谷瀬の吊り橋の見どころやおすすめポイントを感想を交えて詳しく紹介します!
谷瀬の吊り橋は奈良県吉野郡十津川村にある吊り橋です。長さは297mもあり、生活用の吊り橋としては「日本一」と言われています。また、高さも54mもあり、スリル満点の絶景が楽しめることは間違いありません。
「吊り橋」と聞くと「危険では」とか「振り落とされるのでは」と思われる方もいるでしょう。谷瀬の吊り橋は鉄線で支えられているため、安全な吊り橋です。
谷瀬の吊り橋はカップルに最適な観光スポットといえるでしょう。少しでも揺れると、自然とお互いの手を固く握るはず。その結果、カップル同士の絆が強まると言われています。
谷瀬の吊り橋からは十津川(熊野川)と雄大な山々が眺められます。秋になると美しい紅葉が見られることでしょう。周辺にはお茶屋もあるので、ゆったりとした時間を楽しみましょう。
今回は谷瀬の吊り橋へ行ってきたので、写真付きで感想をレビューします。
谷瀬の吊り橋はバスでも行けますが、車で行くことをおすすめします。
公共交通機関ですと、近鉄「大和八木駅」から奈良交通の十津川方面行きのバスに乗りましょう。また、JR「新宮駅」からも十津川方面行きのバスに乗れます。
谷瀬の吊り橋の最寄りのバス停は「上野地」です。「大和八木駅」からバス停「上野地」までは約3時間かかります。「新宮駅」からの所要時間は約3時間30分です。
「大和八木駅」から「新宮駅」までのバス「新宮特急」は日本一の走行距離を誇ります。
車ですと、京都からアクセスする場合は国道24号線で五條まで行き、五條から国道168を走ります。
大阪からアクセスする場合は松原JCTから阪和自動車道で美原JCTまで行き、美原JCTから南阪奈道路で葛城I.Cまで行きます。
葛城I.Cから国道30号線、国道261号線、国道310号線と順に通り五條へ向かい、国道168号線を走ります。
谷瀬の吊り橋の見どころは吊り橋そのものです。谷瀬の吊り橋は昭和29年、戦後復興の生活用のためにかけられました。
谷瀬の吊り橋の見どころは吊り橋そのもの!もともと、谷瀬の吊り橋は昭和29年、戦後復興の生活用のためにかけられました。
昔は洪水のために流されてしまう丸太橋だったとか。そのため、近隣の住民がお金を出し合い、今の橋ができました。
当時としては高価な公共事業でしたが、村の人は私財を投げ売ったのです。谷瀬の橋から見える川は村名にもなっている十津川です。現在も、地元の方に親しまれています。
谷瀬の吊り橋は国内の吊り橋ランキング第6位!長さは287mです。
ちなみに、1位は箱根の西麓・三島大吊橋の約640mですが、谷瀬の吊り橋の看板には「日本一」と書かれています。これは生活用道路として「日本一」の意味が込められています。
287mの長さがある吊り橋なので、歩くとかなり揺れます。揺れを抑えるために鉄線が張られていますが、20名以上が一度に吊り橋を歩くことはできません。
谷瀬の吊り橋はカップルの絆が強くなることで有名だとか。カップルで渡ると自然と固くお互いの手を握り合うことになります。
実際の長さはこのような感じ。横から見ると、かなりの長さを感じます。端から端までの所要時間は約10分です。ただし、混雑時は20分程度かかるので、ご注意ください。
吊り橋はこのような鉄線でつながっています。心もとないように感じるかもしれませんが、大丈夫です!とは言え、渡る人が多いと揺れてしまいます。
実際に渡ってみました。通行料は無料です。風が吹いたら揺れますが、ちょっと足がふらつく程度です。
鉄線のおかげで吊り橋がしっかりと支えられています。したがって、吊り橋が揺れて、外に放り出されることはありえません。
実際に渡ってみた感じでは確かに風が吹いたらゆらゆらとけっこう揺れます。とはいえ、横揺れで、ちょっと足場がふらつく程度です。
これは鉄線のおかげでしょうね。縄跳びの綱のように大きく回転するような揺れにはなりません。なので、揺れで外に放り出されるというような感じも全くありません。
床面は穴の開いたパンチング素材になっており、真ん中は板が張られています。高所恐怖症の人は少し厳しいかもしれません。
私が訪れた日は犬も渡っていました。安全な吊り橋なのでご安心ください。
吊り橋からはこのような雄大な景色が楽しめます。橋からは十津川(熊野川)が見られますよ。周辺は木々に囲まれ、雰囲気抜群!まさしく、「峠の吊り橋」という名称がピッタリです。
