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大本山本興寺

大本山本興寺の詳細情報

大本山本興寺の見どころやおすすめを感想を交えて紹介します。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細もあり!

大本山本興寺

大本山本興寺は兵庫県尼崎市にある寺院、日蓮の流れを汲む法華宗本門流の総本山として知られていて、国の重要文化財に指定されている建物が多い寺院です

大本山本興寺

大本山本興寺が建立されたのは15世紀のこと。そのときは現在の場所ではなく、尼崎市大物にありました。

17世紀に尼崎城の築城に伴い、現在の場所に移りました。現在はお寺としての機能はもちろん、新たな僧侶を育てる学校としての役割も担っています。

大本山本興寺といえば三重宝塔を思い浮かべる方が多いでしょう。三重宝塔は朱色に塗られており、高さがある本当に目立つ建物です。

尼崎のシンボルのひとつと言っても過言ではありません。間近で三重宝塔が見られるので、あらゆる角度から観察してみましょう。

アクセスがいいのも大本山本興寺のポイントです。そのため、わざわざ遠出しなくても、気軽に重要文化財指定の建物がたくさんある寺院に行けます。

今回は大本山本興寺に行ってきたので、写真付きで感想をレビューします。

大本山本興寺を建てた人物や歴史は?

僧侶を志願する人の修行の場ともなっている大本山本興寺。そのため、境内には立派な寺院がたくさんあります。その中で最も目立つのは三重宝塔です。

大本山本興寺を建てた人物や歴史は?

