竹中大工道具館の館内の様子や展示物、おすすめの見どころを紹介します!
竹中大工道具館は、神戸市中央区にある大工道具の博物館。木材をつかったワークショップも開催されていて、小さなお子さんから大人まで楽しめるおすすめのスポットです!
竹中大工道具館は、神戸市中央区にある日本で唯一の大工道具の博物館。館内は7つのコーナーに分かれていて、大工道具の歴史や種類、しくみなどを映像やパネル、展示品を通して学ぶことができます。
また、木材をつかった手作り品が作れるワークショップは、小さなお子さんから大人にも人気。
2014年に新神戸駅近くに移転した新しい施設は、木の香りが漂う和風の建物になりました。その外観や内装は、まさに日本らしいもので、外国人観光客にも人気のスポットです。
今回は竹中大工道具館へ子どもと一緒に訪れたときの感想や見どころを写真とともにお届けします。
竹中大工道具館は、神戸市営地下鉄・山陽新幹線「新神戸駅」から徒歩3分。専用の無料駐車場もあり、車で行くことも可能です。
大家中大工道具館は、神戸市営地下鉄「新神戸駅」北出口2、または山陽新幹線「新神戸駅」中央改札口より徒歩約3分のところにあります。駅からも近いので、アクセスしやすいです。
バスで行く場合は、シティ・ループ「12進神戸駅前(2階)」下車後、徒歩3分。もしくは、神戸市バス2系統・18系統「熊内6丁目」下車後、徒歩2分です。
無料の専用駐車場もあるので、車で行くことも可能。神戸の観光スポットは、有料駐車場が多いですが、竹中大工道具館は無料という点は嬉しいですね。
竹中大工道具館の入館料は、一般500円、65歳以上200円、大高生300円、中学生以下は無料です。また、障がい者手帳をお持ちの方も無料で見学することができます。
20名以上になると、団体割引があります。一般400円、大高生は250円です。その他に、STACIAというPiTaPa定期券機能付きクレジットカードを提示すれば、団体料金で入館することが可能。
年に5回以上行く方は、竹中大工道具館のメンバーシップに加入すると、加入日から1年間何度でも無料で入館することができます。年会費は一般2,000円、シニア(65歳以上)は1,000円。
企画展を何度も見に行きたい人や、ワークショップに通いたい人はメンバーシップに加入した方が良さそうですね。
竹中大工道具館は、日本で唯一の大工道具の博物館。大工道具の歴史や、種類などを学べる他、実際に自分でものづくりが出来るワークショップもあります。
竹中大工道具館は、大工道具について学べる日本で唯一の大工道具の博物館です。門を通り抜け、見えてくるのは日本らしさが表現された上品な建物。京都を思わせるような佇まいに、一瞬ここが神戸だということを忘れてしまいそうでした。
館内は7つのテーマに分かれた常設展があり、大工道具の歴史や種類、しくみなどを映像やパネル、実物などの展示品を通して学ぶことができます。
また、地下2階にある木工室ではものづくり体験ができるワークショップが定期的に開催されています。おはしやスプーン、えんぴつ立て、コマなどを作ったりすることも。工作キットは約10種類あるので、自分の好きなものを作ってみましょう!
幼児向けのキットもあるので、小さなお子さんも参加することができます。ワークショップは主に、水曜日、土曜日、日曜日、祝日に行われているので、興味のある方は、公式サイトのイベントスケジュールを確認してみてくださいね!
