猿尾滝へ遊びに行こう!
猿尾滝は兵庫県香美町にある美しい滝です。猿尾滝には上段の滝と下段の滝があります。どちらも、季節によって大きく姿を変えることがポイントです。
春から夏にかけては緑がまぶしい新緑が楽しめます。秋は美しい紅葉と迫力満点の滝との組み合わせがたまりません。冬になると、氷が垂れ下がり、幻想的な風景が広がります。
猿尾滝はどの季節であっても美しい姿を見せることから、写真愛好家から絶好の写真スポットとして広く認知されています。
また、猿尾滝は前日の降水量によって、全く異なる姿を見せることでも有名です。前日の降水量が多ければ多いほど、迫力ある滝を見ることができます。迫力満点の猿尾滝を見たい方は前日の降水量をチェックするといいでしょう。
また、猿尾滝はミステリアスな一面を持つ滝としても有名です。よくよく目を凝らすと岩ザルや仏様に見えるスポットがあります。そのため、猿尾滝は「パワースポット」にも選ばれています。
猿尾滝の魅力はただ「見る」だけにとどまりません。毎年7月の第2日曜日に「猿尾滝まつり」が行われます。このお祭りでは、江戸時代から続く流しそうめんが行われます。猿尾滝を見ながらのそうめん、なかなか風流ではないでしょうか。
猿尾滝へは公共交通機関ですとJR八鹿駅から全但バスでアクセスできます。また、猿尾滝には駐車場があるので、車でもアクセス可能です。今回は猿尾滝へ行ってきたので、写真付きで感想をレビューします。
猿尾滝は全但バス「日影」から徒歩約20分と好アクセス。近くには駐車場もあるので、車で行くことも可能です。
公共交通機関の場合、JR山陰本線八鹿駅で全但バスに乗り換えます。村岡・和田・湯村温泉・秋岡方面行きのバスに乗り、バス停「日影」で下車します。JR八鹿駅からの所要時間は約45分、バス停「日影」からは徒歩20分です。
猿尾滝には駐車場が併設されているため、自動車でアクセスすることも可能です。自動車の場合、北近畿豊岡自動車道の八鹿氷ノ山ICで降ります。そこから約35分です。国道9号線より県道267号に入り1.2キロメートル走行すると猿尾滝の駐車場があります。駐車場から少し歩けば猿尾滝に着きます。
なお、猿尾滝にはトイレがないので、駐車場にあるトイレで済ませましょう。また、駐車場には小さな売店「猿尾茶屋」があります。ただし、「猿尾茶屋」の営業には4月末〜11月末の土日のみです。十分にご注意ください。
猿尾滝は兵庫県の香美町南部にあります。まずは自動車で、猿尾滝の駐車場を目指しましょう。駐車場から猿尾滝へは徒歩3分です。ここには猿尾滝の説明がありました。猿尾滝は山陰海岸ジオパークに入っています。
地元の方が、猿尾滝の景観を大切にしていることが感じられました。とにかく猿尾滝周辺の景観は美しいですが、木々がうっそうと生い茂っています。女性1人だと少し怖いかもしれません。森の中に猿尾滝があります。生い茂った木々の中を歩いていきます。
駐車場のそばに猿尾滝への入口があります。こちらが猿尾滝の入り口です。ここから細い道を進んで行きます。道には猿尾滝までの道のりを示したサインがあるので、迷うことはないと思います。ただし、滝までは少しだけ距離があるので注意しましょう。
これが猿尾滝です。滝の高さは60mにもなります。ブナ、モミジ、サクラ、ケヤキ、マツが植えられており、滝とのコントラストが実にすばらしいです。ちょっとした冒険気分が味わえること、間違いありません。
猿尾滝の入口から森に向かってまっすぐ歩いていきます。道の途中にはこのような植物の説明もあります。ぜひ、植物の説明もチェックしてみましょう。木々の名前を覚えると、なかなか楽しいですよ。
森の中は静か、そして暗いです。そのかわり、木洩れ日がとても美しいです。太陽の光を浴びた葉っぱが裏側から透ける様子がたまりません。
猿尾滝の周辺の道は整備されていないので、少しだけ心もとなく感じるかもしれません。それでも、道をまっすぐ歩いていきましょう。うっそうとした森の中を抜けていきます。
道の途中には猿尾御滝社がありました。時間があればお参りしてみましょう。
ここは要注意です。道は一本道ですが、途中から2本に分かれます。一方の道は猿尾滝不動尊に行きます。「猿尾滝」と書かれており、上り勾配なので間違えてしまうかもしれません。しかし、猿尾滝不動尊へ至る道は猿尾滝には行きません。十分にご注意ください。
猿尾滝への道は下り勾配のほうです。したがって、下り勾配の道を歩いていきましょう。このあたりまで来ると、滝の「ゴーゴー」という音が聞こえてきます。音が聞こえたら、猿尾滝まではもう一息です。
猿尾滝は下の道を下るとすぐに見えてきます。そして、川沿いの細い道を渡っていけば滝つぼの周辺に着きます。滝つぼの周辺が滝の下段にあたります。
これが猿尾滝の上段です。上段は落石の危険があるので、上がれません。猿尾滝を見学するには、上へ通じる階段を上がらずに脇道を歩いていきます。
