EXPO'70パビリオンの見どころやおすすめを感想を交えて紹介します。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細もあり!
1970年の大阪万博に関する展示があるEXPO'70パビリオン(えきすぽ70ぱびりおん)。EXPO'70を体験したことのある世代には懐かしく感じられる展示となっています。
EXPO'70パビリオンは1970年に開催された大阪万博に関する資料や展示物を集めた施設です。大阪万博2025が決定したことで俄然注目を集める施設となりました。
約50年前に開催されたEXPO'70ですがそこで披露された未来の姿は今でも色褪せないものとなっています。そんなEXPO'70の雰囲気をここでは垣間見ることができます。
EXPO'70を体験したことのある世代にはきっとあの頃の思い出がよみがえってくることでしょう。体験していない世代には新しい発見があるかもしれませんね。
今回はEXPO'70パビリオンへ行ってきたので、感想や見どころを写真を交えて詳しくレビューします。
料金が低く抑えられているので入りやすいEXPO'70パビリオン。中学生以下なら無料となっています。
EXPO'70パビリオンの建物内の展示室が有料となっています。料金は高校生以上が200円、中学生以下なら無料となっています。
催し物を行うスペースのホワイエは無料で開放されています。こちらはEXPO'70に関する展示はありません。
料金の割引としてはひとり親家庭世帯員の方は無料となります。
また障がいがある方や、特定疾患及び小児慢性特定疾患がある方、被爆者の方は介助者1名と共に無料となります。
EXPO'70の貴重な資料が見れる展示室。当時のままに保管されていた音楽堂を見ることができます。
EXPO'70パビリオンのメインはなんといっても展示室にある貴重な資料の数々でしょう。これらの資料が当時の様子を私たちに伝えてくれます。
EXPO'70パビリオンの建物は実際に万博で鉄鋼館として公開されていたものです。当時と同じ建物の中に入るというのもなんだかワクワクしちゃいますよね。
まずは桜をモチーフにしたEXPO'70のシンボルマークが入り口で私たちを出迎えてくれます。ここからEXPO'70の世界へと入っていくことにしましょう。
中に入ると朱色に染められた空間となっていました。日常とは切り離されて別世界に来たかのような気分にさせられます。
この朱色の通路にいろんな展示物が置かれています。
まずはEXPO'70をスタートさせるために作られたいろいろな資料がありましたよ。ガイドブックやミニマップなど当時を偲ばせるものが展示してありました。
当時の人たちはこういうのを見てきっとワクワクしていたのでしょうね。
ここは音楽堂というスペースです。円形のスタジオに幾何学的なオブジェが並んでいます。宇宙の神秘を連想されるような空間となっていました。
実際にEXPO'70が行われていたときに、鉄鋼館の中で音楽堂が公開されていました。当時はここで多くの人が音と光のショーを楽しんだそうです。
そんな音楽堂ですがEXPO'70の終了と共に閉鎖されてしまいました。
鉄鋼館がEXPO'70パビリオンとして生まれ変わったのを機に再び私たちはその姿を見ることができるようになったというわけです。
今は音と光のショーは開催されていないので音楽堂の姿を見ることだけができます。
EXPO'70はまさに当時としては空前絶後の記録を樹立したのでした。6421万人もの人が訪れたというのには驚きですよね。
そのうちの外国人の170万人を差し引いても日本人の2人に1人は行っている計算になってしまいます。日本人の記憶に残る一大イベントだったことがうかがえます。
EXPO'70の主役は各国のパビリオンです。人気パビリオンには長蛇の列ができたことが記録に残っています。
そんな各国のパビリオンにまつわる資料も展示されていましたよ。訪れた人は思い思いに各国のパビリオンの資料に見入っていました。
コンパニオンが着ている斬新なデザインのコスチュームもEXPO'70では注目されていました。
ファッション的にも世界をリードしたいという意気込みがあったのでしょう。コスチュームはパビリオンごとに違っていました。今見ても斬新に見えますね。
EXPO'70パビリオンには手の椅子もありますよ。太陽の塔と同じく岡本太郎作の象徴的なオブジェです。
昔EXPO'70に訪れた人もこの椅子に腰かけて記念撮影をしたそうです。ぜひともここで子供たちの姿をパシャリと撮っておきたいですね。
みんながどんなものを持ってEXPO'70にやってきたかを知ることができる展示です。世紀のイベントだったのでぜひとも記録に残したかったんでしょうね。
EXPO'70の中を行きかったモビリティの展示もありましたよ。
ダイハツが電気自動車をEXPO'70に登場させたのですが、実際に世の中に普及するのにはかなりの月日が流れることとなりました。
EXPO'70に関するノベルティグッズもたくさんありました。
次の大阪万博2025でもいろんなグッズが発売されるのでしょうね。楽しみです。
入り口のあたりと音楽堂のところにあるEXPO'70のジオラマ。EXPO'70の様子を垣間見ることができます。
EXPO'70パビリオンにはEXPO'70のジオラマも展示されていますよ。今の万博記念公園は建物の多くが撤去されてしまって当時の姿からはかなりかけ離れてしまっています。
やはりジオラマを通じて当時の姿を再確認したいですよね。EXPO'70のジオラマは展示室の入り口のあたりと音楽堂のところにあります。
