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西大寺

西大寺の口コミレビューと感想!

西大寺のの見どころやおすすめを紹介。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細も!

西大寺

西大寺(さいだいじ)は奈良市西大寺にあるスケールの大きな寺院。拝観できる施設では国宝や重要文化財の寺宝を見ることができますよ。

西大寺

西大寺は奈良市西大寺にある寺院です。地元では近鉄電車「大和西大寺駅」の駅名になるくらいのランドマークになっています。

東塔跡を中心とする広場からは本堂、大黒堂、愛染堂、光明殿、鐘楼などの歴史ある堂舎が一望できます。これらの寺院に囲まれた情景はまるで昔にタイムスリップしたかのように感じられるはずです。

国宝の金銅宝塔をはじめとして重要文化財が寺宝として置かれています。歴史に触れるために西大寺に訪れるのも楽しいですよ。

今回は西大寺へ行ってきたので、感想や見どころを写真を交えて詳しくレビューします。 

西大寺の料金と割引制度はあるの?

西大寺の境内に入り寺院を見るのは無料。本堂、愛染堂、四王堂、聚宝館の中に入るには拝観料がいります。諸堂拝観共通券というお得なチケットがあります。

西大寺の料金と割引制度はあるの?

西大寺の境内に入り寺院を見るのは無料ですが、各寺院の中に入り展示物を見るのには拝観料が必要となります。

拝観料は以下の通りです。

本堂:一般・大学生400円、高校・中学生350円、小学生200円。
愛染堂:一般・大学生・高校・中学生300円、小学生200円。
四王堂:一般・大学生・高校・中学生300円、小学生200円。
聚宝館:一般・大学生・高校・中学生300円、小学生200円。

お得な割引制度として利用したいのは諸堂拝観共通券です。これは本堂、愛染堂、四王堂、聚宝館の4つを回ることができるチケットで一人1000円となっています。

また本堂、愛染堂、四王堂の3つを回ることができるチケットなら一人800円になります。複数の寺院を見る予定があれば諸堂拝観共通券にする方がお得ですね。

西大寺ってどんなところ?見どころは?

見どころは東塔跡を中心とした広場。ここには東塔跡をはじめとして、本堂、大黒堂、愛染堂、光明殿、鐘楼などが勢ぞろいしています。

西大寺ってどんなところ?見どころは?

近鉄電車「大和西大寺駅」という駅名はもちろん西大寺から来ています。それだけ地元のシンボルとなっているのですね。

そんな西大寺ですが、一番の見どころは東塔跡を中心とした広場です。

ここからは東塔跡はもちろん、本堂、大黒堂、愛染堂、光明殿、大師堂、鐘楼などの堂舎を見渡していくことができます。

昔から変わらない風景をここに見ることができます。

西大寺 東塔跡

広場の中心となるのが東塔跡です。焼失してしまって今は跡だけが残っている状態です。元々は奈良時代に建設された立派な寺院があったそうです。

石垣だけが残された姿は太古の遺跡のような趣です。

西大寺 東塔跡

東塔跡に立てられた掲示によると当初は八角七重という壮大な塔を建てることを目的としていたようです。

しかし最終的には46メートルの五重塔に落ち着いたそうです。10階建てのマンションで30メートルくらいなので、当時としてはすごい高さですよね。

西大寺 本堂

東塔跡と向かい合わせの位置に建っているのが本堂です。こちらは江戸中期に建てられたものです。中には本尊釈迦如来立像や文殊菩薩騎獅像などの重要文化財が保管されています。

西大寺 手水舎

本堂脇には手水舎が置かれています。各寺院を回る際にここで手を清めてからいくのもいいですね。

西大寺 本坊

東塔跡から見て西北の方の奥まったところに本坊があります。ここは寺務所として使われているようです。

西大寺 大黒堂

そしてその隣にあるのが大黒堂です。中には室町時代に作られた大黒天半跏像が置かれています。

西大寺 愛染堂

西大寺 大師堂

西大寺 光明殿

東塔跡の西側には重要文化財の愛染明王坐像などを祀っている愛染堂や、弘法大師を祀っているのが大師堂、信徒の人々が集う場の光明殿などがあります。

寺院が目白押しなので見飽きることはありませんね。

西大寺 内池

大師堂の奥には池が設けられており、池の中心には浮島があって社が鎮座していました。

西大寺 内池

ただ架けられていた朱色の橋は水没しており社には近づけない状態になっていました。

西大寺 鐘楼

東塔跡の南側に位置しているのが鐘楼です。その独特な造形で、この広場の中でも一番目を惹く建造物となっています。奈良市の指定文化財にも指定されています。

西大寺 多くの歴史的寺院

このように東塔跡の周囲には歴史的な寺院がてんこ盛りに存在しています。これだけのスケールを持った寺院群も珍しいのではないでしょうか。じっくりと散策したいスポットですね。

