有馬温泉へお出かけしよう!有馬温泉には無料で入れる足湯をはじめ、日帰り温泉などのおすすめスポットがたくさんあります!
兵庫県北区にある六甲山の山麓の自然に囲まれた有馬温泉は、季節ごとに違った表情を見せる兵庫県を代表する素敵な温泉街。このページでは日帰り温泉や見どころなど有馬温泉街を詳しく紹介しています!
有馬温泉は日本三古湯の一つとして格付けられており、江戸時代には温泉番付で最高位にもなったほどの名湯です。発掘技術が発達する前からある温泉というのは、自然と湧き出た温泉が多く、この有馬温泉もそんな温泉の一つ。
有馬温泉はその歴史は古く関西最古の温泉街。大阪からのアクセスも良いため、今では大きな旅館やホテルが立ち並ぶほどで兵庫県を代表する温泉街に発展しています。
有馬温泉のおすすめといえば、日帰りの天然温泉です。有馬温泉には、外湯は「金泉」と「銀泉」がありますが、どちらもふらっと来て、安く気軽に入れるのが魅力。それではさっそく有馬温泉の感想をレビューします!
こちらは有馬温泉の地図ですが、案内所を中心に多くの温泉旅館が立ち並んでいます。温泉街を流れる有馬川にかかっている赤い橋は「ねね橋」と呼ばれている橋。この地図だと案内所の横あたりになります。
有馬温泉街には所々このような長い坂道があります。この道を登って突き当りを左に行けば太閤の湯、右に行けばねね橋に辿り着けます。ねね橋のさらに先に案内所があって、その辺りが有馬温泉街の中では一番賑やかな通りです。
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坂を登っていくとまず最初に目に飛び込んでくるのがこの噴水。こちらは大きな噴水で目立つので待ち合わせに良さそうです。噴水の中に何故か河童の像が...どうして河童の像なんでしょうか。
噴水の近くにはライトアップされた大きな岩がありますが、これは袂石(たもといし)と言う石で女神の力が宿っているとか。この石はもともと袂に入るほどの大きさだったのですが、年月をかけて成長したという言い伝えがあります。
この石をさすった手で体をなでると、病いや怪我が治ると信じられていたそうですよ。何か疾患を抱えていてた昔の人は、神にもすがりたい気持ちで湯治場を利用していたのかもしれませんね。
この袂石の大きさは、高さ5m、周囲19m、重さ130トンもあります。
先ほどの坂を上がっていくとひときわ目立つ赤い橋があります。有馬川にかかるこの橋がねね橋。ねね橋の「ねね」はもちろん、太閤秀吉の正妻のねね様のこと。
こちらは太閤秀吉像。ねね橋の近くに建てられています。太閤秀吉といえば、勢い盛んなイメージがあったのですが、こちらの像はずいぶんと穏やかな表情をした秀吉です。晩年の秀吉をイメージしたのでしょうか。
有馬温泉に来るのは身体の疲れを癒すことなので、このような穏やかな秀吉像の方が違和感がないですね。太閤秀吉は有馬温泉をたいそう気に入っていたそうで、別邸を建てるほどこの有馬温泉を気に入っていたそうです。中でも金泉が特別お気に入りだったとか。
こちらはねね像。ちょうどねね橋を挟んで秀吉像の反対側に建てられています。ねね像が見つめている先には太閤秀吉の像があるのですが、仲睦まじい光景ですよね。実際に太閤秀吉は、ねねを連れて有馬温泉に来ていたそうです。
このねね様ですが、なんと御歳14歳で秀吉と結婚したのですが、ねねが子宝(男の子)に恵まれなかったという話をご存知の方は多いのではないでしょうか。この有馬温泉は子宝の湯とも言われているのですが、これが理由で、秀吉たちは何度もこの温泉に訪れたのかもしれませんね。
それにしても、こうやって像を見ると、ずいぶん二人は年齢差があるように感じます。そんな二人は戦乱の中、お互いが支えあってやってきたと言われています。そんな二人の素敵な恋愛話にまつわる橋は他にはないので、一見の価値ありですよ。
ねね像の後ろには有馬六景が置かれていて、ここに有馬にちなんだ歌と素晴らしい景色が描かれています。有馬温泉がある六甲の山々は、春夏は緑が多く、秋になると紅葉、冬は雪景色といったように、季節ごとにその表情を大きく変えるので、古より多くの人に愛された場所だったことが分かります。
橋から見える有馬川の下流へ進むと、お土産物屋さんや飲食店などが立ち並ぶにぎやかな通りがあります。温泉街ならではの街並みを存分に楽しみましょう!
