芦屋市立美術博物館へ遊びに行こう!
芦屋市立美術博物館は芦屋市を代表する全国的にも珍しい博物館と美術館を合わせた文化施設です。在原業平・百人一首関連の史料は見ごたえがあり、企画展も国内だけでなく外国の作品を扱うことも多いです。講演会やギャラリートークが定期的に行われている点も見逃せません。
芦屋市立美術博物館は芦屋市を代表する文化施設です。全国的にも珍しい博物館と美術館を合わせた文化施設になっており、1991年に開館しました。
芦屋市立美術博物館の建物そのものはユニークな形をしていて一見の価値あり。館内は博物館と美術館の良さがミックスされているのが芦屋市立美術博物館の特徴なのです。
芦屋市にゆかりのある在原業平や百人一首の史料は見逃せません。気軽に平安文化を楽しむことができます。解説もしっかり行われているので、芦屋市にゆかりのない方でも展示物をしっかり理解出来るでしょう。
趣向を凝らした企画展が開催されていて、「美術博物館」の名にふさわしく歴史から美術までテーマは多岐に渡ります。訪れる前に芦屋市立美術博物館の公式サイトをチェックしておくのがおすすめ。
芦屋市立美術博物館の敷地内には芦屋市ゆかりの洋画家、小出楢重のアトリエやカフェ「Café de Repos」があります。特に、喫茶店があることは大きなポイント。味も大変よく、休憩にはピッタリのスポット。
今回は芦屋市立美術博物館へ行ってきたので、見どころや感想を画像を交えて詳しくレビューします。
芦屋市立美術博物館へは阪神芦屋駅から阪急バスに乗りましょう。阪急バス「緑町(美術博物館前)」下車すぐです。なお、阪神芦屋駅から徒歩でアクセスすることもできます。徒歩ですと、阪神芦屋駅から15分~20分はかかります。芦屋市立美術博物館の周辺にはトイレがないので、駅でトイレを済ませましょう。
芦屋市立美術博物館は芦屋市の南部に位置します。そのため、最寄駅は阪神芦屋駅です。阪神芦屋駅には全ての列車が止まるので、大阪、神戸、奈良からスムーズにアクセスできます。
阪神芦屋駅から阪急バス(「新浜町行き」または「芦屋市総合公園前行き」)に乗り、「緑町(美術博物館前)下車です。ただし、本数は1時間に2本~3本なので、あらかじめ、阪急バスのホームページで時刻を確認することをおすすめします。
阪急バスの運賃は片道220円、往復440円です。「もったいない」と思う方は阪神芦屋駅から歩きましょう。阪神芦屋駅から芦屋市立美術博物館へは徒歩15分~20分の距離です。そのため、いい運動になります。
まず、阪神芦屋駅の東改札口から出ましょう。そのまま歩くと、国道43号線・阪神高速道路に着きます。交差点を渡り、南側に出ます。
南側に出たら、東方向(大阪方向)に向かって少し歩きます。すると、進行方向右側にこのような小さな公園が見えるはずです。この公園の道をひたすらまっすぐ歩きます。なお、公園には道しるべとなるような看板はありません。ご注意ください。
ひたすら歩くと、途中にこのような看板を見かけることでしょう。この看板が見つかったら正解です。
住宅地の中を黙々と歩くと、突然、このような木々に覆われたエリアに行き着きます。そうしたら、左に曲がりましょう。1分くらい歩くと、芦屋市立美術博物館の入口に到着します。向かいは谷崎潤一郎記念館です。
なお、阪神芦屋駅から芦屋市立美術博物館までは基本的に住宅地の中を歩きます。子供がいる場合は、阪神芦屋駅でトイレを済ませておくことをおすすめします。<
なお、芦屋市立美術博物館の隣には有料駐車場もあります。駅から少し離れているので、自動車でアクセスするのもいいでしょう。
芦屋市立美術博物館必見の展示物は在原業平・伊勢物語関連です。企画展では、国内外も含めて様々なテーマで行われています。また、敷地内にあるカフェも見逃せません。
芦屋市立美術博物館は芦屋市を代表する文化施設です。そのため、芦屋市に興味がある方にとっては必見の施設といえるでしょう。特に、在原業平・百人一首関連の史料は見ごたえがあります。
また、企画展も国内だけでなく外国の作品を扱うことも多いです。講演会やギャラリートークが定期的に行われている点も見逃せません。
また、敷地内にはカフェ「Café de Repos」があります。芦屋市立美術博物館を訪れると、カフェ50円引きの割引券がもらえます。周辺には喫茶店がほとんどないため、オアシスのような存在ともいえましょう。なお、カフェ「Café
de Repos」のみの利用もOKです。
芦屋市立美術博物館は決して大きな文化施設ではありませんが、魅力がギュッと詰まったスポットです。
まずは、芦屋市立美術博物館のユニークな建築物に注目したいところ。見る角度によって印象が異なります。館内は大きく3つ(1F歴史資料展示室・2階第1展示室・2階第2展示室)に分けられます。なお、基本的に館内での撮影は禁止されています。ご注意ください。
入口を抜けたら、まずは建物自体に注目してみましょう。まるで、おもちゃ箱のようなユニークなスタイルをしています。特に中央のガラス張りと右側の白い小屋が目立ちます。見る角度によって微妙に印象が異なるのもおもしろいところ。
