天橋立公園の見どころやおすすめを感想を交えて紹介します。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細もあり!
天橋立公園は、京都府宮津市にある公園で人気の景勝地です。

天橋立公園は日本海の宮津湾にあり、陸奥の松島や安芸の宮島とともに、日本三景に数えられている公園です。
          大自然が作り出した造形物がみごとで、その絶景は長さ3.2キロメートル、幅20メートル〜170メートルの砂嘴によって形成されています。
          いつもたくさんの観光客で賑わっている天橋立公園は、大天橋、小天橋、第二小天橋と、これらの風景が展望できる傘松の4つの地区からなりたっています。
          大天橋には約3,700本の松が植えられています。小天橋にも約1,000本の松が植えられていて、文珠とは回旋橋で繋がっています。
浜辺にはハマナスが自生し、海水浴や魚釣り場などで人気が高いエリアです。
          傘松地区は股のぞきのできる場所で、ここから天橋立公園の全景が望めます。
          
          股のぞきから見ると、縦に細長く、周りは海岸に挟まれているので、龍に見えるということで有名です。
また、細長い公園はかなり距離があるため、端まで行くにはサイクリングがおすすめです。
          太陽に照らされてキラキラと輝く海を横目に、青々と繁る青松の木立の間を、気持ちいい風を感じながらサイクリングするのは非日常が楽しめて面白いですよ。
          このように公園内は展望所から景色を眺めたり、船に乗ったり、サイクリングしたりといろんな楽しみ方で楽しめます。
今回は天橋立公園へ行ってきたので、感想や見どころを写真を交えて詳しくレビューします。
天橋立公園の見どころはその美しい風景です。

          美しい自然を残す天橋立公園は「日本の松百選」、「日本の白砂青松百選」、「日本の渚百選」、「日本の道百選」、「日本の名水百選」など5つの日本百選に選ばれています。
それほどにきれいな景色が見られるところなので、天橋立公園を自転車で走っていく人も多くいます。
          
          こちらは「日本の道百選」を表す立札と石碑です。
          
          この道は天の橋立線と呼ばれる府道で、日本らしい特徴のある道ということで百選の一つとして表彰されました。
          延長3.2キロメートル、幅員は3.5メートルから12.1メートルの道に並ぶ白砂に黒松という姿が日本らしい特徴として認められたようです。
          確かに、白砂の道や松を林立させた場所は外国にはあまりないかもしれませんね。まるで海岸線のようでとても素敵です。
          
          こちらが「日本の渚百選」に選ばれた渚が見える海です。周りには湾と海しかなく、遮るものもないので、とても開放感のある景色が楽しめます。
海もとてもきれいなので、海水浴も安心してできそうです。さすがに景観に注意しているだけありそうですよね。
こちらからも山や雲など自然が豊かで、写真スポットとしても最適です。
日本名水100選については、この辺りは「磯清水」(いそしみず)という水が採取されるそうです。
          和泉式部がかつてこちらの名水にちなんで「橋立の 松の下なる磯清水 都なりせば君も汲ままし」という歌を残しています。
          そこから磯清水という名前がつきました。
          
          こちらの海に浮かぶ中洲なのですが、磯清水は塩分が全く含まれていない水ということで不思議な水として注目されています。
          
          「日本の松百選」に選ばれた松です。
          
          大天橋と小天橋の間に位置する松で、この地を昔から「九世の戸」と読んでいるため、こちらの松は「九世の戸の松」と呼ばれています。
          
立派な松が周りを囲んでいて気持ちいい空間になっています。
          
こちらには赤い服を着たお地蔵様もいて、観光客を見守っています。
          お地蔵様の赤い服が汚れている感じがなかったので、この辺りは日ごろからかなり手入れされていることがわかりました。
           
 
          こちらは小天橋です。またの名を廻旋橋といい、観光船や輸送船が橋の下を通過するときは橋そのものが回転します。
          
          橋の真ん中が二つに分かれて、90度に回転をして道を開け、そこを船が通過するというわけです。そのため、橋自体がそんなに水面から高いわけではありません。
          
          この旋回橋は天橋立の名物のひとつなので、チャンスがあればぜひ見てみましょう。時間に合わせて旋回します。
          
          張り紙が貼ってあるので、旋回する時間はすぐにわかります。
          
          海水浴場です。海がきれいにみえますね。天橋立は海水浴場でもあるので、夏は海水浴客が多く遊びにやってきます。
天橋立公園は白砂に松がたくさん植わっていて、景観的にもとてもきれいです。
          木々がたくさん植わっているので、子供たちだけが海水浴で遊んでいても、親が松の木陰で見守ったり休憩したりということができるので便利です。
          
          海水浴場には海水浴に必要なシャワーも無料で設置してあるのですが、一見そんなシャワーがあるようには思いません。
実は景観を損なわないようにということで、松に似せてあるんです。
          天橋立公園は左右には阿蘇海と宮津湾があるのですが、あまりに細い公園なので、どこからでも阿蘇海と宮津湾の両方が見渡せるところも面白いです。
          
