東寺の見どころやおすすめを感想を交えて紹介します。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細もあり!
東寺は京都市南区にある京都のみならず日本を代表する観光スポットです。
東寺の見どころといえば、何といっても五重塔でしょう。
東寺の五重塔の高さは約55メートルになり、現存する国内の古塔では最も高い塔になります。
遠目からも存在感がありますが、間近で見ると迫力満点!
ぜひ、東寺の五重塔が持つパワー、そして美しさを感じ取ってください。
東寺は8世紀に弘法大師によって創建された歴史あるお寺です。多くの寺院が後に移転しましたが、東寺は8世紀から現在に至るまで九条大宮にあります。
広い敷地には五重塔以外にも貴重な歴史的建造物が存在します。
五重塔と並んで注目したい建造物が講堂と金堂です。
講堂、金堂ともに室町時代に起きた土一揆で焼失しました。その後、講堂は室町時代に、金堂は江戸時代に再建されています。
金堂、講堂には重文クラスの仏像が数多く安置されています。どうぞ、ゆっくりと建築物ならびに仏像を鑑賞してください。
なお、東寺では期間を区切って特別公開が行われています。
特別公開では五重塔の内部公開や夜間のライトアップを実施。日常では見られない東寺の姿を目の当たりにすることができます。
なお、特別公開の詳細は東寺のホームページをご覧ください。また、春になると五重塔をバックに美しい桜が咲き誇ります。
東寺は近鉄京都線「東寺駅」から徒歩10分とアクセスのいい観光スポットでもあります。
JR京都駅から近鉄電車で一駅なので、出張の合間に訪れることもできます。ぜひ、お気軽に東寺を参拝してください。
今回は東寺へ行ってきたので、写真付きで感想をレビューします。
東寺は796年に創建された歴史ある寺院です。東寺の目玉といえば何といっても五重塔。現存する日本の古塔では最も高い塔となっています。もちろん、五重塔以外にもさまざまな見所がありますよ。
東寺は8世紀に創建された真言宗のお寺です。
東寺の目玉といえば何といっても五重塔。東海道新幹線の車内からも見られますが、間近で見るとあまりの迫力に圧倒することでしょう。
東寺の五重塔は現存する日本の古塔では最も高い塔になっています。
もちろん、五重塔以外にも見所はたくさんあります。ぜひ、拝観料を払って有料ゾーンも見学してください。五重塔以外の建築物、庭園も見ごたえ十分です。
東寺の拝観料は大人500円、高校生400円、中学生以下300円です。なお、時期や行事によって拝観料は変わります。詳細は東寺のホームページをご覧ください。
東寺の基本的な拝観料は大人500円、高校生400円、中学生以下300円です。
なお、時期や行事によっては拝観料が変わることがあります。
詳細は東寺のホームページをご覧ください。
東寺は無料ゾーンと有料ゾーンに分かれています。無料ゾーンでもそれなりに楽しめます。
東寺は無料ゾーンと有料ゾーンに分かれています。先に無料で見られるスポットを紹介していきます。
こちらは東寺の南大門です。あまりにも大きいので、道から全景を撮ることはできません。南大門は東寺にある門の中で最も規模が大きいです。
高さは13メートル、幅は18メートルにもなります。建てられたのは1601年のこと。
もともと、三十三間堂の西門でしたが、1895年に東寺に移設されました。東寺南大門は国の重要文化財に指定されています。
南大門をくぐると、目の前に金堂が見えると思います。有料ゾーンの受付へは左側をまっすぐ歩くことになります。
ここから金堂、講堂、五重塔には近づけないのでご注意ください。なお、この地点から有料ゾーン受付までは徒歩3分〜5分ほどかかります。
入って右に見えるのが八島社殿です。この社は東寺の創建前からあったとされています。東寺にふさわしく、立派なお社ですよ。
左手に見えるのは八幡社殿です。平安京と東寺を守るために796年に創建されましたが、1868年に消失。1993年に123年ぶりに再建されました。
八幡社殿の横にあるのは東寺の創建者である弘法大師です。
右手に金堂や講堂を見ながら、まっすぐ進んでいきます。屋根がなく夏ですと、とても暑く感じられます。熱中症には十分にご注意ください。
歩きながら左手に注目しましょう。こちらは小子坊です。
ここでは1336年6月14日から半年間、北朝の光厳上皇が政務をしていました。また、この建物の近くに足利尊氏が住んでいたとされています。
現在の建物は1934年に再建されたものです。
石庭が美しいこちらの建物は本坊です。本坊には東寺の事務所が入っています。こちらは中には入れません。
こちらは大師堂ですが、2019年12月まで修復工事が行われています。
なお、大師堂にある国宝弘法大師像は大日堂に還っています。そのため、参拝は大師堂の後ろにある仮堂で受け付けています。
こちらは食堂(じきどう)です。かつて、ここでは修行僧が生活していました。
