生田神社へ参拝・初詣へ行こう!
生田神社は、神戸市中央区にある神社。縁結び・恋愛成就のご利益があると有名で、初詣には兵庫県最多の150万人が訪れる人気の神社です!
生田神社は、神戸市中央区にある神社。主祭神は「稚日女尊(わかひるめのみこと)」。初詣は参拝客およそ150万人が訪れる兵庫県で1番人気の神社。
稚日女尊は、わかく瑞々しい日の女神という御神名で、伊勢神宮の御祭神・天照皇大神の御幼名(幼いときの名前)だと伝えられています。
稚日女尊は機殿(はたどの)で神服を織っていた神様で、そこから「人と人の縁を結ぶ」ご縁結びのご利益がある神社として有名になりました。生田神社は、稚日女尊を祀ってなんと1800年!歴史がある由緒正しい神社です。
境内にある「生田の森」は平安時代の『枕草子』にも登場しており、文学史にもたびたび出てきます。源平合戦のゆかりの地としても知られており、「弁慶の竹」や「敦盛の萩」などがあります。
その史跡をたどりながら、境内を散策するのもおすすめ。今回は生田神社を訪れたときの感想をレビューします。
生田神社は、JR「三ノ宮駅」または阪神・阪急・市営地下鉄「三宮駅」から北へ徒歩10分。専用の有料駐車場もあり、車で行くことも可能。
生田神社へ電車で行く場合、JR「三ノ宮駅」または阪神・阪急・市営地下鉄「三宮駅」から北へ徒歩10分です。東急ハンズの右隣の筋をまっすぐ歩いていくと、大きな鳥居が見えます。
車で行く場合は、阪神高速道路3号神戸線「生田川IC」または「京橋IC」より約5分。専用の有料駐車場は、最初の1時間までは500円。以降10分につき100円が加算されます。
生田神社は稚日女尊を祀っており、縁結びや恋愛成就のご利益があると有名。初詣では兵庫県最多の参拝客が訪れる人気の神社です。
生田神社は、兵庫県中央区にある神社。主祭神は「稚日女尊(わかひるめのみこと)」という女神です。『日本書紀』によると、稚日女尊は機殿で神服を織っていた神様でした。
稚日女尊は、伊勢神宮の御祭神・天照皇大神の御幼名だと伝えられていて、内宮と関係の深い神様だといわれています。稚日女尊を待ってから、1800年と歴史ある、由緒正しい神社です。
初詣には150万人が訪れる兵庫県で1番人気の神社で、毎年大勢の参拝客で賑わうほど。
糸を織り成す神様ということで、人と人との縁を結ぶ縁結びや恋愛成就のご利益がある神社として有名になり、毎年数百組のカップルが神前式を挙げています。
生田神社で有名なお守りと言えば紅白セットの「縁結びペア守」です。男性は白、女性は赤をそれぞれ持つと二人は結ばれるといわれています。生田神社に恋愛成就のお祈りに行った際は、ぜひとも購入しましょう!
生田神社の由緒は、201年に神功皇后が三韓外征の帰り道に、今の神戸港で船が進まなくなったため、神占をしたところ、稚日女尊が現れて、「私は活田長狭国(いくたながをのくに)に居りたい」と言ったので、この地に祀ったことが始まりです。
もともとは砂山(新神戸駅周辺)に社殿がありましたが、延歴18(799)年に洪水で社殿が傾く被害が出たため、現在の地へうつることに。
当時、生田村のものがご神体を背負って7、8日鎮座する場所を探していたところ、生田の森へ着いたときに、突然背負ったご神木が重くなり、歩けなくなったそう。
「ここがご神意だろう」ということで、この地に鎮座することになったというエピソードも残っています。
本殿です。大きく、立派な造りは、厳かな雰囲気が漂っていました。拝礼の仕方も紹介されていたので、私もそれにならってお参りしてきました!
