桜塚古墳群の見どころやおすすめポイントを感想を交えて詳しく紹介します!
桜塚古墳群は大阪府豊中市、豊中台地にある北摂最大の中期古墳群です。
もともと、桜塚古墳群には44基の古墳がありました。
しかし、その多くが宅地開発のために取り壊され、現存している古墳はわずか5基のみ(大石塚古墳、小石塚古墳、大塚古墳、御獅子塚古墳、南天平塚古墳)。
その中で、整備されているのが大塚古墳と御獅子塚古墳です。
御獅子塚古墳は豊中市立南桜塚小学校の敷地内にありますが、見学は自由にできます。
桜塚古墳群の最寄駅は阪急宝塚線「岡町駅」です。梅田駅から岡町駅までは一本でアクセス可能。
「岡町駅」から桜塚古墳群までの所要時間は徒歩15分ほどです。梅田からのアクセスがいいのも桜塚古墳の長所です。
今回は桜塚古墳群へ行ってきたので、写真付きで感想をレビューします。
桜塚古墳群の見どころは御獅子塚古墳です。御獅子塚古墳は整備されているため、古墳の実態が理解できるのがポイント。もちろん、古墳に登ることができます。
桜塚古墳群の見どころは御獅子塚古墳です。御獅子塚古墳以外にも数多くの古墳がありましたが、住宅地開発のため、ほとんどが取り壊されました。
現在、桜塚古墳群の残っている数少ない古墳が御獅子塚古墳です。御獅子塚古墳は規模も大きく、美しく整備されています。
もちろん、古墳の上に登ることも可能。気軽に古墳の実態を学べます。また、古墳に登ると、昔の情景が目の前に現れることでしょう。
御獅子塚古墳は二段で構成されている前方後円墳。ただし、形状自体は少し変わっています。
古墳の周りには土器のような物体が取り囲んでいますが、これは埴輪です。おそらく、これらの埴輪を埋葬したのでしょう。
御獅子塚古墳は少し小高い丘になっており、階段を使って登ることができます。階段には手すりがあるので、小さな子供やお年寄りの方も安心。
誰でも気軽に御獅子塚古墳を訪れることができます。
御獅子塚古墳から信号を渡ると桜塚古墳群を代表する古墳のひとつ、大塚古墳があります。大塚古墳は大塚公園の中にあります。
御獅子塚古墳から信号を渡ったところに大塚古墳があります。大塚古墳も桜塚古墳群を代表する古墳のひとつ。
三段で構成された円墳になっており、大塚公園の中にあります。大塚古墳も区画整理の際に一部を取り壊されました。
昭和50年代になると、風化のため副葬遺物が露出することも。その後、発掘調査が進められ、史跡公園として整備されました。
大塚古墳から出土された副葬品は国の重要文化財考古資料に指定され、豊中教育委員会で保管されています。
大塚古墳は御獅子塚古墳の北に位置します。御獅子塚古墳から信号を渡って、大塚公園に行きましょう。大塚公園はすぐ近くにあるので、迷うことはないと思います。
大塚公園は古墳のある公園ですが、公園としての基本的な設備は整っています。ベンチ、水飲み場があり、高い時計台が待ち合わせ場所に使われていました。
また、鉄棒やすべり台などの遊具もありました。遊具の色合いは全体的に落ち着いたもの。また、日差しを遮られるベンチもあるので、子供を遊ばせながら休憩することもできます。
もちろん、古墳にちなんだ物があるのが大塚公園の特徴です。写真は武具のひとつである短甲です。これはレプリカですが、このような物が大塚古墳から出土されたのです。
また、砂場は大塚古墳の円墳をイメージしたものになっています。
奥に進むと階段を見つけました。こちらが大塚古墳です。緑が生い茂り、まるでちょっとした丘のよう。大塚古墳も階段を使って登ることができます。
大塚古墳は円墳なので、形状はこのような丸い形です。なお、大塚古墳の階段にも手すりがあります。
高齢者や小さな階段は手すりをつかって上がるといいでしょう。階段を登りきると、コンクリートで整備された広場のような空間が目の前に。
ちょうど、ここが大塚古墳のてっぺんです。
こちらは大塚古墳の上から見た風景。このように、周辺の景色を一望できます。
大塚古墳は三段で構成された円墳なので、段になったところに降りられるのもポイント。土砂が落ちないようにしっかりとした柵が取り付けられていました。
桜塚古墳群にはトイレがあります。また公衆電話があるので、携帯電話がない場合でもすぐに対応できます。
桜塚古墳群にはトイレが設置されています。トイレがある場所は大塚公園の中。日差しを遮るベンチの奥にあります。
トイレは小屋のようになっており、障害者対応のトイレもありました。したがって、誰でも使いやすいトイレになっています。
また、大塚公園には電話ボックスもあるので、携帯電話を忘れた場合でも安心。緊急時があっても迅速に対応できます。
桜塚古墳群は歴史好きな人におすすめ。整備された古墳を見ると、古墳はもちろん、周辺の昔の情景もイメージできることでしょう。
桜塚古墳群の出土品は豊中市役所で保存されています。豊中市役所も桜塚古墳群の近くにあるので、一緒に訪れるのもいいでしょう。
また、岡町駅は梅田駅から一本で行けるのも大きなポイント。気軽に立ち寄れるのも桜塚古墳群の長所です。
桜塚古墳群は阪急宝塚線「岡町駅」から徒歩15分と好アクセス。敷地内には駐車場もあるので、車で行くことも可能です。
桜塚古墳群の最寄り駅は阪急宝塚線「岡町駅」です。桜塚古墳は岡町駅から見て東の方角に位置し、駅からの所要時間は徒歩15分ほどです。
桜塚古墳群までの道のりで目印となるのは豊中市役所と南桜塚小学校。商店街を通って豊中市役所まで行き、そこから豊中市立南桜塚小学校へ向かいましょう。
豊中市立南桜塚小学校を右に進んでいけば大塚公園が見えるはず。桜塚古墳群は大塚公園の中にあります。
大塚公園から道路を隔てた南側に桜塚古墳群のひとつである御獅子塚古墳があります。
岡町駅の改札口はひとつしかないのでご安心を。改札口を出てエスカレーターを使い、1階へと降りて左のほうに進みます。
外に出ると、見えてくるのは商店街のモール。そのまま、商店街のモールを直進すると、豊中市役所が見えてきます。
豊中市役所を右に曲がり、国道176号線に沿って歩きましょう。まっすぐ進んでいくと、中桜塚3丁目の信号が見えるはず。
そのまま横断歩道を渡り、左に曲がります。すると、目に前に豊中市立南桜塚小学校が見えてきます。
豊中市立南塚小学校の周辺には「はにわロード」があります。この道を進むと、桜塚古墳群が入っている大塚公園に着きます。
住所 | 大阪府豊中市南桜塚3(地図) |
連絡先 | 06-6858-2581(豊中市教育委員会事務局 生涯学習課) |
最寄駅 | 阪急宝塚線「岡町駅」 |
アクセス | 阪急宝塚線「岡町駅」から徒歩約15分 |
営業時間 | 24時間 |
休園日 | なし |
料金 | 無料 |
駐車場 | 周辺に有料駐車場あり |
公式サイト | http://26sakurazuka.html |
如月柊
道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。
編集&校正 ビー・エイブル