総持寺の見どころやおすすめを感想を交えて紹介します。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細もあり!
総持寺は大阪府茨木市にある真言宗の寺。総持寺の歴史は長く創建されたのは9世紀のころ。それ以降、多くの人々に親しまれてきました。3月頃になると、美しい梅が一斉に咲き誇り、梅の香りを感じながら参拝するのもいいでしょう。
総持寺の魅力は茨木市の文化財に指定されている建物が多いことです。本堂や金堂をはじめとして、堂々とした建物が多いです。
建物の多くは17世紀に建てられました。当時の様式がそのまま残っています。摂津地域では貴重な建物ばかりなので、ぜひチェックしてみましょう。
文化財に指定されている建物には説明を記された看板があります。したがって、建物の見どころがすぐにわかるでしょう。
総持寺ではユニークな行事が行われます。その中で最もユニークな行事が開山堂で行われる「庖丁式」です。
「庖丁式」は毎年4月18日に行われます。鯉に触れず包丁だけで調理する儀式は見もの。料理好きな方は包丁式を見ても損はないでしょう。
総持寺は自然が感じられるスポットでもあります。3月頃になると、美しい梅が一斉に咲き誇ります。梅の香りを感じながら参拝するのもいいでしょう。
また、境内にある池には亀がいます。総持寺を訪れた際には亀を見つけることもお忘れなく。
納経所ではお守りや数珠が販売されています。総持寺ではオンラインショッピングも行われているので、遠方の方でも総持寺の数珠等を購入できます。
2018年3月にはJR総持寺駅が開業し、ますますアクセスしやすい寺になりました。
今回は総持寺へ行ってきたので、写真付きで感想をレビューします。
総持寺は茨木市にある真言宗の寺院です。また、西国三十三所第22番札所でもあります。境内はとても広く、茨木市の文化財に指定されている建物がたくさんあります。
総持寺は空海で有名な真言宗の寺院です。創建されたのは9世紀前半のこと。それ以降、多くの人々に親しまれてきました。
また、西国三十三所第22番札所に指定されています。
総持寺のポイントは広い境内と茨木市の文化財に指定されている建物が多いこと。文化財に指定されている建物に関しては丁寧な説明文が書かれています。
また、文化財以外にも総持寺の歩んできた歴史がわかるスポットがあります。じっくり観察すると、なかなか楽しいですよ。
総持寺では建物だけでなく自然にも注目したいところ。私が訪れたときは梅が咲いていました。春になると美しい写真が撮れることでしょう。また、亀がいる池もあります。
総持寺の魅力のひとつに指定文化財が多いことが挙げられます。時間があればひとつ、ひとつじっくりと観察してみましょう。
総持寺には茨木市の文化財に指定されている建物がたくさんあります。まずは総持寺の本堂です。本堂ということもあり、圧倒的な存在感があります。
総持寺の本堂は天災により、大破されました。現在の建物は1699年に再建されたものと考えられています。堂内には秘仏本尊である千手観音が祀られています。
本堂の隣にがるのが金堂です。本堂と比較すると、それほど大きくはありません。金堂が建てられたのは1649年のころ。
細部の様式に至るまで、当時の様式そのままになっています。当時の建築スタイルを学ぶには格好の建物といえるでしょう。
朱色がポイントの建物は宝蔵(ほうぞう)です。宝蔵は校倉造になっており、この様式の建物は大阪府下では四天王寺の宝蔵しかありません。
総持寺の宝蔵は1643年頃に建てられました。なお、階段には詳しく書かれた説明書きがあります。
宝蔵の隣にあるのが如来荒神堂です。字の通り、なかなか男らしい建築スタイルになっています。建てられたのは1643年のこと。
中世的なテイストを残す建物です。この様式の建物は摂津地域では少なく、とても貴重な建築物です。
大黒天や弁財天を祀っているのが鎮守社です。鎮守社は17世紀前半から中半に建てられました。
全体的に装飾の細やかさが目立ちます。総持寺の中にあって、異色の建物かもしれません。
実は鐘楼も茨木市の文化財に指定されています。現在の梵鐘は2014年に納められたものです。以前の鐘は豊臣秀頼の側近、片桐且元陣中の鐘とか。
