キトラ古墳壁画体験館・四神の館のの見どころやおすすめを紹介。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細も!
歴史好き、古墳好きなら一度は訪れてみたい「キトラ古墳壁画体験館・四神の館」は国営飛鳥歴史公園内にある歴史体感スポット。キトラ古墳に関する展示のほかに、子供用の遊び道具を置いている休憩所もあり、無料で歴史を学びながら楽しく遊べます。
奈良県にある国営飛鳥歴史公園内にキトラ古墳壁画体験館・四神の館(しじんのやかた)はあります。
キトラ古墳のすぐそばにある施設で、入館は無料。キトラ古墳にまつわる資料が展示されています。
石室のレプリカや壁に描かれていた白虎、玄武、朱雀、青龍などは、歴史好きなら一見の価値あり。
キトラ古墳や飛鳥に関する資料などを、閲覧できる休憩所もあります。
休憩所には子供用のちょっとした遊び道具も置いているので、子供連れでも楽しく遊べますよ。
それではキトラ古墳壁画体験館・四神の館に行ってきましたので、おすすめや感想を画像を交えて詳しくレビューします。
キトラ古墳壁画体験館・四神の館では、キトラ古墳に関する展示を見ることができます。中でも石室のレプリカや壁画の解説は、ぜひ体感してくださいね。
キトラ古墳壁画体験館・四神の館は、キトラ古墳に関する資料を展示している無料で入館できる施設。子供も見て体感でき楽しめる内容なので、親子で一緒に楽しめます。
中でもおすすめは、キトラ古墳の内部にある石室のレプリカと、その壁に描かれた壁画の解説展示で、太古の人々の不思議な風習を垣間見ることができますよ。
※キトラ古墳壁画の実物は期間限定(事前登録制)で見学することができます。
キトラ古墳の断面図の展示です。キトラ古墳はこんもりと円形に盛り上がった形状が特徴で、まるでUFOのような形状ですよね。
古墳全体が石室のように思えますが、実際には円の中心部の奥深くに石室が置かれていたこともわかります。
石室の中をレプリカですが再現してあり、実際に入って見ることができます。
お墓の中に入る機会は、なかなかないので、キトラ古墳の内部がどうなっていたかを原寸大で体感でき、面白いですよ!
中の様子をドキドキしながら見てみましょう。
石室の中です。おどろおどろしい気分でちょっと足がすくみそうに・・。
展示室の天井には星空が描かれています。中国式の星座の図で、同じような星座の図が実際の石室の天井に描かれていたそうです。
また、石室内では東西南北の方角に応じて伝説の聖獣も描かれ、それぞれがどんな状態で発見されたかを展示で確認することができます。
西側には白虎が描かれていたそうです。首が長いので、竜のような姿に見えますよね。
羽が生えていて空を駆けているようなポーズがよくわかり、鮮明に残っていたことがうかがえます。
北側には玄武が描かれていたそうです。亀と蛇が合わさった不思議な生き物ですね。こちらもとても鮮明に残っていて、塗られた色の痕跡までも感じることができます。
南側には朱雀が描かれていたそうです。華やかな鳥の姿を繊細に描いているのがわかります。
ただ、ぼやけている部分もあり、せっかくの朱雀の美しさも失われているような感じでした。
東側には青龍が描かれていたそうです。実際の石室に残された絵はかろうじて青龍の口のあたりが確認できるだけで、全体像はほぼわからないような状態のようでした。
キトラ古墳に関する知識を深めていくための資料も展示してありました。キトラ古墳の見学の前に利用するのもいいですね。
「キトラ」という名前の語源についての解説です。キトラという言葉の響きには、ちょっと日本語離れしたものを感じますよね。
この語源は亀と虎を表したものとか、地名からきているとか所説あるそうです。
キトラ古墳のサイズを知ることもできました。キトラ古墳がコンパクトにまとまっていることがわかります。
キトラ古墳発見のプロセスもあり、意外と長年放置されていて見向きもされていなかったようでした。
このあたりに住み着いた渡来人にまつわる展示もありました。その昔に海外から日本へと人が渡って住み着いたそうです。
集落のミニチュアもあり、古代の人の暮らしがわかるようになっています。
ビデオ映像を上映する視聴覚室です。ここではキトラ古墳発掘にまつわる資料映像が上映されます。
発見当時の古い映像を交えた内容になっていて、発掘の苦労や難しさを学ぶことができますよ。
