川池公園の見どころやおすすめを感想を交えて紹介します。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細もあり!
神戸市兵庫区松本通という阪神淡路大震災から復興した地域にある川池公園(かわいけこうえん)。とんかつソース発祥の地となっています。
川池公園は兵庫県神戸市兵庫区松本通にある児童公園です。このあたりは阪神淡路大震災で大きな被害を被り、その中から復興してきた歴史を持っています。
震災で亡くなった人たちを追悼する「いのちの碑」が建てられています。またここはとんかつソース発祥の地ともなっています。
幅の広いすべり台や不気味な蛇の顔が付いた複合遊具など、ユニークな遊具が揃っています。子供たちが駆け回れる広場もあります。
今回は川池公園へ行ってきたので、感想や見どころを写真を交えて詳しくレビューします。
とんかつソースが生まれた場所となっている川池公園。花壇を彩る花の美しさも見どころとなります。
なんと川池公園はとんかつソースが生まれた場所なのです。
その記憶を留めておくためにオリバーソースから贈られた「とんかつソースが生まれた場所」と記されたレリーフが公園内に飾られています。
1948年という戦後すぐの頃に、とんかつソースはここにあったオリバーソースの工場で生を受けました。
今では日本で知らない人がいないとんかつソースがここで生まれたなんてなんだかびっくりするような話ですよね。
この「とんかつソースが生まれた場所」と記したレリーフが見どころとなります。ぜひ子供たちと一緒にレリーフを探してみてください。
見つけられたらとんかつソースの誕生話を子供たちにも聞かせてあげてください。
ちなみにオリバーソースの工場はその後も元気に操業していたのですが、阪神淡路大震災で大きな被害を被り、最終的にはポートアイランドへ移転してしまいました。
今ではこの公園にレリーフという形で記憶を留めているだけとなってしまっています。
その他にも公園内には「いのちの碑」が建てられています。この松本通り地区は阪神淡路大震災で大きな被害を被りました。
震災後に再びこのような惨事を繰り返さないために、震災に強い街作りを目指して区画整理が行われて、町の様子もすっかり変わりました。
月日が経つにつれ震災の記憶も少しずつ薄れていきますが、「いのちの碑」がある限りこの地区の記憶は途切れることはないでしょう。
川池公園にはところどころに花壇があって公園を美しく彩っています。
公園を飾る草花は日頃は見落としがちですが、川池公園の花壇は一味違うので是非とも注目していただきたいですね。
ヨーロッパの庭園風の演出をあちらこちらに見ることができますよ。
こういう演出のおかげで川池公園もちょっと優雅なお城のような雰囲気に包まれます。
こんなところにもお花があるのかと思うような場所にも植えられています。意識を持って見ていくとお花が多いことに気づきますよ。
遊具の中では幅の広いすべり台と不気味な蛇の顔が付いた複合遊具が目立つ存在。自然浴さんぽ路と称した健康器具もあります。
川池公園は大きく分けて上と下のステージに分かれます。上のステージには複合遊具やスプリング遊具があります。
土地の段差を利用した幅の広いすべり台が2つのステージを結びます。下のステージのほとんどは広場が占め、あとは健康器具が集まったエリアとなります。
川池公園の中で一番の目玉はなんといってもこの幅の広いすべり台でしょう。この公園のシンボルともいえる遊具です。
公園内の土地の落差を利用してすべり台としたものです。それにしてもワイドな横幅ですよね。
すべり台の上には子供たちが誤ってすべり台から転げ落ちないように柵が設けてあります。
滑り降りたところはゴム製のクッションフロアになっていました。実際にここに立ってみるとフワフワしていましたよ。子供たちの安全に配慮した形になっていました。
すべり台の横は階段になっています。ここを駆け上がっていって何度でもすべり台にトライすることができます。
川池公園の中で遊びのかなめとなるのがこの複合遊具です。正面から見ると長いトンネルすべり台とかわいいツイストすべり台から成り立っているのがわかります。
緑色のトンネルすべり台によく注目して見てみるとなにやら不気味な顔になっていることに気づきます。
大きく口を開いていて下あごが飛び出た姿になっていますね。しげしげと見るといろんなことに気づかされてさらに不気味さが増してきますよ。
横から見ると蛇を表しているんだなということに気づきます。なぜ蛇をモチーフにしたのでしょうかね。
後ろから見るとトンネルすべり台の入り口がポッカリと黒い穴として開いているのがわかります。
