キリンビール神戸工場へ遊びに行こう!キリンビール神戸工場はビールやビール缶の製造工程を学べる施設。子連れでも十分楽しめます。
キリンビール神戸工場の「一番搾りうまさの秘密体感ツアー」は、ビールの製造過程が見学出来たり、ビールの飲み比べが出来たりする、ビール工場の楽しい見学ツアー。
近頃人気の工場見学ですが、今回はキリンビール神戸工場の「一番搾りうまさの秘密体感ツアー」に参加してきたのでその感想をレビューします!
「一番搾りうまさの秘密体感ツアー」は、ビールが出来上がるまでの工程を学べたり、麦汁の飲み比べをしたりとビール好きにはたまらない楽しい見学ツアー。しかも参加は無料!
当日でも空きがあれば飛び入りで参加できることもあるようですが、事前の予約が必要です。最近は人気が高く事前の予約でも取りにくい状況だそう。ということで、予約してから行くのが無難だと思います。事前に予約を取ってから向かいましょう。(連絡先はページ下部に記載)
子どもさんをお持ちの方の心配は「ビール工場って子どもが楽しめるの?」ってことかも知れませんが、実はこのキリンビール神戸工場は小さな子どもでも楽しめるように様々な工夫が凝らされているので大丈夫。大人から子どもまで楽しめるのがキリンビール神戸工場なのです。
とは言え大人にとっての工場見学の目玉はやっぱりツアー後のお楽しみの試飲ですけどね。試飲はソフトドリンクもありますよ。
麒麟ではどれほど楽しいツアーや試飲が待っているのでしょうか?それではキリンビール神戸工場の感想をレビューします!
キリンビール神戸工場へのアクセスですが、電車でも車でも行くことが出来ます。最寄駅の「三田駅」からは少し遠いのですが、無料の送迎バスが出ているので問題ありません。
キリンビール神戸工場に行くには、JR「三ノ宮駅」・阪急と阪神電鉄「三宮駅」から神戸電鉄に乗り換えて「三田駅」で下車しましょう。三田駅からはキリンビール神戸工場と三田駅間を運行する無料のラガーバスが定期的に出ているので交通費が節約できます。
送迎バスの予約は不要で誰でも無料で乗車することが可能。月曜日を除く毎日(祝祭日の月曜も)運行しています。
<ラガーバス時刻表 >
キリンビール 神戸工場行き(神鉄フラワータウン駅経由)
JR・神鉄 三田駅(行き)
発 9時00分 10時10分 11時40分 12時40分 13時40分 15時10分
神鉄フラワータウン駅(行き)
発 9時10分 10時20分 11時50分 12時50分 13時50分 15時20分
三田駅行き(帰り)
キリンビール 神戸工場 発 11時10分 12時10分 13時10分 14時40分 15時40分 17時00分
キリンビール工場の一番人気のイベントは「一番搾りうまさの秘密体感ツアー」ツアーの内容は、工場見学や麦汁の飲み比べなど。製造工場の機械の迫力は圧巻!
キリンビールといえばやっぱり忘れてはいけないのがこの麒麟マーク。この麒麟の像は入り口付近に置いてあるのですが、金のキリンなんて何だか縁起が良いですね。こちらの銅像は出逢い麒麟と言って、ここに訪れた私たちがこの地で幸せに出逢えるよう見守ってくれているんだとか。
工場に到着したら入口の受付カウンターで予約時間までに受付を済ませておきましょう。ツアーの時間は決まっていて、予約した開始時間遅れると参加できないことがあるそうです。ツアーの時間をここでしっかりと確認しておきましょう。
ちなみに見学ツアーのスタート時間は、9時30分、10時、10時40分、11時、11時30分、12時10分、12時30分、13時10分、13時30分、14時10分、14時30分、15時、15時40分となっています。
キリンビールの工場の敷地はとても広くて迷子になりそうなほどですが、大丈夫、見学ツアーに専門のガイドスタッフさんが同行して、一緒に館内を回ってくれるので心配はいりません。
シアターから始まりビールの容器の製造工程・ビールの原材料の展示・ビールそのものの製造工場見学・最後はビールやソフトドリンクの試飲と言った具合に内容は充実!
ツアーの始まりはキリンビールシアター。ここはビールがどうやってできているのかがシアター形式で楽しく学べる場所。シアターを見終わったらいよいよ工場見学のスタートです!
