温泉寺薬師堂の見どころやおすすめを感想を交えて紹介します。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細もあり!
温泉寺薬師堂は兵庫県豊岡市城崎町の大師山にある仏教寺院です。本尊は十一面観音菩薩で、城崎温泉の守護寺として山腹に位置しています。
温泉寺薬師堂(おんせんじやくしどう)は兵庫県豊岡市城崎町の大師山にある仏教寺院です。
本尊は十一面観音菩薩で、城崎温泉の守護寺として山腹に位置しています。道智上人によって開かれました。道智上人は城崎温泉の開祖でもあります。
温泉寺の薬師堂は西国四十九薬師霊場第二十九番札所に指定されていて、多くの人がお詣りにやってきます。
また、本堂などは室町時代初期に建立された但馬最古の木造建造物とされ、国の重要文化財にも指定されています。
ちょうど城崎温泉ロープウェイの中腹にあり、ロープウェイの立ち寄り場所としても楽しめる場所でもあります。
景色がよく、静かな場所なので、温泉巡りの楽しみのひとつとして楽しむのもおすすめです。
本堂の北東には城崎美術館もあり、こちらにも簡単に行くことができます。
今回は温泉寺薬師堂へ行ってきたので、感想や見どころを写真を交えて詳しくレビューします。
温泉寺薬師堂の料金は無料ですが、城崎温泉ロープウェイの温泉寺駅まで行かないとならないため、ロープウェイの料金がかかります。
ロープウェイの料金は山麓駅から温泉寺駅まで大人(中学生以上)560円、小人(6歳以上)280円、片道で大人290円、小人140円です。
5歳以下の子供は大人1人につき1人無料です。
障碍者手帳や養育手帳を持っている人は、本人のみ半額割引されます。
ロープウェイの運航時刻は1時間に3本で10分、30分、50分と毎時間20分おきに発車します。
始発は9時10分、終発は17時10分(下りのみ)です。状況によって運休や臨時運行などもあるので要注意です。温泉駅までは約3分です。
城崎温泉ロープウェイの山麓駅はとても険しく、階段がたくさん続いていきます。
階段の多さに貸し出しの杖があるぐらいです。キャリーに入れればペットもロープウェイを利用することはできるので、ペットと一緒に楽しむこともできます。
温泉寺薬師堂のみどころは薬師堂です。山門を入ってすぐに建ち、文化年間(1804〜1817)に再建された総欅造りの建物です。
温泉寺薬師堂に安置されているのは御本尊の薬師如来です。両脇には日光・月光、十二神将等が安置され、城崎温泉を守護する神として信仰を集めています。
温泉寺の薬師堂は西国四十九薬師霊場第二十九番札所に指定されていて、多くの人がお詣りにやってきます。
室町時代初期に建立された但馬最古の木造建造物とされ、国の重要文化財にも指定されています。
こちらは大師山麓で、ちょうど「鴻の湯」バス停から温泉寺薬師堂に行く道です。
この山麓から温泉寺の参道になりますが、ちょうど道なりにお地蔵様が安置されていて、参拝しながら歩いて行くことができます。
そのあと石段が450段続いていきます。かなり登っていくのは大変なので要注意です。ベビーカーや車いすでは到底登れません。
こちらが薬師堂です。長い歴史を感じる趣きのある建物です。
木造で作られた建物は風雨で黒くくすんでおり、荘厳な雰囲気が漂っていました。
中には薬師如来を祀っていて、靴を脱いで中に入ることができます。中には賽銭を投げ入れるところや、お守りなどの販売も行っています。
落雪注意の看板も出ていました。城崎温泉は冬には雪が降り積もるので、冬の時期に城崎温泉に訪れるのも情緒があって素敵ですね。
こちらが手水舎です。丸い形をした手水舎で屋根がついていました。水が常にしたたり落ちていて、豊かな水流を感じさせます。
やはり温泉街だけあって、水が豊かにある様子が感じられますね。
立派な水子地蔵も祀っていました。水子を表しているのか、小さなお地蔵さまがたくさん置かれておりました。
ここは他の場所とは違って新しいもののような感じがありました。
風化のあともほとんど見られず、きれいな形で残っています。
はずれには十王堂がありました。十王堂の十王とは、冥土で亡くなった人の罪を裁く十人の判官のことで、この十王を祀っているのが十王堂です。
そこで、真ん中に安置されているのが閻魔様だそうです。
