本文へスキップ

東明八幡神社と処女塚

東明八幡神社と処女塚の口コミレビューと感想!

東明八幡神社と処女塚の見どころやおすすめポイントを感想を交えて詳しく紹介します!

東明八幡神社と処女塚

東明八幡神社と処女塚古墳は神戸市東灘区にあります。互いに隣接しており、両方とも見学できます。

東明八幡神社と処女塚

東明八幡神社は征韓から戻ってきた応神天皇を讃えるためにつくられた八幡宮。昔から地元住民に親しまれています。

東明八幡神社の境内で注目したいのが金色の鳥居です。見た目通り、本当に金ピカ。これほど目立つ鳥居も珍しいのではないでしょうか。

東明八幡神社のおすすめの季節はずばり5月初旬。5月初旬になると、東灘区ではだんじり祭が行われます。

もちろん、東明八幡神社にもだんじりが乗り入れます。東明八幡神社で勇壮なだんじりを見学されてはいかがでしょうか。

東明八幡神社の横にある処女塚古墳は前方後円墳になっています。古墳は丘のようになっており、頂上はまるで公園です。

今回は東明八幡神社、処女塚古墳へ行ってきたので、写真付きで感想をレビューします。

東明八幡神社と処女塚へのアクセス

東明八幡神社と処女塚は阪神「石屋川駅」から徒歩5分と好アクセス。敷地内には駐車場もあるので、車で行くことも可能です。

東明八幡神社と処女塚の最寄り駅は阪神「石屋川駅」です。阪神「石屋川駅」からは徒歩5分ほどです。なお、敷地内には有料駐車場があるので車で行くことも可能です。

東明八幡神社と処女塚はどんなところ? おすすめポイントは?

東明八幡神社は神戸市東灘区にある神社。普段は落ち着いた雰囲気ですが、だんじりの際は大いに賑わいます。周辺には処女塚(おとめづか)があります。

東明八幡神社は東灘区にある神社です。普段は落ち着いた雰囲気ですが、5月のだんじり祭の際は大いに賑わいます。

東明八幡神社の境内に着いたら、金色の鳥居に注目しましょう。ピカピカに光る金色の鳥居は全国でも珍しいのではないでしょうか。

東明八幡神社を知る前に八幡宮を知ろう

東明八幡神社を知る前に八幡宮の概要を確認しておきましょう。八幡宮とは応神天皇を祀る神社です。

東明八幡神社を知る前に八幡宮を知ろう

「天神」といえば「学問の神様」、菅原道真公が思いつきますが、八幡宮とはなんでしょうか。八幡宮は応神天皇を祀る八幡信仰の神社を指します。

実は日本全国にある神社の中で八幡宮が最も多く、その数は約8,000社になるとか。全国にある八幡神社や若神社神社も八幡神社に分類されます。京都の八幡市も八幡神社と関連があります。

八幡神社で祀られている応神天皇は15代目にあたる天皇で、実際に存在していました。天皇に即位したのはなんと71歳。

大きな業績もなく、なぜ祀られているのか。この理由は未だにわかっていないそうです。一説には桓武天皇が政治的な理由から「八幡宮=応神天皇」としたとか。

いずれにせよ、興味深いミステリーであることに変わりはありません。

八幡宮の総本山は大分県にある宇佐神神社にあります。昔は国家運営で行き詰まった際に、奈良から宇佐神神社までお告げを聞くために特使が派遣されたこともありました。

また、八幡宮は弓矢の神様とも言われています。そして、お使いは鳩です。残念ながら、私が東明八幡神社を訪れたときは境内に鳩はいませんでした。

東灘区にある東明八幡神社

「東明八幡神社」の「東明」が付いた理由は諸説、あるようです。

「東明八幡神社」の「東明」が付けられた理由は諸説あります。ひとつ目は「遠目」がなまって「とうみょう」となった説。

東明八幡神社のある場所は魚崎のはずれにあり、海の近くにありました。

昔、神功皇后が三韓を征伐するために出航した際、大臣であった武内宿禰が皇后の勝利を祈って、東明八幡神社に松を植えました。

松はすくすくと育ち、やがて大木に。東明八幡神社にある大木が航行の目印になり、大臣が松の隣に祠を建て「正八幡神社」と名づけました。「正八幡神社」は遠目郷の鎮守になったそうです。

