銀閣寺のの見どころやおすすめを感想を交えて紹介します。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細もあり!
銀閣寺は京都市左京区にある日本を代表する観光スポットです。建立は室町時代、1482年のこと。室町幕府第八代将軍、足利義政によって建てられました。
足利義政は足利義満が建てた金閣寺をモデルとし、隠遁生活を送るために銀閣寺を建設したと言われています。
金閣寺とは異なり、派手な装飾はありませんが、落ち着いた東山文化と禅宗文化を心ゆくまで味わえるところです。
ご存じのとおり、銀閣寺の「銀閣」には銀箔はありません。一見すると地味な建物ですが、周囲の美しい庭園と相まって日本が持つ美しさを感じることができます。
また、銀閣をあらゆる角度から見られるのも大きなポイント。おなじみの構図はもちろん、小山から眺める「銀閣」は新鮮に映るのではないでしょうか。
また「銀閣」を間近で観察することもできます。
他にも見どころはたくさんありますので、銀閣寺を訪れたら「銀閣」だけでなく、他の建物や庭園もじっくりと鑑賞してください。
今回は銀閣寺へ行ってきたので写真付きで感想をレビューします。
銀閣寺は1482年に室町幕府8代将軍、足利義政によって建立されました。「銀閣寺」という名は俗称で、正式には「東山慈照寺」といいます。
銀閣寺は小学校の歴史教科書にも登場する京都を代表する観光スポットです。建立されたのは1482年のこと。
室町幕府8代将軍、足利義政が金閣寺にならって建立しました。「銀閣寺」という名は俗称で、正式には「東山慈照寺」といいます。
銀閣寺は東山文化を今に伝える貴重な建物です。1994年に世界文化遺産に登録されました。
ご存じのとおり、銀閣寺は「銀」と名乗っていますが、銀箔は貼られていません。
そのかわり、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。また、銀閣寺は庭園も見どころのひとつです。できれば、金閣寺と合わせて訪れたいところですね。
銀閣寺の拝観料は高校生以上が500円、小学生と中学生は300円です。
銀閣寺の拝観料は高校生以上が500円、小学生と中学生は300円です。小学生以下は無料となります。
銀閣寺は東山文化を今に伝える貴重な観光スポットです。時間をかけて、じっくりと味わいたい観光スポットです。
バス停「銀閣寺前」から銀閣寺までは5分ほど歩きます。銀閣寺までの道のりには写真のとおり、お土産屋やお食事処が軒を連ねています。
荷物にならないように、銀閣寺からの帰り道にお土産を購入するようにしましょう。
こちらが銀閣寺の全景図です。「銀閣寺」と聞くとガイドブックで見られる「銀閣」だけのお寺と思われるかもしれません。
しかし、全景図のとおり、銀閣寺は広大な敷地を有する寺です。
銀閣寺ではいくつか禁止事項があります。銀閣寺での自撮り棒や三脚での撮影は禁じられています。また、銀閣寺での模写もできません。
拝観料を払い、銀閣寺境内に入ると趣き深い石庭が見られます。石庭の裏に見える建物は全て銀閣寺が管理しています。
銀閣寺には「向月台」と言われる砂山があります。正直なところ、この砂山の役割はわかっていないようです。
一節には月の光を反射させるものとか。いずれにせよ、月と何かしらの関連性があることは間違いありません。
左手に見える建物が銀閣寺の本堂です。よく勘違いされる方が多いですが、教科書に出てくる「銀閣」は本堂ではありません。
このように、銀閣寺の敷地内には意外と建物が多いことに気づきます。
本堂の前から撮ると、このようなユニークな写真になります。これは「銀沙灘」と言われています。
これも月が反射することを狙ったもの。残念ながら、月が反射する姿は日中では確認できません。
木々に隠れて少し見にくいですが、こちらの建物は「東求堂(とうぐどう)」と呼ばれています。
「銀閣」と並んで国宝に指定されている重要な建築物です。「東求堂」は足利義政の持仏堂で、東山文化を代表する建物と言われています。
また、現存する檜皮葺きの書院造りでは最古のもの。「東求堂」も「銀閣」に負けず劣らず趣深い建築物です。
東求堂の前にある池はこのような感じ。この情景を見るだけで、何となく心が落ち着きます。
銀閣寺の境内には数多くの木々があります。その中で、ぜひチェックしたいのが「千代の槇」樹齢は何と500年です。
計算すると、銀閣寺が建立されて以来、ずっとここにあるわけです。
銀閣寺には「洗月泉」という小さな滝があります。山から流れ落ちる水を下段の庭へと導いていきます。確かに規模の大きい滝ではありませんが、存在感は抜群です。
なぜか銀閣寺には音楽、才智、福徳の神である弁財天がいます。芸術を好んだ足利義政の趣味でしょうか。
