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神戸震災メモリアルパーク

神戸港震災メモリアルパークのレビューと感想!

神戸港震災メモリアルパークへ見学に行こう!メリケンパークにある阪神淡路大震災の傷跡を保存した「神戸港震災メモリアルパーク」。ここでは震災の傷跡を間近で見学することができます。

神戸港震災メモリアルパーク

阪神淡路大震災の傷跡を保存した「神戸港震災メモリアルパーク」は、震災の怖さや地震の備えの大切さを思い出させてくれるお出かけスポット。


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神戸港震災メモリアルパーク

「神戸港震災メモリアルパーク」をご紹介します。

阪神淡路大震災から20年が過ぎようとしています。この阪神淡路大震災は、倒壊した建物の下敷きになったり、地震後の火災に巻き込まれたりして、多くの尊い命が失われた恐ろしい災害でした。

この震災以前は関西で大きな地震が起きたことはほとんどなく、多くの市民は「関西に地震など来ない」と信じていました。ところが1995年1月17日未明に、震度7の地震が発生して一瞬で甚大な被害が出てしまったのです。

地震が起きた当時は私も関西に住んでいました。震源地から遠い地域で被災はしませんでしたが、テレビで放送される映像を見た時に「夢ではないか」と思うほどの衝撃を受けたことをはっきりと覚えています。

こういった記憶はいつまでも胸に刻み、忘れることなく再び震災が起きた時の教訓にしなくてはならないはずですが、時間の経過と共に少しずつ薄らいでしまっています。このメモリアルパークは、地震の怖さや地震の備えの大切さを、思い出させてくれる貴重な場所なのです。

それでは神戸港震災メモリアルパークの見どころや感想を画像付きで詳しくポートします!

神戸港震災メモリアルパークってどんなところ?見どころを紹介!

「神戸港震災メモリアルパーク」は、阪神淡路大震災で被害を受けた時の様子を後世に残すため、実際にメリケン波止場の被害を受けた場所を一部そのままの状態で保存した場所。当時の被災の様子を撮したパネルなどの展示も行っています。

神戸港震災メモリアルパークはどんな場所?

阪神淡路大震災では、神戸市街の至る所で建物の倒壊や道路が隆起・陥没したり、ポートアイランドなどの人工的に作られた島では液状化が起きたりしました。信じられないような映像がテレビで次々と流れていたので、それを見た時の衝撃を覚えている方はきっと多いはずです。

この神戸港震災メモリアルパークは、手つかずのまま保存された震災当時の傷跡を間近で見ることが出来る施設。実際に震災跡を目の前にすると、胸からぐっと込み上げてくるものを感じます。

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神戸港震災メモリアルパークへのアクセス・行き方は?

三宮から歩いて行くと20分以上かかるので、バスまたは地下鉄で向かいましょう。

神戸港震災メモリアルパークへの行き方・アクセスは?

「神戸港震災メモリアルパーク」へのアクセスですが、徒歩またはバス・電車で行くことが出来ます。三ノ宮から徒歩で約20分、バスで10分ほど。歩いて行けない距離ではありませんが、シティループバスか地下鉄に乗って向かった方が、断然早いのでおすすめ。

バスで中突堤(ポートタワー前)を降りてすぐにあるのがメリケンパーク。メリケンパーク内を東へ進むと、ほどなく「神戸港震災メモリアルパーク」が見えてきます。

三宮から地下鉄で行くことも出来るのですが、その場合は「みなと元町駅」または「旧居留地大丸前駅」で降りて、メリケンロードを南へ歩けば10分ほどで到着します。

「神戸港震災メモリアルパーク」に展示されているものは?

メモリアルパークには、当時の被災物が実物で保存されていてパネルによる震災状況の展示などもあります。

展示物(阪神淡路大震災の傷跡が見れる場所)

あれからかなりの年月が経ち、神戸港は震災前のように活気のある賑やかな本来の港の姿に戻りつつあります。

メモリアルパークがあるメリケンパークにも観光客がたくさん訪れるようになって震災以前のような賑わいを見せていますが、ここまでの姿に戻すために多くの方々の努力があったことは容易に想像できます。復興に向けて尽力された方々には本当に頭が下がる思いです。

神戸港の震災直後が見れるメモリアルパーク

こちらのパネルのタイトルは「にぎわう神戸港」。震災前の神戸港が大変賑わっていたことが分かります。当時は当たり前だったこの風景が震災によって一瞬で吹き飛ばされてしまったかと思うと本当に胸が痛みます。

神戸港震災メモリアルパークの見どころは?