ここが有馬温泉の中心街です。ここから続く通りが一番賑やか。日中空いているのはお土産もの屋さんが中心ですが、日が落ちるにしたがって飲み屋さんが開店し始めます。
有馬温泉の夜はお店のぼんやりとした光が本当によく合いますね。温泉地に来たなという喜びがジワジワと込み上げて来ます。
メイン通りには「有馬温泉駅」があります。駅から温泉街までは近いので、電車で有馬温泉に来るときのアクセスが良いのは助かりますね。
ちなみに有馬温泉駅は昭和3年にできた駅で、当時は神戸有馬電気鉄道の終着駅である電鉄有馬駅だったそうです。
有馬温泉と言えば高級温泉街というイメージが強いのですが、実はちょい飲み屋のような気軽に飲めるお店もあります。こちらは名物六甲ビールがお安く飲めるお店。お風呂上りに冷たいビールを飲みに立ち寄るのも良いですね。
有馬温泉街のお土産物屋さんは早めに閉店するところが多いので、遅い時間に行った時はお店が閉まる前にお土産を買っておくようにしましょう。
こちらは飲み屋の「ありまや」さん。日が暮れてくると途端に街は暗くなり、それと同時に飲み屋さんの提灯がポツポツ灯り出します。提灯の灯りがまた旅情を誘いますね。
おすすめの温泉は「金泉」と「銀泉」。有馬でも一番人気の日帰りで利用できる温泉です。
こちらが金の湯(金泉)。有馬温泉駅から徒歩5分のところにある日帰り温泉です。ちなみに営業時間は午前8時〜午後10時まで(最終入館は午後9時30分まで)。
泉質は、含鉄-ナトリウム-塩化物強塩高温泉、無色、透明(ただし、湧出直後に茶褐色に濁る)、無臭、強い塩味、苦味、金気を有するとなっています。
適応症は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
入浴料は大人(中学生以上)は600円、小学生は340円、幼児以下は無料。(料金は2016年時点のもの)
こちらは金の湯(金泉)にある飲める温泉水。金泉って色が赤茶っぽいお湯なので飲むには少し勇気がいりますが、慢性消化器病、慢性便秘、貧血に効果があるようです。機会があれば飲んでみてはいかがでしょうか。
有馬温泉には無料で足湯を楽しめるスポットがあります。
足湯は無料で解放しているので、近くに来た時にふらっと立ち寄っても気軽に利用出来るのがうれしいですね。特にこちらの足湯はアレルギー性皮膚疾患だけでなく、ガスを吸うことによって全身の自然治癒力を高めてくれるそうです。
有馬温泉に来たら買って帰りたいおすすめのお土産って何でしょうか?有馬温泉に売っている色々なお土産を紹介します!
有馬温泉のお土産と言えばやっぱり炭酸せんべいは外せません!関西では炭酸せんべいはよく知られていますが、それ以外の地域ではあまり知られていないらしいので、喜んでもらえるお土産の一つではないでしょうか。
炭酸せんべいで有名なお店は、炭酸せんべいの専門店「三ツ森本店」さん。焼きたての炭酸せんべいが食べられます。中ではせんべいを焼いているところが見られるので、是非お店に寄ってみましょう。
有馬温泉のおすすめのお土産で面白いものを見つけました。有馬びっくり栗まんじゅうというものです。確かにこの大きさにはびっくりですね。お土産に渡せばもらった人もびっくりしそう...
これは「よい湯まんじゅう」です。お土産にしても良いのですが、お店でアツアツを食べるのもおすすめ。窯を使って蒸していて渡された時は湯気が上がって食欲をそそります。
1ついただいてみます。こんなふうにお盆の上にハトロン紙を敷いて渡してくれるのですが、この小さなお盆がなんとも可愛い。1個買っただけなのに、わざわざ椅子を進めてくださり、お茶も入れて下さる心づかいが本当に素敵なお店です。
おまんじゅうの中にはあんこがぎっしりです。あんこは甘さ控えめで意外とあっさりして美味しい。
高級温泉地というイメージがある有馬温泉ですが、無料の足湯が楽しめたり日帰り温泉を楽しめたりと、今回のお出かけで、かなりイメージが変わった気がします。
有馬温泉は泊まりで行くのは勿論楽しいのですが、街中のスーパー銭湯に行く感覚で有馬温泉へ観光を兼ねて家族でお出かけするのも悪くないなと思いました。
ここで紹介した日帰り温泉「金の湯」とは別に「銀の湯」という温泉施設があるので、何度か足を運んでみるのも悪くないかもしれません。
住所 | 兵庫県神戸市北区有馬町790番地3(地図) |
連絡先 | 078-904-0708 |
最寄駅 | 神戸電鉄「有馬温泉駅」 |
アクセス | JR大阪駅(所要時間:約1時間) 「大阪」駅 → JR神戸線「三ノ宮」駅 → 神戸市営地下鉄「谷上」駅 → 神戸電鉄「有馬口」駅 → 神戸電鉄有馬線「有馬温泉」駅 |
営業時間 | 各店舗による |
休館日 | 各店舗による |
料金 | 各店舗による |
駐車場 | 周辺に多数あり |
公式サイト | http://arimaspa-kingin.jp/ |