神戸税関広報展示室の見どころやおすすめポイントを感想を交えて詳しく紹介します!
神戸税関広報展示室は、神戸市中央区の神戸税関本関旧館1階にある税関をテーマにした展示施設。
展示室内は「展示室ゾーン」、「プレイ体験ゾーン」、「情報シアターゾーン」の3つに分かれていて、神戸税関の歴史や税関の仕事内容、密輸の手口などについて学ぶことができます。
入場料は無料。社会科の勉強にもなるので、小学生以上のお子さんがいるファミリーにおすすめのスポットです。
今回はそんな神戸税関広報展示室へ、子どもを連れて遊びにいってきたので、写真を交えながら詳細をレポートします。
神戸税関広報展示室は、神戸市中央区の神戸税関本関旧館1階にあります。
電車で行く場合は、JR「三ノ宮駅」、阪神・阪急「神戸三宮駅」、神戸市営地下鉄・神戸ポートライナー「三宮駅」より徒歩15分。フラワーロードを南へまっすぐ歩いていくと、到着します。
また、三宮駅からポートライナーに乗り、「貿易センター駅」で降りると徒歩6分ほど。
貿易センター駅から歩いた方が近いですが、三宮駅からはフラワーロードをまっすぐ歩いていくだけなので、散歩をしながら歩くのもおすすめ。
専用の駐車場はないため、車で行く場合は周辺の有料駐車場を利用しましょう。
神戸税関広報展示室は、税関をテーマにした展示施設。
展示室内は「展示室ゾーン」、「プレイ体験ゾーン」、「情報シアターゾーン」の3つのエリアにわかれており、神戸税関の歴史や税関の仕事、密輸の手口、コピー商品、ワシントン条約などについて学ぶことができます。
入場料は無料なので、お子さんの社会科勉強の一環に訪れてみるのもおすすめ。入るときは入り口に警備員の方がいらっしゃるので、そこで名前などを記入して入館証をもらってから入ります。
では、早速施設内の様子を詳しくレポートしますね。
中に入ると、施設内は天井が高く、窓からは光が差しこんできて、とても開放感があります。
中央には中庭もありました。
広報展示室の入り口です。見学ができるのは、中庭とこの展示室のみ。そのほかのエリアには立ち入ることができません。
入り口を入ってすぐのところにあるボード。
展示室内には、このような写真と文章が書かれているパネルがたくさんあり、税関に関することを学べます。
神戸税関の前身は1868年(慶応3年)の兵庫開港と同時に、江戸幕府によって開設された兵庫運上所。
その後、1872年(明治5年)に全国の運上所が税関として名称を統一されることになり、翌明治6年に「神戸税関」と改称されました。
神戸税関広報展示室では、明治維新、第二次世界大戦、阪神淡路大震災を経て、神戸港とともに歩んできた神戸税関の歴史についても、たっぷりと学ぶことができますよ。
それでは、まずは展示室ゾーンから紹介しますね。
ワシントン条約に関する展示エリア。ワシントン条約とは、野生動植物の国際取引の規制を輸出国と輸入国とが協力して実施して、絶滅のおそれのある野生動植物の保護をはかることを目的にした条約(参考:外務省)。
展示室にはワシントン条約に該当する動物の模型や、不正に持ちこまれようとした物品が展示されていました。ボタンを押せば音声で詳しく紹介してもらえるコーナーも。
不正に持ちこまれようとしたコピー商品のブランドバッグや、キャラクターグッズ。税関ではこのようなコピー商品の輸出、輸入の取り締まりも行っています。
不正にもちこまれようとした覚せい剤や麻薬、けん銃についての紹介コーナーもありました。
より詳しい情報を知りたい人は、タッチパネル式の税関情報ライブラリーで調べてみるといいですよ。
歴代の神戸税関庁舎の模型。初代庁舎は明治6年に完成し、2代目庁舎は昭和2年に完成。
現在の庁舎は3代目で、2代目庁舎の姿をそのまま引継ぎ、船をイメージして建てられました。
また、神戸税関は映画「日本でいちばん長い日」のロケ地にもなりました。映画は2015年に公開。役所広司さんや本木雅弘さん、松坂桃李さん、堤真一さんなどが出演されている映画です。
続いて、プレイ体験ゾーンです。こちらでは、ブランド品の本物と偽物を見分ける鑑定チャレンジコーナーや、金属探知機を使って密輸品を発券する体験ができるコーナーなどがあります。
本物か偽物かは実際に手にとって、鑑定チャレンジすることができます。パッと見ただけでは見分けるのは至難の業。ぜひ、来館した際にはチャレンジしてみてくださいね。
そのほかには覚せい剤やけん銃の密輸手口についての展示もありましたよ。
展示室の一番奥にある情報シアターゾーンです。スクリーンの隣にスタート、ストップボタンがあり、神戸税関のことや密輸取締りに活躍する税関の様子などを映像で学べます。
私自身、税関のことについてあまりよく分かっていなかったので、今回神戸税関広報展示室を訪れてみて、税関の役割や仕事内容について色々と学べてよかったです。
パネルに書いてある内容は小さなお子さんには少し難しいかもしれませんが、展示品や体験コーナーもあるので、小学生のお子さんなら楽しく学べる施設だと思います。
入場料が無料というのも嬉しいポイント。春休みや夏休みなど、長期休みのおでかけスポット候補にいかがでしょうか。
住所 | 兵庫県神戸市中央区新港町12-1 神戸税関本関旧館1階(地図) |
連絡先 | 078-333-3028(税関広報広聴室) |
最寄駅 | 神戸ポートライナー「貿易センター駅」より徒歩6分 |
アクセス | 【電車】JR「三ノ宮駅」、阪神・阪急「神戸三宮駅」、神戸市営地下鉄・神戸ポートライナー「三宮駅」より徒歩15分。ポートライナー「貿易センター駅」より徒歩6分 |
営業時間 | 8:30〜17:00 |
定休日 | 土曜、日曜、祝日、年末年始 |
料金 | 無料 |
駐車場 | なし |
公式サイト | http://kobe/00kohoshitsu.htm |
NANA
1988年生まれの神戸在住ライター。幼稚園児の娘と息子を育てているママです。足を運んだ兵庫県内の観光・お出かけスポットは100ヶ所以上。子持ちママ目線で、施設の魅力をご紹介しています。
編集&校正 ビー・エイブル