竹中大工道具館の地下1階には、「世界を巡る」「道具と手仕事」「棟梁に学ぶ」「歴史の旅へ」をテーマにした常設展があります。
大工道具というと、あまり馴染みがありませんが、その歴史やしくみを知ってみると「そうだったのか!」という発見や、「そんなにすごいの?!」という驚きがたくさんあります。
展示エリアには、手にとって触ることができるコーナーもあります。ぜひお子さんといろいろ触って、体験しながら見学をしてみてください。
「歴史の旅へ」コーナーには、法隆寺五重塔の模型もありました。
昔使われていた「大工の教科書」も展示されていましたよ。
また、展示エリアの中央の吹き抜け部分には唐招提寺金堂の組物模型が展示されています。
組物は、屋敷の重さを柱に伝えるための構造。唐招提寺金堂は、1,000年前に建てられたものですが、当時この美しいデザインの組物をつくるセンスと技術力があったなんて、ホントにすごいですよね。
中庭です。1階へ行くには、こちらの階段かエレベーターを利用します。
地下2階には、「木を生かす」、「和の伝統美」、「名工の輝き」の3つ常設展示エリアと木工室があります。
その他にも、パソコンや関連書がおいてあるライブラリーもあり、イスに座ってじっくりと調べ物ができるコーナーも。私は土曜日に訪れましたが、10脚ほどあるイスはほとんど人が座っていて、みなさん熱心に映像を見たり、本を読んだりしていました。
「木を生かす」コーナーには、いろんな木を削ったものがありました。実際に手にとって匂いを嗅いだり、手触りを確かめたりすることができます。
「木によって匂いってこんなに違うの?!」と思うほど、全く香りが違います。香りの好みも人それぞれだと思うので、ぜひ来館した際にはお気に入りの樹を見つけてみてください。
「和の伝統美」コーナーにある組子細工です。細かく、繊細な造りは日本人が誇るべき伝統的な美しさがあります。展示品には詳しい説明もかいてあるので、その仕様や解説もチェックしながら見学するのがおすすめ。
同じく「和の伝統美」コーナーにある茶室スケルトン模型です。中に入ることも可能。子どもには人気のスポットで、私の子どもも含め、小さなお子さんの声で賑わっていました。
木工室です。ここでは、主に水曜日と土日祝日にものづくり体験ができるワークショップが開かれています。教えてくれるのは、ボランティアの方々。みなさん、とても親切で、楽しく工作づくりができました。
ちなみに、うちの子どもは「ひのきねんど」と「こま」つくりに挑戦。
ひのきねんどは、水を混ぜてつくったひのきねんどで、好きなものを作ります。クッキーの型やスパンコールもあって、延々とねんど遊びに熱中していました。
こまづくりは、やすりで型を整えるだけなので、とっても簡単!幼児向けの工作は料金も100〜200円と、低価格でしたよ。
小学生向けの工作は、おはしや円形木琴、コースター、組み木パズル、えんぴつ立てなど少し凝ったものが作れます。料金は、200〜1,100円。制作時間も30分以上のものが多いので、時間に余裕をもっておきましょう。
他にも中学生以上向けのミニスツール作りや、大人向けの講座などもあります。世界にひとつしかないオリジナルな作品をつくりたい!という方は、ぜひワークショップにも参加してみてください!
トイレは館内に1か所のみ。新しく清潔で管理も行き届いていて安心です。
竹中大工道具館にトイレは、地下1階に1ヶ所のみ。施設自体が新しいということもあって、トイレ内はとても綺麗でした。
各階にあるわけではないので、別フロアにいるときに子どもが「トイレ!」と言ったときは少々不便ですが、清潔感もあり、快適に利用できます。
竹中大工道具館は、日本らしさのある館内の外観や内装がとても綺麗で、それを見に行くだけでも価値があるなと感じるおすすめの博物館。
竹中大工道具館に展示された大工道具の多くは身近にあるものではありませんが、その種類や歴史を知ると、新たな発見がたくさん生まれます。特に「和の伝統美」コーナーは、日本が世界に誇るべき美しい細工が見られるおすすめのエリアです。
また、お子さん連れにおすすめなのがワークショップ。小学生以上向けの工作は、かんなやのこぎりを使って作るものもあるので、いい経験になると思います。世界に一つのオリジナル作品をつくる楽しさは、子どもだけでなく、大人の方にもあるでしょう。
大工道具をテーマにした博物館は、日本で唯一ここだけです。興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。
住所 | 兵庫県神戸市中央区北野町1-6-15(地図) |
連絡先 | 078-271-3346 |
最寄駅 | 神戸市営地下鉄・山陽新幹線「新神戸駅」 |
アクセス | 神戸市営地下鉄「新神戸駅」北出口2より徒歩3分。山陽新幹線「新神戸駅」中央改札口より徒歩3分。シティ・ループバス「12新神戸駅前(2階)」下車後、徒歩3分。神戸市バス2系統・18系統「熊内6丁目」下車後、徒歩2分 |
営業時間 | 9:30〜16:30(入館は16:00まで) |
休園日 | 月曜日(ただし、祝日の場合は開館、翌日が休み |
入館料金 | 一般500円、シニア(65歳以上)200円、大高生300円 ※ 団体割引あり(20名以上)一般400円、大高生250円 ※ 中学生以下の子ども、障害者は無料 |
駐車場 | あり。無料(普通車5台、障がい者用1台) |
公式サイト | http://www.dougukan.jp/ |
NANA
1988年生まれの神戸在住ライター。幼稚園児の娘と息子を育てているママです。足を運んだ兵庫県内の観光・お出かけスポットは100ヶ所以上。子持ちママ目線で、施設の魅力をご紹介しています。
編集&校正 ビー・エイブル