いろいろと観察しながら、写真をじっくりと撮ってみましょう。開館して20年以上が経ちますが、全く古さを感じさせません。
館内は2階建てになっており、メインは1階の歴史資料展示室と2階の第1展示室と第2展示室です。なお、館内は一部を除き、撮影禁止となっています。ご注意ください。
撮影禁止の中でホールにあった鳳輦(ほうれん)は撮影可能でした。鳳輦は簡単に書くと天皇が乗る乗り物。現在ではお祭りの中で神輿として機能しています。
芦屋市立美術博物館に展示されている鳳輦は芦屋神社にあったものを修復したもの。写真からもわかる通り、堂々として立派なものでした。
ここからは撮影禁止ゾーンなので、文章にて主な展示物を紹介します。1Fの歴史資料展示室では在原業平と伊勢物語の展示物に注目しましょう。伊勢物語の主人公である在原業平は芦屋にゆかりのある人物として知られています。
伊勢物語によると、在原業平は芦屋に住んでいたとされています。伊勢物語を描写した絵巻やカルタはカラープリントのように華やか。平安文化を肌で感じることができます。
なお、1Fの歴史資料展示室には入口付近に6名ほどが座れる長椅子があります。そのため、椅子に座りながら、じっくりと展示物が見られます。
2Fにある第1展示室と第2展示室では企画展が行われています。私が訪れたときは「春ひらくー芦屋のたからもの~今に伝わる神社、寺院の宝物~」展が行われていました。
主に芦屋神社が所蔵している宝物を展示しており、なかなか興味深かったです。これらの部屋では、絵画作品を展示することもあります。
第1展示室と第2展示室の間には「ホワイエ」と呼ばれる休憩スペースがあります(ここは撮影できました)。ホワイエには美術関連の本が陳列されています。美しい庭を見ながら、一息入れるのもいいでしょう。
芦屋美術博物館の敷地内には小出楢重アトリエとカフェ「Café de Repos」があります。カフェ「Café de Repos」はとにかく安くておいしい。博物館・美術館めぐりの疲れを癒すにはもってこいのスポットです。
芦屋美術博物館の敷地内には小出楢重アトリエとカフェ「Café de Repos」があります。小出楢重は大正から昭和初期にかけて活躍した洋画家です。芦屋に居を構え、多くの裸婦像を描いたことで知られています。
アトリエ自体は1927年に建てられました。現在の建物は復元になります。屋根が高い小屋のようなスタイルが目を引きました。残念ながら、アトリエの内部も撮影禁止です。中には当時使われていたソファと小出楢重の作品が展示されていました。
アトリエの横にはカフェ「Café de Repos」(カフェ・ド・ルポ)があります。カフェでは軽食からケーキまで様々なメニューが用意されています。ポイントは芦屋でありながら、安いこと。ケーキセットは飲み物付きで700円です。
私はチーズケーキを選びました。チーズのしっかりとした味とホワイトクリームとの組み合わせが絶妙でした。博物館・美術館めぐりで一休みしたい際に、打って付けの場所といえるでしょう。
なお、芦屋市立美術博物館に入場すると、カフェ50円引きの割引券がもらえます。また、カフェのみの利用も可能です。周辺には喫茶店がないので、貴重な存在です。
屋市立美術博物館のトイレは1階と2階にあり。清掃が行き届いていて気持ちよく利用できます。
芦屋市立美術博物館には1階と2階にトイレが設置されています。それぞれのトイレには車椅子対応のトイレがあるので、どなたでも安心して利用できます。個室はこのような洋式になっています。とても清潔で、いつ訪れても気持ちよくトイレが利用できます。
芦屋市に興味のある方は芦屋市立美術博物館がおすすめです。館内には芦屋市の歴史がわかる展示物が多く芦屋市の概要を把握できるからです。私が訪れた際も、小学生がメモ帳片手に熱心に展示物を眺めていましたよ。
一方美術に興味がある方には美術館エリアが人気。数々の美術品の展示もさることながら、講演やギャラリートークなどのイベントがとても充実しているからです。
芦屋市立美術博物館の真向かいには谷崎潤一郎記念館があります。そのため、谷崎潤一郎記念館とセットにして訪れるのも楽しいでしょう。
住所 | 兵庫県芦屋市伊勢町12-2(地図) |
連絡先 | 0797-38-543 |
最寄駅 | 阪神電車「芦屋駅」 |
アクセス | 阪神芦屋駅から阪急バス(「新浜町行き」または「芦屋市総合公園前行き」)に乗車。「緑町(美術博物館前)」下車。阪神芦屋駅から徒歩15分~20分 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
休園日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)、展示替え期間、年末年始 |
料金 | 一般300円(特別展により料金が異なります) |
駐車場 | 有料駐車場あり |
公式サイト | http://ashiya-museum.jp |
如月柊
道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。
編集&校正 新田浩之