ツアーが始まってまず目に飛び込んで来るのが、こちらの大きな一番搾りの缶。この缶があるエリアは撮影が可能な場所なので、記念の写真を撮ろうとカメラを構える方がたくさんおられました。私も記念に一枚パチリ!それにしてもデカイ...
ガイドさんについてテクテク歩いていくと通路にホップや麦芽の展示が。ビールの原料ってこれまで見る機会が一度もなかったのですが、こんな形していたんですね。あ、そうそう、ここにある原材料の展示物は本物の原料の香りがするんですよ。
左の画像は一番搾りの6缶パックが4つ入るお店でよく見かけるダンボール。実は麒麟のビールケースって角が切れているのが特徴です。実はこの角を切っている理由はエコ。
ここのキリンビール工場からは毎日相当な数のビールを出荷しているのですが、この小さなエコが大きなエコにつながるのだとか。まさに小さなことからコツコツとですね。
あと右の画像を見てもらうと分かる様にキリンではビール瓶でもエコを意識しています。
こちらが瓶タイプのビールのリサイクルの取り組みの説明ブースの様子です。モルティは家畜の飼料になり、ラベル粕は段ボールの紙原料に再生されるそうです。瓶ビールの蓋の部分「王冠栓」は製鉄原料に。
色々な部分が細かくリサイクルされて再利用いるとは知りませんでした。毎日の消費量が多いものだからこそ、リサイクルを真剣に考えないといけないのですね。キリンという会社の姿勢は本当に素晴らしいと思います。
リサイクルを勉強した次は、ビール缶が製品になるまでの過程を学べるエリアを紹介します。
これはビール缶の製造過程の展示ブース。原料のアルミが少しずつ形を変えて、最後に麒麟のデザインがされて完成していくまでの様子が目で見て分かる様になっています。
粉状のアルミ原料がビール缶になっていく変化が見れるのはなかなかオモシロイ。こんな一見単純に見える製造工程の中にも、完成形になるまでにたくさんの人の手が加わっていると思うと何だか感慨深いものが込み上げてきます。感謝して飲まねば...
こちらはビールの表面に貼るラベルを展示しているブース。いつも見かけるあのラベルも時代とともに変化してきたようですね。少しずつ変化しているためか、普段よく飲んでいるものなのに全く気づきませんでした。確かに微妙に色や絵柄が変わっていますね。
すべての時代でおしゃれにデザインされているラベルですが、なぜかこのラベルだけは一変してロゴだけのシンプルなデザインが印象的。実はこれ、戦争中のビールに貼られていたラベルなんです。
戦時中は英語を使うのは禁止ということは知っていましたが、キリンという文字だけでなく絵柄もないのにお気づきでしょうか。実は配給制度があったこの時代、派手なロゴを出すことも禁止されていたそうです。このラベルを見るだけで戦争中の重苦しさが見て感じ取れますね。
1分間に2,000本のビールを詰めることが出来る工程ラインは圧巻!
こちらがビールの中身を缶に詰めるラインの様子。残念ながら窓からしか見学は出来ませんが、それでもすごい迫力です。こんな大掛かりな機械設備を使って毎日たくさんのビールを製造していたとは。「すごい」の一言に尽きます。
先ほどのラインブースから少し進んだところには大量のビールの缶が飾られています。近づいてみるとどうやら先ほどの機械では1分間になんと2000缶が製造出来るんだとか。ここでその缶数の全てを展示していたのです。
その缶数を並べたものを実際の目で見るとすごい製造量とスピードを実感できますね。それだけのスピードが必要なほど日本のビール消費量は多いってことなんでしょう。
一番搾りと二番絞りの美味しさの違いを実際に試飲して体験してみよう!キリンの開発者がビールにかける想いを肌で感じることが出来るブースです。
ここは一番搾りと二番絞り、それぞれの麦汁を飲み比べ出来る「うまさの秘密体験コーナー」。味の違いやの秘密を実際に試飲して体感できてしまうお楽しみのコーナーです。
キリンの代表銘柄「一番搾り」、キリンはどうして一番搾りにこだわるのでしょうか。その秘密がここで解き明かされていきます。
左が一番搾りの麦汁、右が二番絞りの麦汁です。それぞれをとって味見することが出来ます。もちろん、子どもさんは飲んじゃダメ。
濃い方が一番搾りで、薄い方が二番絞りです。味の差は歴然、一番搾りは甘くてしっかりした味がするのに対して、二番絞りは水っぽくて薄い。断然一番搾りに軍配が上がります。
他社のビールの多くは一番搾りと二番絞りを混ぜているのですが、キリンは一番搾りだけを使っているんです。これがあのおいしさの秘密。一番搾りが美味しい理由は他にもあります。
