六甲山ビジターセンターの見どころやおすすめポイントを感想を交えて詳しく紹介します!
六甲山ビジターセンターは神戸市の六甲山上にある施設。2018年5月にリニューアルオープンしたばかりで、六甲山の自然や生き物に関する展示を見ることができます。
1975年の開設から長年親しまれてきた県立六甲山ビジターセンターですが、2018年5月13日に「六甲山ビジターセンター」としてリニューアルオープンしました。
六甲山の誕生に関する展示があり、六甲山への造詣を深めることができます。六甲山に生息する動物のはく製があるので、どんな生き物がいるのか知ることができますよ。
一部リニューアルされた箇所もありますが、施設を見学した感想や見どころを写真を交えて詳しくレビューします。
入館が無料で気楽に立ち寄れる六甲山ビジターセンター。見どころは六甲山の誕生に関する展示です。
入館が無料となっているので気楽に立ち寄れるのが六甲山ビジターセンターの魅力です。見どころは六甲山の誕生に関する展示でしょう。
そもそもどうやって六甲山が誕生したのかを紐解いてくれています。地形に興味のある子供たちにとっては興味津々な展示となっています。
入館は無料です。
六甲山上は有料の施設も多いため、せっかく来てもコスト的にいろんな施設に入れないと悩むときは六甲山ビジターセンターのことを思い出してください。立ち寄れる施設が1つ増えますよ。
六甲山ビジターセンターでは六甲山界隈のいろんな情報も手に入ります。プリントやパンフレットの形で置かれていますので、情報収集に訪れるのもいいですね。
ここでは六甲山の誕生などを学ぶことができます。
六甲山は元は低い丘だったのですが、地盤に高い圧力が加わり隆起して六甲山へと変貌を遂げました。逆に沈んでいった場所が大阪湾となりました。
丹波層群はこのあたりでは一番古い地層です。浸食されていって今はわずかに残っているだけとなってしまっています。
六甲山に残っている丹波層群は熱変性を受けて変成岩に変わっているのが特徴です。
有馬層群には火山の噴火によってもたらされた火砕流から誕生した凝灰岩が含まれています。花こう岩は六甲山の基盤を支えています。
知識を得たうえで改めて地図を見てみると、太古の時代にどういう圧力がかかったのかおおよその見立てができるようになります。
六甲山は近年までほとんど草木のない山でしたが今では地図にもあるように緑豊かな山へと変貌しています。
古くからの地層に閉じ込められていた化石も展示してありましたよ。
化石好きの子供たちには本物の化石を見せてあげましょう。
近年、六甲山が緑豊かな山となったのは人による開発が進んだ結果なのです。
居留地に住む外国人が六甲山を魅力ある観光地へと進化する道筋を作ってくれたことも大きかったと言えるでしょう。そんな六甲山の開発の歴史も展示してありました。
動物の標本が多数展示されている六甲山ビジターセンター。どんな生き物が六甲山にいるのかを知ることができます。
入り口で出迎えてくれているのはイノシシの人形です。六甲山ではイノシシは多数生息しており、観光で訪れてもイノシシに遭遇する可能性があるほどです。
イノシシ以外にも六甲山に生息している生き物は多種にわたっています。その姿をここでははく製で見ることができます。
イタチとテンがいますよ。名前は知っていてもこの2つの違いはなかなかわからないですよね。ここでじっくりと見てみて違いを発見しましょう。
どちらも細長い胴体に短い脚を持っています。よく見ると顔つきはずいぶん違いますよね。
六甲山に野生のウサギが息づいているなんてビックリですよね。
かわいいリスも生息しているようです。
なかなか人を警戒して近づいてこないと思いますが一度は間近で見てみたいですよね。
六甲山と言えばイノシシは代表的な動物と言えるでしょう。ウリボウはイノシシの子供のころの姿です。
ウリボウの近くには必ず大きなお母さんイノシシがいるので、ウリボウを見かけても近づいてはいけません。お母さんイノシシに襲われる危険があります。
六甲山にはアナグマというのもいるのですね。
艶やかな姿のヤマドリです。
キジ科に属する鳥類で、キジにも通じる美しさがありますよね。
他にもいろんな鳥の羽も展示してありましたよ。
豊富な昆虫標本の展示。ジオラマ形式の展示には子供たちも大喜びでしょう。
六甲山ビジターセンターでは昆虫の標本も豊富に展示してありますよ。中でも圧巻なのはジオラマ形式の展示でしょう。
自然の中で昆虫たちがどのように行動しているのかを再現したものです。
昆虫たちのオンパレードとなっていますので、きっと子供たちも心の中でこのジオラマが欲しいと思ってしまうことでしょう。
子供たちに人気のカブトムシやクワガタムシが樹液を求めて集まっている姿のジオラマです。
周りには色鮮やかなチョウも集まっていて彩りを添えています。こんな情景を実際に見てみたいですよね。
スズメバチの巣も展示してありますよ。昆虫がこんな大きな造形物を作るなんて驚きですよね。
