城崎温泉ロープウェイの見どころやおすすめを感想を交えて紹介します。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細もあり!
城崎温泉ロープウェイは城崎にある大師山に設置された全長676mのロープウェイ。山頂の大師山山頂駅まで延びています。
城崎温泉ロープウェイは城崎にある大師山に設置された全長676mのロープウェイ。
城崎温泉発展のためにということで、郷土の偉人、関西電力の初代社長である太田垣士郎の発案により、昭和38年5月作られました。
城崎温泉駅を起点に、温泉寺のある中間駅を経由して山頂の大師山山頂駅まで延びています。
中間駅である温泉寺には、温泉寺だけでなく城崎美術館もあり、温泉町の寄り道場所としても楽しめます。
温泉寺は国の重要文化財に指定の観音菩薩像が安置され、山頂駅には展望台があり、晴れの日には城崎温泉の全景や日本海が見渡せますよ。
また城崎温泉のロープウェイの特徴は、複線交走式の索道という方法がとられているところ。
ゴンドラは空中のワイヤーロープにつるされただけで、ワイヤーロープを回転させて、ゴンドラを上り下りさせています。
今回は城崎ロープウェイへ行ってきたので、おすすめや感想を写真を交えて詳しくレビューします。
城崎温泉ロープウェイの乗車料金は、山麓駅から山頂駅まで往復で大人900円、小人450円、片道で大人460円、小人240円です。
城崎温泉ロープウェイの乗車料金は、山麓駅から山頂駅まで往復で大人900円、小人450円、片道で大人460円、小人240円です。
中間の温泉寺駅までは往復で、大人560円、小人280円、片道で大人290円、小人140円です。
大人は中学生以上、小人は6歳以上になります。5歳以下の子供は大人1人につき1人無料です。
また、障碍者手帳や養育手帳を持っている人は、本人のみ半額で乗ることができます。
山頂駅には展望台、みはらしカフェ、かわら投げ、温泉寺奥の院があり、温泉寺駅には温泉寺本堂、多寶塔、宝篋印塔、城崎美術館があり、どの駅でも楽しめますよ。
山頂から温泉寺駅までは山道です。参道があるのですが階段が約450段あり、上りで約15分、下りで約10分かかります。
また、温泉寺駅から山頂までも山道となっていて、上りは約20分、下りは約15分かかります。
特に山登りを目的としていないのならば、山頂と温泉寺駅の間はロープウェイで行ったほうがいいかもしれません。
ロープウェイの運航時刻は1時間に3本。10分、30分、50分と毎時間20分おきに発車します。
始発は9時10分、終発は17時10分で、こちらは下りのみの運航です。
また、平日は12時30分の運転が運休し、お客さんの多いときは時刻表に関係なく、臨時に運行することもあります。
城崎温泉ロープウェイの見どころはやはりロープウェイからの景色です。山の中のビュースポットを体感できますよ。
城崎温泉ロープウェイの見どころはやはりロープウェイからの景色です。
この日は残念ながら空模様が悪く、遠くまで見渡せませんでした。
本来晴れていたら山陰海岸国立公園の城崎温泉街・円山川・日本海などを見渡すことができます。
山頂には展望台もあるので、景色を楽しみたい人は利用するといいですね。
また、四季を通じて様々な植物も芽吹いているので、満開の花の咲いている様子なども見ることができます。
植物が多いので、蝶やトンボ、セミなどの昆虫の姿を目にすることも多く、春先などはウグイスなどの野鳥、動物なら、狸や鹿、猪なども出没するそうです。
城崎温泉ロープウェイには、景色のほかにももうひとつ見どころがあります。
山麓の城崎温泉駅から山頂の大師山駅までは約7分。開業以来一度も事故を起こしたことがないロープウェイとしても有名な城崎温泉ロープウェイ。
ロープウェイといえば、ロープウェイ自体に運転するための運転席があり、そこで運転しながら上がったり下がったりしていると思い描くことがほとんだと思います。
ですが、城崎温泉ロープウェイは、ワイヤーロープ自体で動いている珍しいロープウェイ。これが、もうひとつの見どころなのです。
簡単に説明すると、ワイヤーロープの動きにつながっているゴンドラが一緒に動いて、運転手がいなくても、上がったり下がったりしているのです。
ワイヤーロープは大師山にある原動機のモーターによって動いています。ゴンドラは2基あって、ゴンドラ自体には動力はありません。
とはいえ、運転室は大師山頂駅、機械室は城崎温泉駅と大師山頂駅にあり、しっかりとゴンドラの動きをチェックしているので、安心して乗ることができるのです。
ちなみにワイヤーロープの太さはゴンドラがぶら下がっている支索というワイヤーロープ。
直径48ミリ、曳索というゴンドラを引っ張り上げるのに使っているワイヤーロープで直径20ミリにもなります。
これだけの太さのワイヤーロープだからこそ、城崎ロープウェイのゴンドラは31人もの人を一斉に乗せることができるのですね。
