豊中蛍ドームの見どころやおすすめポイントを感想を交えて詳しく紹介します!
大阪府豊中市にある蛍を飼育している豊中蛍ドーム。季節になると蛍の観賞会「ホタルの夕べ」が開かれ、光を放つ蛍を実際に見ることができます。
豊中蛍(とよなかほたる)ドームとは、大阪府豊中市の原田南にある蛍を飼育しているドームで、季節になると蛍の観賞会「ホタルの夕べ」が開かれます。
町中に蛍がいるのは不思議ですが、豊中蛍ドームの近くには新豊島川という、本物の川と同じようなせせらぎが聞こえる人工の川が流れ、本格的で綺麗な清流が作られています。
蛍は綺麗な水辺に生息すると言われているので、この人工の川を生息地としていることは、この川がとても綺麗であることが伺えます。
この新豊島川は、実際には猪名川流域の下水道である原田処理場の高度処理水が流れているので、高度処理水がいかに綺麗な水かということがわかりますね。
この水辺の水路の中ほどに、網が張られている豊中蛍ドームがあるのです。
この豊中蛍ドームは、蛍の羽化を助ける施設で、蛍が羽化する時期には一般公開を行い、たくさんの方が蛍を楽しめるようにしています。
こんな街中で蛍が楽しめるなんて、すごいことですよね。
今回は豊中蛍ドームへ行ってきたので、おすすめや感想を画像を交えて詳しくレビューします。
豊中蛍ドームは、入場無料で楽しめ、毎年初夏には、蛍観賞ができる「ほたるの夕べ」も開催されます。
豊中蛍ドームに入場するのは無料です。蛍鑑賞で市民に開放される「ほたるの夕べ」も無料で入場することができます。
蛍は6月には孵化して成虫になるので、その時期には蛍鑑賞の場として市民に開放されます。
蛍はもともと短命の虫で、寿命は約2週間、それもその間は生殖するためだけに生きているそうです。
生殖活動だけに集中するので、その時期はエサも食べず、水を少し飲むぐらいしかしません。ちなみに2018年は6月1日〜6月3日までの3日間開放されるようです。
時間は午後7時40分〜午後9時40分までです。
1年間飼育して、2週間ぐらいしか生息せず、その間の3日程度を市民に開放しているというわけなので、この蛍開放の時期がとても貴重な機会ですね。
豊中蛍ドームの見どころはやはり蛍!飼育されているゲンジボタルとヘイケボタルを見ることができます。
豊中蛍ドームの見どころは、やはり蛍が身近に見ることができるところです。
この蛍ドームで人工飼育されている蛍は、ゲンジボタルとヘイケボタルの2種類。世界中では10種類ぐらい蛍の種類があるようですので、その中の2種類を見ることができます。
ゲンジボタルは日本にしか生息しない蛍で、そのため、日本で蛍といえば、ゲンジボタルのことを指すそうです。5月から7月頃が出現時期になります。
ヘイケボタルは日本だけでなく、ロシアや朝鮮、中国にも生息しています。こちらは出現時期が4月から10月頃の長い期間なのが特徴です。
最近は蛍が絶滅危惧種に指定されていて、ゲンジボタルよりもヘイケボタルのほうがさらに絶滅の危機だと言われています。
そこで、豊中市のそ族昆虫対策係が、蛍の人工飼育をしようとなり、コンテナケースで20年に渡って研究、飼育をしてようやく定着してきたそうです。
こちらが蛍のコンテナです。餌はヒメタニシで、こちらのヒメタニシもまた養殖されているそうです。
蛍の餌やりは、なかなか大変なようで、なんとわざわざタニシの殻を砕き、貝を切り身して与えるそうです。
蛍の数が減少している原因には、餌が減っているというのも一因にあるそうです。
この豊中蛍ドームは、2010年に空港管理整備協会から豊中市が助成を受けて設置したものだそうです。
豊中蛍ドームの中は、まるで里山のように竹林や小川が流れています。
しかし、これは人工的に蛍ドームに作られたもの。まるで里山のような空間も、見渡せば網で張り巡らされています。
網で張り巡らせているのは、外敵から守るためもありますが、蛍が飛び散ってしまわないためもあります。中では多くの人が働いていて、蛍の住環境を整えていました。
豊中蛍ドームは、こんな感じに網が張られています。まさにビニールハウスのようですが、中はとても広く、網の存在があまり感じられません。
ドームの中の木々や水辺が、都会の中にある自然を感じさせてくれます。
中は人が歩く用の通路と、蛍が生息するためのエリアが、しっかりと分かれています。
こちらには「ほたるは土の中で今さなぎになっています。道路以外の土を踏まないでください。」という立て看板がつけられていました。
