四天王寺・中心伽藍の見どころやおすすめを感想を交えて紹介します。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細もあり!
四天王寺の中心伽藍は大阪市天王寺区に位置する四天王寺の敷地内にあります。
伽藍とは寺院などの建物が集まったエリアを指します。四天王寺の中心伽藍も例外ではなく、四天王寺の独立した一画になっています。
具体的には五重塔や金堂があります。
四天王寺自体は無料で入れますが、中心伽藍は有料です。そのかわり、五重塔、金堂、講堂を間近で見られることはもちろん、実際に中に入ることができます。
特に注目したのが五重塔。四天王寺の五重塔は高さがあり、遠いところからも本当に目立ちます。
せっかく、四天王寺・中心伽藍を訪れたら、五重塔に登ってみましょう。最上階まで登ると、何とも言えない達成感を感じられます。
また、他の建物の内部見学も忘れずに。たとえば、金堂の中には仏伝図があります。できれば、時間をかけて四天王寺・中心伽藍を見学してみましょう。
四天王寺・中心伽藍のもうひとつの特徴がアクセスの良さです。
最寄駅は大阪メトロ谷町線「四天王寺夕陽ヶ丘駅」です。駅から徒歩5分なので、大阪が初めての方も気軽にアクセスできることできます。
また、大阪メトロが発行する「エンジョイエコカード」を持っていると、中心伽藍の入場料は割り引かれます。
四天王寺の敷地内には駐車場があるので、車でアクセスすることもできますよ。
今回は四天王寺・中心伽藍へ行ってきたので、写真付きで感想をレビューします。
四天王寺の境内は無料ですが、中心伽藍は有料です。1日乗車券「エンジョイエコカード」をもっていれば100円の割引となります。
四天王寺の境内は無料で開放されていますが、中心伽藍は有料エリアです。拝観料は大人300円、大学生や高校生が200円、中学生以下は無料。
障害者とその付き添いの方は無料ですが、障害者手帳を提示する必要があります。
そのほかにもお得な割引制度があります。
大阪メトロ・バスの発行する1日乗車券「エンジョイエコカード」を持っている場合は100円割引となります。
また、四天王寺は「OSAKA 1day pass」の無料対象施設となっています。
四天王寺・中心伽藍の見どころは四天王寺のシンボルともいうべき五重塔でしょう。中心伽藍に入れば五重塔に登れます。
四天王寺のシンボルと言えば五重塔です。五重塔は高さがあるので、遠くからでもすぐにわかると思います。
外から眺めるだけでも興味深いですが、できれば五重塔に登ってみましょう。中心伽藍に入れば五重塔に登れます。
拝観料を払って中心伽藍に入ると、五重塔へと続く道が見えてきます。その道を進んでいくと、五重塔の入口前に大きな香炉と転法輪石が置かれています。
転法輪石は四天王寺にある四石の1つとされています。この転法輪石の他に四天王寺の境内には引導石、熊野遥拝石、伊勢遥拝石が置かれています。
階段を上った先に五重塔の入口が見えてきました。参拝のための御堂のように見えますが、ここから五重塔に入れます。
なお、この中は写真撮影が禁じられているのでご注意ください。
まず、中に入っていくと通路があり、壁画を鑑賞できるようになっています。少し進むと階段が見えます。階段前では靴を脱がなければなりません。
靴を脱いで用意されたビニール袋に入れて階段を上っていきます。狭く急な階段を上っていくと、途中に小さな仏像が無数に並んでいるフロアに出ます。
息を切らしながら、さらに登っていくといよいよ最上階に到達。
正直なところ、最上階からの眺望は絶景からは程遠いですが、五重塔の上まで登ったという達成感が味わえます。
四天王寺・中心伽藍の金堂、講堂には仏像が収められています。金堂には救世観音菩薩と四天王の像が、講堂には十一面観音と丈六阿弥陀如来の像が置かれています。両方とも仏教にまつわる壁画を見ることができます。
中心伽藍の入口から見て右にあるのが五重塔で、左に見えるのが金堂です。この二つは入口を入るとすぐに見えてきます。
さらに、金堂から左側に目をやると、講堂が見えてきます。金堂と講堂には仏像が収められていて、それぞれ見ることができるようになっています。
またどちらとも仏教にまつわる壁画が描かれており、それも見ることができます。
金堂には四天王寺の御本尊が置かれています。こちらも五重塔と同じく中に入れますが、写真撮影は厳禁です。
まず、入口を入ると、救世観音菩薩を中心に、荘厳な仏像の姿を見ることができます。
仏像を取り巻くように回廊が設けられており、そこには釈迦の半生を描いた壁画があります。
壁画を追うように一周すれば、また救世観音菩薩の像の前へと戻ってきます。
五重塔や金堂の拝観が終わったら、講堂に足を運んでみましょう。中心伽藍の中央へと進んでいくと、さらに北側へと進む道が見えてきます。
その道の先には講堂が見えてきます。朱色の扉が印象的ですが、この扉は閉まっています。
講堂の表には出入口は見当たりませんが、講堂の前まで行くと入口を示す矢印が見えてきます。
