出石明治館の見どころやおすすめを感想を交えて紹介します。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細もあり!
出石明治館は、明治20年に旧出石郡役所として建てられた西洋館。
館内には出石ゆかりの偉人たちの展示物や、出石町出身の元プロ野球選手・大友工氏の記念品が展示されているほか、旧郡役所の郡長室も見学できます。
市の重要文化財にも指定されている建物は、明治の建築物を学ぶのにもぴったりのスポットです。
今回は、そんな出石明治館へ遊びに行ってきたので、そのときの様子を写真とともにレビューします。
出石明治館の開館時間は9:30〜17:00。ただし、入館は16:30までです。
休館日は毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日が休み)、12月28日〜1月4日。
料金は大人100円、大学生・高校生50円、中学生以下は無料です。また、65歳以上の方と障がい者手帳をお持ちの方は半額になります。
出石永楽館、出石史料館、出石家老屋敷、豊岡市立美術館(伊藤清永記念館)でもらえる文化施設共通割引券を使えば、団体料金(大人80円、大学生・高校生50円)で入場可能です。
出石明治館は、明治20年に建てられた洋館。
明治12年、明治政府によって各地に郡や区役所が設置されることになり、出石明治館もその建物の一つとして建てられました。
昭和元年までは、郡役所として利用されていたそうです。
入口を入ってすぐ左にある展示室では、出石の歴史や観光地に関する映像や資料があります。
テレビの前にはイスもあるので、じっくりと映像を観られますよ。
NHK大河ドラマ「八重の桜」に登場した出石藩出身の川崎尚之助を演じた長谷川博己さんや、出石出身の書家・川尾朋子さんの紹介コーナーもありました。
窓に描かれている昔の出石の街並みにも注目してみてくださいね。
「コウノトリから見た出石・鳥瞰マップ」です。ボタンを押すと電飾が光るようになっていて、上空から見る出石の城下町の変遷を一望することができます。
館内には元巨人軍エースで、出石出身の大友工選手の展示室もあります。
ユニフォームや記念品が多数展示されていて、ファンにはたまらない空間。
同じ展示室内には、昔の蓄音機やレコード、カメラも展示されています。
館内の奥にある歴史を彩った出石の人物展の部屋です。
出石は応仁の乱で西軍の総大将となった山名宗全や、東京帝国大学初代総理となった加藤弘之、女性の社会的地位向上と教育に生涯をささげた木村熊二など、数多くの偉人を輩出した町です。
また、出石は明治維新のときに活躍した桂小五郎の潜伏地としても有名で、出石の街のあちこちには「桂小五郎潜伏地」の紹介もありますよ。
潜伏地については、出石の観光センターなどにある観光マップに記載されているので、興味がある方はぜひチェックしてみてくださいね。
歴史を彩った出石の人物展示室のさらに奥の部屋には、旧郡役所展示室があります。郡長席もあるので、こちらで記念撮影をするのもおすすめ。
2階は多目的会議室になっており、部屋の右脇には出石陶磁トリエンナーレ展示コーナーがあります。
独創的な形をした陶器が多く、つい見入ってしまいました。
出石明治館のトイレはウォシュレット付き。きちんと清掃されているようで、清潔感がありました。
おむつ交換台はないので、小さなお子さんを連れていくときは観光センターなどのトイレを済ませておくと安心です。
出石明治館への行き方(アクセス)は?
出石明治館は、兵庫県豊岡市出石町にあります。電車で行く場合は、JR「豊岡駅」から全但バス出石方面行きに乗車し、「出石営業所」下車後、徒歩10分。
車で行く場合は、「八鹿氷ノ山IC」より約30分です。京阪神から行く場合は、およそ2時間20分、姫路からなら1時間40分、鳥取からだと約2時間が目安です。
専用の駐車場はありませんが、周辺には有料の駐車場があるので、そちらを利用しましょう。
出石明治館は西洋風のレトロな外観で、写真撮影におすすめのスポット。
明治の面影が残る館内では、出石の歴史や文化、ゆかりのある人物について学ぶこともできますし、出石の観光スポットの情報収集の場としても利用できます。
入場料金もリーズナブルなので、出石散策の休憩がてらに立ち寄ってみるのもおすすめ。
出石の街には、そのほかにも出石城跡や出石家老屋敷、出石史料館、豊岡市立美術館(伊藤清永記念館)など観光スポットがたくさんあります。
個人的には、出石そばがとてもおいしいので、出石へ遊びに行ったらぜひ食べてみて欲しいです。
お土産ショップや飲食店も多く、休憩がてらに立ち寄りながら街の散策を楽しむのもいいですよ。
住所 | 兵庫県豊岡市出石町魚屋50(地図) |
連絡先 | 0796-52-2353 |
最寄駅 | JR「豊岡駅」 |
アクセス | 【電車】JR「豊岡駅」から全但バスの出石行きバスに乗車。「出石営業所」で下車後、徒歩10分 【車】「八鹿氷ノ山IC」より約30分 |
営業時間 | 9:30〜17:00(入館は16:30まで) |
定休日 | 毎週月曜日(月曜日から祝日の場合は翌日が休み)、12月28日〜1月4日 |
料金 | 大人100円、65歳以上の方50円、大学生・高校生60円、中学生以下は無料 |
駐車場 | 周辺に有料駐車場あり |
公式サイト | https://toyooka.miru/ |
NANA
1988年生まれの神戸在住ライター。幼稚園児の娘と息子を育てているママです。足を運んだ兵庫県内の観光・お出かけスポットは100ヶ所以上。子持ちママ目線で、施設の魅力をご紹介しています。
編集&校正 ビー・エイブル