綺麗な湧水が出てくるエリアに着きました。ここは「お茶の井」と呼ばれており、足利義政がお茶を立てる際に用いられた井戸だと言われています。
なお、このあたりはちょっとした山になっています。
このようにまた、銀閣寺には「月」と関連する施設が多いことも特徴で、足利義政が月の光にこだわっていたことがよくわかります。
銀閣寺のハイライトはなんといっても「銀閣」です。上から見た「銀閣」、下から見た「銀閣」両方とも楽しめます。
いろいろ建物や庭を紹介しましたが、やはり銀閣寺のハイライトは「銀閣」です。「銀閣」は金閣寺の「金閣」、苔寺の「瑠璃殿」をベースにつくられています。
なお、正式名称は「観音殿」といいます。「銀閣」は二層から成り立っており、一層目の「心空殿」は書院風。
二層目の「潮音閣」には小さな窓と桟が取り付けられています。上にある青銅の鳳凰は東を向き、「銀閣」を絶えず見守っています。
小山に登ると、このような角度から「銀閣」が眺められます。広大な敷地にポツンとありますが、独特の存在感があります。
また、本堂などの建物とセットで撮るとこのような風景になります。「銀閣」だけが、他の建物と離れていることがわかりますね。
順序に従い、下山するとおなじみの角度からの撮影が可能。古い建物ですが整備がよく、「金閣」とは異なった美しさを感じます。
ドアップに撮影するとこのような感じです。なお、通常公開ではどの建物も内部は見学できません。内部は春・秋の特別公開で見られます。
「銀閣」を見終わったら、銀閣寺の見学コースは終了です。銀閣寺を見学するのに最低30分はかけたいところ。
オンシーズンですと、もっと時間がかかるかもしれません。できれば、静かな環境の中で見学したいところです。
銀閣寺のトイレは見学コースの終了地点にあります。シンプルなつくりですが、掃除が行き届いています。また、御守・朱印状を購入できるところや売店もあります。
銀閣寺のトイレは見学コースが終わったところにあります。したがって、銀閣寺を訪れる前にトイレが心配な方は事前に済ませておくことをおすすめします。
トイレは男性用、女性用、車椅子用が設置されています。
こちらは男性洋式トイレです。シンプルなつくりですが、掃除は行き届いていました。なお、和式トイレもあります。
銀閣寺には売店があります。売店では銀閣寺のポストカードやお菓子など、あらゆるお土産が販売されていました。
なお、酷暑の日には売店に立ち寄ることをおすすめします。なぜなら、冷房がガンガンに効いているからです。売店内は写真撮影が禁じられているのでご注意ください。
朱印状や御守が買える販売所もありました。いずれにせよ、銀閣寺を見終わった後のお楽しみですね。
銀閣寺は京都市営バス「銀閣寺前」から徒歩6分、「銀閣寺道」から徒歩10分と好アクセス。近くには駐車場もあるので、車で行くことも可能です。
銀閣寺へは京都市営バスが便利です。最寄りのバス停は「銀閣寺前」もしくは「銀閣寺道」です。
「銀閣寺前」からは徒歩6分、「銀閣寺道」からは徒歩10分の道のりです。
バス停「四条河原町」(阪急河原町駅)からの場合は32系統に、JR「京都駅」からの場合は洛バス100系統に乗車してください。いずれも「銀閣寺前」に止まります。
なお、金閣寺へ行く場合は「銀閣寺前」から洛バス102系統に乗車することをおすすめします。204系統でも行けますが、全てのバス停に止まるので時間を要します。
銀閣寺には駐車場がありますが、シーズンによっては閉鎖されることもあるのでご注意ください。
銀閣寺は小学校の教科書にも登場する日本を代表する観光スポット。子供も興奮すること間違いありません。
世界文化遺産に登録されている銀閣寺は日本を代表する観光スポットです。小学校の教科書にも登場するので、子供も興奮すること間違いありません。
初めて京都を訪れた際は銀閣寺に立ち寄ることを忘れずに。また、銀閣寺とは好対照な雰囲気を持つ金閣寺と合わせて訪れることをおすすめします。
住所 | 京都府京都市左京区銀閣寺町2 (地図) |
連絡先 | 075-771-5725 |
最寄バス停 | 京都市営バス「銀閣寺前」「銀閣寺道」 |
アクセス | バス停「銀閣寺前」から徒歩6分、「銀閣寺道」から徒歩10分 |
拝観時間 | 8:30〜17:00(3月〜11月)、9:00〜16:30(12月〜2月) |
休業日 | なし |
料金 | 高校生以上500円、小中学生300円 |
駐車場 | 銀閣寺専用の駐車場あり |
公式サイト | https://shokoku-ji_g_about |
新田 浩之
1987年生まれ、兵庫県神戸市在住。現在はライターとして活動しています。分かりやすく関西の魅力やお出かけ情報を全国の方々に伝えればと思っています。
編集&校正 ビー・エイブル