京都文化博物館の見どころやおすすめを感想を交えて紹介します。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細もあり!
京都文化博物館(きょうとぶんかはくぶつかん)は平安建都1200年記念事業として設立した施設。京都の歴史と文化にまつわる展示を行っています。
京都文化博物館は京都市中京区という京都のど真ん中にある施設です。三条通りと高倉通りが交差する場所にあります。
平安建都1200年記念事業として設立されました。総合展示は有料エリアとなっていまして中では京都の歴史と文化にまつわる展示が公開されています。
重要文化財となっている旧日本銀行京都支店の建物が別館となっています。ろうじ店舗と言われるレストランやショップの集まるフロアもあります。
今回は京都文化博物館へ行ってきたので、感想や見どころを写真を交えて詳しくレビューします。
総合展示は一般500円となっている京都文化博物館。高校生以下は無料となっているのが特徴です。
総合展示は一般500円、大学生400円、高校生以下は無料となっています。子供連れには子供料金が要らない分負担が少なくていいですよね。
特別展は開催される展示ごとに料金が異なるので以下のリンク先からスケジュールをご確認ください。詳細ページへのリンクから料金を見ることができますよ。
割引制度としてはSTACIA PiTaPa(スタシアピタパ)を持っている人は提示するだけで総合展示、特別展ともに団体料金が適用されます。
総合展示の団体料金は一般400円、大学生320円と通常料金に比べて2割安となっています。STACIA PiTaPa(スタシアピタパ)の提示で同伴5名までが割引されます。
総合展示が見どころとなる京都文化博物館。京都の歴史と文化に触れる展示があります。
京都文化博物館には別館の展示やろうじ店舗などのいろいろ見て回りたいスポットがあるのですが、その中でも中心となるのはやはり有料エリアである総合展示でしょう。
ここには京の歴史、京のまつり、京の至宝と文化の3つのエリアが用意されていて京都の歴史と文化に触れることができます。
総合展示の入り口は2Fになっています。まずは2Fへとエレベーターで上がりましょう。
残念ながら総合展示の中は撮影禁止となっていたので写真で紹介することはできません。中はとてもきれいな展示室となっていました。
京の歴史コーナーでは京都の各時代の様子を知ることができる展示がありました、京のまつりコーナーでは祇園祭に関する資料を見ることができました。
京の至宝と文化コーナーは時期ごとに展示が変わってテーマに沿った京都ゆかりの文化財や資料が公開されます。
総合展示への入室前のスペースには写真OKのエリアがありましたので、そこを紹介したいと思います。
まずは京都にまつわる催し物のポスターがずらりと貼られていました。
紫式部の像がありましたよ。金色に彩られた像は今まさに筆を入れようとしている一瞬をとらえた姿となっていました。
まさに平安の都で紫式部が源氏物語を執筆している様子を現在に蘇られた姿となっていました。
紫式部の像の横には古典の日宣言という掲示がありました。古典の日とは京都で宣言されたもので11月1日を古典の日としようというものです。
源氏物語千年紀を記念して古典を広く知らしめるためにこういう取り組みをしているそうです。
いろいろな時代の発掘物も展示されていましたよ。
食器や瓦などからその当時の人々の暮らしぶりの一端を垣間見ることができます。これだけの古いものがよく形を留めて見つかったものです。
発掘物が出てきたのが広隆寺旧境内という場所です。
広隆寺の現境内とは別な場所に旧境内跡が見つかって発掘が続けられたそうです。そこから生活用具や仏具、瓦などが発掘されたとのことです。
ヴェネツィア国際映画祭と京都のかかわりに関する展示もありました。テレビでしか見たことのない映画祭のトロフィーなども見ることができましたよ。
京都文化博物館の別館は旧日本銀行京都支店の建物。重要文化財となっている重厚な建築物です。
京都文化博物館は本館と別館の2つの建物から成り立っています。本館は新しく建造されたもので外観も中身も新しく現代的なスマートな空間となっています。
それに対して別館は元々は日本銀行京都支店の建物だったもので、外観的にも歴史を感じさせるものになっています。
レンガ造りの重厚な建物となっているのが京都文化博物館の別館です。ふんだんに石も用いられており今では考えられないくらいの高コストな贅沢な造りになっています。
旧日本銀行京都支店の建物をそのまま利用したもので今では重要文化財となっています。
この建物の歴史が書かれていました。日本銀行京都支店としてスタートを切ったのち、財団法人古代学協会の所有となり平安博物館に変わりました。
さらにそののちに財団法人古代学協会から京都府に寄贈されて京都文化博物館の別館になったとのことです。
中はイベントホールになっていて時期ごとに違う催しが行われています。多くのイベントは無料で公開されているので、気楽に立ち寄ることができますよ。
この建物の中を見るだけでも価値があります。
この建物の構造などを示す掲示などもありました。東京駅などを設計した辰野金吾が手掛けた建物なので建築に興味のある人にとっては注目の場所となることでしょう。
歴史を感じさせる別館とはうって変わって本館はコンクリートのモダンな建物となっています。
ただ外側からは本館と別館がどんな位置関係になっているのかがわかりにくいです。
本館と別館の位置関係を把握するのに役立つのがこの模型です。こうみると長細い敷地の中に本館と別館が並んでいることがわかります。