大本山本興寺は法華宗本門流の大本山です。興隆学林専門学校が併設されており、僧侶を志願する方の学習と修行の場にもなっています。

そのため、境内には立派な建物がたくさんあり、最も目立つ建物は三重宝塔になります。

大本山本興寺 朱色の美しい三重宝塔

三重宝塔は朱色がうつくしい立派な三重の塔。この塔は高さがあるので、遠くからでも判別がつきます。

三重宝塔のふもとまでは自由に立ち入ることができるので、近づいてみましょう。三重宝塔にスケールに驚かれると思います。

後側から三重宝塔を観察するのもおすすめ。きっと、三重宝塔に対してさまざまな印象を抱くのではないでしょうか。

大本山本興寺を訪れたら重要文化財指定の三光堂をお忘れなく

大本山本興寺には三重宝塔以外にも数多くの見どころがあります。その中でも、重要文化財指定の三光堂は必見ですよ。

大本山本興寺を訪れたら重要文化財指定の三光堂をお忘れなく

大本山本興寺の魅力は三重宝塔だけにとどまりません。境内には重要文化財指定の三光堂、大方丈、開山堂をはじめに、数多くの建物があります。

ぜひ、境内をゆっくりと歩いて、歴史の奥深さを感じてみましょう。

大本山本興寺 重要文化財指定の三光堂

最初に紹介するのは重要文化財に指定されている三光堂です。三光堂を探すには鳥居が目印になります。三光堂の特徴は銅板葺となっている三間社流造。

また、国の重要文化財に指定されていることを知らせる看板もありました。なお、三光堂は昭和に解体修理が行われています。

多くのメンテナンスが入ることで、現在の立派な姿があるわけですね。

大本山本興寺 七福神めぐりスタンプ

三光堂前には尼崎寺町七福神めぐりのスタンプが置かれていました。スタンプは財宝繁栄の大黒天となっています。

子供がスタンプ帳を持っていたら、忘れずに三光堂前でスタンプを押すといいですね。スタンプを押しながら、七福神をすべてめぐると、いい思い出になりますよ。

大本山本興寺 祖師堂

三光堂の隣にあるのが祖師堂です。祖師堂は日蓮大聖人のご尊像が納められています。

祖師堂は江戸時代に建てられましたが、一度焼失しています。そのため、現在の祖師堂は再建されたものです。

大本山本興寺 祖師堂僧侶の像

祖師堂の前には僧侶の像が立っており、ひらがなで書かれた説法がありました。また、説法の内容は宗教色が薄く、道徳的なものがほとんど。

子供でも説法をスっと受け入れることができるでしょう。近くには「南無多寶如来」と刻まれた趣き深い木柱がありました。

大本山本興寺 本堂説明立札

素敵な灯籠の後ろに見えるのが大本山本興寺の本堂です。説明の立札には応永27年の設立と書かれています。

「応永」は室町時代にあった年号。中世の頃の建物がこのように見られるというのは、なかなかないでしょう。時の流れを感じずにはいられません。

大本山本興寺 鐘楼

こちらは江戸時代に付けられた鐘楼です。その昔、大本山本興寺には勧学院(かんがくいん)が設けられ、修行の場となっていました。

勧学院とは平安時代につくられた大学の寄宿舎。そのため、数多くの有力氏族の学生が勧学院に住んでいました。

きっと、鐘の音を聞きながら、懸命に勉強に励んだことでしょう。

大本山本興寺 大方丈

三重塔の近くにあるのが大方丈です。大方丈も室町時代の建物です。昔は別の場所にありましたが、尼崎城の建設に伴い大本山本興寺に移設されました。

現在、国の重要文化財に指定されています。

大本山本興寺 日隆聖人荼毘所塚

こちらは日隆聖人荼毘所塚です。日隆聖人は室町時代の僧侶で、大本山本興寺が建立された際の中心的な人物でした。

日隆聖人が今日の大本山本興寺の礎が築いたといっても過言ではありません。なお、日隆聖人もここで亡くなっています。

大本山本興寺 開山堂

こちらも重要文化財に指定されている開山堂です。ここには日隆聖人の姿を今に伝える木造日隆聖人坐像が置かれています。

この木造日隆聖人坐像も重要文化財です。また、開山堂では開山講という法要が執り行われています。

大本山本興寺の不思議スポット? 霊水が湧き出る御霊水井戸

大本山本興寺の境内には霊水が湧き出る井戸があります。日隆聖人によって掘り出されたとされる御霊水井戸です。

大本山本興寺の不思議スポット? 霊水が湧き出る御霊水井戸

大本山本興寺の境内には霊水が出ているスポットがあります。井戸を見ると、龍の形をした口から霊水が出ていました。

この霊水は地元の人の飲料水として利用されましたが、現在は煮沸してから飲むように指示されています。

したがって、間違って気軽に飲まないようにしてくださいね。ちなみに、この井戸は日隆聖人によって掘り出されたものとされています。

大本山本興寺のトイレは? 設備は?

大本山本興寺にはトイレがありません。事前に阪神尼崎駅のトイレを利用しましょう。車でアクセスする場合は阪神尼崎駅近くにある駐車場を利用しましょう。

大本山本興寺には一般客が利用できるトイレはありません。事前に、阪神尼崎駅のトイレを利用するようにしましょう。

また、境内には駐車場がないため、車でアクセスする場合は阪神尼崎駅近くにある有料駐車場を利用することをおすすめします。

駅前には市営阪神尼崎駅前駐車場があり、基本料金は100円(20分)、最大料金は1,000円です。

大本山本興寺へのアクセス

大本山本興寺は阪神電車「尼崎駅」から徒歩4分と好アクセス。周辺には駐車場もあるので、車で行くことも可能です。

大本山本興寺の最寄り駅は阪神電車「尼崎駅」です。

大本山本興寺へのアクセス

大本山本興寺の最寄り駅は阪神電車「尼崎駅」です。「尼崎駅」から大本山本興寺へは徒歩4分ほど。

「尼崎駅」へは梅田、難波、神戸三宮からダイレクトにアクセスできるので、交通至便な寺院といえます。

「尼崎駅」から大本山本興寺までの行き方を記した看板があるので、それに従えば大丈夫です。また、「尼崎駅」周辺には駐車場があるので、車で行くこともできます。

大本山本興寺のおすすめ度は?

大本山本興寺は時間がないけど、お寺見学をしたいという方におすすめ。重要文化財指定の建物が多いことも見逃せません。



大本山本興寺は都会で三重塔など風情ある景色が見られる貴重なスポットです。時間がなくて遠出は無理だけど、歴史スポットに行きたい!という方は大本山本興寺を訪れましょう。

また、境内には重要文化財に指定されている建物が多いため、じっくりと観察すると、なかなかおもしろいですよ。

大本山本興寺

住所 兵庫県尼崎市開明町3-13(地図
連絡先 06-6411-3217
最寄駅 阪神電車「尼崎駅」
アクセス 電車を利用する場合
阪神尼崎駅から徒歩4分
車を利用する場合
阪神高速3号神戸線の尼崎西ICから7分
休業日 7:00〜17:00
休業日 無休
参拝料 無料
駐車場 なし
公式サイト https://www.honkoji


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この記事を書いた人

如月柊

道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。


編集&校正  ビー・エイブル