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神戸市立博物館

神戸市立博物館の口コミレビューと感想!

神戸市立博物館へ遊びに行こう!神戸市立博物館は、元銀行の建物で外観もおしゃれ。常設展では古代から明治時代までの歴史や文化を学ぶことができ、お子さんの社会科勉強にもちょうどいいスポット!

神戸市立博物館へお出かけしよう!

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神戸市立博物館は神戸市中央区にある博物館。常設展では古代から明治時代に関する展示物や国内最大級の和ガラスコレクション、異人館内部の復元、居留地模型などから神戸の歴史について学べます。

神戸市立博物館の口コミと感想レビュー

神戸市立博物館は常設展の他、特別展も開催。世界中の有名美術館にある傑作を集めた特別展などが定期的に開催されています。期間中は多くの人で賑わいます。

神戸市立博物館には子ども向けの学習エリアも併設されているので、小さなお子さんから大人まで楽しむことが出来るオススメスポット。

それではさっそく、神戸市立博物館の感想をレビューします!

神戸市立博物館ってどんなところ?おすすめの見どころは?

神戸市立博物館は、考古・歴史資料や壇版・紅毛美術資料、古地図資料など約7万点を収蔵している博物館。神戸をテーマにした常設展では、日本と外国の交流について学べます。

神戸市立博物館の見どころは?

神戸市立博物館は、「国際文化交流、東西文化の接触と変容」をテーマに、さまざまな資料を約7万点収蔵しています。6つのテーマからなる常設展では、地元・神戸が外国とどのように文化交流をはかっていたのかを学ぶことができます。

定期的に特別展の開催もしています。世界中の有名美術館に収蔵されている作品が集結するイベントは、特に人気があります。私が訪れたときには、国内史上最大級のギリシャ展が開催されていて、大勢の人で賑わっていました。

神戸市立博物館のおすすめは?

ちなみに、神戸市立博物館は昭和10年に建築された銀行を増改築したものです。旧居留地にある建造物らしい趣で風情があります。ぜひ、博物館の外観もじっくりと眺めてみてください。

神戸市立博物館展示室1「江戸時代の兵庫津」「鎖国下の日本と外国」

展示室1では絵図や古文書、縮尺模型を通して、江戸時代の兵庫県の海上交通事情、学問、文化交流について学ぶことができます。

展示にはどんなものがあるの?

1階にある展示室1は、「江戸時代の兵庫津」がテーマです。兵庫津とは、平安時代に平清盛が、室町時代には足利義満が貿易の拠点としていた港。江戸時代末期に「兵庫港」に名前が変わりましたが、その後も国内交通要衝として発展しました。

展示室1では、兵庫津の様子を樽廻船などの模型や、絵図や古文書を通して学ぶことができます。私が訪れたときは特別展が開催されていたので、常設展を見学している人はほとんどいませんでした。

神戸市立博物館は小さな子どもでも楽しめるの?

浜本陣の見取り図です。浜本陣は、江戸時代の兵庫津周辺の西国諸藩の宿泊施設として利用された大商人の邸宅のことをいいます。邸宅の写真や、どのようなお店があったかのチラシのようなものも展示されていました。

神戸の歴史を学びたいと思ったら「神戸市立博物館」がおすすめ

「摂州兵庫図絵馬」です。これは、天保2年に加賀の豪商木谷氏の一族が、粟崎八幡神社(金沢市)に奉納した船絵馬の複製。船絵馬は、江戸時代初期以降に海上安全を祈願するもので、船主たちにとっては大切なお守りだったようです。

大人も子どもも楽しめる博物館

1階にある常設展1には、他にも「鎖国下の日本と外国」をテーマにしたエリアもあります。江戸時代は鎖国の影響で外国との接触は少なかったものの、日本はヨーロッパの学問や、外国製品の技術の影響を大きく受けています。

このエリアでは、江戸時代に日本に輸入された望遠鏡や時計、医学資料などがたくさん展示されています。

杉田玄白の解体新書が保管されている博物館

こちらは教科書で見かけたことのある杉田玄白が翻訳した「解体新書」の重訂版もありました。江戸時代に刊行された解体新書の中で、一番優れているものといわれています。

蘭学事始

またこちらの写真は、杉田玄白の晩年の回想記「蘭学事始」です。自分の死後に、間違った史実が伝わることを懸念して書かれたもの。

杉田玄白の名前は、歴史の授業で勉強したことを覚えている人は多いのではないでしょうか。社会科勉強のためにも、お子さんと訪れてみるのもおすすめです。

神戸市立博物館展示室2「開港をめぐって」

神戸市立博物館展示室2では、兵庫港に関する資料や模型が展示されています。開港後の外国人居留地の様子を知ることもできます。

居留地のはじまりや歴史が学べる

1階にある展示室2は、「開港をめぐって」がテーマです。兵庫(神戸)の港は、1968年、夏目漱石や正岡子規が誕生した年に開港。この開港は、幕末の日本や神戸にとって大きな影響を及ぼすものとなりましました。