天橋立公園は公園内に橋があり、海に面していることになります。魚釣りをするには絶好の場所だといえるでしょ
う。
          
          ですが、魚釣りは禁止されています。
          
          天橋立公園は海からの遊覧船が出ていたり、季節には多くの人がやってくるいうことを考えたりすると、魚釣りは危険なのでしょうね。
また、海水浴客も多いところから、魚釣りの針などが忘れられていると危険というのもあるかと思います。
天橋立公園のトイレは、公園のいろんな場所にあるので安心です。

天橋立公園は長い公園なので、公園のあちこちにトイレがあり、特にトイレで心配になる必要はなさそうです。
          すべてのトイレではありませんが、車いすが入れる大きなトイレもありますし、ベビー関連設備のあるトイレもあります。
          ベビー関連設備のあるトイレはおむつ替えシートやベビーシートがあります。
          
          ただ、授乳室やベビーカーレンタルはなく、そもそも事務所のようなところもありません。
           
 
          トイレはどこもたくさん個室があります。こちらのトイレは洗ったばかりなのか、床に水が流れていたのが気になりました。
          
          ですが、全体的にはとてもきれいにしていて、洗面台も大きな鏡がついていたり、センサーで吐水される蛇口がついていたりしていました。
          
          こちらのトイレは車いす用のトイレがあります。トイレの中はトイレットペーパーがたくさん置いてあるので、人がたくさん使っても安心です。
          
          
なんと4つもペーパーホルダーがあります。これだけあればしばらくお掃除の人が来なくても間に合いそうです。
           
 
          ですが、そのせいもあってなのか、トイレの中はトイレットペーパーの切れ端がたくさん落ちていて、少し散らかっていました。
手すりがたくさんあるので立ち上がりもスムーズにいきそうです。
          
          トイレはトイレだけでなく、ベンチもあり、ちょっとした休憩もできます。家族で遊びに行って、誰かがトイレにいってもこちらで待つこともできますね。
小さな子供がいれば、ちょっとしたベンチがあると便利です。
          
洋式トイレもあり、トイレットペーパーはたくさんありました。
          
          中はきれいでとても清潔そうでした。とてもおしゃれトイレなのですが、手すりなどがないところが気になりました。
           
 
          場所によってトイレの様子は様々なので、あっちにない設備がこっちにはあるということもあります。
          
          どこでも誰もが快適に使えるという点では少し物足りないかもしれませんね。
天橋立公園は北近畿タンゴ鉄道天橋立駅から徒歩10分ぐらいのところにあります。
天橋立公園は細長い公園で、ちょうど阿蘇海と宮津湾を横切った感じに伸びています。
          
          海に浮かぶ三角州のような感じなので、こちらに入るには北近畿タンゴ鉄道天橋立駅から行く方法と笠松公園から行く方法があります。
電車で行く場合は、北近畿タンゴ鉄道天橋立駅が最寄り駅なので、こちらのほうが一般的です。
北近畿タンゴ鉄道天橋立駅を降りたら、知恩寺のほうに向かっていくといいでしょう。
          
          多くの人がそちらに向かって歩いて行くので特に難しいことはなく、一本道になっているのでわかりやすいと思います。
自動車で行く場合は大阪からだと約2時間で到着します。
          駐車場を利用するときには知恩寺の駐車場を利用するといいでしょう。こちらの駐車場が一番天橋立公園に行くのに便利です。
          
          乗用車は100台収容できて、金額は1日700円です。
天橋立公園は、知恩寺と天橋立駅の中間地点あたりにあります。
          
中間地点には大きな招き猫があり、そこを目印に曲がると天橋立公園になります。
          
天橋立公園に向かう方向に橋が伸びているので、そちらの方向に進んでいきましょう。
          
橋を渡ったあたりに看板が出ていて、天橋立公園に到着です。
          
          公園内は自動車で走行することができません。そのため、やはり自動車は駐車場において、歩いてここまでやってくるのがいいでしょう。
天橋立公園は家族連れにぴったりなスポットです。景色も素敵なので、大人も楽しめる場所でもあります。

          
          天橋立公園は自然がいっぱいで、伸び伸びと遊ぶことができます。
小さい子供のための設備も揃っているので、小さい子供を連れて行っても快適に過ごせそうです。
          知恩寺が近くにあり、その通りには観光地らしいお土産物屋さんや知恵の餅が食べられるお店、食事処などもあり、一日中遊べるスポットでもあります。
          ロープウェイに乗って、山頂で股のぞきをしてみるのも楽しいでしょう。
          
          いろんな楽しみ方ができるので、どの年齢層の子供にも合わせた遊びが楽しめそうです。
| 住所 | 京都府宮津市文珠、万年および大垣ならびに中野(地図) | 
| 連絡先 | 0772-22-3244(京都府丹後広域振興局建設部 丹後土木事務所) | 
| 最寄駅 | 北近畿タンゴ鉄道天橋立駅 | 
| アクセス | 北近畿タンゴ鉄道天橋立駅徒歩10分 | 
| 営業時間 | 特になし | 
| 休園日 | なし | 
| 料金 | 無料 | 
| 駐車場 | 専用駐車場は無し(近隣に有料パーキング有り) | 
| 公式サイト | https://www.pref.kyoto | 
如月柊
道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。
編集&校正 ビー・エイブル