松尾大社の見どころやおすすめポイントを感想を交えて詳しく紹介します!
松尾大社(まつのおたいしゃ)は阪急電車「松尾大社駅」すぐのところにある神社。子供たちが喜びそうな亀の置物がいくつもあります。
阪急電車「松尾大社駅」すぐのところに松尾大社はあります。阪急電車の駅名は「まつおたいしゃ」となっていますが、正式には「まつのおたいしゃ」と呼ぶのだそうです。
背後には山が迫っていて境内には清らかな小川も流れています。松尾大社は神使を亀としているので子供たちが喜びそうな亀の置物がいくつもあります。
お宮参りの歯固め石納所、幸運の双鯉、幸運の撫で亀、重軽の石、相生の松、樽うらないというユニークな願い事に関するものも集められています。
天狗岩や霊亀滝、亀の井などの注目のパワースポットもあります。
今回は松尾大社へ行ってきたので、感想や見どころを写真を交えて詳しくレビューします。
松尾大社は阪急電車「松尾大社駅」で降りてすぐです。車ならば名神高速道路の京都南ICから約30分で着きます。
阪急電車「松尾大社駅」のホームに降り立つとすぐ松尾大社の参道の入り口を示す大きな朱色の鳥居が見えています。
これならば地図などを見なくても道に迷うことはなさそうですね。
駅の改札を出たら鳥居に向かって歩いていきましょう。鳥居を過ぎたらあとは参道が導いてくれます。駅からは歩いて2分くらいで着きますよ。
車を利用する人の心配は駐車場だと思いますが、松尾大社には参拝者用の無料駐車場が完備されていますので大丈夫です。
午後5時には駐車場が閉門してしまいますので、それまでには出庫するように気をつけましょう。あと参拝者以外の駐車は禁止となっています。
いちおう1時間くらいの駐車まではOKで、それ以上の時間はご遠慮くださいというスタンスです。
ここに車を置いて、他の観光地も見て回ろうというのはNGですのでくれぐれもそういうことのないように心がけてください。
願い事を叶えるためのものがいろいろある松尾大社。ユニークな願い事の作法は子供たちの好奇心をくすぐることでしょう。
お宮参りの歯固め石納所、幸運の双鯉、幸運の撫で亀、重軽の石、相生の松、樽うらないというユニークなものがそろっていて、それが見どころとなります。
それぞれが願い事の作法を持っているので、解説を読みながらチャレンジしてみるのがいいでしょう。場所は松尾大社の拝殿の周囲です。
拝殿まで足を運ぶまでの道のりの中で発見することができるでしょう。せっかく神社に来たのですから願い事をしていくのもいいですよね。
まずはお宮参りの歯固め石納所です。樽が置かれていてその中に歯固め石を納めるようになっています。
赤ちゃんに丈夫な歯が生えるようにお願いする儀式が歯固めです。ここではそんな願いを込めて歯固め石を納めるのですね。
鯉は滝登りなどの勇ましい姿から生命力の象徴のように捉えられてきました。そんなこともあってか松尾大社では鯉の置物をよく目にします。
幸運の双鯉という置物もその1つで、これを撫でると恋愛成就、夫婦円満、立身出世などのご利益がいただけるそうです。皆さんが撫でていくので鯉の背中がテカテカになっていました。
亀の置物も松尾大社ではよく見にします。幸運の撫で亀は長生きや家庭円満などのご利益がいただけるそうです。かわいい亀の置物なのでぜひ子供たちにも撫でさせてあげたいですね。
重軽の石というのがありました。なにやらおもりのような石に縄がかけられていますよ。これは願いが叶うかを占うためのアイテムなのです。
占うためには作法があります。作法を理解して子供たちと一緒にチャレンジしてみましょう。
まずは普通に石を持ち上げて石の重さを覚えておきます。次に願いを込めてもう一度石を持ち上げてみます。
先ほどの重さよりも軽く感じたら願いが叶うということになります。軽く感じなければ残念ながら願いはかなわないというわけですね。
相生の松という恋愛の願いが叶うスポットもあります。黒松と赤松が一つの根から生えているのが相生の松です。
そのことから恋愛成就や夫婦和合にご利益があるスポットとして人気を集めています。恋愛に関する願い事はここでするのがいいでしょう。
相生の松に願い事をするときは恋愛成就の願い事をするのなら杓子・絵馬、家内安全の願い事をするのなら火焚串を奉納しましょう。
相生の松の横のスペースに杓子や絵馬、火焚串が用意されています。
樽うらないというのもやっていました。樽の中に矢を放ってどこに当たるかで占うというゲーム感覚で楽しめる占いとなっていました。
きっと子供たちもやってみたいと思うことでしょう。樽のどこに当たるかでもらえるものが変わってきますよ。
凛とした雰囲気に包まれている松尾大社の境内。亀の置物など子供たちが喜びそうな造形物もありますよ。
松尾大社の境内は背後に山が迫り、中には清水の流れがあり、全体的に凛とした雰囲気に包まれています。昔らしい神社の厳かな雰囲気を味わうのにはとてもマッチした場所となります。
阪急電車「松尾大社駅」から朱色の鳥居をくぐって参道を進んでいけば、突き当るのが松尾大社の楼門です。ここから境内へと入っていくわけですね。立派な佇まいです。
その重厚さを印象付ける要因となっているのが檜皮葺屋根です。楼門の外観上の大きな特徴となっています。
松尾大社の楼門をくぐってすぐのところに小川があります。水をためただけのお堀ではなくちゃんと清らかな流れがある小川になっていますよ。その小川を渡るための橋も用意されています。
拝殿に向かう前に手水舎で手を清めてから行きましょう。ここの手水舎の水の注ぎ口は亀の造形となっていますよ。かわいらしい亀の口からちょろちょろと水が水桶に注ぎこまれています。
