真光寺のの見どころやおすすめを感想を交えて紹介します。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細もあり!
真光寺は神戸市兵庫区にある寺院です。真光寺の歴史は長く、創建されたのは9世紀のこと。鎌倉時代に時宗の開祖である一遍上人が真光寺に居住した関係で、真光寺は時宗の寺になりました。それ以降、長年にわたって地元住民に親しまれています。
真光寺のハイライトは一遍上人のお墓、五輪塔です。五輪塔には一遍上人の遺骨がそのまま安置されています。
大変貴重な文化財であることから、五輪塔は兵庫県の史跡に指定されています。真光寺を訪れたら、五輪塔は必ずチェックしましょう。
五輪塔以外にも真光寺には見所があります。まず、ピラミッドのような無縁如来像はチェックしたいところ。
それなりの高さがあり、なかなかの迫力です。撮り方によってはインスタ映えするスポットといえるでしょう。
真光寺の最寄り駅は神戸市営地下鉄海岸線「中央市場前駅」、JR神戸線「兵庫駅」です。
「中央市場前駅」から歩くと、兵庫運河の遊歩道「キャナルプロムナロード」や清盛塚に寄れます。
また、兵庫大佛も近くにあります。周辺の観光地とセットにして真光寺を訪れるといいでしょう。
今回は真光寺へ行ってきたので、写真付きで感想をレビューします。
真光寺は時宗のお寺。兵庫県の史跡に指定されている御廟所など、見所の多いスポットでもあります。また、平清盛にまつわる史跡も見逃せません。
真光寺は9世紀に創建されたお寺です。時宗の開祖である一遍上人は真光寺に住み、ここで息を引き取りました。
そのため、境内には一遍上人を弔う五輪塔があります。五輪塔は兵庫県の史跡に指定されているので、お見逃しのないように。
五輪塔以外にも見所があります。例えば、ピラミッドのような無縁如来塔には注目したいところ。
無縁塔が立ち並ぶ姿は圧巻の一言。他の寺ではあまり見られない光景ではないでしょうか。
真光寺のもうひとつの特徴が平清盛にまつわる史跡があること。清盛塚とセットにして訪れることをおすすめします。
真光寺の隣には立派な松がトレードマークの公園、須佐野公園があります。須佐野公園にはベンチがあるので、ここで昼食を食べることができます。
真光寺の境内はそれほど広くなく、見所がギュッと詰まっているのが特徴。地図や説明板も充実しているので、観光目的でも立ち寄れます。
真光寺の境内はそれほど広くありません。そのため、短時間で周れます。こちらの写真は通用門から撮影した真光寺の境内です。
他の寺と異なり、とても開放的な雰囲気になっています。
真光寺のうれしいポイントは説明板が充実していること。このように、写真付きで境内を案内しています。
また、ホームページも見やすいので、参拝前にチェックするといいでしょう。
また、英文付きの説明板もありました。このような看板があるお寺はとても珍しいです。外国人観光客でも安心して観光できますね。
こちらが本堂です。真光寺の本堂は第二次世界大戦で焼失し、戦後に再建されたもの。写真のとおり、本当に堂々としています。
なお、真光寺では福縁寿の人形を観音堂にお供えしています。希望される方は寺務所まで行きましょう。
本堂から左に進むと、ピラミッドのような塔、無縁如来塔が見えてきます。もともと、ここには阿弥陀堂がありました。それなりの高さがあり、なかなかの迫力です。
門をくぐると、見えてきたのは真光寺のハイライト、御廟所です。これは時宗の開祖である一遍上人のお墓。
一遍上人の遺骨もここにあります。そのため、兵庫県の史跡に指定されています。
このように御廟所は貴重な史跡ですが、本堂からは見えにくい位置にあります。真光寺を訪れた際にはお見逃しのないように。
無縁如来像の背後にはこのようなお地蔵さんがありました。一番右のお地蔵さんは「六地蔵尊」と呼ばれ、1980年につくられました。
一方、小さなお地蔵さんは「金仏地蔵尊」とよばれ、1936年につくられています。
正門に近いエリアも紹介しましょう。こちらは熊野権現社です。このお社は1988年に建立されたもの。
毎年5月には熊野権現の法要が行われます。通常のお社と比較すると、とても小さいです。
熊野権現社の隣には鐘楼堂があります。この鐘楼堂は阪神・淡路大震災により倒壊し、1998年に再建されたものです。
