赤穂市立歴史博物館の見どころやおすすめを感想を交えて紹介します。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細もあり!
赤穂市立歴史博物館は、兵庫県赤穂市にある塩と赤穂義士をテーマにした博物館です。
1階の常設展示室には、国指定の重要有形民俗文化財である製塩用具を中心とした展示物があり、2階には赤穂城と城下町、赤穂義士にまつわる模型や絵図、出土遺物などが展示されています。
赤穂城跡から徒歩すぐのところにあるので、赤穂観光をするときに立ち寄るのもおすすめ。
特に、大河ドラマ「元禄繚乱」をはじめ、赤穂義士の物語のファンの方には、ぜひ訪れてほしい、おすすめのスポットです。
今回は、そんな赤穂市立歴史博物館へ家族で遊びに行ってきたので、そのときの様子を写真とともに詳しくレビューします。
赤穂市立歴史博物館は、兵庫県赤穂市にあります。赤穂についての展示があり、幅広く学べます。
赤穂で有名な「塩」と「赤穂義士」がテーマと、内容は限定的のように思いますが、館内にはお子さん連れのファミリーやご年配の方など、幅広い年代の方が訪れていました。
入館料は大人(高校生以上)200円、小・中学生は100円、未就学児は無料です。
料金もリーズナブルなので、社会科見学もかねてお子さんを連れて遊びに行くのもおすすめですよ。
展示室は1階と2階にわかれています。なお、館内は写真撮影禁止のため、ここからは文章で館内の様子をお伝えしていきますね。
1階には「赤穂の塩」をテーマにした展示物が並んでいます。赤穂は古くから塩の産地として栄えてきた町で、江戸時代には入浜塩田による塩づくりが盛んにおこなわれていました。
1階の展示室には、そんな塩づくりのときに使用されていた塩廻船模型が展示されています。
入り口を抜けると、まず目に入る大きな船に、うちの子どもたちも興味津々で見入っていました。
展示物には、「子供展示解説」といって小学生向けに分かりやすく書かれた解説文もあるので、お子さんと一緒に読んでまわると、より楽しめると思います。
また、1階の展示室には銅鐸のレプリカもあり、実際に音を鳴らすことも可能。「銅鐸」というと、社会の教科書で見覚えがある方もいるのではないでしょうか。
私はずっと祭りなど儀式のときに使用するものと認識していたのですが、それが鐘だったとは初めて知りました。
こういった新たな発見もあり、子どもだけでなく、大人も楽しめる展示室でしたよ。
一方、2階は「赤穂の城と城下町」「赤穂義士」「旧赤穂上水道」の展示室です。
赤穂城は、寛文元年(1661)に完成したお城で、浅野長直のとき、近藤正純の縄張りとされていました。
展示室には、赤穂城の模型や城下町の絵図が展示されていて、お城の築城技法などを学ぶことができます。
「旧赤穂上水道」の展示コーナーには、パネルや映像で旧上水道のしくみを解説していました。
赤穂には、池田輝政の赤穂代官垂水半左衛門が上水道をつくり、赤穂城内と城下町へ千種川の水を給水するしくみを完成。
さらに、その水を町家へ給水するという設備も整えられていたそうです。
パネルはボタンを押すと、光が点滅するようになっていて、当時の上水道がどこを流れていたのかもわかるようになっていましたよ。
2階の展示室のなかで、一番興味深かったのが「赤穂義士」のコーナー。
赤穂義士といえば、元禄14年(1701)に江戸城本丸御殿松の廊下で、赤穂藩の藩主・浅野長矩が吉良義央を斬りつけ、切腹した藩主の敵討ちのため、臣下たちが翌年、吉良家に討ち入りをしたという話が有名です。
このコーナーには事件の概要をまとめた映像「赤穂義士シアター」や、文楽「仮名手本忠臣蔵」の上演風景の一部を収録した映像を見ることができます。
見学者の数も多く、赤穂義士について関心をもっている方が多いという印象でした。
また、赤穂義士が描かれた「義士すごろく」も数個あり、すごろくで遊ぶお子さんの姿も見かけましたよ。
赤穂市立歴史博物館のトイレは和式のみです。
おむつ交換台や授乳室はなかったので、小さなお子さんを連れて行く場合は、事前におむつ交換や授乳を済ませておいた方が安心でしょう。
1階には返却式(100円)のコインロッカーがあります。手荷物が多いときは、館内を見学するときに不便かと思いますので、ロッカーを利用するのがおすすめです。
赤穂市立歴史博物館は、兵庫県赤穂市にあります。
電車で行く場合は、JR「播州赤穂」駅より徒歩20分。もしくは、JR「播州赤穂」駅よりバスに乗車し、「大石神社前」下車後、徒歩6分です。
車で行く場合は、山陽自動車道「赤穂IC」より約10分。
周辺には赤穂城跡や赤穂玩具博物館などの観光スポットあるので、赤穂観光のときに、ぜひスケジュールに組み込んでみてくださいね。
赤穂市立歴史博物館は、赤穂で有名な「塩」と「赤穂義士」について学べる博物館です。
館内はお子さんにも分かるような解説文もあるので、小学生以上のお子さんにもおすすめ。夏休みの自由研究など、社会科勉強の一環に訪れるのもいいでしょう。
なかでも、「赤穂義士」のコーナーは赤穂義士ファンのみならず、赤穂義士の話を知らない人にもおすすめ。
慕われていた藩主の敵討ちのため、臣下が敵討ちをするという物語は、心を打たれるストーリーでもあります。
「どんな話か知りたい」という場合は、ぜひ赤穂義士シアターの映像を見てみてくださいね。
住所 | 〒678-0235 兵庫県赤穂市上仮屋916-1 (地図) |
連絡先 | 0791-43-4600 |
最寄駅 | JR「播州赤穂」駅 |
アクセス | 【電車】JR「播州赤穂」駅よりバスに乗車。「大石神社前」バス停で下車後、徒歩3分。JR「播州赤穂」駅より徒歩20分 【車】山陽自動車道「赤穂IC」より車で約10分 |
開館時間 | 午前9時〜午後5時まで(入館午後4時30分まで) |
休館日 | 水曜日 祝日の場合は翌日 年末年始 12月28日〜1月4日 |
料金 | 大人:200円 中学生以下100円 |
駐車場 | あり |
公式サイト | https://ako-rekishi |
NANA
1988年生まれの神戸在住ライター。幼稚園児の娘と息子を育てているママです。足を運んだ兵庫県内の観光・お出かけスポットは100ヶ所以上。子持ちママ目線で、施設の魅力をご紹介しています。
編集&校正 ビー・エイブル