現在、四国八十八ヶ所や洛陽三十三所観音霊場の納経所として機能しています。
なお、食堂の向かい側に有料ゾーンの受付があります。なお、スロープが整備されているので、車椅子の方でもスムーズに中に入ることができます。
こちらの小屋のような建物は夜又神殿です。夜又神像は歯痛を治す神として知られています。
もともと、南大門の左右に安置されていましたが、16世紀に倒壊しました。その後、再建されています。
このように、無料ゾーンでもいろいろと見所は存在します。
有料ゾーンの目玉は五重塔を間近で見られること。間近で見ると、五重塔に対する印象は大きく変わることでしょう。また、金堂、講堂や庭園にも注目したいところです。
五重塔を間近で見たければ有料ゾーンに入りましょう。有料ゾーンの受付は食堂の向かい側にある売店です。
ここで拝観料を払い、有料ゾーンに入ります。
入ってすぐのところにあるのが、不二桜の木です。きっと、春になると五重塔をバックに美しい花を咲かすことでしょう。写真以上に高く感じられます。
さて、最初に見える建築物は講堂です。講堂は825年に弘法大師によって着工され、835年頃に完成したと言われています。
室町時代、1486年の土一揆により焼失しました。したがって、現在の建物は室町時代のものです。
講堂は国の重要文化財に指定されています。なお、講堂の中には国宝指定の帝釈天をはじめ貴重な仏像がたくさん安置されています。
堂内は見学できますが、撮影は禁じられています。こちらの写真は無料ゾーンから撮影しました。
講堂の隣にあるのが国宝に指定されている金堂です。金堂も1486年に焼失し、再建されたのは1603年のことです。
金堂は講堂と比べると力強さを感じさせるつくりになっています。
金堂には重文指定の金堂内薬師三蔵、十二神将などをはじめとする仏像が安置されています。なお、金堂も堂内には入れますが、写真撮影は厳禁です。
さて、いよいよ東寺の目玉、五重塔です。五重塔は826年から何度も建設が試みられましたが、なかなか完成しませんでした。
最終的に完成したのは1644年のことです。高さは55メートルあり、現存する日本の古塔では最も高い塔となっています。
バランスがよく、とても美しい建物です。なお、通常、五重塔の内部には入ることはできません。
下から見上げるとこんな感じ。本当にずっと見上げると首が痛くなります。どうぞ、迫力ある五重塔を堪能してください。
東寺は敷地が広いわりにトイレは数箇所しかありません。また、有料ゾーンにあるトイレは和式なので、駅でトイレを済ませることをおすすめします。
東寺は敷地が広いわりに、トイレは数箇所しかありません。トイレは北大門の近くと有料ゾーンにあります。こちらは有料ゾーンにあるトイレです。
有料ゾーンにあるトイレは和式となっています。ある程度、掃除は行き届いていますが、洋式トイレに慣れている方は不便に感じるはず。
できれば、事前にトイレを済ませておくことをおすすめします。
なお、お土産や資料は有料ゾーンの受付を行っているこちらの売店で販売しています。
また、売店の周辺には自動販売機も設置されています。逆に南大門から有料ゾーンの受付付近までは自動販売機は設置されていないのでご注意ください。
東寺は近鉄京都線「東寺駅」から徒歩10分と好アクセス。敷地内には駐車場もあるので、車で行くことも可能です。
東寺の最寄駅は近鉄京都線「東寺駅」です。「東寺駅」から東寺までは西へ徒歩10分ほどかかります。
また、京都市バス(バス停:東寺東門前、東寺南門前、九条大宮、東寺正門前)からもアクセス可能です。
東寺には駐車場が用意されているので、車でのアクセスも可能。
東寺は京都市内にある観光スポットの中で、アクセスしやすいところです。
五重塔は誰が見てもインパクト抜群! 小学生でもおすすめできる観光スポットです。なお、境内はとても暑いので、夏に訪れる際は熱中症にご注意ください。
東寺の五重塔は誰が見てもインパクト抜群!きっと、子供は大喜びでしょう。
ただし、夏になると境内はとても暑いので、熱中症には十分にご注意ください。
帽子をかぶり、水分をとりながら見学することを強くおすすめします。
また、バス停や「東寺駅」を利用するなどして、できるだけ東寺まで歩く時間を短くするようにしましょう。
住所 | 京都府京都市南区九条町1番地(地図) |
連絡先 | 075-662-0173 |
最寄駅 | 近鉄京都線「東寺駅」 |
アクセス | 「東寺駅」から徒歩10分 |
営業時間 | 8:00〜17:00 |
休業日 | なし |
料金 | 大人500円、高校生400円、中学生以下300円(時期、行事によって拝観料が変わることがあります) |
駐車場 | 東寺専用の駐車場あり |
公式サイト | https://www.toji.or.jp |
新田 浩之
1987年生まれ、兵庫県神戸市在住。現在はライターとして活動しています。分かりやすく関西の魅力やお出かけ情報を全国の方々に伝えればと思っています。
編集&校正 ビー・エイブル