この矢印に従って、講堂の脇から中へ入っていきましょう。こちらも内部の写真撮影は禁止されています。
講堂の中は冬堂、夏堂に分かれており、それぞれに十一面観音と丈六阿弥陀如来(じょうろくあみだにょらい)の像が置かれています。
中はとても暗く、まるで別世界にいるような感じ。仏像の周りを壁画が取り囲んでいます。
中心伽藍を回廊が取り囲んでいます。回廊を歩いていくと龍の井戸や二体の仁王を見ることができます。
中心伽藍は五重塔、金堂、講堂を回廊が取り囲むスタイルになっています。この回廊は内向きに開かれているので、外側にある近代的な建物は見られません。
五重塔や金堂、講堂が立ちそびえる環境下で青空を見ると、近代的な建物が目に入らない分、昔にタイムスリップしたような感覚になれます。
五重塔、金堂、講堂を見終わったら、ゆっくりと回廊を歩くといいでしょう。
せっかく中心伽藍に入ったのですから、いろいろな角度から五重塔や金堂を見ておくといいでしょう。
回廊を歩くと、好きな角度から五重塔や金堂を眺めることができます。
回廊を進むと、途中で小さな小屋が見えてきます。小屋の中に入ると井戸がありました。
この井戸は「龍の井戸」と呼ばれており、四天王寺の守護神である青龍と深い関わりがあるとか。
ついつい、井戸の中の方に気を取られてしまいますが、忘れずに天井も見てください。そこには龍の絵が描かれています。
中心伽藍には二体の仁王がいます。この仁王は中心伽藍の外から見られますが、中から後ろ姿を拝むこともできます。
ビビットな色遣いの仁王を間近に見られます。
四天王寺内にトイレがあります。また、参拝者用の休憩所も用意されていますよ。
中心伽藍にはトイレはありませんが、四天王寺内にトイレがあります。
また、四天王寺内には参拝者が無料で利用できる休憩所があります。休憩所で昼食をとることもできますよ。
四天王寺内にある多目的トイレは掃除が行き届いており、手すりなどの介助の用具やトイレットペーパーなどの備品も用意されていました。
中は広々として、動きやすくなっていました。手洗場は自動で水が出るタイプです。おむつ替えシートはありませんが、休憩所の方に用意されています。
中心伽藍を出て北側に少し歩くと、参拝者向けの立派な休憩所が見えてきます。休憩所は十分なスペースがあり、多くの人が気軽に使える施設になっています。
もちろん、休憩所の利用は無料です。休憩所の中はテーブルとイスが用意されており、軽い飲食なら休憩所で済ますことができますよ。
休憩所にはおむつ替え用のベッドが用意されています。また、休憩所内には手洗い場もあります。地図も用意されているので、休憩所は情報収集にも使えますよ。
四天王寺・中心伽藍は大阪メトロ谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘」駅から徒歩5分と好アクセス。敷地内には駐車場があるので、車で行くことも可能です。
四天王寺・中心伽藍へは大阪メトロの利用をおすすめします。
最寄駅は大阪メトロ谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」です。駅から四天王寺・中心伽藍は徒歩5分ほどです。
なお、車でアクセスする場合は阪神高速道路14号松原線の天王寺出口で降りましょう。四天王寺の六時礼讃堂の横に駐車スペースがあります。
中心伽藍は建物を見るだけではなく、中にも入れる魅力的なスポット。歴史好きな人にじっくりと見てもらいたいところです。
四天王寺の中心伽藍は外から眺めるだけでなく、中に入れるのがポイント。歴史が好きな方にとっては魅力的なところでしょう。
また、四天王寺は大阪の中心地にある数少ない歴史を感じられる場所でもあります。
大阪の歴史を学びたい方は必見のスポットと言えましょう。
ぜひ、他の寺院と見比べながら、四天王寺を訪れることをおすすめします。
住所 | 大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-11-18(地図) |
連絡先 | 06-6771-0066 |
最寄駅 | 大阪メトロ谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」 |
アクセス | 大阪メトロ谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」から徒歩約5分 |
拝観時間 | 8:30〜16:30(4月〜9月)、8:30〜16:00(10月〜3月) |
休業日 | なし |
拝観料 | 大人300円、大学生・高校生200円、中学生以下無料 |
駐車場 | あり |
公式サイト | https://www.shitennoji.or.jp/ |
如月柊
道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。
編集&校正 ビー・エイブル