大人にはこの穴は小さくて入らないので、子供たちにチャレンジしてもらって中はどうなっているのかぜひとも感想を聞いてみてください。
複合遊具の近くにはウマとウサギのスプリング遊具があります。
目立つ遊具があるので遊具が充実しているように見えますが、実は川池公園の遊具の種類はそれほど多くはないのです。
健康器具は広場のある下のステージに集まっています。まず目を惹くのが自然浴さんぽ路と称した健康器具です。
足のツボを刺激するものですが、説明版にはかなり細やかな指示が書かれていますよ。なんと靴を脱いで使用するものだったのですね。知りませんでした。
あとはぐるぐると呼ばれるものや背伸ばしベンチ、ぶらさがり器具などがありました。
大人の健康増進にも川池公園は有効なようですね。
なぜか球技は禁止されている広場。屋根付きの休憩所の前にはバルコニー型の張り出しがあります。
川池公園の大半はこの砂地の広場となっています。幅の広いすべり台の横に階段状の段々が設けられているのですが、これがちょうど広場を望むベンチのようになっています。
広場の形状といい、観戦するベンチの存在といい、野球をするのに持ってこいの環境に見えるのですが、残念ながらこの広場は球技が禁止されています。
一部にはフェンスが設けられていてボールが不用意に飛び出るのを防ぐ構造にはなっているのですが、全部には施されていないことからこういうルールになったのかもしれません。
道路や民家も近いので仕方がなかったのかもしれませんね。
上のステージには屋根付きの休憩所が設けられています。中のベンチは2組だけというこじんまりとした休憩所になっています。
この休憩所の前にはバルコニー型の張り出しがあってここからは公園全体が見渡せます。
休憩所以外にも複合遊具のそばや広場にもベンチが設置されていました。
川池公園にはトイレはありません。水飲み場の機能を備えた水道設備はあります。
川池公園には水飲み場の機能を備えた水道設備があるくらいで、トイレなどはありません。
公園の周囲は住宅地で近くにある湊川市場まで行かないとトイレは見つけられないでしょう。できれば公園を訪れる前にトイレを済ませておく方がいいでしょう。
神戸電鉄「湊川駅」または神戸市営地下鉄「湊川公園駅」から徒歩約5分のところにある川池公園。車なら阪神高速3号神戸線柳原出口から約7分で着きます。
川池公園の最寄り駅は神戸電鉄「湊川駅」または神戸市営地下鉄「湊川公園駅」になります。
どちらとも地下の改札口から地上へと出て徒歩約5分で着きます。車なら阪神高速3号神戸線で神戸方面へと進みましょう。柳原出口を降りて約7分で着きます。
神戸電鉄「湊川駅」、神戸市営地下鉄「湊川公園駅」の2つは地下道で繋がっています。改札を出たら地下道を通じて西出口1から地上へと出ましょう。
車道沿いに西へと進み、上沢通り2丁目の交差点にぶつかったら北へと曲がりましょう。せせらぎ通りを過ぎた次の角で西へと曲がれば川池公園が見えてきます。
車で行くときには、川池公園には駐車場がないので、近くのタイムズ兵庫松本通りを利用するといいでしょう。
料金は全日どんな時間帯でも40分/100円となっています。最大料金は夜間のみ(19:00〜8:00)で400円です。
きれいな公園で気持ちよく利用できる点がいい。目的と照らし合わせて遊びに行くかどうかを決めるといいでしょう。
花壇も多くきれいな公園で気持ちよく使えるというのが利点となります。
幅の広いすべり台や不気味な蛇の顔が付いた複合遊具など、気になる遊具をピンポイントに目的として訪れるのにはいいでしょう。
ただ球技で遊ぶことができない広場や数が少ない遊具など制約があるのも事実です。砂場などもなく幼児を遊ばせる材料が少ないのも気になりますね。
目的と照らし合わせて訪れるかどうかを決めるのがいいみたいですよ。
住所 | 兵庫県神戸市兵庫区松本通3丁目1-17(地図) |
連絡先 | 無 |
最寄駅 | 神戸電鉄「湊川駅」または神戸市営地下鉄「湊川公園駅」 |
アクセス | <電車を利用する場合> 神戸電鉄「湊川駅」または神戸市営地下鉄「湊川公園駅」から徒歩約5分 <車を利用する場合> 阪神高速3号神戸線柳原出口から約7分 |
開園時間 | 24時間開放 |
休園日 | 無休 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 無 |
公式サイト | 無 |
みつ葉
すきま時間で執筆にチャレンジしているひよっこライター。生まれも育ちも神戸。自分の知らない場所を歩きまわって堪能するのが趣味。関西圏の隠れたスポットを見つけて、実際に現地に足を運んでその魅力を発信していきたい!読み手の人たちにその場の空気感みたいなものを伝えられればと思っております。
編集&校正 ビー・エイブル