橋の科学館へお出かけしよう!
橋の科学館は、明石海峡大橋を中心とした橋について学べるサイエンスミュージアム。最寄駅から歩いて5分とアクセスも抜群。
橋の科学館には明石海峡大橋に関するパネルや模型が展示されているほか、映像などを通して様々な橋の建設技術を詳しく学ぶことが出来る科学館です。
世界一のつり橋である明石海峡大橋は、世界最高水準の架橋技術をあつめて建設されました。橋梁工事は世界に誇れる日本の技術の一つ。どのような技術で橋が建設されたのかを目で見て学ぶことが出来ます。
それではさっそく橋の科学館の感想をレビューします!
橋の科学館への行き方(アクセス)は?
橋の科学館へのアクセスは、JR「舞子駅」・山陽電鉄「舞子公園駅」を降りて、南へ徒歩5分のところです。駐車場もあり、車で行くことも可能。
橋の科学館はJR「舞子駅」、山陽電鉄「舞子公園駅」より南へ徒歩5分のところにあります。改札を出たら案内板があちこちに立てられているので、とても分かりやすいです。
橋の科学館へ向かう途中にある歩道橋にはスロープもあり、ベビーカーや車いすの方でも不自由なく行けるので心配ありません。
橋の科学館の入館料金と割引は?
橋の科学館の入館料金は、大人(高校生以上)は310円、小・中学生は200円、小学生未満は無料。手頃な入館料なので、ファミリー向けのお出かけスポットです。
橋の科学館の割引は、優待(65歳以上)が200円、20名以上の団体様1割引、神戸市観光アプリによる割引、ひょうごっ子ココロンカード・のびのびパスポート提示ので、小・中学生は無料になります。
橋の科学館、舞子海上プロムナード、孫文記念館(移情閣)を訪れる人は共通入館券がお得。大人なら720円なので、別々に購入するよりも土日祝日は200円ほど安くなります。(平日の場合は50円安い)
今回は他の施設にも行く予定だったので共通入館チケットを購入したのですが、チケットを買う手間が省けるのはとても便利でしたよ。
橋の科学館はどんなところ?見どころは?
橋の科学館は明石海峡大橋を中心とした橋の建設を学ぶことができる全天候型の施設。パネルや模型、映像を通して架橋技術を知ることができます。
橋の科学館は、主に明石海峡大橋の建設技術を紹介しているサイエンスミュージアム。その他にも瀬戸大橋、しまなみ海道など本州四国連絡橋の建設に役立った架橋技術を、パネルや模型、映像を通して学ぶことができます。
入り口付近の本四連絡橋の紹介をしたエリアです。瀬戸大橋・明石海峡大橋・しまなみ海道の3ルートは、工事を始めてから25年かけて完成。パネルにはその社会的、経済的効果や架橋技術が紹介されていました。地層のサンプルも展示されており、明石海峡の地質を知ることもできます。
明石海峡大橋のジオラマ模型です。こうしてみると、明石海峡大橋がいかに長いかがよく分かりました。この橋をつくり上げた架橋技術にも興味が沸いてきます。
明石海峡大橋のすぐ側にあるということもあり、明石海峡大橋の建設技術の紹介がメイン。パネルに書かれている内容は専門的なものが多く、大人の私でも少し難しく感じました。小さなお子さんにとっては、少し退屈かもしれません。
館内のあちこちに模型があり、建設作業の様子を紹介しています。模型の方が子どもの食いつきが良いようでした。
橋を支えるアンカレイジの紹介パネルです。このアンカレイジは橋の科学館の外を出てすぐのところにあります。本州側のアンカレイジは海上舞子プロムナードとなっており、内部に入って8階の展望エリアに行くことも可能。
阪神・淡路大震災が発生したとき、明石海峡大橋はまだ建設途中でした。(まだ道路部分がありませんよね)そのときの様子を紹介したパネルは特に興味深かったです。このような大震災を経験し、ようやく完成にたどりついたからこそ、建設に携わった人たちの想いもひとしおだろうなと感じました。
このエリアの上を見上げると、全橋模型があります。耐風安定性の検証のためにつくられた100分の1の縮尺模型。ちなみに実際行われていた風洞実験のシミュレーションを見ることもできます。1日5回(10:50/11:50/13:50/14:50/15:50)あるので、興味のある方はぜひどうぞ。
橋の建設の様子を映像で見ることもできます。画面の前には椅子もおいてあるので、ゆっくりと鑑賞できますよ。
シアタールームには200インチのスクリーンで、3D(立体)映像を見ることができます。本四連絡道路3ルートを紹介した「天空のみち」、さまざまな橋を訪ね歩く「橋の旅」、明石海峡大橋を学ぶ「わたると探検!明石海峡大橋」が上映されています。それぞれ放映時間が異なるので、ご注意を。上映スケジュールは以下の通りです。
「橋の旅」 10:00 11:00 13:00 14:00 15:00
「わたると探検!明石海峡大橋」 9:30 10:30 11:30 12:30 13:30 14:30 15:30
「天空のみち」 12:00 16:00
入り口のところに3Dメガネがあるので、それをかけて視聴します。大人用メガネが大きすぎる場合は、スタッフの人に申し出れば子ども用のメガネを用意してもらえます。
ほかにも土木に関する雑誌や橋の写真集を閲覧できるスペースや世界一長いつり橋ということで、ギネスから認定された賞状の展示ももあります。
橋の科学館で子ども向けのエリアはあるの?