拝殿前の広場に面したところに神使の庭・亀と鯉があります。ここにも立派な亀の置物がありますよ。
松尾大社は神使を亀としているので、ほんとに亀のシンボルがあちこちで使われています。亀の後ろにある岩には岩登りをする鯉も表現されています。
子供たちの記念撮影に使いたいのが顔出しパネルです。神使の庭・亀と鯉も子供たちを撮る絶好の写真スポットとなりますが、こちらでもパシャリと1枚撮っておきたいですね。
亀と鯉のかわいらしいイラストがいいアクセントになっていますよ。
いよいよ松尾大社の要となる拝殿と本殿です。ここでは大山咋神、中津島姫命を祀っています。
本殿は特殊な両流造りとなっていて国の重要文化財にも指定されています。節分の時にはここで盛大な豆まきが行われ石見神楽が奉納されます。
椋の霊樹というのがありました。樹齢は800年を超える古木だそうです。またカギカズラ野生地ともなっています。カギカズラにとってはこのあたりが生息の北限となっているそうです。
その背後には天狗岩と霊亀滝がある御滝前という小さな祠。衣手社、一挙社、金刀比羅社、祖霊社という末社も並んでいます。
境内には御滝前という小さな祠や衣手社、一挙社、金刀比羅社、祖霊社という末社も並んでいます。特に御滝前の周辺はパワースポットとして注目されています。
天狗岩と霊亀滝、亀の井があるのがその理由です。御滝前には磐座入り口から入っていきます。衣手社、一挙社、金刀比羅社、祖霊社などの末社は本殿向かって左側にあります。
松尾大社の手水舎とはまた別に、御滝前という小さな祠に入る前にも手水舎が置かれています。ここが亀の井です。
さすがに山が近い土地柄だけに、ここからは名水とも称される清らかな水が湧き出ています。亀の置物もよりかわいくなっていましたよ。
少し上っていけば御滝前に到達します。ここでは罔象女神を祀っています。この祠の後ろには霊亀滝が見えますよ。ここに立てば滝のもたらすマイナスイオン効果も実感できるかもしれません。
注目してほしいのは滝だけではありません。滝のところにある岩場もじっくりと見てください。ここには天狗の顔に見える天狗岩があります。
御滝前に入る前にどの部分が天狗の顔になっているのかを示すパネル写真がありますので、それと比較しながらみると見つけやすいかもしれませんよ。
本殿向かって左側に末社が集まっています。
農耕の守護神となっている衣手社、困難な問題に直面したときに解決してくれる一挙神を祀る一挙社、商売繁盛の神様である大物主神を祀る金刀比羅社、松尾ゆかりの人を祀る祖霊社などが置かれています。
腰を下ろす場所として最適なのが神符・神札授与所。団ぷ鈴という甘味処もあります。
松尾大社の休憩所として活用してほしいのが神符・神札授与所です。ここはお守りなどを授かることができる場所となりますが、その屋内にソファーが置かれています。
一休みするのにもちょうどいい場所となっています。境内には団ぷ鈴という甘味処もありますので、和菓子を堪能することもできますよ。
神符・神札授与所の中のソファーや長椅子です。屋内なので雨も凌げます。座り心地のよいソファーがありますので休憩するのに最適な場所となります。
境内にはベンチも置かれていますよ。
また団ぷ鈴という甘味処もあります。ちょっとお腹が空いたときなどにはここの名物であるみたらし団子などをいただくといいでしょう。
蕎麦などもいただくことができるので本格的な昼食に利用するのもありですよ。
トイレを完備している松尾大社。場所は楼門に入る前の鳥居の近くです。
松尾大社にはトイレが設置されています。場所は楼門に入る前の広場となっているところで鳥居の近くです。
トイレは清潔に保たれていて、空間も広く利用しやすい環境となっていました。トイレットペーパーも完備しており手すりなども設置されていました。
ただ赤ちゃん用のベビーシートやベビーチェアなどの装備やオストメイトなどはありませんでした。
京都の中でも由緒ある神社に行きたいという希望があるならおすすめしたい神社。いろんな願い事ができるものも揃っているので子供たちも飽きずに過ごすことができるでしょう。
京都の中でも有名な古社となっています。由緒ある神社に行きたいという気持ちがあるのならおすすめしたい神社です。
いろんな願い事ができるものも揃っていて飽きさせない工夫があります。子供たちも暇を持て余すこともなく過ごすことができるでしょう。
パワースポットとしても注目されているので、そういうことに興味津々な人にはとてもマッチすると思いますよ。
住所 | 京都府京都市西京区嵐山宮町3(地図) |
連絡先 | 075-871-5016 |
最寄駅 | 阪急電車「松尾大社駅」 |
アクセス | <電車を利用する場合> 阪急電車「松尾大社駅」から徒歩約2分 <車を利用する場合> 名神高速道路の京都南ICから約30分 |
拝観時間 | 平日・土曜日9:00〜16:00、日曜日・祝日9:00〜16:30 |
休業日 | 無休 |
料金 | 無料、庭園・神像館は拝観料大人500円、学生400円、子供300円 |
駐車場 | あり(参拝者は無料) |
公式サイト | http://www.matsunoo.or.jp/ |
みつ葉
すきま時間で執筆にチャレンジしているひよっこライター。生まれも育ちも神戸。自分の知らない場所を歩きまわって堪能するのが趣味。関西圏の隠れたスポットを見つけて、実際に現地に足を運んでその魅力を発信していきたい!読み手の人たちにその場の空気感みたいなものを伝えられればと思っております。
編集&校正 ビー・エイブル