桜井神社の見どころやおすすめポイントを感想を交えて詳しく紹介します!
桜井神社は兵庫県尼崎市にある尼崎城跡に立つ神社です。歴史好きな人には興味深い神社といえるでしょう。春になると桜が美しく咲き誇るだめ、お花見スポットとしても利用できます。
桜井神社は兵庫県尼崎市にある尼崎城跡に立つ神社です。近年、桜井神社はアイドルグループ「嵐」に属する桜井翔さんの聖地として知られるようになりました。
桜井神社で桜井翔さんとの再会を祈るのもいいでしょう。もともと、桜井神社は江戸時代に尼崎藩を治めていた桜井松平家を崇めるためにつくられた神社。
尼崎藩の家臣が自分たちの殿様を崇めたいと16代当主・忠興(ただおき)に懇願したのがはじまりです。
そのため、桜井神社では、初代・信定(のぶさだ)から忠興までの歴代当主たちが祀られています。
この中で注目したいのが12代当主、桜井忠告。忠告は芸能や学問に才能を発揮したので、桜井神社は芸能と学問の神様としても知られるようになりました。
桜井神社では忠告が詠んだ句が保存・展示されています。桜井翔さんと芸能の神様である桜井神社がうまく重なったことは、とても興味深い事例といえるのではないでしょうか。
また、桜井神社では春になると美しい桜が咲くことでも知られています。そのため、お花見の穴場スポットとしても有名。
ぜひ、地元の方と混じって桜井神社の桜を鑑賞してはいかがでしょうか。
今回は桜井神社へ行ってきたので、写真付きで感想をレビューします。
桜井神社は阪神「尼崎駅」から徒歩15と好アクセス。敷地内には駐車場もあるので、車で行くことも可能です。
桜井神社の最寄駅は阪神「尼崎駅」。「尼崎駅」から桜井神社までの所要時間は徒歩15分です。阪神「尼崎駅」の南に位置し、国道43号線の近くにあります。
桜井神社の見どころは何といっても桜。「桜井神社」という名前からわかるとおり、桜井神社のトレードマークは桜です。本物の桜はもちろん、境内には桜マークがたくさんあります。
桜井神社の見どころは何といっても桜。「桜井神社」という名前からわかるとおり、桜井神社のトレードマークは桜です。春はお花見スポットとして、市民に親しまれています。
例えば、桜井神社の賽銭箱には大きな桜マークがついています。そして、上を見上げて神社の瓦にもご注目。
なんと瓦にも桜マークがあります。桜マークは本当にかわいらしく、見ている人々の心をなごませてくれます。
このように、本物の桜だけでなく、桜マークを探すのもおもしろいですよ。
桜井神社の魅力は桜だけではありません! 桜井神社の本殿や拝殿は木造でつくられており、兵庫県の指定文化的建造物に指定されています。また、城の天守閣で使われていた棟瓦も保存されています。
つい桜だけに注目しがちですが、桜井神社の魅力は桜だけではありません。桜井神社の本殿・拝殿は現在では珍しくなった木造建築のため、兵庫県の指定文化的建造物に指定されています。
また、城の天守閣で使われていた棟瓦なども保存・展示されています。
こちらが本殿です。とても立派な門構え、桜マークの賽銭箱がとても目立ちます。
本殿を守っている二体の狛犬にはよだれかけがありました。
これが手水舎です。手水舎で手や口をすすいで参拝しましょう。
桜井神社の本殿と拝殿は兵庫県の指定文化的建造物に指定されています。
桜井神社の本殿と拝殿は明治15年につくられたもの。平成7年の阪神・淡路大震災により、周辺にある建物の多くが倒壊した中で、桜井神社の本殿と拝殿は生き残りました。
そのため、尼崎市内でも数少ない木造建築としても知られています。
これが城の天守閣に使われていた棟瓦です。この棟瓦は1623年から1875年にかけて使われていました。
棟瓦は尼崎に住む人々の健やかな健康を祈って作られたとか。いずれにせよ、一見の価値はあります。
これは12代当主、忠告の俳句です。忠告は学問に精通した人物で、多芸であったといわれています。
俳句や絵画、書道、蹴鞠、馬術など、数多くの趣味に精通していたので、桜井神社では「学問の神様」として崇められています。