京都文化博物館内にあるろうじ店舗。レストランやショップが集まっています。
京都文化博物館にはろうじ店舗と呼ばれるレストランやショップが集まっているエリアもあります。ここへの立ち入りは無料です。
京都文化博物館は烏丸や四条などの京都の繁華街からは少し離れているので食事するところなどがあるのか不安に思う人もいるかもしれません。
しかし、ここには京都なだ万賓館や手打ちそば有喜屋など食事できるお店も入っていますので大丈夫ですよ。
ろうじ店舗に一歩入るとすぐに目に入ってくるのがこの再現された古い家です。昔はこういう家が軒を連ねていたのでしょう。
ろうじ店舗全体は京格子などが施されていて江戸時代の京の町並みが再現されています。
ろうじ店舗には飲食の店舗が入っているので博物館の鑑賞の前後に食事を楽しむこともできます。甘味処もあるので甘いものをいただくこともできますよ。
また京都らしいグッズを中心としたショップも多数入っています。京都の和雑貨などに興味がある人はぜひとも見ていくといいでしょう。
休憩所となっている本館と別館の境にある広場。ろうじ店舗にもベンチがあります。
本館と別館の境にはオープンエアになっている広場があります。そこにはパラソルとテーブル、イスが用意されています。
ベンチも用意されていますので気楽に休むこともできますよ。
この広場にはキャラクターの像も立っていますので、一緒に写真撮影することもできますよ。京都文化博物館に来た記念に1枚撮っておくのもいいでしょう。
ここには前田珈琲もありますのでコーヒータイムにするのもいいですね。ケーキセットなども用意されていますのでここでおやつにすることもできます。
休む場所としては、ろうじ店舗にもベンチがあります。広場の方はオープンエアで寒さや暑さに無防備なので、そういうのを避けたければこちらを利用しましょう。
トイレ棟が設置されている京都文化博物館。コインロッカーや公衆電話などの設備もありました。
本館と別館の間にあるオープンエアな広場にトイレがあります。トイレの中は広いスペースがありましたので使いやすいと思いますよ。
ちゃんと清潔感があって誰でも利用しやすいトイレになっていました。
一般的な洋式トイレが置かれていました。トイレットペーパーも用意されていましたよ。
ベビーチェアやベビーベッドなど赤ちゃんに対応した設備やオストメイト対応の設備はありませんでした。
公衆電話やコインロッカーなどの設備もありましたよ。
コインロッカーは硬貨が戻ってくるタイプのもので実質無料で利用することができました。
重たい荷物はコインロッカーに預けておいて手ぶらで美術鑑賞することができますよ。
水飲み場は別館に設置されていました。
京都文化博物館は阪急「烏丸駅」から歩いて約8分。車で行く場合は烏丸通りと府道37号線が交差する烏丸御池交差点から約3分で着きます。
京都文化博物館は阪急「烏丸駅」、京都市営地下鉄「烏丸御池」、京都市営地下鉄「京都市役所前駅」が最寄り駅となります。
時間としては徒歩で阪急「烏丸駅」からは約8分、京都市営地下鉄「烏丸御池」からは約5分、京都市営地下鉄「京都市役所前駅」からは約9分で着きますよ。
車で京都文化博物館に行く場合は烏丸通りと府道37号線が交差する烏丸御池交差点から約3分で着きます。
大阪方面から京都文化博物館に行く人は阪急「烏丸駅」から徒歩で行くのがいいでしょう。一番わかりやすいのは大丸京都店の東側の通路からいく方法です。
これならほぼまっすぐに進むことで京都文化博物館に着きますよ。
京都文化博物館には駐車場は残念ながらありません。駐車場できる場所としては日本システムバンク株式会社の文化博物館前パーキングが近くにありますよ。
料金は全日8:00〜22:00が30分200円、22:00〜8:00が60分100円です。
バラエティー豊かなので飽きさない京都文化博物館。京都の文化に触れる場所を探している人におすすめです。
京都の文化に触れる場を欲するのなら京都文化博物館はおすすめの施設となります。ここでは心ゆくまで京文化の世界を堪能することができます。
展示も総合展示に特別展とバラエティー豊かなので飽きさせません。無料で見て回れる別館も歴史の趣があっていいですよ。
食事をする場所や京雑貨のショップなどもあって1日中見てまわれます。京都観光の目玉の1つになると思います。
住所 | 京都市中京区三条高倉(地図) |
連絡先 | 075-222-0888 |
最寄駅 | 阪急「烏丸駅」、京都市営地下鉄「烏丸御池」、京都市営地下鉄「京都市役所前駅」 |
アクセス | <電車を利用する場合> 阪急「烏丸駅」から徒歩約8分、京都市営地下鉄「烏丸御池」から徒歩約5分、京都市営地下鉄「京都市役所前駅」から徒歩約9分 <車を利用する場合> 烏丸通りと府道37号線が交差する烏丸御池交差点から約3分 |
営業時間 | 総合展示10:00〜19:30(入場は19:00まで)、特別展10:00〜18:00(金曜日は19:30まで。入場は30分前まで) |
休園日 | 不定期 公式サイトを参照のこと |
料金 | 総合展示は一般500円、大学生400円、高校生以下無料、特別展は開催される展示ごとに料金が異なります |
駐車場 | 無 |
公式サイト | https://bunpaku.or.jp |
みつ葉
すきま時間で執筆にチャレンジしているひよっこライター。生まれも育ちも神戸。自分の知らない場所を歩きまわって堪能するのが趣味。関西圏の隠れたスポットを見つけて、実際に現地に足を運んでその魅力を発信していきたい!読み手の人たちにその場の空気感みたいなものを伝えられればと思っております。
編集&校正 ビー・エイブル