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かわらミュージアム

かわらミュージアムの口コミレビューと感想!

かわらミュージアムの見どころやおすすめポイントを感想を交えて詳しく紹介します!

かわらミュージアム

かわらミュージアムは滋賀県近江八幡市立にある博物館です。近江八幡特産の八幡瓦を中心に、瓦の種類や作り方、日本や世界各地の瓦を展示。展示物を通じて、瓦に関する知識を深めることができます。

かわらミュージアム

かわらミュージアムは風情ある水郷、八幡掘の近くにあります。近江八幡はかわらの名産地として知られています。

近江八幡が生んだかわらは「八幡瓦」という名称が名付けられています。

八幡瓦の特徴は耐寒性が強いこと。そのため、近畿だけでなく北陸や山陰でも使われました。かつては、八幡堀沿いにかわら製造所が存在しました。

時代が経つにつれ、かわら産業は衰退しましたが、かわらミュージアムが旗振り役となって、「かわら」は近江八幡のシンボルのひとつとなっています。

かわらミュージアムでは八幡瓦はもちろん、国内外のさまざまなかわらが見られます。そして、かわら作りには欠かせなかっただるま窯の姿も。

ぜひ、かわらミュージアムを訪れたら、かわらの作り方を学んでみましょう。かわらミュージアムにはユニークなかわらもたくさん!

個性あふれるかわらを見ると、かわらに対する認識が変わってくるかもしれません。

かわらミュージアムの最寄駅であるJR近江八幡駅には新快速が止まります。そのため、京都・大阪・神戸からもスムーズにアクセスできます。

今回はかわらミュージアムへ行ってきたので、写真付きで感想をレビューします。

かわらミュージアムへのアクセス

かわらミュージアムは近江バスのバス停「大杉町八幡山ロープウェイ口」から徒歩3分と好アクセス。敷地内には駐車場もあるので、車で行くことも可能です。

かわらミュージアムへのアクセス

かわらミュージアムの玄関口がJR琵琶湖線「近江八幡駅」です。「近江八幡駅」には新快速が止まるので、京都・大阪・神戸からもスムーズにアクセス。

東海道新幹線の接続駅である「米原駅」からも30分以内でアクセスできます。

かわらミュージアムは近江八幡駅の北側にあります。まずは近江八幡駅の北口に出ましょう。北口に出ると、目の前にバスターミナルが見えるはず。

バスターミナルから近江バス「長命寺・休暇村」行きに乗車し、「大杉町八幡山ロープウェイ口」で降ります。

健脚な方は近江八幡駅から歩いてみましょう。近江八幡駅からかわらミュージアムまでは徒歩約30分です。

今回は近江八幡駅から徒歩コースを紹介します。かわらミュージアムは水路、八幡堀沿いにあるので、北口から北に向かって歩きましょう。

歩き進めると、風情ある八幡堀に到着。八幡堀に着いたら右に曲がります。あとは八幡堀沿いに歩き進めればいいだけ。しばらく歩くと、かわらミュージアムに到着します。

かわらミュージアムへの徒歩アクセス

徒歩で八幡掘を歩くと、水郷めぐりの船着場が見えてきます。あちらこちらに、看板があるので、すぐに船着場が見えてくるはず。

また、八幡堀を眺めるとひんぱんに舟を見ることができるでしょう。八幡堀の眺めを楽しんでいると、自然にかわらミュージアムに着きます。

なお、八幡堀の船着場の近くには駐車場があります。車でも気軽に舟に乗船できるのはうれしいですね。

八幡堀の船着場

橋からは舟が行きかう姿が見られます。舟はたくさんあり、日中は舟が見られない時間はないくらい。それだけ、舟に乗る観光客が多いということでしょう。

昔はこの水郷でかわらの運搬をしていたとか。重いかわらを運ぶ水郷があったからこそ、八幡堀の沿岸にかわら製作所が作られるようになったのです。

今やかわらは近江八幡の地場産業。八幡堀が近江八幡の地場産業の産みの母といっても過言ではないでしょう。

八幡堀の船着場

かわらミュージアムに近づくと舟が増えてきます。ちょうど、舟は堀に横付けされているので、こちらからでも乗船できます。

かわらミュージアムへはこの河川敷を歩いていきます。河川敷はごつごつした石があるので、少しだけ注意が必要。歩きやすい靴を履いていくといいでしょう。

かわらミュージアム

かつては、この堀のあたりにもかわら製作所が立ち並んでいたそうです。

昔は瓦の破片を堀に捨てる職人も多かったので、八幡掘に瓦の破片を捨てることを注意した、という町のお達しも残っています。

八幡堀とかわらとの関係を示すエピソードといえるでしょう。そうこうしているうちに、かわらミュージアムの看板が見えてきました。

かわらミュージアムの入場料は?

かわらミュージアムの入館料は大人300円、小中学生200円です。

かわらミュージアムの入場料は?