忠告氏は俳句を作る際、「亀文」と号していたので、忠告は「亀文」とも呼ばれています。ぜひ、忠告の作品を見て「亀文」をチェックしてみましょう。
これは神社でよく見られる人形納所です。人形納所は自分に降りかかる災難を人形が肩代わりしてくれる、という伝説からはじまった習慣。
現在は楽しい出来事はたくさんやってくるように、悪い出来事は早く去るように、という願いを込めて人形が作られているそうですよ。
これは「多賀得(おおがえる)」です。カエルは「元に戻る」という意味があり、お守りによく使われます。
桜井神社でも「よみがえる」という語源から、再生や回復のために力を発揮するカエルが安置されています。ぜひ、おおがえるに願いを託しましょう。
絵馬掛け所も見逃してはなりません。ここでは「桜井神社」という名前にあやかり、アイドルグループ「嵐」に所属する桜井翔さんのファンがかけた絵馬が目立ちます。
桜井翔さんと再会したい方は桜井神社で絵馬をかけるといいでしょう。
ところで、絵馬をよく見ると、外国語で書かれたものも。桜井翔さんは日本だけでなく、海外でも知られていることがよくわかります。
桜井神社は尼崎藩主、桜井氏をまつっている神社です。桜井氏は家臣に慕われた立派な殿様。博愛に満ちて、中には私財を売って人々を助けたそうですよ。
桜井神社は尼崎藩主、桜井氏をまつっている神社です。桜井氏は家臣に慕われた偉大な殿様でした。
桜井氏のポリシーとして知られているワードが「博愛」。桜井氏は私財を投げ売って、「日本赤十字社」や幼稚園の誕生に尽力しました。
そのような経緯から、桜井神社は日本赤十字社が誕生した地とも言われています。日本赤十字社が誕生したきっかけとなったのが明治10年に起きた西南戦争です。
西南戦争では、多くの死傷者が発生し、コレラの蔓延も重なり、惨憺たる有様でした。
そこで、当時の当主であった桜井忠興が、敵味方の区別なく、博愛精神を持って民を助けることを決断。救護団体「博愛社」を結成しました。
他にも、桜井忠興は私財を投げうって、病院の建設や自ら負傷者の手当もしました。この桜井忠興の一連の行動が日本赤十字社のはしりと言われています。
これは博愛社記念碑です。当初は「博愛社」という名前でしたが、後に「日本赤十字社」に変わりました。「日本赤十字社」の礎を築いた桜井氏の功績をたたえた記念碑をお見逃しなく!
これ子供の無事な成長を見守るためにつくられた「はくあい地蔵」です。「はくあい地蔵」は桜井神社の境内に幼稚園が開園した際につくられたとか。
「はくあい地蔵」からは「子供を守りたい」という桜井氏の熱き思いが伝わってきます。このように桜井神社では、数々の桜井氏の功績を見ることができます。
境内にはトイレがあります。ただし、トイレはとても小さく手狭で、車いすには対応していません。
桜井神社の境内にはトイレがありますが、とても小さく手狭。車いすにも対応していません。そのため、誰でも使いやすいトイレではありません。
また、男女の区別もないのでご注意ください。事前に、阪神尼崎駅でトイレを済ませることをおすすめします。
一方、トイレットペーパーは用意されており、清掃も行き届いています。
トイレの個室は和式です。
桜井神社は歴史好きな人には興味深い神社といえるでしょう。
特に、日本赤十字の歴史を調べている方は必見です。また、春になると桜が美しく咲き誇るだめ、お花見スポットとしても利用できます。
住所 | 兵庫県尼崎市南城内116-11(地図) |
連絡先 | 06-6401-6643 |
最寄駅 | 阪神尼崎駅 |
アクセス | 阪神尼崎駅から徒歩15分 |
拝観時間 | 24時間 |
休業日 | なし |
料金 | 無料 |
駐車場 | 周辺に有料駐車場あり |
公式サイト | http://www.sakurai_jinja.html |
如月柊
道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。
編集&校正 ビー・エイブル