生田神社には、たくさんの末社があります。その一部をご紹介しましょう。
戸隠神社です。御祭神は手力男命(たぢからおのみこと)。力の神、スポーツの神として信仰されていて、本社は長野県にあります。
蛭子神社です。御祭神は蛭子命(ひるこのみこと)。商売繁盛の神様で、「えびっさん」の名で親しまれています。
市杵島(いちきしま)神社です。御祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)で、七福神の中で唯一の女神、弁財天のことです。水の神、芸能の神として信仰されます。
市杵島神社の横には、生田池があります。噴水があり、池ではアヒルやカモが泳いでいました。
拾遺和歌集や順徳院百首・夫木和歌抄などに「生田の池」にちなんだ詠歌が多く載せられており、名だたる名勝として歴史のある池です。
稲荷神社です。御祭神は倉稲魂命(うがのみたまのみこと)で、生活守護・食物、稲の神様として信仰されています。
いくつもの鳥居が連なったこちらの神社では、写真撮影をする人がたくさんいました。このような風景は、雑誌で見かけたことがある人もいるかもしれませんね。思わず私も記念撮影してしまいました。
稲荷神社の近くにある「庖丁塚」です。皇太子殿下御成婚・第61回神宮式年遷宮の記念事業として、料理人の魂にこもった包丁に感謝し、食文化の向上を願って、料理食品関係者によって建てられた珍しい塚。
楠の神木です。約500年の年輪をもつこの神木は、神戸大空襲でやけただれたものの、その後蘇ったことから、再生や復興、復活の象徴として信仰されています。
ここには三社あります。塞神社の御祭神は、道返大神(ちがえしのおおかみ)、八衢比古神(はちまたひこのかみ)、八衢比売神(はちまたひめのかみ)で、病気封じや道守り、食中毒防止の神です。
雷大臣神社には、中臣烏賊津連(なかとみのいかつおみのむらじ)が祀られていて、食文化発展・料理上達の神として信仰されています。また、人丸神社の御祭神は柿本人磨(かきのもとひとまろ)で、夫婦和合・学問向上の神として信仰されています。
その他にも、生田神社には大海神社や松尾神社、住吉神社、八幡神社、諏訪神社、日吉神社など6つの末社があります。参拝へいったときには、ぜひそちらの神社も探してみてください。
生田神社の境内には源平合戦の舞台にもなった「生田の森」があります。生田の森は『枕草子』の115段にも登場しており、「森は大あらきの森…信田の森生田森…」と平安時代から多くの和歌にも詠まれています。
森の中に樹齢400年〜600年の御神木があるのですが、その巨大な神木は何だかとても神々しく見えました!
生田森坐社です。御祭神は新功皇后で、安産・万物成長・生田の森の守り神とされています。
生田の森内には、縁結びの水占いがあります。授与所で水みくじを200円で受け分けてもらったらこの池の水で浸しましょう。
池の水に浸すと白紙の紙があらら不思議文字が浮き出てきます。ちなみにみくじには総合恋愛運や色、願いごと、場所などが書かれています。
ちなみにこのおみくじは乾燥すると文字が消えますが、再び水に浸すと文字が浮かんでくる珍しいもの。おみくじは、池の横にあるおみくじ結び所に結んでも良いですし、家に持ち帰っても構いません。
生田神社では、安産、お宮参り、七五三、十三参、厄除開運、家内安全・健康長寿、交通安全、縁結びの祈祷を受けることができます。
祈祷を行っているのは、9:30〜16:00まで。祈祷時間はおよそ15〜20分。初穂料は1万円です。七五三の場合は、1人8,000円、2人12,000円、3人15,000円。
事前予約は必要なく、随時案内という形で行われます。質問などがあれば、直接神社へ問い合わせてみましょう。
生田神社は、1800年の歴史をもつ由緒正しい神社。大きな本殿は荘厳な雰囲気が漂っていて、目の前に立つとなぜか身が引き締まります。
生田神社は神戸三宮の中心にあり気軽に立ち寄れるのが魅力です。カップルのデートにもぴったり。内にはさまざまな末社もあり、いろんな神様が祀られているので多くのお願いごとが出来る神社でもあります。
生田神社の境内は広さがあり散策するのも楽しいので、時間のある方は境内をゆっくり見て回るのもおすすめ。
駅から近いこともあるためか、参拝に訪れる人が途切れることがなく、日本人だけでなく外国人観光客の姿も。みなさん熱心に写真撮影をしていました。末社の中でもいくつもの鳥居が連なっている稲荷神社は、おすすめの撮影スポットです。
立派な本殿や末社をはじめ、箙の梅・敦盛の萩といった素敵な写真スポットも多いので、生田神社へ足を運んだときにはぜひ撮影してみてはいかがでしょうか。
住所 | 兵庫県神戸市中央区下山手通1丁目2-1(地図) |
連絡先 | 078-321-3851 |
最寄駅 | JR「三ノ宮駅」 阪急・阪神・市営地下鉄「三宮駅」 |
アクセス | <電車の場合> JR「三ノ宮駅」または阪急・阪神・市営地下鉄「三宮駅」より北へ徒歩10分。 <車の場合> 阪神高速道路3号神戸線「生田川IC」または「京橋IC」より約5分。 |
参拝時間 | 7:00〜17:00(拝観)※ただし、夏場は18時頃閉門 |
休業日 | 年中無休 |
料金 | 参拝は無料 |
駐車場 | あり(最初の1時間は500円、以降10分ごとに100円加算) |
公式サイト | https://ikutajinja.or.jp/ |
NANA
1988年生まれの神戸在住ライター。幼稚園児の娘と息子を育てているママです。足を運んだ兵庫県内の観光・お出かけスポットは100ヶ所以上。子持ちママ目線で、施設の魅力をご紹介しています。