大きなスズメバチの姿も展示してありますので、改めてスズメバチの怖さも実感します。
六甲山に生息しているチョウやトンボの写真もありましたよ。これから六甲山を散策するときに注意深く見ながら歩いていくといろんな昆虫たちに出会えそうですね。
昆虫の中でもひときわ美しいのがチョウです。ここにはそんなチョウの標本もあります。大きいものから小さいものまでいろんな種類が集まっています。
きれいなチョウの代表格ともいえるオオムラサキもいました。裏と表を観察できるようになっていましたよ。
オオムラサキの細かい体のパーツまで確認することができます。
ガやトンボ、セミ、甲虫といろんな昆虫が標本になっていますよ。
ここで六甲山に生息している昆虫のことを知って、この後に実際に散策して昆虫を探しに行くのもいいですよね。
テラス状になっている六甲山ビジターセンターの休憩所。六甲山上からの絶景も楽しめます。
六甲山ビジターセンターの休憩所はテラス状になっているのが特徴です。
テーブルやベンチも用意されていますので、ここで一休みするといいでしょう。テラスからは天気のいい日には神戸の街が一望できます。
景色を解説してくれている掲示もありますので、見えているのはどんな場所なのかも把握できますよ。景色もいいところなのでここでお弁当を広げるのもいいですね。
隣接する六甲山ガイドハウスの建物内に設置されているトイレ。中は清潔に保たれていました。
六甲山ビジターセンターの中にはトイレはありませんが、隣接する六甲山ガイドハウスの建物内にはトイレがあります。場所は六甲山ガイドハウスの入り口すぐです。
六甲山ビジターセンターからは階段を降りて六甲記念碑台駐車場の方へと行くと六甲山ガイドハウスにたどり着けます。
六甲山ガイドハウスのトイレは清潔に保たれていました。
スペースは広くはないのですが手すりなどもありトイレットペーパーもしっかり補充されていました。誰でも快適に利用することができます。
動物のはく製や昆虫の標本など子供たちが喜びそうな展示があるのでおすすめです。無料で入れる展示資料館としてうまく活用したいですね。
動物のはく製や昆虫の標本など子供たちが喜びそうな展示があるので、子供連れで行くのにおすすめです。特に虫好きな男の子には興味津々の場所となることでしょう。
無料で入れる展示資料館として六甲観光の立ち寄り場所の1つに加えてほしいですね。六甲山のことを学ぶ場として有意義な時間が過ごせるでしょう。
記念碑台や六甲山ガイドハウスもすぐそこにあるので、楽しみがいっぱいですよ。
六甲山ビジターセンターは六甲山上バスの「記念碑台バス停」から徒歩約3分の距離。車なら裏六甲ドライブウェイと県道16号線が交差する場所にある六甲記念碑台駐車場まで進みましょう。
六甲山ビジターセンターは六甲山上バスの「記念碑台バス停」から徒歩で3分ほどの距離となります。
「記念碑台バス停」すぐのところに六甲記念碑台駐車場があります。六甲記念碑台駐車場から階段を通じて六甲山ビジターセンターまで上がっていくことができます。
車で行く場合は大阪・神戸方面から国道2号線、阪神高速32号線、阪神高速7号線、裏六甲ドライブウェイを経由して進んでいきます。
裏六甲ドライブウェイと県道16号線との交差点の六甲記念碑台駐車場に車を停めて、そこから徒歩で2分ほどの距離です。
電車で行く場合は、JR「六甲道駅」または阪急「六甲駅」で降りて、神戸市バスの16系統または106系統に乗り換えます。
「六甲ケーブル下駅バス停」でバスを降りたら、六甲ケーブルに乗り換えて「六甲山上駅」まで行きます。そこから六甲山上バスで「記念碑台バス停」まで進みましょう。
六甲山ビジターセンターに車で行くときは六甲記念碑台駐車場を利用するといいでしょう。
駐車場の料金は無料となっています。21:00〜6:00の夜間は駐車場が閉鎖されますので注意が必要です。
住所 | 兵庫県神戸市灘区六甲山町北六甲123(地図) |
連絡先 | 078-891-0616 |
最寄駅 | 六甲山上バス「記念碑台バス停」 |
アクセス | <公共交通機関を利用する場合> 六甲山上バス「記念碑台バス停」から徒歩約3分 <車を利用する場合> 裏六甲ドライブウェイを経て、県道16号線との交差点すぐ |
開園時間 | 平日9:30〜15:00、土日祝9:30〜16:00 |
休園日 | 月曜(祝日の場合はその翌日) |
料金 | 無料 |
駐車場 | あり(六甲記念碑台駐車場 無料) |
公式サイト | https://rokkosan.center |
みつ葉
すきま時間で執筆にチャレンジしているひよっこライター。生まれも育ちも神戸。自分の知らない場所を歩きまわって堪能するのが趣味。関西圏の隠れたスポットを見つけて、実際に現地に足を運んでその魅力を発信していきたい!読み手の人たちにその場の空気感みたいなものを伝えられればと思っております。
編集&校正 ビー・エイブル