日牟禮八幡宮の見どころやおすすめを感想を交えて紹介します。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細もあり!
日牟禮八幡宮は、滋賀県近江八幡市にある神社です。境内は八幡伝統的建造物群保存地区の一つになっています。
日牟禮八幡宮は古くから近江商人の信仰を集めている神社です。
日牟禮八幡宮の歴史は長く、131年に成務天皇が即位の際に武内宿禰(たけのうちのすくね)に祀らせたところからスタートしています。
その後、応神天皇が奥津嶋神社に行幸された際、このあたりが休憩所になり、二つの日輪の形が見えるという不思議な現象がありました。
その現象にちなんで「日群(ひむれ)八幡宮」という社を建てたそうです。
その後、藤原不比等が参拝し、「天降りの神の誕生の八幡かもひむれの杜になびく白雲」という歌を詠み比牟禮社と名付けられることに。
ここで「ひむれ」が入ったといわれています。現在の日牟禮八幡宮という名に落ち着いたのは昭和41年のことです。
日牟禮八幡宮で行われる火祭「左義長まつり」と「八幡まつり」は国の選択無形民俗文化財として認定されています。
今回は日牟禮八幡宮へ行ってきたので、写真付きで感想をレビューします。
日牟禮八幡宮の見どころは国の選択無形民俗文化財として認定されている二大火祭「左義長まつり」と「八幡まつり」です。「左義長まつり」は3月中旬に、「八幡まつり」は4月中旬に行われます。
日牟禮八幡宮の見どころは国の選択無形民俗文化財として認定されている二大火祭「左義長まつり」と「八幡まつり」です。
日牟禮八幡宮を訪れる際は、これらのお祭りが行われるタイミングに合わせて行きたいもの。
どちらも、多くの観光役が集まり、盛大な山車は祭りの見どころのひとつです。また、最後には盛大に炎が燃え盛る火祭りが見られますよ。
「左義長まつり」は3月中旬、「八幡まつり」は4月中旬に行われます。「左義長まつり」は織田信長の派手なパフォーマンスにより「天下の奇祭」と呼ばれたこともありました。
現在の「左義長まつり」は商売繁盛を祈る祭りになっています。
こちらは「左義長まつり」の山車に使われる馬揃えです。ここでの馬揃えとは、織田信長が京都で行った馬揃え(京都御馬揃え)のことを指しています。
日牟禮八幡宮でも「左義長まつり」において、このような馬揃えを模した馬を表現したと言われています。
「八幡まつり」は1000年以上の歴史を誇り、八幡開町以前の旧村落で行われている祭りです。
毎年、毎年、4月14、15に日牟禮八幡宮に奉納されるのですが、14日の宵宮祭は松明祭とも呼ばれ、松明の火でスタートします。
10mあまりもある大松明など合計30本以上の松明に火が付けられ、炎あり、花火ありで夜空を彩ります。15日は本祭で太鼓祭とも呼ばれています。
各郷から出された太鼓が鳴り響き、荘厳な雰囲気を醸し出します。太鼓の打ち方は各郷によって伝承されてきたもの。
それぞれが違ったリズムを刻みます。脈々と続く伝統のすばらしさを感じることでしょう。
日牟禮八幡宮の境内の雰囲気は「厳か」の一言。八幡堀に架かる石橋を渡って参道に進んでいくと楼門前に着きます。
八幡堀に沿って歩くと日牟禮八幡宮に着きます。日牟禮八幡宮の境内は厳かで静かなたたずまい。きっと、落ち着いた雰囲気の中で参拝できるでしょう。
ところで、日牟禮八幡宮の鳥居は少し変わった形をしています。鳥居の幅は広く、車も通行可能。
また、鳥居にはかわらが使われており、一般的な鳥居とは大きく異なります。
日牟禮八幡宮がある近江八幡市は八幡がわらの産地で知られているので、何か関係があるのかもしれません。八幡堀に架かる石橋を渡って参道に進んでいくと楼門前に着きます。
専用駐車場ありませんが、境内には一般乗用車を見かけました。