橋の科学館にはお子さん向けのちびっ子コーナーもあります。チビッココーナーは、幼児から小学生のお子さんが楽しめるエリア。
橋の科学館はどちらかといえば中学生以上向けの科学館といったところですが、館内にはちびっ子コーナーがあり、ゲームをしたり、ブロックで遊んだりしながら橋について学ぶことができるエリアもあります。
ゲームとなれば子どもの食いつきは違いますね。小学生はもちろんのこと、幼児でも操作しやすくなっています。
私が使い方を教えてあげながらやってみると、おもしろかったようで「何度もやりたい!」と言っていました。内容は「キャラクターを十字キーで移動させて赤いポイントのところで映像を見る」という簡単なものなので、小学生低学年でも楽しめると思います。
ちびっ子コーナーには、子ども向けに分かりやすく説明されたパネルがあります。工事に携わった人は210万人いた中、死亡事故が0人というのはすごいですね。明石海峡大橋は夜になるとライトアップされますが、その電気代が3万円という事実にも驚きでした。
ブロックをつかってアーチをつくってみようというコーナーもあります。四角いブロックでどうやってアーチをつくるのか、一見難しそうに見えますが柱になっている突起部分が支えになり、きれいなアーチが完成します。
ほかに子どもがおもしろがって遊んでいたのは、レバーやボタンで遊べる体験型のもの。左の写真は巨大な鋼ケーソン(橋の主塔の基礎の型枠)を上下左右に動かしながら正確な位置におき、海底に沈める作業を体験できます。
右の写真は、ケーブル照明のコーナー。明石海峡大橋の照明は赤、青、緑のランプが3個1組になっており、その明るさの強弱によっていろんな色を演出しているそうです。子どもたちは写真手前のねじを回しながら照明を操作して、光の色が変わる様子を繰り返し楽しんでいました。
橋の科学館には無料エリアもあり
館内には無料の休憩所があります。お弁当や飲食物の持ち込みはできませんが、自販機で購入したものならこちらで飲食OK。
橋の科学館には無料エリアもあります。イスとテーブルもあるので、休憩スペースとして利用することもできます。飲食物の持ち込みはできませんが、館内の自販機で購入したものなら飲食もOK。
このエリアには、明石海峡大橋、瀬戸大橋、しまなみ海道を通って行ける県の観光雑誌も置いてあるので、雑誌を読みながら休憩するには最適な場所です。
おすすめは窓際のカウンター席。ガラス張りの窓からは暖かな日差しが降り注ぎ、のんびりと明石海峡大橋が一望できる特等席。ここには写真撮影にぴったりの張りぼても置いてあってイチオシ撮影スポットです。
受付の前にはお土産コーナーがあります。本四高速のシンボルキャラクター「わたるくん」といったここでしか手に入らないオリジナルグッズもいろいろ置いてあります。来館記念に買って帰るのもいいかも。
橋の科学館のトイレはあるの?
館内にはトイレは1ヶ所。とても清潔で、ウォシュレットやおむつ交換台もあり。
館内にあるトイレは1ヶ所のみです。トイレは入り口を入って右側のところにあります。きちんと清掃されていて、とても綺麗でした。おむつ交換台もあり、小さなお子さん連れの方でも安心して利用できます。
橋の科学館のおすすめ度は?
橋の科学館は、明石海峡大橋をはじめとする本州四国連絡橋について学ぶことができる全天候型のサイエンスミュージアム。
建築や土木関係に興味のある方や大人は楽しめる施設ですが、小学生以下のお子さんには難しくて、ちびっ子コーナー以外は少々退屈するかもしれません。
ただ無料のエリアの窓際のカウンターは明石海峡大橋を一望できるのでおすすめです。舞子公園に遊びに来た時に、休憩がてらにふらりと立ち寄ってみるのもありかも。
その他にも橋の科学館がある舞子公園には、舞子海上プロムナード、移情閣・孫文記念館、旧武藤山治邸、旧木下家住宅など、さまざまな観光スポットがあります。橋の科学館を訪れた際には、ぜひそちらにも足を運んでみてください。
橋の科学館の施設概要
住所 |
兵庫県神戸市垂水区東舞子町4−114(地図) |
連絡先 |
078-784-3339 |
最寄駅 |
JR「舞子駅」 山陽電車「舞子公園駅」 |
アクセス |
電車・バスの場合は、JR「舞子駅」・山陽電車「舞子公園駅」より南へ徒歩5分。高速バス「高速舞子バスのりば」下車、南へすぐ
車の場合は、淡路島・徳島方面からは、神戸淡路鳴門自動車道「垂水IC」を出て南へ約5km。有馬方面からは阪神高速7号神戸線「前開IC」から南へ約8Km。大阪方面からは第二神明道路「高丸IC」を出て南西へ約3km。山陽自動車方面からは山陽自動車道「布施畑IC」を出て南西へ約9km |
営業時間 |
3月〜7月19日、9月〜11月 9:15〜17:00(入館は16:30まで)7月20日〜8月 9:15〜18:00(入館は17:30まで)12月〜2月 9:15〜16:30(入館は16:00まで)
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休館日 |
月曜日(祝日の場合は翌日が休み、繁忙期は無休) |
入館料金 |
大人(高校生以上)310円、小・中学生200円、小学生未満は無料、65歳以上は200円 |
駐車場 |
あり 普通車駐車場P1、P2(212台)営業時間8:30〜21:30(ただし12月29日〜12月31日は休業) |
公式サイト |
http://www.hashinokagakukan.jp/ |
この記事を書いてくれた人
NANA
1988年生まれの神戸在住ライター。幼稚園児の娘と息子を育てているママです。足を運んだ兵庫県内の観光・お出かけスポットは100ヶ所以上。子持ちママ目線で、施設の魅力をご紹介しています。
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