このあたりから、滝の下段へ通じる道にも「落石注意」のサインが目立つようになります。山肌には落石防止の網が張ってありますが、小さな石はいつでも落ちてきます。頭上には十分にご注意ください。
川の流れが見えたら、猿尾滝に着いたのも同然です。川の流れをたどると、猿尾滝に着きます。川の流れは穏やかですが、滝つぼの近くにいけば水流も激しく、滝の勢いや音も十分に感じられますよ。
猿尾滝の見どころは四季によって滝の表情が変わること。前日の降水量によって滝幅が大きく変わります。写真愛好家の中では猿尾滝は絶好の撮影スポットといわれています。
猿尾滝の見どころは四季ごとに滝の表情が変化することです。夏は暑い日差しに涼をもたらす滝ですが、冬になると氷が垂れ下がります。また、春は新緑、秋は紅葉が楽しめるのも猿尾滝のポイントです。猿尾滝にはさまざまな魅力があるので、写真愛好家の中では絶好の撮影スポットとして注目されています。
また、前日の降水量によっても滝幅や滝の勢いが大きく変化することでも知られています。中には、降水量に合わせて撮影にやってくる愛好家もいるそうですよ。水量が増えた際は、美しい虹が見えることもあります。
猿尾滝が誇る三つ目のポイントは滝の中でさまざまな像が見えることです。例えば、上段の滝では滝に打たれる修行僧のような石仏が見えます。そのほかにも観音様、仏様、マリア像、岩ザルが見えると言われています。そのようなことから、猿尾滝はパワースポットとしても知られており、「新・但馬の七不思議」自然部門で2位に選出されました。
猿尾滝といえば、滝の中に像が見えることでも有名ですが、こちらには猿尾滝の7不思議が書かれていました。観音様、仏様、マリア様、岩ザル、3人のマリア像が見えるということです。このように詳しく解説しているので、大いに参考になります。
まずは、像の形を覚えておきましょう。ただし、クリアに見えることはありません。あくまでも、おぼろげながら見えるだけです。また、人によって見え方が異なります。
さっそく、たくさんの人が集まって来ました。この細い道を歩いて滝のほうに向かうわけです。滝は上段と下段があり、それぞれに滝つぼがあります。像が見えるポイントは上段の滝つぼと下段の滝つぼが始まる境目になります。
滝の上に像が見えるでしょうか?目を凝らすと、滝の上の方に岩ザルらしき像が見えてきました。とても大きな岩ザルです。滝の流れで動物が見えるのは興味深いですね。
また、滝つぼの周辺には仏様が見えるはずです。なんとなく仏様らしい像が見えました。ちょうど、岩の上に座っているように見えます。さらに3人のマリア様も見えるはずです。これはかなり微妙でした。
最後の観音様です。残念ながら、見つけることはできませんでした。もしかすると、ある程度の想像力、イマジネーションが必要かもしれません。みなさんも、猿尾滝を訪れたら、ぜひトライしてみましょう。
猿尾滝には「滝を見る」以外にもさまざまな楽しみ方があります。
猿尾滝には兵庫県ボランティアガイド第1位に輝いた名物ガイドさんがいます。メディアにも取り上げられている方ので、ご存知の方もいるでしょう。なお、ガイドには事前予約が必要です。こちらの電話番号(0796-94-0123)からお願いします。
猿尾滝では毎年7月の第2日曜日に「猿尾滝まつり」が行われます。当日は猿尾滝で「そうめん流し」をします。この「そうめん流し」の歴史は長く、始まりは江戸時代までさかのぼります。猿尾滝周辺を統治していた村岡藩の殿様がそうめん流しをして楽しんだそうです。
気になる方は、「そうめん流し」のタイミングで猿尾滝を訪れるといいでしょう。
日本の滝百選に選ばれたことを証明する石碑がありました。季節ごとにいろんな顔を見せてくれる点が評価されたのでしょう。
猿尾滝は自然の滝ですが、地元の香美町が観光地として盛り上げている様子を紹介していました。また、猿尾滝には景観保存のための募金箱設置の話もあったようです。今後も、さまざまな活動を通じて、猿尾滝はより魅力的な観光スポットになることでしょう。
猿尾滝はアウトドア好きな方におすすめです。マイナスイオンの中で普段の疲れが取れますよ。自然の素晴らしさを味わうのにはピッタリなスポットです。また、季節を変えて訪れるのもいいでしょう。
住所 | 兵庫県美方郡香美町村岡区日影(地図) |
連絡先 | 0796-36-3355 |
最寄駅 | 全但バス、バス停「日影」徒歩約20分 |
アクセス | JR山陰本線八鹿駅より全但バス村岡・和田・湯村温泉・秋岡方面行きに乗り、バス停「日影」下車、所要時間約45分。停留所より徒歩20分。 北近畿豊岡自動車道八鹿氷ノ山ICから車で35分。 |
営業時間 | なし |
休園日 | なし |
料金 | なし |
駐車場 | 国道9号線から1キロ程入ったところ |
公式サイト | http://www.town.mikata-kami.lg.jp |