こちらはカントリークレーンよるコンテナ荷役再開第1船の様子。なんだか復興の喜びが感じられるパネルですね。きっと幾多の困難を乗り越えてこの再開にこぎつけたのでしょう。この時はまだ岸壁は崩れたままになっています。

当時の被災された方々の「これから神戸港は新しい港となってやり直すんだ」という当時の強い思いを感じることが出来る素敵なパネルです。

神戸港のお出かけスポット「神戸港震災メモリアルパーク」

神戸港はこの震災で大きな被害を受けてしまったたのですが、「神戸港復興計画」によって現在の姿に生まれ変わったそうです。

私たちは復興した姿しか見ていませんが、このような計画があったからこそ、ここまで神戸港が復興して来れたのですね。多くの神戸の人の思いが、今の神戸を作っているんだなと改めて思いました。

阪神淡路大震災の被害物が今でも見れる場所

神戸港震災メモリアルパークには被災建物や被災物が震災時のままの状態で保存されています

傾いた街灯がそのまま残っている

神戸港震災メモリアルパークは当時の惨状を当時の姿のまま見ることが出来る貴重なスポット。その代表的なものがこの震災の影響によって傾いた街灯です。街灯の足元の地面が割れているのがわかりますか?

街灯のそばに立ってあたりを眺めると、ここまで破壊する強大な力を持った地震の恐ろしさを身近に感じることが出来ます。実際に被害を受けたものを間近に見ると「本当にこんな悲惨なことがあったんだ」と足がすくみますね。

当時被災地にいて、まわりがこんな状態だったとしたらとても生きた心地がしなかったかもしれません。阪神大震災の渦中にいた人は、「まるで戦争時代のようだった」と表現する人がいたそうですが、確かにこういう状況を見ればそう思ってしまうのも納得です。

阪神淡路大震災の影響はどのくらいだったのか

ここはアスファルトが隆起して、下地の砂や砂利がむき出しになっている場所です。地震の強い揺れで舗装が浮き上がってしまったのでしょう。改めて地震の威力が凄いものだという事を感じます。

阪神淡路大震災の被害が分かる場所

こちらは堤防の一部が隆起したり陥没してバラバラになってしまっています。ここまで堤防が壊れてしまっていたら、船がつけられない状態なのは当たり前ですね。この場所だけでなく港のあちこちがこの様に破壊されていたそうです。

地面がいきなり割れて、そこに飲み込まれたとしたら...考えただけでも恐ろしいことです。

震災後の神戸港はどうなっているの?

神戸のシンボル、ポートタワーとオリエンタルホテル、神戸港は震災前に比べて素敵な場所に生まれ変わっています。

震災後の神戸港の様子

神戸港のシンボルと言えばポートタワーやオリエンタルホテル。震災メモリアルパークの倒壊寸前の街灯越しに、この神戸港の素敵な風景が映るのを見ると何とも耐え難い気持ちになってしまいます。

このポートタワーやオリエンタルホテルも震災当時は被害を受けましたが、現在はすでに復旧しています。復旧した建物を見ても当時の状況は思い出せません。この壊れた街灯や堤防などを残して震災の記憶を後世に伝えることは、本当に素晴らしいことだと思います。

復旧された建物と震災の傷跡が残る建物、両方が並んだ不思議な光景。まるで何もなかったように海の街に建つ復旧された建物も、震災を受けた人から見れば復興の証なのかもしれません。

神戸港震災メモリアルパークのおすすめ度は?

この都市部を襲った阪神淡路大震災では私たちにたくさんの教訓を残してくれました。例えば、建物の耐震構造がこれまで以上に強いものに見直されるようになったり、避難グッズの見直しや地震速報アプリが開発されたりと地震発生対策が急速に進んでいます。

これらの地震に対する新しい技術は亡くなった人たちが身をもって気づかせてくれたものなのではないかと思います。

東日本大震災や熊本大震災の影に阪神淡路大震災のことはもう忘れてしまった人もいるかもしれません。神戸の子供達の中にも阪神淡路大震災のことを知らない子が増えてきています。

しかし、日本は間違いなく地震大国。今後、さらに地震が来ると予測されている中、地震の恐ろしさを忘れないためにも阪神淡路大震災の傷跡を実際に見てみることは大事なことなのかもしれません。

「過去」が教えてくれる様々な教訓を受け取りに行くことは「未来」を正しく生きるために必要なことではないでしょうか。

神戸港震災メモリアルパークの施設概要は?

住所 兵庫県神戸市中央区波止場町2(地図
連絡先 078-327-8983
最寄駅 みなと元町駅・旧居留地大丸前
アクセス 地下鉄海岸線 みなと元町駅・旧居留地大丸前駅からメリケンロードを南へ徒歩10分
営業時間 24h (映像は9:00〜21:00まで)
休館日 年中無休
料金 無料
駐車場 周辺に有料駐車場が多数あり
公式サイト なし


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この記事を書いてくれた人

NANA

1988年生まれの神戸在住ライター。幼稚園児の娘と息子を育てているママです。足を運んだ兵庫県内の観光・お出かけスポットは100ヶ所以上。子持ちママ目線で、施設の魅力をご紹介しています。


編集&校正 ビー・エイブル