混雑時は片方通行になります。橋を渡りきった先には有料のピストンバスに乗り、戻る形になります。
橋を渡りきった先には茶屋があります。茶屋には餅、ワラビ、ドクダミ茶が陳列されているので、立ち寄ってみましょう。
谷瀬の吊り橋の近くには売店が少ないため、このお店に立ち寄ることをおすすめします。
谷瀬の吊り橋を堪能したあとは、ショッピングを楽しみましょう。売店には地元のグルメがたくさんあります。
谷瀬の吊り橋を堪能したあとは、ショッピングを楽しみましょう。ここには地元のグルメがたくさん! 食べ歩き用のフードもあるため、気軽に楽しめます。
こちらは「山の駅吊り橋の郷」です。周りにはお店がない分、とても繁盛していました。こちらでは地元の野菜はもちろん、軽食の用意もあります。
そして、見逃せないグルメはズバリ、こんにゃく!こんにゃくが名物のようで、刺身こんにゃくや串こんにゃくがありました。
さっそく、こんにゃくを購入しました。こちらは食べ歩きができるタイプのゆずこんにゃくです。こんにゃくはゆずの入ったタイプとプレーンのタイプがあり、どちらも150円。
軒先では野菜が冷やされていました。本当にローカル感がたまりません! ゆったりと時間が過ぎていきます。
公衆トイレは駐車場の奥にあります。トイレの数はそれほど多くなく、車椅子用のトイレはありません。トイレと有料駐車場は谷瀬の橋の入口付近にあります。
公衆トイレは駐車場の奥にあります。トイレの数はそれほど多くなく、車椅子用のトイレはありません。
トイレと有料駐車場は谷瀬の橋の入口付近にあります。橋の入口には大きな看板が立っているので、見逃がすことはないと思います。
駐車場の奥にある公衆トイレです。入口は裏手になります。トイレはそれほど大きくありませんが、きちんとした洋式トイレが設置されています。
トイレはこのような感じです。全体的に掃除の行き届いた綺麗なトイレでした。トイレットーペーパの予備もあり、きちんと整備されていることがわかります。
全体的にお掃除の行き届いた綺麗なトイレでした。トイレットーペーパも予備があり、きちんと整備されていることがわかります。
なお、洗面所は簡易タイプで、鏡がありません。そのため、コンタクトやお化粧には使えないトイレです。
こちらが谷瀬の吊り橋に最も近い有料駐車場、上野地駐車場です。規模はそれほど大きくありませんが、数台は駐車できます。
よほどの旅行シーズンではない限り、満車になることはないでしょう。駐車料金は乗用車が500円、バイクは100円です。
駐車場に車を止めると、スタッフが回収にやってきます。その際に、駐車料金を支払えば大丈夫です。
谷瀬の橋はカップルにおすすめ!谷瀬の橋を渡るだけで絆が強まることでしょう。
谷瀬の吊り橋はカップルにおすすめの観光スポット。谷瀬の吊り橋は渡るだけでカップルの絆が強まるという魅力的なところ。また、周辺には駐車場があるため、ドライブデートにも最適です。
住所 | 奈良県吉野郡十津川村谷瀬(地図) |
連絡先 | 0746-63-0200(十津川村観光協会) |
最寄バス停 | 奈良交通「上野地」 |
アクセス | <バスを利用する場合> ・近鉄京都駅から特急に乗り、八木駅下車。奈良交通バス八木駅から乗り、上野地バス停下車。 ・近鉄なんば駅から特急に乗り、八木駅下車。奈良交通バス八木駅から乗り、上野地バス停下車。 ・JR天王寺駅から特急に乗り、新宮駅下車。奈良交通バス新宮駅から乗り、上野池のバス停下車。 <車を利用する場合> ・京都から国道24号線で五條まで行き、五條から国道168号線に乗り谷瀬へ。 ・大阪から松原JCTを通り、阪和自動車道で美原JCTへ行き、美原JCTから南阪奈道路で葛城I.Cまで行き、葛城I.Cから国道30号線、国道261号線、国道310号線と順に通り五條へ向かい、国道168号線に乗り谷瀬へ。 |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | なし |
料金 | 無料 |
駐車場 | 有料駐車場あり(乗用車は500円、バイクは100円) |
公式サイト | http://totsukawa.kanko |
如月柊
道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。
編集&校正 ビー・エイブル