上方浮世絵館の見どころやおすすめを感想を交えて紹介します。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細もあり!
上方浮世絵館は大阪市中央区にある美術館です。法善寺横丁のすぐ近くですよ。
上方浮世絵館は大阪市中央区の難波の繁華街の真ん中にあります。昔の風情を色濃く残す法善寺横丁のすぐ近くです。
大阪の浮世絵を展示する美術館となっています。その昔に一世を風靡した歌舞伎の様子を残す浮世絵を中心にコレクションされています。
入り口にはキュートな芝衛門狸が掲げられていますよ。館内にはミュージアムショップも併設されています。
今回は上方浮世絵館へ行ってきたので、感想や見どころを写真を交えて詳しくレビューします。
上方浮世絵館は一般500円で入場できます。大阪周遊パスを持っている人はカードを提示するだけで入れます。
上方浮世絵館の料金は一般500円、小・中学生300円となっています。
割引としては、障がい者手帳等を持っている人には300円になる制度があります。その場合介護者の1名に限り同額で入場できます。
また大阪周遊パスを持っている人は、カードを提示するだけで無料で上方浮世絵館に入場することができます。
大阪をいろいろ遊びまわりたい人にとっては、大阪周遊パスを購入する方がお得な場合があるでしょう。
上方浮世絵館の見どころは歌舞伎役者を見事に描いた浮世絵の展示です。浮世絵を間近で見ることができるところが魅力です。
上方浮世絵館は2階、3階に展示室が設けられています。残念ながらエレベーターなどはないので階段を上がっていって2階、3階へとすすむことになります。
展示スペースは普通の家の部屋のようなサイズとなっていてそんなに広いわけではないのですが、落ち着いた照明で作品が際立つようにうまく展示してあります。
やはり見どころとしては、歌舞伎役者を見事に描いた浮世絵の数々となるでしょう。
展示室はまるで我が家に帰ってきたかのようなアットホームな空間を演出しています。部屋の壁に浮世絵が展示されています。
訪れた人は自分の部屋にいるかのように部屋の中を回りながら浮世絵を鑑賞することができます。
歌舞伎役者はその当時のスーパースター的存在でした。そう考えると多くの浮世絵に歌舞伎役者が描かれているのも当然ですよね。
人々は歌舞伎役者に価値を見出していたわけですから、憧れの歌舞伎役者の浮世絵が欲しいと思うことも自然の流れとなったのでしょう。
上方浮世絵館での展示では詳しい情報が絵の下のところに貼られています。
時を越えて浮世絵を通じて歌舞伎役者の姿を今も見ることができるなんて不思議なことですよね。ここは歌舞伎ファンにとっては宝の山に見えることでしょう。
古い文化に興味のある人にはとてもマッチした美術館となっていましたよ。
上方浮世絵館は浮世絵の展示以外にも楽しみがあります。浮世絵制作を体験できるコーナーもありますよ。
上方浮世絵館は浮世絵の展示がメインですがそれ以外の展示もあるので目を向けたいですね。
通路のところどころに置物があって風情ある空間を演出していました。また浮世絵を描く道具なども置かれていましたよ。
浮世絵に興味が湧いてきたら浮世絵制作を体験できるコーナーはいかがでしょうか。体験もできるのが上方浮世絵館のいいところです。
展示室から展示室へと移動するときに通路や階段を利用するのですが、そのところどころに焼き物が置かれています。
さりげなく飾られていて、歩いている最中も飽きさせない演出がなされていました。
上方浮世絵館の外観を表した模型もありましたよ。
凝った外観となってるのですが、実際の上方浮世絵館の周囲は道も狭く、建物同士も接近しているので、外観をじっくり堪能することが難しくなっています。
せめてこの模型で今いる建物が凝った造りになっていることを確かめたいですね。
浮世絵を見ているとどんな技法で描かれたものなのかも気になってきます。上方浮世絵館では浮世絵を描く道具も展示されていましたよ。
筆や顔料はわかるのですが、何に使うのはパッとはわからない道具もありました。
龕灯(がんどう)は浮世絵にも描かれている江戸時代に使われた手持ちのランプです。部分的に照らすことができる構造となっています。
龕灯を動かしても常にロウソクがまっすぐに立っているようになっていて火が消えないようになっています。
4階まで上がっていくとワークスペースになっていました。ここでは浮世絵制作を体験できるようになっていましたよ。
体験的なものが好きな人はぜひとも浮世絵制作にチャレンジしてみてください。
上方浮世絵館にはミュージアムショップもあります。無料で入ることができますよ。
上方浮世絵館に入ったからには何かお土産となるものも欲しくなりますよね。そんなときに頼りになるのがミュージアムショップです。
