西出町公園のの見どころやおすすめを紹介。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細も!
西出町公園(にしでまちこうえん)はコンクリートマウンテンが中心にあるのが特徴。日本画家の東山魁夷の旧居跡を伝える掲示があります。
西出町公園は神戸市兵庫区の住宅街の一角にある公園。
地理的にはハーバーランドにも近いのですが、雰囲気としてはハイカラではなく庶民的な親しみやすさを感じさせる場所となっています。
コンクリートマウンテンが中心にあるのが西出町公園の特徴です。そこはすべり台をはじめとする複合的な遊具設備となっています。
西出町公園の掲示には日本画家として今なお名声高い東山魁夷の旧居跡が記されています。昭和初期の町の復元図などもあり在りし日の神戸を偲ぶ場ともなっています。
今回は西出町公園へ行ってきたので、感想や見どころを写真を交えて詳しくレビューします。
西出町公園の見どころは公園の中心に置かれたコンクリートマウンテン。ここにはいろんな遊びの要素が詰まっています。
西出町公園に足を踏み込んで一番に目に入ってくるのが、公園の中心部にある半円の建造物です。
普通の遊具が周囲にある中で、お茶碗を伏せたような形をした半円の建造物がドーンと置かれていますので何だろうと思ってしまいます。
半円の建造物の周囲をぐるりと回ってみると、その高さを生かして遊べる遊具がいろいろ備わっていることがわかります。
これはコンクリートマウンテンという遊具設備なのですね。このコンクリートマウンテンが西出町公園の見どころとなります。
コンクリートマウンテンの中でメインとなるのがこのすべり台でしょう。幅の広さが目立ちます。
これだけ広いとみんなで仲良く滑ることができますので、すべり台の取り合いにならないからいいですよね。
すべり台の着地場は砂場ではなく、ただの砂地となっていました。
コンクリートマウンテンによじ登るための仕組みが2つありました。1つは鎖になっていてこれをしっかりつかんで腕力を武器に上がっていくタイプです。
もう1つは岩の出っ張りになっていて、この出っ張りを手や足をかけるポイントにしてよじ登っていくタイプです。
岩の出っ張りの方は手すりも近いので、手すりに頼りながらチャンレンジすることもできそうですよ。
そしてさらに難易度が高いのがとっかかりが何もない面です。かなりの急な角度になっていますのでおいそれと簡単には登ることはできません。
なんとか滑り落ちそうなところを踏ん張りながら登っていくしかないでしょう。この難易度の高さが子供たちのチャレンジ魂に火を付けるかもしれませんね。
簡単に上がれるように階段も用意されています。階段はすべり台の横に設置してあります。
すべり台で繰り返し遊ぶのならこの階段を利用することになるでしょう。この階段から頂上へと上がってみましょう。
頂上には平らなスペースがありました。あまり広くない公園なのでここからは当然、公園の全容が見渡せます。
すべり台をのぞき込むと結構な高さに感じられました。この高さまで鎖や岩を使って登ってくるのもなかなか大変なことですね。
コンクリートマウンテン以外にも遊具がそろっている西出町公園。ちょっとした広場もあります。
西出町公園にはコンクリートマウンテン以外にも普通の遊具が揃っています。
円形のジャングルジムは中に赤い支柱となる円筒が通ることで複雑な構造となっています。外側の隙間は大きいのでジャングルジムの中に入るのは容易でしたよ。
こちらはウェーブタイプのジャングルジムです。うんていのように腕だけでぶら下がって進んで行ったり、上面を手足を使いながら這うように上っていくことができます。
どちらにしても結構な高さまで登っていくので結構な難易度となることでしょう。
あとはブランコやすべり台などのオーソドックスな遊具があります。そんなに広い敷地ではないのですが、その中に遊具がギュッと詰まっている感じでした。
西出町公園には広場もありますが、あまり広場と遊具エリアとの明確な分離もされていない上に、ボールの飛び出しを防ぐフェンスもないので、激しい球技は向かない感じです。
民家も隣接しており道路も近く、やるとしても軽い球技にとどめておく方が無難でしょう。
西出町公園には東山魁夷の旧居跡の掲示があります。日本画家の巨匠である東山魁夷ともゆかりのある場所だったのですね。
日本画家の巨匠として名高い東山魁夷は、今なお人気が高くいろんな美術館の特別展示などでも目にすることができます。