境内には散策して楽しめるスポットがいっぱい

散策スポットとしてぜひ歩いてほしい東門から本堂に向かう道。地元の人々の生活道路にもなっています。

境内には散策して楽しめるスポットがいっぱい

東門から本堂に向かう道は生活道路にもなっていて地元の人の往来も頻繁に見受けられました。

それだけ西大寺の敷地が広く、ここを横切らないとうまく往来ができないという感じのようです。

西大寺 東門から本堂への道

この通りを歩くだけで、重要文化財の十一面観音立像などを納める四王堂や奈良市指定文化財となっている不動堂などを見て回ることができます。

西大寺 散策もおすすめ

ところどころに歌碑なども置いてあり、そういうのをチェックする楽しみもありますよ。

西大寺 散策もおすすめ

西大寺の東門すぐのところには池があります。そこでは亀たちが元気に泳いでいました。よーく観察してみると亀を見つけられるかもしれませんよ。

西大寺 散策もおすすめ

この亀にちなんだのかどうかはわかりませんが、亀に蛇が巻き付いた絵が飾られていました。

中国の霊獣、玄武の絵ですね。これは平城遷都1300年を記念して建てられたそうです。

西大寺 休憩場所

池に面する形で休憩スペースが設けられています。西大寺にはあまり腰を下ろせる場所がありませんのでここは絶好の足安めの場所になります。

西大寺 散策もおすすめ

またここは能の演目である「百万」で描かれた場所なのでそれを紹介する掲示もありました。人々に語り継がれる物語の舞台にもなっていたのですね。

西大寺 散策もおすすめ

西大寺 散策もおすすめ

また東門をでたところすぐに境内飛地があります。ここには西大寺石落神社が置かれているので忘れずにチェックしましょう。

西大寺のトイレの清潔度は?

西大寺のトイレの中でもおすすめは駐車場にあるもの。境内からも行きやすい近さです。

西大寺のトイレの清潔度は?

西大寺の境内にもトイレはありますが、きれいさで一番おすすめできるのは駐車場のトイレです。

駐車場の一番奥まった場所で東塔跡に近い場所にあり、行きやすいと思いますよ。

西大寺のトイレ

トイレの中は広く清潔でトイレットペーパーや手すりなどもありました。ただそれ以外の装備はなくシンプルな構成でした。

西大寺へのアクセス(行き方)は?

西大寺は近鉄電車「大和西大寺駅」から徒歩3分という近さ。車なら京奈和自動車道・木津IC出口より約15分で着きます。


西大寺の最寄り駅は近鉄電車「大和西大寺駅」。 そこから徒歩で3分と至近距離にあり、電車で気楽にアクセスできるスポットです。

車だと京奈和自動車道・木津IC出口で降りて15分ほどの距離です。

西大寺へのアクセス(行き方)は?

西大寺へは近鉄電車「大和西大寺駅」の南改札口が近いですよ。

改札を出ると下りの階段のところに西大寺への道しるべとなる矢印が貼り出されています。その矢印の方へと階段を降りていきましょう。

西大寺へのアクセス

階段を降りたらタクシーのターミナルになっています。そのままの向きで前進していくと、もう左手側に総本山西大寺の表札が見えてきます。

西大寺入口門

西大寺の塀沿いに道を進むと入り口の門にたどり着きます。

西大寺への車でのアクセスも便利

西大寺は京奈和自動車道・木津IC出口で降りて15分ほどです。駐車場も完備していますので車でのアクセスも容易です。

駐車場の料金は最初の1時間は300円で、以降1時間ごとに200円、昼間8:00〜17:00または夜間15:00〜8:00で最大1500円、一昼夜だと3000円です。

西大寺のおすすめ度は?

大きな規模を誇る西大寺の境内。散策して古い都の風情を感じて楽しみたいという家族におすすめです。

西大寺のおすすめ度は?

規模が大きいので境内だけで1つの町のような感じです。ゆっくりと散策して情緒を味わうことができる点がいいですね。

国宝や重要文化財を見ることができますので、歴史に興味津々な子供たちを連れていくのにも最適です。

せっかくの休日に日常を離れて古い都の風情を感じて楽しみたいという家族におすすめです。

西大寺の施設概要

住所 奈良県奈良市西大寺芝町1丁目1-5(地図
連絡先 0742-45-4700
最寄駅 近鉄電車「大和西大寺駅」
アクセス <電車を利用する場合> 近鉄電車「大和西大寺駅」から徒歩約3分
<車を利用する場合> 京奈和自動車道・木津IC出口より約15分
拝観時間 本堂 8:30〜16:30
休業日 無休 聚宝館は1/15〜2/4、4/1〜5/31、10/25〜11/15のみ開館
料金 公式サイト参照
駐車場 あり(最初の1時間/300円、以降1時間/200円、昼間or夜間最大1500円、一昼夜3000円)
公式サイト http://saidaiji.or.jp/


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この記事を書いた人

みつ葉

すきま時間で執筆にチャレンジしているひよっこライター。生まれも育ちも神戸。自分の知らない場所を歩きまわって堪能するのが趣味。関西圏の隠れたスポットを見つけて、実際に現地に足を運んでその魅力を発信していきたい!読み手の人たちにその場の空気感みたいなものを伝えられればと思っております。

編集&校正  ビー・エイブル