十王が生前の罪を確認するため、死者の罪の重さを量る業秤や、生前の行いを写し出す浄玻璃の鏡などのお道具があるのが一般的だそうです。
こちらにもそれらしいものが置かれていますね。
こちらは始祖半七師のお墓とありましたが、半七師は麦藁細工の始祖です。城崎温泉は麦藁細工が伝統芸能としても有名です。
彼はこちらで祀られているんですね。こちらのお墓は明治24年に建立されたもので、石の風化もずいぶんと見られました。
風雨の汚れでずいぶんと歴史を感じさせます。法要の際はこちらで大々的に行うそうですよ。
湯のみ場がありました。こういうのは温泉街ならではですね。小屋のようになっていて、煙草の吸い殻入れもあり、ちょっとした休憩所のようになっています。
柄杓があり、石の中に沸いた温泉を柄杓でくんで飲むことができます。飲用する湯のみ場は屋根があるので安心ですね。
温泉寺薬師堂にはトイレが見当たりませんでした。
温泉寺薬師堂にはトイレが見当たりませんでした。ですが、城崎温泉ロープウェイ駅にはトイレがあるのでこちらを利用するといいでしょう。
こちらのトイレは簡易的なトイレのため、ベビーシート、おむつ替えシート、授乳室などのベビー関連の設備はありませんでした。
また、コインロッカーもベビーカーレンタルもありません。
もし、授乳室や多目的トイレを利用したい場合は、さとの湯の近くにある駅通り公園に寄ってくるといいでしょう。
授乳室や多目的トイレがあります。また、城崎温泉郷のあちこちにトイレがあるので、そちらを利用するのもいいですね。
温泉寺薬師堂の最寄り駅はJR城崎温泉駅です。
温泉寺薬師堂の最寄り駅はJR城崎温泉駅です。
JR城崎温泉駅にはJR大阪駅からは特急こうのとりに乗って2時間40分、JR三ノ宮駅からは特急はまかぜに乗って2時間30分です。
全但バスから長距離バスも運行しているのでこちらでも3時間ぐらいで行くことができます。
JR城崎温泉駅から、徒歩20分ぐらいで城崎温泉ロープウェイはあります。歩いて行ける距離ではありますが、タクシーを乗る場合は事前に連絡しておきましょう。
バスに乗る場合は全但バス「城崎町内経由」豊岡駅・豊岡病院・八鹿駅・但馬農高・とが山温泉行きに乗車し、「鴻の湯」バス停下車すると便利です。
そこから徒歩約2分で大師山麓に到着します。そこが温泉寺の参道になります。石段が450段あるのでそちらを登っていくこともできます。
自動車で行く場合は大阪方面から3時間30分ぐらい、神戸方面からは三宮から3時間ぐらいです。
駐車場は城崎温泉ロープウェイの山麓駅にがあります。駐車料金は2時間内で軽・普通車が700円、キャンピングカーが1400円、バイクが500円です。
約20台駐車できるので、自動車で来た場合はこちらを利用すると便利です。
温泉寺薬師堂は家族連れにおすすめです。城崎温泉に遊びに来たついでに寄ってみるといいと思います。
温泉寺薬師堂は家族連れにおすすめです。城崎温泉に遊びに来たついでに寄ってみるといいと思います。
特にロープウェイからは景色も楽しめるので、ロープウェイにのったついでに降りてみるというのがおすすめです。
近くには城崎美術館もあり、温泉に入って街歩きするだけでなく、目先が変わったものが楽しめると思います。
歩いて登っていくこともできるので、小学生の高学年ぐらいの子供連れなら山登りがてら歩いて上がっていくのも楽しいと思いますが、小さな子供連れはまず登り切れないと思うのでおすすめできません。
特に小さな子供連れの時は、街歩きも大変になるので、ちょっと街からはずれたこういうあたりでのんびり過ごすというのもいいですね。
食事する場所もあちこちにあるので、一日中楽しむことができそうです。
住所 | 兵庫県豊岡市城崎町湯島985-2(地図) |
連絡先 | 0796-32-2669 |
最寄駅 | JR城崎温泉駅 |
アクセス | JR城崎温泉駅徒歩20分 |
拝観時間 | 夏季8:30〜17:00 冬季9:00〜16:30 |
休業日 | 無 |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | ロープウェイの駅下に駐車場あり |
公式サイト | https://www.yakushido |
如月柊
道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。
編集&校正 ビー・エイブル