、もう一つのコリアンタウンの御幸森天神宮からも目と鼻の先にあるので、こちらもおススメです。見比べてみるのも面白いですね。
住所 | 大阪市生野区桃谷2-16-22(地図) |
連絡先 | 06-6741-0900 |
最寄駅 | 桃谷駅・鶴橋駅・上本町駅 |
アクセス | JR大阪環状線桃谷駅出口1出口から徒歩約7分 JR大阪環状線鶴橋駅中央口出口から徒歩約10分 近鉄線鶴橋駅東口出口から徒歩約8分 大阪市営地下鉄千日前線鶴橋駅出口から徒歩約7分 近鉄難波線大阪上本町駅 から徒歩15分 近鉄大阪線大阪上本町駅から徒歩15分 バスの場合 鶴橋駅前 → 御幸通 下車 徒歩2分 最寄りのバス停 生野北ループバス 11番 23番 御幸通バス停 から徒歩2分 鶴橋二丁目バス停 から徒歩3分 桃谷駅筋バス停 から徒歩4分 |
営業時間 | 24h |
休社日 | 無休 |
料金 | 参拝は無料 |
駐車場 | 周辺に有料駐車場あり |
公式サイト | http://www.tvk.zaq.ne.jp/yaeijinja/ |