このエリアには、開港までの経過や開港後の様子に関するパネルや資料、模型などがあります。

昔の居留地の市街地図

この展示は旧居留地の外観図と模型。西洋の文化が色濃く出ている建築様式で、江戸時代の建物とずいぶん違いがあります。神戸には今もなお、居留地に住んでいた外国人の邸宅が数多く残っています。

神戸市立博物館の近隣にある北野異人館にも、昔の赴きが残る建造物がたくさんあるので、興味がある方はぜひそちらにも足を運んでみてください。

神戸市立博物館展示室3「文明開化と近代化」

展示室3は外国人の影響を受けた日本人の暮らしの変化をはじめ、主に明治時代について学ぶことができるエリア。

明治時代の神戸が分かる「神戸市立博物館」

1階の展示室3は、「文明開化と近代化」がテーマです。鎖国が終わり、開港した日本や神戸は外国から技術や学問、文化など多くの影響を受けました。このエリアでは、その暮らしの変化が紹介されています。

神戸市立博物館の展示いろいろ

外国人の影響で印刷、造船、マッチなど日本の産業にも大きな変化がもたらされました。ファッションや髪型にも新しい流行が生まれ、洋裁を仕事にする女性も多くなったとか。

明治時代は、日本の近代化がはじまった大きな変革の年。教科書ではサラッと勉強する程度でしたが、実際にこうした資料や模型を見ていると、よりリアルに当時の状況を知ることが出来ますね。

神戸の歴史と文化を学ぼう!

異人館旧トムセン住宅です。この住宅は1900(明治33)年にドイツ人のアンドレストムセンが息子の邸宅として、現中央区の諏訪山町に建てました。写真や解体時の調査にもとづいて、当時の様子を再現しています。アンティークな家具や調度品は、今見ても美しいものばかりですね。

神戸市立博物館展示室3「びいどろ資料庫コレクション」

びいどろ資料庫には、和ガラスを中心としたガラス器類や文献資料が約8,000点収蔵。国内最大級のコレクションです。

びいどろコレクション

1階にある展示室3には、「びいどろ資料庫コレクション」があります。この資料庫には、輪ガラスを中心としたガラス器類やガラスに関わる文献が約8,000点も収蔵。

江戸時代のガラス研究の第一人者、神戸松蔭女子学院大学名誉教授、理学博士・棚橋淳二氏が集めたものが、神戸市に寄贈されてつくられた展示室。



キラキラと光る繊細なガラス細工はとても綺麗で、ショーケースに入っている宝石のような輝きは見ているだけでうっとりします。

神戸市立博物館の学習室

学習室は、小・中学生向けの学習コーナー。パズルやクイズを通して、日本や神戸の歴史について学ぶことができるエリア。

神戸市立博物館には歴史専門の図書館も入っている

1階にある学習室は、小・中学生向けのコーナー。クイズやゲームを通して日本や神戸の歴史を学べます。竪穴式住居の模型や、銅鐸のレプリカなども置いてありました。

小学生向けの触れて遊ぶコーナー

「触れて学ぶコーナー」です。クイズやゲーム感覚で学べるので、お子さんにオススメのエリア。ザビエルのパズルや、南蛮屏風の大型パズルもありました。図鑑や歴史の本もたくさんあったので、ゆっくり読書をするのも良さそう。

別の本を読みたいという方は、2階に図書室もあります。神戸、東西文化交流、考古、南蛮・紅毛美術の4分野を中心に、雑誌や辞典などの専門的な書物もあります。(約5400冊)子ども向けの本もあるので、読書好きのお子さんは図書室にも行ってみるといいですね。

モニターでクイズが楽しめるコーナー

「みる・かんばえるコーナー」です。モニターが5台あり、クイズを楽しんだり、映像を見たりすることができます。

神戸市立博物館展示室4・5「東アジアとの交流」「地方文化の発展」

展示室4・5では、古代から中世にかけての歴史を学ぶことができるエリア。国宝桜ヶ丘銅鐸の実物も展示されています。



2階にある展示室4・5は、「東アジアとの交流(原始・古代)」と「地方文化の発展(中世)」がテーマです。原始時代から中世までの歴史を学ぶことができるエリア。



青銅器や土器など、教科書でもお馴染みのものがずらりと展示されています。

中でも、国宝桜ヶ丘銅鐸は実物が展示されているので見ておきたいところ。(私は気づかずにスルーしていた模様。もったいなさすぎる・・・)これから行かれる方は、ぜひ探してみてくださいね。



その他にも竪穴式住居の再現や神戸市垂水区にある五色塚古墳の模型、馬形埴輪(茨城県出土)なども展示されています。

神戸に関する出土品もたくさんあるので、地元の人もぜひ足を運んでみてください。「自分の住んでいるところのものはあるかな?」と探す楽しさもありますよ。

神戸市立博物館にロッカーや休憩所はあるの?

神戸市立博物館にコインロッカーはあるの?