現在は納経所で保存されています。総持寺の鐘楼は自由に鳴らすことができます。鳴らす際は心を込めて鳴らしましょう。
総持寺の仁王門はJR総持寺駅側にあります。仁王門は18世紀頃に建てられました。JR総持寺駅が開業すると、仁王門から入る方が激増するでしょう。
仁王門にはスロープが設置されているので、小さな子供でも安心して参拝できます。
阪急総持寺駅側にある門が東門です。仁王門と比べると規模は小さいですが、堂々とした雰囲気があります。
総持寺の魅力は指定文化財以外にも及びます。中には包丁塚のようなユニークなスポットもありますよ。
指定文化財以外にも見どころがたくさんあるのが総持寺の特徴です。こちらはぼけ封じの観音様がいるところです。毎年秋にはぼけ封じの大供養が行われます。
ぼけ封じの観音様の隣には「ぼけ封じ近畿十楽観音霊場めぐり」の看板があるので参考にしてください。
不動堂は護摩堂とも呼ばれ、毎月28日には「不動護摩供」が行われます。護摩木の炊き上げを希望される方は納経所で申込みましょう。
総持寺で最もユニークな行事は「庖丁式」ではないでしょうか。「庖丁式」は開山堂で、毎年4月18日に行われます。
この行事では鯉に手を触れず包丁だけで調理します。機会があれば、包丁式を見学したいものです。
総持寺は自然を感じられるスポットでもあります。上を見れば梅の木が、下を見れば亀がいる池が見えます。
総持寺は自然が好きな方にもおすすめしたいスポットです。まず、総持寺では梅が楽しめます。
私が訪れたのは2月中旬でしたが、ちらりほらりと梅が咲いていました。おそらく、3月になると満開になることでしょう。梅の香りがする中で参拝するのもおつですね。
総持寺には亀がいる池があります。池、庭園、建物と絶妙なバランスになっています。ぜひ、総持寺を訪れた際は池にいる亀を見つけてみましょう。
総持寺では納経所でお守りや数珠が販売されています。なお、総持寺のトイレは和式ですが、きちんと整備はなされています。
総持寺では納経所でお守りや数珠が販売されています。ラインナップは豊富なので、いろいろと見比べながら購入しましょう。
こちらが総持寺のトイレです。和式ですが、きちんと整備はなされています。なお、赤ちゃん用の設備はないのでご注意ください。
総持寺の周辺は住宅地なので、総持寺でトイレを済ませておくことをおすすめします。
トイレの横には僧坊(台所)跡があります。トイレの周辺に台所や風呂があったようです。なかなか、貴重なスポットといえるでしょう。
総持寺には自動販売機が設置されています。周辺にはコンビニがないので、夏場には重宝することでしょう。
総持寺はJR京都線「総持寺駅」から徒歩5分と好アクセス。敷地内には駐車場もあるので、車で行くことも可能です。
2018年3月17日にはJR京都線に「JR総持寺駅」が誕生しました。「JR総持寺駅」から総持寺までは徒歩5分ほどです。
阪急京都線「総持寺駅」からは徒歩10分ほどかかります。
敷地内に駐車場はありますが、台数が限られているのでご注意ください。
総持寺は子供でも飽きさせない魅力が詰まったところ。JR総持寺駅の開業にともない、よりアクセスしやすい寺になりました。
総持寺は子供でも飽きさせない魅力が詰まったところ。親が説明しながら境内を歩くと子供も満足することでしょう。
総持寺はJR総持寺駅開業にともない、よりアクセスしやすい寺になりました。新駅開業を機会に総持寺に行ってみませんか。
住所 | 大阪府茨木市総持寺1-6-1(地図) |
連絡先 | 072-622-3209 |
最寄駅 | JR京都線「総持寺駅」、阪急京都線「総持寺駅」 |
アクセス | JR京都線「総持寺駅」から徒歩5分ほど 阪急京都線「総持寺駅」から徒歩10分ほど |
開門時間 | 6:00〜17:00 |
休業日 | なし |
入場料 | 無料 |
駐車場 | 敷地内に有料駐車場あり(最初の40分は300円、以降20分ごとに100円) |
公式サイト | https://sojiji.or.jp |
新田 浩之
1987年生まれ、兵庫県神戸市在住。現在はライターとして活動しています。分かりやすく関西の魅力やお出かけ情報を全国の方々に伝えればと思っています。
編集&校正 ビー・エイブル