かわらミュージアムの入館料は大人300円、小中学生200円です。16時には閉館するので、時間には注意しましょう。

かわらミュージアムってどんなところ?見どころは?

かわらミュージアムの見どころはだるま窯が見られること。現在、だるま窯は使われていません。かつては、かわら製造所に行くと、必ずだるま窯が見られたそうですよ。

かわらミュージアムってどんなところ?見どころは?

かわらミュージアムの見どころはだるま窯が見られること。現在、だるま窯は使われていませんが、昔はだるま窯を使ってかわらを焼いていました。

「だるま窯」という名称が付けられている理由は簡単! 窯の形がだるまに似ているからです。ところが、おもしろいことに最初からだるまのような形ではなかったのです。

試行錯誤を重ねた結果、このような形になりました。館内では近江八幡のかわら「八幡瓦」の焼き方を解説。当時のかわらのつくり方がすんなりと頭に入ってくることでしょう。

かわらミュージアムのだるま窯

こちらがだるま窯です。こちらの窯で八幡瓦を焼いていました。私は正直なところ、だるまには見えませんが、見る人によってはだるまに見えるのでしょう。

だるま窯は昭和30年ごろまで使われており、八幡瓦の製造には欠かせない存在でした。残念ながら、今はもう使われておらず、こちらは展示用に復元されたもの。

中には火をくべるところもあり、使われているシーンが簡単に思い浮かべることができるでしょう。

かわらを使った作品がたくさんあるかわらミュージアム

かわらミュージアムでは、かわらを使った作品がたくさんあります。だるま窯と合わせて見学しましょう。

かわらを使った作品がたくさんあるかわらミュージアム

かわらミュージアムでは、だるま窯以外にもかわらを使った作品がたくさん展示されています。かわらは寺や神社などに使われることが多く、装飾の役割を果たしていました。

館内にはかわらを使った小路や芸術作品があり、かわらが持つ新たな一面を垣間見られることでしょう。

かわらミュージアムにはかわらがたくさん

こちらをご覧ください。一見するとごく普通に地面見えますが、実はかわらが埋め込まれているのです。

このような作品は他では見られないでしょう。かわらを無作為に埋め込んでいるのではなく、きちんと装飾品として埋め込んでいるのがおもしろいですね。

ところで、このかわらは雨の日の滑り止めの効果もあります。かわらミュージアムらしい工夫といえるでしょう。

かわらミュージアムの作品

こちらは竜王町須惠善通寺本堂の棟に飾っていた鬼瓦で、市井金六氏の作品です。花や葉の形はもちろん、花びらまで精巧に作られています。

細工が細かく、まるで彫刻したかのよう。このかわらは実際に香川県の善通寺で使われていました。改めてこのように間近で見ると、かわらが持つ繊細さに気づかされました。

かわらミュージアムの作品

こちらは東近江市の浄栄寺本堂の鬼瓦です。屋根のようになっている三角のところには、いろいろな精巧な花の模様があります。

屋根のてっぺんにある鼻のようなものがあり、顔を表しています。とても個性的な作品になっており、かわらへの見方が変わるはず。きっと、驚かれることでしょう。

かわらミュージアムのトイレは?

かわらミュージアムにはトイレがあります。ただし、館内にはないのでご注意を。

外に公衆トイレのような小さなトイレです。車いすや身体障害者向けのトイレではありません。事前に、JR近江八幡駅のトイレを使うことをおすすめします。

かわらミュージアムのおすすめ度は?

かわらミュージアムは昔の建造物や地場産業に興味がある人におすすめ。かわらミュージアムで八幡瓦に触れることにより、かわらに対するこだわりが肌で感じられることでしょう。

かわらミュージアムのおすすめ度は?

また、芸術的なかわらを見ると、かわらに対する認識が変わると思います。

なお、かわらミュージアムを見学したら、かわらミュージアムにある「瓦亭」というカフェに寄ってみましょう。

こちらのカフェではコーヒーなどのドリンクだけでなく、軽食もとることができます。フード・ドリンクはもちろんですが、注目して欲しいのは食器。

なんと、食器は全て瓦でつくられています。まさしく、かわらミュージアムは「かわらづくし」のスポット、と言っても過言ではありません。

かわらミュージアムの施設概要

住所 滋賀県近江八幡市多賀町738-2(地図
連絡先 0748-33-8567
最寄駅 JR琵琶湖線「近江八幡駅」
アクセス <電車・バスを利用する場合>
JRびわこ線「近江八幡駅」下車後、近江鉄道バス(長命寺行き)「大杉町」バス停下車徒歩3分
<車を利用する場合>
名神高速道路 八日市I.Cをおりて、琵琶湖方面に国道421号線を約15km。多賀の信号を左折して、しばらく行くと右に鳥居があるので、鳥居を右折し、50m先右折
営業時間 9:00〜16:00
休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
料金 大人300円、小中学生200円
駐車場 なし
公式サイト http://omihachiman.jp/3961

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この記事を書いた人

如月柊

道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。


編集&校正  ビー・エイブル