角屋もてなしの文化美術館の見どころやおすすめポイントを感想を交えて詳しく紹介します!
角屋もてなしの文化美術館は京都市下京区にある美術館。京都らしい風情のある建物は、江戸期時代の饗宴・もてなしの文化の場である揚屋建築の唯一の遺構として国の重要文化財に指定されています。
角やおもてなし文化美術館は、かつては新撰組の宴会が催されたこともあり、新撰組初代筆頭局長の芹沢鴨が暗殺される前に最後の宴を行った場所だったそうです。
角屋もてなしの文化美術館は平成10年度から開館し、重要文化財に指定されている与謝蕪村の「紅白梅図屏風」をはじめ、太夫図や三味線、打掛などの所蔵美術品も展示されています。
今回は、角屋もてなしの文化美術館へ行ってきたので、見どころやおすすめを画像を交えて詳しくレビューします。
角屋もてなしの文化美術館は、JR丹波口駅より徒歩7分。
JR京都駅から行く場合は、市バス205番に乗車後、七条壬生通を下車。壬生通りを北へ進み、正面通りを西へ、そして突きあたりの公園を北へ進むと、約10分で到着します。
阪急電車四条大宮駅からは市バス207番に乗車後、島原口を下車。花屋町通りを西へまっすぐ行けば、約10分で到着するでしょう。
専用の駐車場はありませんし、周辺の道路も狭いので公共交通機関で行くのがおすすめです。
角屋もてなしの文化美術館の入館料は大人(大学生を含む)1,000円、中高生800円、小学生500円です。
2階に特別公開の座敷がありますが、こちらは別途料金と事前予約が必要。詳しくは後述しますが、追加料金は大人800円、中高生600円です。
小学生以下は入ることができないのでご注意ください。
角屋とは、京都の花街である「島原」で営業していた揚屋のこと。揚屋は太夫や芸妓をよんで遊宴をおこなっていたところで、現在の料理屋や料亭にあたるお店です。
角屋は江戸時代の饗宴・もてなしの文化場である揚屋建築の唯一の遺構として、国の重要文化財にも指定されている建物。
かつては新撰組も利用していたということですから、歴史好きの方にもおすすめのスポットです。
角屋もてなしの文化美術館は平成10年度から開館し、重要文化財に指定されている与謝蕪村の「紅白梅図屏風」をはじめ、太夫図や三味線、打掛などの所蔵美術品も展示されるようになりました。
館内の一部は撮影禁止なので、撮影可能のエリアの写真を交えながらご紹介します。
1階にある台所。
坪庭にある富士山に似た石は、わざわざ取り寄せて飾られていたそうです。
松の間から見える庭。庭に「臥龍の松」があることから、その向かいにある部屋を松の間と呼びます。
新撰組の刀傷の跡。角屋は幕末に新撰組の近藤勇や芹沢鴨も出入りしていたそうで、芹沢鴨が暗殺される前に最後の宴を行った場所といわれています。
その他にも、西郷隆盛や桂小五郎、久坂玄瑞、坂本竜馬など歴史上の名だたる偉人たち利用していました。
そんな偉人たちが過ごした場所かと思うと、感動もひとしお。館内は当時のまま残っているので、ぜひじっくりと見学してみてください。
今回は行きませんでしたが、2階には特別公開の座敷もあります。こちらは事前予約が必要なので、興味がある方は電話075-351-0024(10:00〜17:00まで受付)で申し込みをしておきましょう。
特別公開の案内時間は10:15、13:15、14:15、15:15。所要時間は30分ほどで、入場料のほかに別途大人800円、中・高校生600円が必要です。
角屋もてなしの美術館のトイレは1ヶ所。きちんと清掃されているようで、清潔感のあるトイレでした。
館内には無料のロッカーがあるので、手荷物は預けてから見学するのがおすすめです。
角屋もてなしの文化美術館は、京都の歴史を感じられる施設でした。
国の重要文化財に指定されている建物は京都らしい写真を撮ることができるので、写真撮影にもおすすめのスポット。
館内に所蔵されている太夫の打掛や屏風は華やかで、ぜひ見てほしい品です。
また、角屋は新撰組や西郷隆盛、坂本竜馬など有名な偉人たちが出入りしていた場所でもあります。
館内には解説をしてくれるスタッフの方もいるので、じっくりとお話を伺ってみてはいかがでしょうか。
住所 | 京都府京都市下京区西新屋敷場屋町32(地図) |
連絡先 | 075-351-0024 |
最寄駅 | JR「丹波口駅」 |
アクセス | <電車の場合> JR丹波口駅より徒歩7分。 JR京都駅からは、市バス205番に乗車後、七条壬生通を下車。壬生通りを北へ進み、正面通りを西へ、そして突きあたりの公園を北へ約10分。 阪急電車四条大宮駅からは市バス207番に乗車後、島原口を下車。花屋町通りを西へ約10分 |
営業時間 | 10:00〜16:00 |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌日) |
料金 | 一般1,000円 中・高校生800円 小学生500円 ※特別公開の座敷は別途料金(大人800円、中・高校生600円)が必要 |
駐車場 | なし |
公式サイト | http://sumiyaho.ne.jp/ |
NANA
1988年生まれの神戸在住ライター。幼稚園児の娘と息子を育てているママです。足を運んだ兵庫県内の観光・お出かけスポットは100ヶ所以上。子持ちママ目線で、施設の魅力をご紹介しています。
編集&校正 ビー・エイブル