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神戸華僑歴史博物館

神戸華僑歴史博物館の口コミレビューと感想!

神戸華僑歴史博物館の展示物や見どころなどを詳しく紹介します。

神戸華僑歴史博物館

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神戸華僑歴史博物館は神戸市中央区の南京町の近くにあります。神戸華僑博物館では神戸と華僑の歴史が学べる展示物が豊富。華僑が残してきた高度な文化を鑑賞できるお出かけスポットです。

神戸華僑歴史博物館の口コミレビューと感想!

神戸華僑歴史博物館では充実した華僑に関する資料がたくさん展示されています。ビルのフロアを利用した小規模な施設ながら、様々な活用法があり魅力たっぷりの神戸華僑歴史博物館。

今回は神戸華僑歴史博物館へ行ってきたので、感想や見どころを詳しくレビューします。さっそく、館内の様子をお伝えしていきましょう。

神戸華僑歴史博物館へのアクセスは?

神戸華僑歴史博物館の最寄駅はJR元町駅、阪神元町駅です。ポイントは西口に出ること。大丸に出られる東口から出ると遠回りになります。

JR元町駅の西口を出たら横断歩道を渡って道なりにそのまま南へ向かいましょう。そのまま道なりに進むと、進行方向右側に「神戸華僑歴史博物館」と書かれたビルが見えてきます。

道路沿いに位置する正面玄関から入るとビルの2Fに神戸華僑歴史博物館があります。JR元町駅、阪神元町駅から徒歩約7分。また、神戸市営地下鉄海岸線、みなと元町駅からもアクセスできます。

神戸華僑歴史博物館へのアクセス

周辺には南京町やポートタワーなど、神戸を代表する観光スポットがあります。それらの観光スポットとセットにして、神戸華僑歴史博物館を訪れるといいでしょう。

神戸華僑歴史博物館どんなところ?おすすめポイントは?

神戸華僑歴史博物館はビルの2階フロアを利用した小規模な博物館。小規模ながら、展示物はなかなか充実しています。神戸と華僑との関わりはもちろんのこと、神戸の意外な歴史も学べますよ。


神戸華僑歴史博物館どんなところ?おすすめポイントは?

展示物以外の書籍、新聞などの各種資料も見逃せません。テーブルと椅子があるので、図書館のように資料を整理することができます。また、館内での写真撮影は自由です。貴重な資料を思い思いに撮影できのもうれしいですね。 

神戸華僑歴史博物館では神戸と華僑の歴史が学べる

神戸華僑歴史博物館の最大の魅力は神戸と中国・台湾との関係が学べること。展示室では辛亥革命(1911年)の立役者、孫文の肖像画もあり。


神戸華僑歴史博物館では神戸と華僑の歴史が学べる

孫文は神戸に18回も訪れていて、1924年には「大アジア主義」と題する講演を行い、多くの聴衆が感銘を受けました。堂々した顔と字からは、中国近代化に対する強い意思が滲み出ています。

また、日本と中国とのパイプを作ったパイオニアともいえるでしょう。なお、神戸市垂水区舞子には「孫文記念館」があります。

神戸華僑歴史博物館の華僑が使用した服飾道具

個人的に興味深かったのが、神戸の華僑が使っていた服飾の道具です。これには、中国の近代史が背景にあります。中国は19世紀のアヘン戦争でイギリスに敗れた後、西洋文化が一気に流入しました。

一方、日本は鎖国体制が続いたので、洋服に触れる機会がありませんでした。その結果、洋服の扱いに慣れている華僑に仕立ての仕事が集中したのです。

神戸華僑歴史博物館の華僑が使用したそろばん

他にも、華僑が実際に使っていた道具や資料が展示されています。ぜひ、日本製と比べてみましょう。いろいろな「違い」に気づくはずです。

神戸華僑歴史博物館にある華僑の文化

神戸華僑歴史博物館では堅苦しい歴史、政治に関する展示物ばかりではありません。華僑が積み上げてきた文化を味わうことができます。


神戸華僑歴史博物館にある華僑の文化、水墨画

こちらの書や水墨画のように立派な作品が多数、展示されています。華僑の中でも高級役人や貿易商は高度な教養を持った文化人でした。なお、中華風に彩られた中華会館は、残念ながら空襲で焼失しました。

神戸華僑歴史博物館にある日本にやってきた華僑の芸能人

こちらは、おなじみのアグネス・チャンなど、日本にやってきた芸能人を紹介するコーナーです。少しレトロな雰囲気を感じられるのがポイント。これからも、多くの中国人が日本で活躍することでしょう。 

神戸華僑歴史博物館で見逃せない!中国を学べる充実した資料

神戸華僑歴史博物館の魅力は展示物のほか、中国に関する資料も充実。歴史、政治から食文化まで、あらゆる角度から中国の理解が深まります。日本だけでなく神戸と中国との歴史がわかる資料の展示も。


神戸華僑歴史博物館で見逃せない!中国を学べる充実した資料、テーブルと椅子

このように、テーブルと椅子があるので、調べ学習にも最適。友人とちょっとした学習もできますね。私が訪れた時は複数人の学生が勉強していました。

神戸華僑歴史博物館で見逃せない!中国を学べる充実した資料、新聞

また「人民日報」などの中国語で書かれた新聞もあります。中国語の学習者は新聞にチャレンジしてみませんか。

神戸華僑歴史博物館のトイレは?

神戸華僑歴史博物館のトイレは展示階と同じフロアにあります。


神戸華僑歴史博物館のトイレは?

トイレは洋式です。他の博物館と異なるのは全て中国語で書かれてあること。ただ、イラスト付きで書かれているので、困ることはありません。逆に、中国語に興味を持つことでしょう。

座面には布が敷かれているため、冬でも安心してトイレを使うことができます。全体的にきれいに清掃されているので、気持ちよくトイレを使えます。

神戸華僑歴史博物館のおすすめ度は?

神戸華僑歴史博物館は意外な神戸の歴史が学べるところ。


神戸華僑歴史博物館のおすすめ度は?

また、中国文化にドップリと浸れる博物館です。そのため、中国文化に関心がある方にとってはたまらない場所でしょう。もちろん、神戸の歴史を学びたい方にもおすすめです。

南京町に近いことも大きなポイント。南京町と合わせて五感で「中国」を感じることができます。ぜひ、神戸華僑歴史博物館で多文化の街、神戸と中国の関係を学んでみましょう。


神戸華僑歴史博物館の施設概要

住所 兵庫県神戸市中央区海岸通3-1-1(地図)
連絡先 078-331-3855
最寄駅 JR神戸線「元町駅」、阪神「元町駅」、神戸市営地下鉄「みなと元町駅」
アクセス 元町駅から徒歩7分、みなと元町駅から徒歩5分
営業時間 10:00〜17:00
休園日 日曜日、祝日、月曜日、火曜日
料金 300円
駐車場 なし(周辺に有料駐車場あり)
公式サイト http://www.kochm.org/


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このお出かけ記事を書いた人

新田 浩之

1987年生まれ、兵庫県神戸市在住。現在はライターとして活動しています。分かりやすく関西の魅力やお出かけ情報を全国の方々に伝えればと思っています。


編集&校正 ビー・エイブル