西出町公園には、そんな東山魁夷の旧居がこの地域にあったという記述が掲示してあります。東山魁夷は子供の頃にこの西出町公園のある西出町に住んでいたそうです。
この掲示には昔このあたりがどうなっていたかを知ることができる昭和初期の西出町の復元図も載っています。
こういう歴史の一片を垣間見ることで在りし日の神戸を偲ぶことができそうですね。
西出町公園の対面にある住宅前には入江小学校跡地として二宮金次郎の石像が設置してあります。
東山魁夷も通った入江小学校は明治33年からの古い歴史を持っていたのですが、昭和63年に幕を閉じたのでした。
屋根付きの休憩所がある西出町公園。残念ながらトイレはありません。
西出町公園には屋根付きの休憩所があります。遊具からは少し遠いので子供を見守るのに使う用途には向かないのが残念です。
また、トイレはありませんので、周囲も住宅街で商業施設もないので駅などで事前に済ませておいた方がよさそうです。
休憩所は屋根はついているのですが、ツタが絡まることで日よけになるので、冬などの植物の枯れる季節にはあまり日よけの意味はなさなくなります。
もちろん雨にも効果薄です。テーブルはありませんが手すり付きのベンチが設置してありました。
複数個所にベンチも設置してあります。ただどのベンチも遊具からは遠いので子供を見守るのには向きません。
どちらかというと遊具近くの喧騒を離れてゆっくり座っていたい大人向きといった感じでした。
西出町公園の最寄り駅はJR「神戸駅」。歩いて約8分の距離です。車なら国道2号線の西出町信号すぐとなります。
歩いていくのならJR「神戸駅」から国道2号線沿いに西へと進みます。歩いて約8分と少し時間はかかります。
車なら国道2号線で神戸駅方面を目指します。西出町信号すぐの場所となります。
「神戸駅」には改札が二か所あります。西出町公園に行くならビエラ神戸口から出ましょう。改札出てすぐに左へと曲がり外に出ます。
前方に大きな歩行者用の陸橋が見えますので、その橋を渡って国道2号線の向こう側へと進みます。
橋を渡り終えたら今度は国道2号線沿いに西へと進んでいきます。国道2号線に沿って歩道がちゃんと続いていますのでそこを進んでいきましょう。途中信号を2回渡ります。
西出町の陸橋が見えてきたら西出町公園はすぐです。陸橋に差し掛かる手前の信号のところで左へと曲がりましょう。
すぐに西出町公園が見えてきます。国道2号線沿いの道を歩く時間が長いので神戸駅からは8分ほどかかってしまいます。
車で行くならば国道2号線を神戸駅方面へと走らせます。神戸駅の西側にある西出町信号のすぐそばとなります。ただ西出町公園には駐車場はありません。
公園の向かい側に入江パーキングという有料駐車場がありますので、そこを利用するといいでしょう。
料金は8:00〜20:00は60分/200円、20:00〜8:00は60分/100円です。24時間最大料金は月〜土が700円、日・祝が500円、20:00〜8:00の夜間最大料金は200円となっています。
コンパクトな敷地ながらコンクリートマウンテンなど遊ぶための要素は豊富。東山魁夷の旧居跡の掲示を見て歴史に触れるのもいいですね。
コンクリートマウンテンなどの遊ぶための要素は豊富なので、サクッと子供たちを遊ばせるのにおすすめな場所です。
ただ幼児用に配慮した遊具は皆無なので、遊びに行くかどうかは子供たちの年齢を加味して決めた方がよさそうです。
遊びにプラスして東山魁夷の旧居跡の掲示などを見て歴史に触れるのも悪くないでしょう。
公園自身がコンパクトなので、ここでゆっくり過ごすといった用途には向かない感じです。
住所 | 兵庫県神戸市兵庫区西出町2丁目2-13(地図) |
連絡先 | 無 |
最寄駅 | JR「神戸駅」 |
アクセス | <電車を利用する場合> JR「神戸駅」から徒歩約8分 <車を利用する場合> 国道2号線の西出町信号すぐ |
開園時間 | 24時間開放 |
休園日 | 無休 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 無 |
公式サイト | 無 |
みつ葉
すきま時間で執筆にチャレンジしているひよっこライター。生まれも育ちも神戸。自分の知らない場所を歩きまわって堪能するのが趣味。関西圏の隠れたスポットを見つけて、実際に現地に足を運んでその魅力を発信していきたい!読み手の人たちにその場の空気感みたいなものを伝えられればと思っております。
編集&校正 ビー・エイブル