上方浮世絵館の中にはミュージアムショップも併設されているのです。
上方浮世絵館の展示をすべて見終わって矢印の誘導のまま進んでいくと自然とミュージアムショップに抜けるようになっています。
最後のお楽しみとして見ていきましょう。
ミュージアムショップには上方浮世絵館にちなんで浮世絵を中心としたいろいろなアイテムが揃っています。
海外からのお客さんにも喜ばれそうなアイテムばかりですよね。
ミュージアムショップは外部とつながっていて、上方浮世絵館に入場していない人でも無料で入ることができますよ。
興味のある方は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
文具的なアイテムばかりではなく服やバッグなどの衣類も充実していました。
ミュージアムショップを出てしまうと上方浮世絵館を出てしまうことになるので注意しましょう。
上方浮世絵館のベンチは各所に設置されています。座った状態で作品を鑑賞することもできますよ。
上方浮世絵館にはベンチが設置されています。ゆっくりと見て回りたい人にとってはうれしい配慮ですね。
まずは上方浮世絵館の入り口から入ってすぐのところの廊下に長いベンチが置かれていました。
このベンチを利用して荷物とかを整理したり上着を脱いだりして美術鑑賞に備えましょう。
展示室にも腰を掛けるものがちゃんと設置されていますよ。3階の展示場には部屋の真ん中に腰を掛けられるスペースが設けられていました。
ここに腰かけると座った状態で作品を鑑賞することもできます。足腰が弱ってきたなという実感のある人には優しい配慮となりますね。
上方浮世絵館にはトイレがありますよ。場所は3階の展示室の中です。
3階の展示室の中にトイレがありますよ。ピンク色ののれんが目印となっています。トイレの中は広く使いやすい感じとなっていました。
べビーカーレンタル、ベビーシート、おむつ替えシート、授乳室など子供のための設備はありませんでした。
浮世絵の世界観に合わせたようなおしゃれなトイレスペースとなっていました。清掃が行き届いていて清潔感があるので申し分なしです。
トイレの形状は普通の洋式トイレでトイレットペーパーも用意されていました。
上方浮世絵館は大阪メトロ御堂筋線なんば駅が最寄りとなります。近鉄日本橋駅からも近いですよ。
上方浮世絵館へは大阪メトロ御堂筋線なんば駅や近鉄日本橋駅などから歩いていくことができますよ。
それぞれ大阪メトロ御堂筋線なんば駅からは3分、近鉄日本橋駅からは5分歩けば着きます。
有名な法善寺横丁に隣接しています。法善寺横丁を目指して進んでいくといいでしょう。
自動車で上方浮世絵館に行く場合は阪神高速15号堺線を通って港町出口で降りましょう。
出口からは4分ほどで上方浮世絵館に到着します。上方浮世絵館には駐車場がありません。
近くの千日前通りという道路には路上のパーキングエリアがあります。こちらは60分限定でしか使えませんが300円で利用することができます。
路上のパーキングエリアは駐車できる台数が限られていますので使えないときもありますよね。
そういう時は少し遠くなりますがアクティブパーク千日前というコインパーキングを使うといいでしょう。
料金は平日が20分/300円で最大料金は入庫後3時間ごとに1500円、休日が30分/500円で最大料金は入庫後3時間ごとに2000円となります。
歴史に興味がある人には上方浮世絵館はおすすめです。親子で浮世絵制作にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
上方浮世絵館は難波の繁華街の真ん中にある法善寺横丁のすぐ近くにあるので、難波での買い物などの用事のついでに立ち寄ることができます。
難波での用事があるときに上方浮世絵館を予定に組み込むといいでしょう。
歴史好きな子供を連れて行く場所としておすすめです。親子で浮世絵制作にチャレンジしてみるのもいいですよ。
住所 | 大阪府大阪市中央区難波1-6-4(地図) |
連絡先 | 06-6211-0303 |
最寄駅 | 大阪メトロ 御堂筋線 なんば駅、近鉄 日本橋駅 |
アクセス | 大阪メトロ 御堂筋線 なんば駅から歩いて3分、近鉄 日本橋駅から歩いて5分 |
営業時間 | 11:00〜18:00(入館は17:30まで) |
休園日 | 月曜日(月曜が休日の場合は翌日) |
料金 | 一般500円、小・中学生300円 |
駐車場 | 無 |
公式サイト | https://kamigata.jp/ |
如月柊
道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。
編集&校正 ビー・エイブル