これが日牟禮八幡宮の楼門前です。入口にはおなじみの狛犬があります。提灯には御紋がついていますが、この御紋は日牟禮八幡宮のあちらこちらにあります。
子供を連れている場合は御紋を探しながら参拝するとおもしろいでしょう。日牟禮八幡宮は44,000平方メートルという広大な敷地を誇ります。
そこにはエノキやムクなどの木々が生い茂っています。これらの木々のおかげで、境内は非日常な雰囲気に。
ぜひ、日牟禮八幡宮の雰囲気を感じ取ってみましょう。なお、入口すぐのところで御朱印がもらえます。
境内には、本殿の左右に八つの境内社と18柱の神が祀られています。
それぞれの末社は日牟禮八幡宮と関係ないものが多いですが、神社の合祀が行われた際に小さな神社が集まったそうです。
ここで注目したいのが大島神社です。大島神社は成務天皇が武内宿禰に祀らせた旧祭神の大嶋大神だといわれています。
これが日牟禮八幡宮の本殿です。参拝者はこの長い石畳を歩いて参拝をします。日牟禮八幡宮は近江商人の守護神として崇拝されてきました。
本殿の近くには立派な御神木があります。裏側には階段があり、そのまま上がることができます。上がっていくと、まるで森の中にいるような感じがしますよ。
神馬に平和のシンボルの鳩と鳥です。神馬は今にも動き出しそうな勢い。この神馬には御紋がついていました。
ゴールドの鳩では金婚式の際に夫婦が寄贈したとか。カップルで撫でるとご利益があるそうですよ。ところで、鳩は八幡神社の神の使いといわれています。
神の使いは動物の姿を借りて現れるとされており、稲荷神社のキツネ、八幡神社のハト、春日大社のシカ、日吉神社のサル、熊野大社のカラスとなっています。
日牟禮八幡宮は能舞台があることでも知られています。日牟禮八幡宮の能舞台は改築されており、それを記念してつくられた能が日觸詣(ひむろもうで)です。
残念ながら、この能舞台は使われていないそうです。
残念ながら、日牟禮八幡宮のトイレを見つけることはできませんでした。ただ、日牟禮八幡宮にはトイレがあるようです。
正面の門と反対側には車椅子対応の多目的トイレがあります。また、日牟禮八幡宮までの道のりにも公衆トイレが設置されています。
日牟禮八幡宮は近江鉄道バス「大杉町」から徒歩3分と好アクセス。周辺には駐車場もあるので、車で行くことも可能です。
日牟禮八幡宮の最寄り駅はJR琵琶湖線・近江鉄道「近江八幡駅」です。
「近江八幡駅」から近江鉄道バス「長命寺・休暇村」行きに乗り、バス停「大杉町」下車。
「大杉町」から日牟禮八幡宮までは徒歩3分ほどです。また、周辺には駐車場があるため、車で行くことも可能です。
日牟禮八幡宮は家族旅行におすすめ。また、お祭りが好きな方は必ずチェックしたいところです。
日牟禮八幡宮は家族旅行におすすめできる観光スポット。日牟禮八幡宮を参拝した後に、日牟禮ヴィレッジで休憩することができます。
また、日牟禮八幡宮周辺には観光スポットがたくさんあるので、合わせて訪れるといいでしょう。
また、お祭りが好きな方は「左義長まつり」や「八幡まつり」が行われるタイミングで訪れるといいですね。
住所 | 滋賀県近江八幡市宮内町257(地図) |
連絡先 | 0748-32-3151 |
最寄駅 | JR琵琶湖線・近江鉄道「近江八幡駅」 |
アクセス | 近江八幡駅から近江鉄道バス(長命寺行)で大杉町停留所下車、徒歩5分 |
参拝時間 | 9:00〜17:00 |
休業日 | なし |
参拝料 | 無料 |
駐車場 | 専用駐車場はなし |
公式サイト | https://biwako/spot201 |
如月柊
道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。
編集&校正 ビー・エイブル