また、東明八幡神社が属していた徳井荘と関連づける説もあります。東明八幡神社は徳井から遠くの場所にあり「遠目の浜」と呼ばれていました。

近くにある処女塚(おとめづか)の「おとめ」がなまって「とおめ」となった説もあります。

いずれにせよ、さまざまな説があるということは、それだけ東明八幡神社の歩んできた歴史が長い、ということでしょう。

毎年5月になると、東明八幡神社でもだんじりが見られます。この時期に訪れると、勇壮なだんじりの姿が間近で見られますよ。

境内に入ると駐車場があります。これだけのスペースがあると、安心して駐車できますね。

東灘区にある東明八幡神社

境内はこのような感じです。なかなか広いですね。

東明八幡神社 市民の木のくすの木

境内には市民の木「くすの木」がありました。「くすの木」とは別に武内宿禰が植えた松もあるようです。

江戸時代には幹回りが5mにもなり、「武内松」という愛称が与えられていました。残念ながら、明治時代に枯れてしまい。現在の松は2代目にあたります。

東明八幡神社 厄除祭復興記念の碑

こちらは厄徐祭再興記念の碑です。不安定な石の上にあるように見えますね。しかし、石がくっついているので、意外と安定しています。

東明八幡神社 狛犬

こちらは迫力満点の狛犬です。

東明八幡宮

こちらが手水舎。手や口を清めます。

東明八幡宮 酒樽

酒処なので、東明八幡神社にもたくさんの酒樽が置いてありました。

東明八幡宮 稲荷神社

境内には稲荷神社があります。朱色が本当に鮮やかです。

東明八幡宮 稲荷神社のキツネ

こちらのキツネは何かくわえていますね。実はくわえているのは知恵を表す巻物です。きっと、このキツネは私たちに知恵を授けてくれるのでしょう。

悲哀の物語がある処女塚古墳

東明八幡神社からすぐのところに処女塚古墳があります。

悲哀の物語がある処女塚古墳

このような石碑を見つけました。石碑は老朽化が進んでおり、今にも崩れそうな様子。歩んできた歴史の長さを感じさせます。

また、こちらには小山田高家の石碑があります。室町時代、湊川の戦いで敗れた新田義貞を流すために小山田高家はここで討ち死にしました。

そして、処女塚古墳の歴史の長さを感じさせるのが田辺福麻呂の歌碑です。処女塚古墳を訪れると、東灘の歴史がよくわかります。

処女塚古墳 史料

こちらが処女塚古墳です。全長70mの前方後円墳で、箱式石棺が見つかっています。築造年代は4世紀前半とされており、1922年に国の史跡に指定されました。

処女塚古墳からは土器が出土し、昔の石屋川流域の姿を今に伝える貴重な資料となっています。

処女塚古墳は悲恋伝説の舞台

処女塚古墳は万葉集や大和物語など、様々な作品に悲恋伝説として登場します。2人の男性が1人の女性を奪い合い、女性は嘆き悲しみ、死を選びます。

女性の死を知った男性たちも、女性の後を追う、というお話です。このお話を悼んで、女性の墓を真ん中、男性の墓は両端に置かれています。

このように、処女塚古墳は昔から知名度のあったスポットであることがわかります。

処女塚古墳 市民の憩いの場

処女塚古墳はまるで公園のよう。周辺の憩いの場として機能しています。

東明八幡神社と処女塚のおすすめ度は?

東明八幡神社と処女塚古墳は東灘、御影の歴史を学ぶには最適のスポットです。

東明八幡神社と処女塚古墳は東灘、御影の歴史を学ぶには最適なスポットです。また、静かで落ち着いた雰囲気になっているので、散歩のついでに立ち寄るといいでしょう。

東明八幡神社と処女塚の施設概要

住所 兵庫県神戸市東灘区御影塚町2丁目9-2(地図
連絡先 078-857-7562
最寄駅 阪神石屋川駅
アクセス 阪神石屋川駅から200m
営業時間 24時間
休業日 なし
料金 なし
駐車場 境内に駐車場あり
公式サイト http://tomyohachiman.com

はてなブックマークに追加  東明八幡神社と処女塚

関西にある神社やお寺一覧へ戻る


この記事を書いた人

如月柊

道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。


編集&校正  ビー・エイブル