神戸市立博物館には、100円の返却式のロッカーがあります。手荷物が多いと見学をするときに邪魔になるので、ロッカーを利用するのがオススメ。

館内にはベンチも多数あるので、疲れたときは一休みすることも可能。特別展のときには人出も多いですし、見るところも多いので疲れてしまいがち。適度に休憩を挟みながら見るといいでしょう。

神戸市立博物館のトイレの清潔度は?

神戸市立博物館のトイレや休憩スペース

館内のトイレは清潔感があり、とても綺麗でした。ウォシュレットもついていて、トイレットペーパーの補充もきちんとされています。嫌な匂いももちろんなく、快適に利用できると思います。


多目的トイレには、おむつ交換台もありました。おむつ交換台は地階エレベータ前に1つ、2・3階のトイレにも1つずつ設置されています。また、ベビーカー(4台)の貸し出しも行っているようなので、利用したい方は1階入り口のインフォメーションカウンターでスタッフに申し出るといいですよ。

神戸市立博物館の入場料金・割引はあるの?

神戸市立博物館の入場料は、特別展開催時とそうでない時で料金が違います。通常は、一般200円、高校生・大学生150円、小中学生100円。特別展開催中は、イベントによって入場料が変わるので、公式サイトでご確認ください。

また、「何度も足を運びたい!」という方には、ミュージアムカードの購入がオススメ。博物館の常設展、企画展、特別展などすべての展示会を何度でも見れる1年間のフリーパスカードです。ミュージアムショップや博物館内の喫茶室での割引もあるので、とてもお得。一般2,500円高校生・大学生1,800円、小中学生1,200円で、博物館の券売所で購入することができます。

私が観にいった特別展のギリシャ展は、大人1,500円。特別展を2回以上観にいけば、元が取れるという計算になりますね。行く機会が多い人は、フリーパスがオススメです。

神戸市立博物館への行き方(アクセス)は?

市営地下鉄湾岸線「旧居留地・大丸前」から南東へ徒歩約5分。専用の駐車場はありませんが周辺には有料駐車場があるので車でのアクセスも可能。

神戸市立博物館は、市営地下鉄湾岸線「旧居留地・大丸前駅」から南東へ徒歩5分。JR・市営地下鉄山手線「三宮駅」、阪急・阪神・市営「神戸三宮駅」もしくは、JR・阪神「元町駅」から歩いていくと、徒歩10分でいくことができます。

神戸市立博物館は、旧居留地の入りくんだ場所にあります。初めての人は迷うかもしれないので、スマートフォンの地図アプリがあると、とても便利だと思います。道筋にはたくさんお店も並んでいるので、店員さんに道順を聞いてみるのもいいかもしれませんね。

専用の駐車場はありませんが、近隣に有料の駐車場があります。車で行く場合は、そちらを利用しましょう。

神戸市立博物館のおすすめ度は?


神戸市立博物館のおすすめ度は?

神戸市立博物館は、元銀行の建造物だけあって外観もおしゃれで、とても綺麗な施設でした。常設展では古代から明治時代までの歴史や文化を学ぶことができ、お子さんの社会科勉強にもちょうどいいスポットだと思いました。(教科書で見るのと実物を目にするのとでは、頭の入り方も違うような・・・)

おむつ交換台やベビーカーの貸し出しもあるので、小さいお子さん連れのご家族でも安心して利用できそうです。

定期的に行われる特別展も大規模なものが多く、人気のイベントです。神戸市立博物館へ行くときには、どんなイベントが開催されているか事前に調べておくといいですね。

また、館内の2階には喫茶室「エトワール」もあります。展覧会を見終えた後に、ふらりと立ち寄るのにちょうどいいお店。軽食やスイーツ、ドリンクメニューも豊富なので、一度覗いてみてはいかがでしょうか。

神戸市立博物館は、大人から子どもまで楽しめるオススメのスポットです。この記事を読んで興味が沸いた方は、ぜひ実際に自分の目で見て、楽しんできてください!


神戸市立博物館の施設概要

住所 兵庫県神戸市中央区京町24(地図
連絡先 078-391-0035
最寄駅 神戸市営地下鉄湾岸線「旧居留地・大丸前駅」
アクセス JR・市営地下鉄山手線「三宮駅」、阪急・阪神「神戸三宮駅」から南西へ徒歩10分。JR・阪神「元町駅」から南東へ徒歩10分。市営地下鉄湾岸線「旧居留地・大丸前駅」から南東へ5分
営業時間 10:00〜17:00(入館は16:30まで)※特別展によっては時間の変更あり
休館日 毎週月曜日(月曜が祝日のときは開館、翌日が休み)年末年始 その他臨時休館日
入館料金 一般200円 高校・大学生150円 小・中学生100円 幼児は無料 ※特別展開催時は、展覧会によって入館料が異なる
駐車場 なし(近隣に有料駐車場あり)
公式サイト http://www.city.kobe.lg.jp/

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この記事を書いてくれた人

NANA

1988年生まれの神戸在住ライター。幼稚園児の娘と息子を育てているママです。足を運んだ兵庫県内の観光・お出かけスポットは100ヶ所以上。子持ちママ目線で、施設の魅力をご紹介しています。


編集&校正 ビー・エイブル