このように、蛍がさなぎになる場所もちゃんと決まっていて、人が誤って踏みつぶさないように、丁寧に飼育している様子が感じられます。
この豊中蛍ドームにはおおよそ1万匹蛍を飼育しているそうですよ。
こちらは水路の様子です。このような水路が豊中蛍ドームの中を縦断しているのですが、季節になると、きっとこちらで蛍が飛び回ることになるのでしょう。
水辺にはちょっとした岩場などもあって、蛍が止まって羽を休めることができます。緑がたくさん生い茂っていないので、蛍が飛び交う姿も見やすいですね。
川の水はとてもきれいで、岩場や草木の影を水面に移しています。
蛍が開放される時期には、蛍が飛び交う様子が空中の様子が、水辺にも映ってきれいなのでしょうね。
豊中蛍ドームにはトイレがないので、駅などで済ませてから蛍ドームへ向かうのがよさそうです。
豊中蛍ドームには残念ながらトイレはありません。駅で済ませておくのが無難です。
また、ベビーカーレンタルやおむつ替えシート、ベビーシートの設置もありませんでした。
授乳室やコインロッカーもないので、小さい赤ちゃん連れの際には気を付けてくださいね。
最寄り駅の曽根駅からも20〜30分ぐらいかかるので、気になるようなら近隣に飲食店があるので、ご飯がてらに入って、ついでにトイレを借りるのもいいかと思います。
飲食店は近くにたくさんお店があるので、色々と選ぶことができますよ。
豊中蛍ドームは、蛍を実際に見ることができる「ホタルの夕べ」が開催される6月頃が一番おすすめです。
豊中蛍ドームはやはり6月の豊中蛍ドーム開放の時期が一番のおすすめです。
小さい子供から大きな子供まで十分楽しめると思います。
ただ、この時期は混みあうため、豊中蛍ドーム内は一方通行になってしまうようです。
流れに合わせて動くしかなく、また、1時間ほど待ち時間がある日もあるようなので、早めの時間に行くことをおすすめします。
当日は混みあい、車の駐車場が見つからないということもあるようなので、最寄りの阪急曽根駅から少し距離があるのですが、歩いていくのが一番良さそうです。
普段なかなか見られないホタルを見ることができ、子供が喜ぶイベントだと思うので、ぜひ、夜のお散歩として楽しめるといいですね。
豊中蛍ドームへは、阪急曽根駅が最寄り駅。徒歩で20〜30分程で、ちょうど曽根駅の南東の方向にあります。平坦な道のりなので、お散歩として楽しめますね。
豊中蛍ドームへの最寄り駅は、阪急曽根駅で、駅を降りて歩くと20〜30分程度。
ちょうど曽根駅の南東の方向にあります。
徒歩で行く場合は、東に歩いていくと阪神高速11号池田線が見えてきます。
この阪神高速11号池田線の高架をくぐってすぐ南に下りていきます。すると蛍ドームの看板が見えてきます。
それほど難しい道ではなく、道も平坦ですが、少し距離があるのでお散歩を楽しみながら歩くといいですね。
ちなみにバスも出ているので、バスに乗るのもいいでしょう。原田元町三丁目のバス停が最寄りのバス停になります。
阪急曽根駅からバスは出ていますが、平日で約1時間に1本あるかどうか、土日になるとさらに少なく、1日を通じて5本ぐらいしか出ていません。
バスをご利用する場合は、時刻表をチェックしてくださいね。
車で行く場合は専用駐車場がないので、コインパーキングを利用しましょう。
最寄りのパーキングはタイムリー24があり、終日60分100円、入庫後24時間最大600円です。
ただ、蛍のゆうべが開催される時期には車も混雑しますし、最寄りのコインパーキングから埋まっていくそうです。
「曽根駅近くに車を置いて歩く」という方法もありますのでご検討くださいね。
ちなみに駐輪スペースは設けてあるそうなので、自転車で行くことはできそうです。
住所 | 〒561-0805 大阪府豊中市原田南1丁目14(地図) |
連絡先 | 06-6843-3100(都市基盤部水路課維持修繕事務所/ほたるの夕べ2018問い合わせ先) |
最寄駅 | 阪急電車曽根駅 |
アクセス | 阪急電車曽根駅から徒歩20〜30分 |
営業時間 | 9時40分〜21時40分 |
休園日 | 月、火、水、木 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 専用駐車場は無。近隣のコインパーキングを利用。 |
公式サイト | https://hotarunoyuube (ほたるの夕べ2018) |
如月柊
道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。
編集&校正 ビー・エイブル