鐘楼堂へは階段があり、開放された状態になっていました。鐘を鳴らしたい気持ちはわかりますが、ここはグッと我慢しましょう。
真光寺の境内を歩くと、碑文があちこちにあります。この碑文は『真光寺 御詠歌』です。本堂の近くにあります。
また、このような立派な木々があるのも真光寺の特徴。歴史が長い、真光寺ならではの光景といえるでしょう。
こちらは観音堂です。ここには観音様と弁財天が祀られています。常時開放しているので、興味のある方は入ってみましょう。
平清盛も真光寺に立ち寄っています。境内には平清盛にお茶を献上する際に使用された井戸が保存されています。
平清盛は弁財天を勧請するために、真光寺を訪れました。長らく、平清盛が勧請した弁財天は地元住民に親しまれてきました。
しかし、第二次世界大戦により焼失。現在の弁財天はインドからやって来ました。
平清盛が弁財天を勧請した際に、真光寺はお茶を献上しました。その際に、用いられた井戸がそのまま残っています。
真光寺の境内にはベンチがありません。昼食を食べる際は隣にある須佐野公園で済ませましょう。
須佐野公園の見所は「和田の笠松」と呼ばれる立派な松。とても美しく、迫力があります。
このように須佐野公園には屋根付きのベンチが設置されています。ただし自動販売機は設置されていないので、食べ物や飲み物は近くのコンビニで購入しましょう。
なお、須佐野公園にはこのようなわかりやすい地図があります。道に迷ったら、須佐野公園にある地図をチェックするといいですね。
真光寺のトイレは寺務所、光明殿と観音堂の間にあります。清潔な洋式トイレだけでなく、車椅子対応のトイレも設置されています。
ここでは光明殿と観音堂の間にあるトイレを紹介します。トイレは男性用、女性用、車椅子対応がありました。
こちらは男性トイレの個室です。清潔な洋式トイレになっており、とても使いやすかったです。
真光寺からJR兵庫駅までの道のりにはトイレが少ないので、事前に真光寺でトイレを済ませておくことをおすすめします。
真光寺は神戸市営地下鉄海岸線「中央市場前駅」から徒歩10分と好アクセス。周辺には駐車場もあるので、車で行くことも可能です。
真光寺の最寄り駅は神戸市営地下鉄海岸線「中央市場前駅」です。JR神戸線「兵庫駅」からもアクセスできます。
この中でおすすめは「中央市場前駅」からのコース。さまざまな観光スポットを通るので、とても楽しいです。この記事では「中央市場前駅」からのコースを紹介します。
「中央市場前駅」を降りたら1番出口から出ます。1番出口を出たら、道なりまっすぐ進みましょう。
歩き進めると兵庫運河のひとつ、新川運河が見えます。新川運河を撮影するなら、このスポットがおすすめ。橋の隅にはユーモラスな平清盛像があります。
橋を渡りきったら左に曲がり、遊歩道「キャナルプロムナロード」を歩きます。
この遊歩道はきちんと整備されており、とても気持ちいいです。また、屋根付きのベンチが設置されています。
遊歩道を渡ると、車道に出ます。ここで右折。右折すると、右側に平清盛像がある清盛塚が見えるはず。真光寺を訪れた合間に清盛塚に立ち寄るのもいいでしょう。
横断歩道を渡り、右に曲がると真光寺に着きます。なお、このまま歩くと兵庫大佛に着きます。
真光寺は小学校高学年以上と一緒に行きたいスポット。周辺にある清盛塚や兵庫大佛と組み合わせるのもいいでしょう。
真光寺は時宗や一遍上人のことを少しでも知っていたら、より楽しめるスポット。そのため、小学校高学年以上の方におすすめします。
また、平清盛に興味がある方もぜひ立ち寄ってみましょう。真光寺を訪れる際は周辺にある清盛塚や兵庫大佛に立ち寄ることもお忘れなく。
住所 | 兵庫県神戸市兵庫区松原通1-1-62(地図) |
連絡先 | 078-671-1958 |
最寄駅 | 神戸市営地下鉄海岸線「中央市場前駅」、JR神戸線「兵庫駅」 |
アクセス | 「中央市場前駅」「兵庫駅」から徒歩10分 |
休日 | なし |
料金 | 無料 |
駐車場 | 周辺に有料駐車場あり |
公式サイト | https://jishu-shinkouji.jp |
新田 浩之
1987年生まれ、兵庫県神戸市在住。現在はライターとして活動しています。分かりやすく関西の魅力やお出かけ情報を全国の方々に伝えればと思っています。
編集&校正 ビー・エイブル