須磨寺の見どころやおすすめポイントを感想を交えて詳しく紹介します!
須磨寺は、神戸市須磨区にある寺院。本堂には聖観世音菩薩、不動明王、毘沙門天が祀られています。また、源平ゆかりの地としても有名です!
須磨寺は神戸市須磨区にあります。真言宗須磨寺派の本山で、院内はお堂や塔頭(本寺の境内にある小寺のこと)などが色々あって、とても広いです。
また、「源平ゆかりの地」としても知られており、「敦盛の首塚」や「源平の庭」、源平にまつわる句碑、歌碑、文学碑が多数点在しています。
今回は、そんな須磨寺を訪れた時の様子を写真とともにレビューします。
須磨寺は、山陽電鉄・阪神「須磨寺駅」より徒歩5分。専用の駐車場もあるので、車で行くことも可能です。
須磨寺は山陽電鉄・阪神電鉄「須磨寺駅」より北へ徒歩5分。JR「須磨駅」からは徒歩12分ほどです。
私は山陽電鉄を利用しました。改札を出て左側に商店街があり、その通りをまっすぐ進んでいくと、須磨寺が見えます。
駅周辺には案内図もあるので、とても分かりやすいと思います。
また、須磨寺には専用の駐車場があるため車で行くことも可能。
大阪方面は阪神高速「月見山ランプ」、姫路方面からは第二神明高速「須磨ランプ」で降り、旧神明道路へ出て、トンネルを越えればすぐです。
須磨寺は真言宗須磨寺派の本山。「敦盛の首塚」や「源平の庭」など源氏と平家にまつわる史跡重宝、句碑、歌碑、文学碑、が多数あり、「源平ゆかりの地」としても有名です。
須磨寺は、神戸市須磨区にある寺院。真言宗須磨寺派の本山で、仁和2年(886年)に聞鏡上人が勅命を受けて、聖観世音菩薩像を本堂に祀ったのが始まりといわれています。
正式名称は上野山福祥寺。院内には、「敦盛の首塚」や「義経腰掛の松」など、源氏と平家にまつわる史跡なども多数あり、「源平ゆかりの地」としても知られています。
院内マップです。ご覧の通り見どころがたくさんあって、境内はとても広いです。
仁王門です。この門は源頼政が再建、仁王力士は日本で最も有名な仏師と呼ばれる運慶と、その息子・湛慶によってつくられたものと伝えられています。
大きなお寺ということもあり、平日でも人は多め。特に女性が多かったですよ。
仁王門より手前にある祈りの回廊「亜細亜万神殿(ネパール大震災復興紀念堂)」です。ネパール大震災の慰霊と復興を祈るためにつくられたもの。
内拝時間は9:00〜17:00です。とても新しく、施設もきれいでした。
祈りの回廊の前には、塔頭三院の一つである正覚院もあります。
仁王門を通り抜けて、右側にある千手観世音。周辺には、阪神・淡路大震災追悼碑や弘法岩五鈷水(手水処のこと)があります。
他にも、千手観世音の周りには「須磨寺観音池(かめの池)」と呼ばれる小さな池がありました。
須磨寺の東には「須磨の大池」と呼ばれる堂谷池がありますが、外来生物が増え、もともと棲んでいた水生動物に悪影響を及ぼしていました。
この観音池は、須磨で育った生き物を保護、繁殖する場所となり、今はクサガメや鯉の住処になっています。
櫻寿院です。須磨寺にある塔頭三院の一つで、本尊は阿弥陀如来。塔頭とは、本寺の境内にある小寺のことで、神社でいう末社のようなものです。
櫻寿院の前には、弁財天を祀っているところもありました。
源平の庭です。一の谷の合戦で、平敦盛と熊谷直実の一騎打ちをした場面を再現しています。
このシーンの話は、平家物語の中で最も悲しく美しい物語として有名。興味がある方は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
与謝蕪村の句碑です。源平ゆかりの地でもある須磨寺は、多くの文人たちも訪れた場所で、境内には松雄芭蕉や正岡子規など20数箇所の句碑や歌碑、文学碑があります。
蓮生院です。塔頭三院の一つで、本尊は不動明王。阪神・淡路大震災で倒壊したので、今の建物は2006年に再建されたものです。
須磨寺の本堂です。本尊は聖観世音菩薩。開創当時は、在原行平が参籠(寺にこもって祈願すること)し、勅勘(天皇からのおとがめ)を許してもらったと伝えられています。
現在の本堂は、慶長7年(1602年)に豊臣秀頼が再建したもので、内陣の宮殿は重要文化財に指定されています。
本殿の右側にある護摩堂です。
本殿の左側にある大師堂です。宗祖である弘法大師が祀られています。
出世稲荷です。尾玉・荒熊・末廣三明神が祀られています。
三明神は平清盛が都の守護神として祀っていて、その後清盛が武家として出世をしたことから、出世のご利益があると信仰されています。
三重塔です。この塔は弘法大師1150年忌、平敦盛800年忌、須磨寺開創1100年を記念して建てられたもの。近くで見上げると、とても大きくて迫力がありました。
敦盛の首塚と弁慶の鐘です。須磨寺の境内には、その他にも「青葉の笛」や「義経腰掛の松」など源平ゆかりの史跡がたくさんあります。
今回は行きませんでしたが、須磨寺には宗祖・弘法大師が祀られている奥の院があります。本堂からさらに上へ歩いていくので、いい運動になりそうですよ。
須磨寺の御朱印は、本殿の前にある寺務所・納経所でいただくことができます。
須磨寺の御朱印は、本殿の前にある寺務所・納経所でいただくことができます。お守りやお札などもたくさん並んでいました。中にベンチもあったので、少し一休みするのに良さそうです。
納経料は300円。色々種類があり、自分の好みのものを選べます。
ちなみに、櫻寿院の御朱印はあらかじめ紙に書かれたものを張るタイプ。日付は自分で記入するようです。こんなタイプの御朱印があるのは初めて見たので、ビックリしました!
須磨寺は境内がとても広く、散策するだけでもいい運動になりそうです。平日にも関わらず、女性の参拝客の方が多くて、賑わっていました。
「源平ゆかりの地」としても有名なので、境内にある史跡や重宝を見てまわるのもおすすめ。多くの文人たちも訪れた須磨寺で、過去に思いを馳せてみるのもいいかもしれませんね。
須磨寺の周辺には、須磨離宮公園や綱敷天満宮もあります。興味がある方は、そちらにもぜひ足を運んでみてください。
住所 | 兵庫県神戸市須磨区須磨寺町4丁目6-8(地図) |
連絡先 | 078-731-0416 |
最寄駅 | 山陽・阪神・阪急電車「須磨寺駅」 |
アクセス | <電車の場合>山陽・阪神・阪急「須磨寺駅」を下車後、北へ徒歩5分 JR「須磨駅」を下車後、北へ徒歩12分 <バスの場合>市バス「天神下」を下車後、北へ徒歩12分 <車の場合>阪神高速「月見山ランプ」より旧神明道路を西 第2神明高速「須磨ランプ」より離宮公園脇の信号を右折 |
営業時間 | 8:30〜17:00 |
休業日 | なし |
料金 | 無料 |
駐車場 | あり(無料) |
公式サイト | http://sumadera.or.jp/ |
NANA
1988年生まれの神戸在住ライター。幼稚園児の娘と息子を育てているママです。足を運んだ兵庫県内の観光・お出かけスポットは100ヶ所以上。子持ちママ目線で、施設の魅力をご紹介しています。
編集&校正 ビー・エイブル