閉館時間が意外と早いので時間内に入場するように気をつけましょう。また、冬の時期も閉館時間が30分早くなるので、要注意です。
キトラ古墳壁画体験館・四神の館の周囲は芝のスペースで休憩したりお弁当食べたりするのに最適。また子供の学習にも役立つ休憩所もあります。
キトラ古墳壁画体験館・四神の館の周囲は自然豊かな広場が広がります。芝のスペースで、散策するのにも良さそうです。
歩道も整備されていますので、天気がよければ自然豊かな中をのんびりと散歩でき、飛鳥の風景を歩きながら楽しむことができます。
巨石がおかれていました。何の由来なのかなど、気になりますね。
キトラ古墳壁画体験館・四神の館の隣には、売店も兼ねた誰でも利用できる休憩所が設けられています。
イスやテーブルが用意されていますので、ゆっくり休むことができますよ。
白虎、玄武、朱雀、青龍もかわいいイラストになって描かれていました。中にはジュースの自動販売機もありますので一息つけます。
休憩所内は、子供たちがいろいろ遊べる工夫がされていて、朱雀のパズルや四神のぬりえの用意もあり、子供が楽しくチャレンジすることができます。
スタンプラリーも催されていて、四神のスタンプもありました。
キトラ文庫も設けられていました。キトラ古墳壁画体験館・四神の館の展示を見て興味が出てきたら、ここでさらに深く学ぶことができますよ。
タッチパネルのコンピュータもありますので、映像を含めた資料を呼び出して見ることができます。
また、キトラ古墳壁画体験館・四神の館の周囲の見どころも探すことができますので、キトラ古墳周辺での遊べるスポットを見つけるのもいいですね。
キトラ古墳壁画体験館・四神の館にはトイレが設置されています。また無料の駐車場も用意されています。
トイレはキトラ古墳壁画体験館・四神の館の内部に設置されています。きれいなトイレでした。
トイレはとても清潔に保たれていて、最新の洗浄タイプになっていました。気持ちよく使ことができそうですね。
ベビーチェアも用意されていました。
無料の駐車場も完備されています。駐車場からキトラ古墳壁画体験館・四神の館までは、徒歩ですぐなので便利です。
キトラ古墳壁画体験館・四神の館は子供におすすめです。見ているだけで知らず知らずのうちに古代のことを学習できる展示になっているので、楽しみながら歴史を学ぶ場として注目スポットです。
学校で歴史を学び始める年代の子供には、歴史好きになるきっかけになりそうなスポット。歴史を学ぶ場としておすすめです。
キトラ古墳の近くにあるので、ぜひともセットで訪れてみてください。
キトラ古墳壁画体験館・四神の館を見学してから、キトラ古墳を見るとより深く理解することができますよ。
エジプトのピラミッドのように有名ではありませんが、キトラ古墳で遺跡を見るワクワク感を倍増させる体験ができるのが、このキトラ古墳壁画体験館・四神の館でした。
キトラ古墳壁画体験館・四神の館へは近鉄・壺阪山駅から歩いて約15分。近鉄・飛鳥駅からバスで行く方法もあります。
キトラ古墳壁画体験館・四神の館へは近鉄・飛鳥駅からバスで行く方法と、近鉄・壺阪山駅から歩いていく方法の2つがあります。
バスでキトラ古墳壁画体験館・四神の館に行くのであれば、近鉄・飛鳥駅から奈良交通・飛鳥キトラ線のバスでキトラバス停へ。
キトラバス停からキトラ古墳壁画体験館・四神の館はすぐ目の前です。
駅から歩いて行くのであれば近鉄・壺阪山駅で降ります。壺阪山駅からは徒歩で15分ほどの距離なので、徒歩でも苦にならない距離です。
住所 | 〒634-0134 奈良県高市郡明日香村阿部山67(地図) |
連絡先 | 0744-54-5105 |
最寄駅 | 奈良交通バス飛鳥キトラ線・キトラバス停 |
アクセス | 電車・バスを利用する場合 近鉄電車飛鳥駅から奈良交通バス飛鳥キトラ線でキトラバス停下車、徒歩1分 電車と徒歩で行く場合 近鉄電車壺阪山駅下車、徒歩15分 車を利用する場合 国道169号を壺阪山駅前の信号で北へ曲がって2分 |
営業時間 | 3月から11月は9:30-17:00、12月から2月は9:30-16:30 |
休園日 | 12月29日から1月3日 |
料金 | 無 |
駐車場 | あり(無料) |
公式サイト | http://www.nabunken.go.jp/shijin/ |
如月柊
道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。
編集&校正 ビー・エイブル