城崎温泉ロープウェイに乗る場合、ロープウェイに乗る前の道のりがなかなか大変です。車椅子はもちろんのこと、ベビーカーなどもおして行くこともできません。
城崎温泉ロープウェイに乗る場合、いくつか注意しないとならないことがあります。実はロープウェイに乗る前の道のりがなかなか大変なのです。
一段一段ステップのある階段が続いていくので、車椅子はもちろんのこと、ベビーカーなどもおして行けません。
赤ちゃんと一緒に山頂まで登りたいときには、抱っこしていく覚悟で行きましょう。
城崎温泉ロープウェイは山を登っていくスタイルになるので、ロープウェイを降りたあとも、なかなかベビーカーをおして行くというのは難しいです。
また、犬などのペットとともに城崎温泉ロープウェイに上っていくことはできますが、キャリーに乗せる必要があるので準備が必要です。
城崎温泉ロープウェイの階段は、ロープウェイの乗車券の売り場まで続いていきます。
ちゃんと整備された階段で、一定の歩幅で登っていくことができるのですが、かなり段数が多いので上がっていくだけで骨が折れます。
車いすやベビーカーはおしてはいけず、担いで登っていくのもかなり大変です。
あまりの階段の多さに、階段の入り口には杖入れが置いてありました。歩いて行くのが大変と思ったらこちらで杖を借りていくのもいいですね。
上がった先に杖を返すところもあるので、ずっと持ち歩いて邪魔になるということはありません。
城崎温泉ロープウェイの駅にはトイレがあり、ロープウェイを待つ間に利用することができます。
城崎温泉ロープウェイの駅はトイレが完備され、ロープウェイを待つ間に利用することができます。
ですが、簡単なトイレなので、ベビーシート、おむつ替えシート、授乳室などのベビー関連の設備はありませんでした。
また、コインロッカーもベビーカーレンタルもありません。ただ、城崎温泉にはあちこちに公衆トイレがあるので、それほどトイレに困るということはなさそうです。
また、さとの湯の近くにある駅通り公園には、多目的トイレもあり、子供用のトイレもあります。
手前の別棟には休憩所があり、そこには授乳室もあり、城崎温泉駅の近くにあるので、事前にそちらを利用してくるといいかもしれませんね。
また、城崎温泉ロープウェイには自動販売機もあります。山頂にはカフェもあるので、気軽に利用でき、夏の熱中症対策にもなりますね。
城崎温泉ロープウェイの最寄り駅はJR城崎温泉駅です。但バスから長距離バスも運行しているのでこちらを利用しても便利です。
城崎温泉の最寄り駅はJR城崎温泉駅。JR大阪駅からは特急こうのとりに乗って約2時間40分、JR三ノ宮駅からは特急はまかぜに乗り、約2時間30分で到着です。
全但バスから長距離バスも運行しているのでこちらを利用しても便利です。大阪や神戸からバスが出ています。
約3時間で到着し、城崎温泉ロープウェイはJR城崎駅から徒歩で約20分ぐらいです。
城崎温泉内では流しのタクシーがないので、ここからタクシーで行く場合は事前にタクシー会社に連絡しておきましょう。
JR城崎駅から城崎温泉ロープウェイまでは約620円になります。
自動車で行く場合は、大阪方面からは約3時間30分、神戸方面からは3時間ぐらいかかります。
城崎温泉ロープウェイの山麓駅には駐車場があります。駐車料金は2時間内で軽・普通車が700円、キャンピングカーが1400円、バイクが500円です。
約20台駐車できるので、自動車できた場合はこの駐車場を利用すると便利です。
城崎温泉ロープウェイは晴れの日に行くのがおすすめです。雨の日は何も見えないこともあるので要注意です。
城崎温泉ロープウェイは晴れの日に行くのがおすすめです。晴れの日には遠く日本海や城崎温泉の街並みを見渡すことができます。
JR城崎温泉駅からやや離れているので、城崎温泉に泊まりに来ていて、時間がたっぷりあるという場合に行くのもおすすめです。
山頂には子供が遊べる広場もあり、遊具もあるので、小さい子供も飽きずに楽しめそうです。
食事場所などは城崎温泉にはたくさんあるので心配することはなさそうです。
住所 | 兵庫県豊岡市城崎町湯島806-1(地図) |
連絡先 | 0796-32-2530 |
最寄駅 | JR城崎温泉駅 |
アクセス | JR城崎温泉駅徒歩20分 |
営業時間 | 9時10分〜17時10分 |
休園日 | 毎月第2・第4木曜日(但し、祝日の場合は営業) |
料金 | 山麓駅から山頂駅まで往復で大人900円、小人450円、片道で大人460円、小人240円 中間の温泉寺駅まで往復で大人560円、小人280円、片道で大人290円、小人140円 |
駐車場 | 有料専用駐車場有り |
公式サイト | https://kinosaki-ropeway.jp/ |
如月柊
道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。
編集&校正 ビー・エイブル