まず大きなジオラマが展示されているのが展示室の入り口付近です。
EXPO'70のすべてとは言いませんが、シンボルタワーとなっていたエキスポタワーやEXPO'70の象徴ともいえる太陽の塔などが再現されていました。
太陽の塔は今でも残っていますがエキスポタワーは解体させてもう姿は消えてしまったので、こういうジオラマを通じてしか見ることができません。
太陽の塔はEXPO'70の時には屋根付きの会場の中にいたのですね。屋根を突き抜けて顔を出している姿がユーモラスです。
音楽堂のところにはもっと精密な太陽の塔のジオラマがあります。歩いている人まで再現されていますよ。EXPO'70当時の太陽の塔のあり様がよくわかります。
すぐそばにある太陽の塔が見える広場。エキスポタワーを偲ぶオブジェも置かれています。
EXPO'70パビリオンの建物の周囲にも目を向けてみましょう。建物を出たところには緑の芝の広場が広がっています。
太陽の塔が見える場所でもあるので、ここでもEXPO'70気分を満喫することができますよ。ピクニック気分でここに訪れるのもいいでしょう。
またエキスポタワーを偲ぶオブジェもありますよ。
なにやら幾何学的なオブジェが置いてありますが、これはエキスポタワーを偲ぶものです。
エキスポタワーはEXPO'70のシンボルとして建てられたものですが、その後解体されてしまいました。このオブジェが残るのみとなります。
建物を出たすぐのところには芝の広場があるので、お弁当を広げるのにも最適です。EXPO'70パビリオンを見終わった後にここでお昼をいただくのもいいでしょう。
バリアフリー対応のトイレがあるEXPO'70パビリオン。中は最新のシャワートイレになっていました。
トイレはパビリオンを抜けたところにあります。中は広いスペースがありましたので使いやすいですよ。
ちゃんと清掃されていてきれいな状態が維持されていて安心して使えるトイレになっていました。
トイレの中身はとても清潔に保たれていて気分的にも使いやすいものになっていました。うれしいことにシャワートイレが完備されていました。
トイレットペーパーは補充されていましたよ。またオストメイトに対応した設備となっていました。
赤ちゃんのおむつ替えに対応するベビーベッドや赤ちゃんを座らせておけるベビーチェアなどの設備もありました。
これならば赤ちゃん連れでも安心して使えるのではないでしょうか。
大阪モノレール「公園東口駅」から徒歩で12分ほどのEXPO'70パビリオン。車で行く場合は中国自動車道または近畿自動車道吹田JCTから4分ほどです。
EXPO'70パビリオンは大阪モノレール「公園東口駅」または「万博記念公園駅」から行くことができますよ。
「公園東口駅」からは約12分、「万博記念公園駅」からは約15分となります。
車で行く場合は中国自動車道または近畿自動車道から行くといいでしょう。吹田JCTで降りて4分ほどで着きます。
駅としては大阪モノレール「公園東口駅」が近いのですが、彩都線に乗り換える必要があります。
梅田や京都などから向かう場合はわざわざ彩都線に乗り換えなくても「万博記念公園駅」で降りて歩いて行った方が早いでしょう。
「万博記念公園駅」からは歩行者専用の道で進んでいくことができますよ。
大阪モノレール「万博記念公園駅」すぐのところに中央駐車場があります。ここに車を停めてEXPO'70パビリオンに歩いていくといいでしょう。
料金は平日2時間まで400円、2時間超3時間まで600円、3時間超4時間まで800円、4時間超24時間まで1000円となっています。
土日祝は2時間まで600円、2時間超3時間まで900円、3時間超4時間まで1200円、4時間超24時間まで1500円となっています。
大阪万博2025が決定して再注目されている万博。EXPO'70パビリオンで万博気分を一足先に味わうことができます。
いよいよ大阪万博2025が決定して万博に注目している人も多いことでしょう。そういう人が一足先に万博気分を味わうのにEXPO'70パビリオンはピッタリの場所です。
かって万博を体験した人にとってはノスタルジーな気分に浸れるでしょう。未体験の人にとっては新鮮な驚きを感じることでしょう。
万博公園の屋外で親子で思いっきり遊んだあとに、こういう展示物を楽しむのもメリハリがあっていいと思いますよ。
住所 | 大阪府吹田市千里万博公園10-10(地図) |
連絡先 | 06-6877-4737 |
最寄駅 | 大阪モノレール「公園東口駅」または「万博記念公園駅」 |
アクセス | <電車を利用する場合> 大阪モノレール「公園東口駅」から徒歩約12分、「万博記念公園駅」から徒歩約15分 <車を利用する場合> 中国自動車道、近畿自動車道の吹田JCTから約4分 |
営業時間 | 10:00〜17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 水曜日(4月1日からゴールデンウイーク、10月1日〜11月30日は無休)、12月28日〜1月1日 |
料金 | 高校生以上200円、中学生以下無料 |
駐車場 | あり |
公式サイト | https://expo70/other-07 |
みつ葉
すきま時間で執筆にチャレンジしているひよっこライター。生まれも育ちも神戸。自分の知らない場所を歩きまわって堪能するのが趣味。関西圏の隠れたスポットを見つけて、実際に現地に足を運んでその魅力を発信していきたい!読み手の人たちにその場の空気感みたいなものを伝えられればと思っております。
編集&校正 ビー・エイブル