実はキリンの一番搾りに使われている麦芽の量は、他社のビールに比べて麦芽が1.5倍も多いんだそうです。あの一番搾りの味の深みと独特の香りと苦みはこのような工夫で生まれていたのですね。
大人のお楽しみの試飲。丁寧に作られていることを工場見学ツアーで学んだ後に飲むビールの味は格別。
お待ちかね、見学ツアーの最後には出来立てビールの試飲が待っています。係の人がビールサーバーから出来立てホヤホヤの新鮮な生ビールをグラスに注いでくれますよ。
これだけの銘柄を用意しているあるのでどれを試飲するか迷います。実はこのビールの試飲ですが、なんと3杯まで飲めるようになっているんです。3杯ともなると、もはや試飲の域を超えてますが、せっかくなので色々な種類のビールを飲んじゃいましょう。
試飲ブースでは午後の紅茶やキリンレモンなどキリンが開発しているソフトドリンクも置いてあるので、小さな子どもさんやお酒の飲めない方も大丈夫。そちらを試飲しましょう。
試飲ブースエリア付近にはテーブルとイスが用意されています。じゃあここで宴会を...と行きたいところですが、ここで試飲出来る時間は20分だけ。
スーパーでよく見かける定番の商品から普段は買えないレアな商品がズラリと並ぶキリンのミュージアムショップ。
工場見学をたっぷり楽しんだ後はミュージアムショップでお土産を見て帰りませんか。ミュージアムショップは小さいながらもアイテムが充実。ミュージアムショップで売られているアイテムを少しだけ紹介します。
お土産で一番目をひいたのがこちら。一番搾りのゴーフレット。神戸といえばやっぱりゴーフレットですが、いったいどんな味がするのしょう。試食が出来ればよかったのですが、残念ながらこの商品の試食はありませんでした。味が気になるところです。
こちら王冠の形をしたお皿と王冠の形をしたマグネット。親しい人へプレゼントに送ると喜んでもらえそうなユニークアイテムです。その他にも面白い商品が並んでいたのですが、残りは実際にみなさんが行った時のお楽しみということで紹介しないでおきますね。
ビール工事に来たのだからやっぱりお酒は買って帰りたいところです。キリンはビール以外にもお酒も色々と作っているのはご存知だと思いますが、このミュージアムショップでも販売されています。新発売のウイスキーや少し変わった麦焼酎「ピュアブルー」、杏露酒というあんずのお酒などが売ってありましたよ。
ツアー時間は工場見学と試飲時間を合わせて約60分。無料でビールやソフトドリンクの試飲出来て無料という点はお金をかけずに楽しみたいファミリーにはぴったりのお出かけスポットだと思います。
キリンビール神戸工場のある場所は三田市なので大阪や神戸以西だとアクセスは少し不便ですが、最寄駅からは送迎バスもありますし、阪神高速を使えば車でも大阪市内から1時間あればたどり着けるので、思ったよりは遠く感じません。
工場内は空調が完備されているので、暑い夏は涼しく寒い冬は暖かい。全天候型の施設なので雨の日でもOK。雨の日のお出かけスポットとしても最適ですね。
キリンビール神戸工場の「一番搾りうまさの秘密体感ツアー」は、内容がとても充実しているので、大人から子どもまで飽きることなく楽しむことが出来るでしょう。
今度のお休みは子どもさんを連れてキリンビール神戸工場へ遊びに行ってみませんか!
住所 | 兵庫県神戸市北区赤松台2-1-1(地図) |
連絡先 | 078-986-8001(工場見学) 078-984-2106(レストラン) |
最寄駅 | 神戸電鉄とJRの「三田駅」 |
アクセス | 神戸電鉄・JR三田駅からキリンビール神戸工場と三田駅間を運行するラガーバスあり。予約不要で利用可。
車を利用する場合は、大阪方面から中国自動車道「神戸三田I.C」をおりて約4分。神戸方面からは六甲北有料道路「神戸三田I.C」をおりて約4分。姫路方面からは播但連絡道路「福崎JCT」より中国自動車道「神戸三田I.C」をおりて約4分 |
営業時間 | 工場見学は9時〜16時30分まで(休館日を除く) レストランは11時〜21時30分まで |
休館日 | 月曜日休館(祝日の場合は営業) 年末年始休館 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 無料駐車場が150台あり |
公式サイト | http://www.kirin.co.jp/ |
如月柊
道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。
編集&校正 ビー・エイブル