龍谷大学へ遊びに行こう!
「大学」と聞くと、学生しか関係のないところと思いがちです。実はこちらの大宮キャンパスの建物は、1879年(明治12年)に竣工された校舎があります。明治時代の歴史的建造物として、国の重要文化財に指定されるほどの価値ある建物です。
そのため、多くのドラマや映画にも登場してきました。明治時代のおしゃれな洋館建築からは知的な雰囲気が漂ってきます。
まさしく、学問をする方にとってはピッタリの場所といえましょう。道行く人は皆、古き良き時代に思いを馳せながら、校舎を写真に収めていました。
また、龍谷大学は単なる「古い」大学ではありません。次の時代に向かって次々と新しい建物を建てています。また、洋風だけでなく仏教大学らしく「和」を感じさせる場所もあります。
それが、うまく組み合わさっているのが龍谷大学の魅力といえましょう。
龍谷大学は京都市内、西本願寺のそばにあります。最寄駅はJR京都駅。そこから、京都市バスに乗り「七条大宮・京都水族館前」バス停を目指しましょう。
龍谷大学の周辺には西本願寺、京都市立水族館、京都鉄道博物館などさまざまな観光スポットがあります。それらとセットにして訪れるのもおもしろいでしょう。今回は龍谷大学へ行ってきたので、写真付きで感想をレビューします。
龍谷大学は西本願寺のそばです。JR京都駅から、86、88、103、104、110、205、快速205、208系統の京都市バスに乗って「七条大宮・京都水族館前」バス停を目指します。
龍谷大学に行くには、JR京都駅からバスに乗るのがわかりやすくていいでしょう。JR京都駅中央口から出ると目の前にバスターミナルがあります。ここで京都市バスに乗って「七条大宮・京都水族館前」バス停を目指します。
86、88、103、104、110、205、快速205、208系統のバスが「七条大宮・京都水族館前」バス停に止まります。
「七条大宮・京都水族館前」バス停に着いたら、バス停の近くにある交差点の対角線上にあるビアレストラン・サンビームに向かって歩きます。
さらに第一印房、京都銀行七条支店、京都信用金庫七条支店と建物が連なっているのでそのまま道なりに進みます。
京都信用金庫七条支店を過ぎたあたりに清風館と京都本派本願寺郵便局の間に鳥居が見えてきます。その鳥居をくぐってすぐ左手に龍谷大学が見えてきます。
大学はこのような塀になっていて、忍び返しのようなおしゃれな柵がつけられています。校舎にしては塀が低いのですが、中の様子がよく感じられます。
お瀟洒で自由な学校の雰囲気になじんでいます。こちらを入り口に向かって歩いていくと大学に到着します。
こちらは入り口ですが、駐輪スペースが特別に設けられているわけではありません。したがって、学生はこちらの入り口付近に並べて置かれています。
龍谷大学はキャンパス内を行き来するためにスクールバスが出ているようです。というわけで、このあたりの通路は駐車禁止となっています。車で来た方は注意しましょう。
こちらが龍谷大学の入り口です。こちらはこのような古き良き時代を感じさせる門構えです。ここには、明治天皇御小休所本願寺旧大教校の石碑がありました。本願寺大教校とは龍谷大学大宮キャンパス本館のことです。
本館は1879年に完成し、明治天皇は次の年に京都から神戸へ来られる際にこちらで休憩されました。それを記念してこの石碑が建てられました。
一方、近代的なプレートも存在します。こちらには龍谷大学が国の重要文化財であることが記されています。それにしても、こちらの龍谷大学は新旧が入り乱れており、とても不思議な空間です。
こちらは龍谷大学の校舎です。白地にグリーンのラインが入っているところがモダンですね。このようなモダン建築ですが、校舎の中には国の重要文化財に指定されている明治時代の建造物があります。
このようなアンバランスな組み合わせが龍谷大学の魅力でもあります。そして、龍谷大学は西本願寺のすぐ隣にあります。
ちょうど校舎の入り口からはこんな感じに西本願寺の入り口が見えます。それは、龍谷大学が仏教系列の大学でもあり、もともと1639年に京都西本願寺境内に創設された学寮だからです。
仏教の精神を伝えるために、龍谷大学は誕生したわけです。
奥に見えている白い建物が学校です。これらの写真から西本願寺の位置がわかりますが、寺とこれほど隣接関係にある大学は、京都ではほかに京都西山短期大学があります。
こちらも仏教大学ですが、学校の裏手からお寺に通じる道があります。
そして、仏教科の学生が日々お寺で修業をしています。いずれにせよ、これほど寺に隣接した大学は珍しいですね。
こちらは西本願寺の見取り図です。西本願寺自体も大きなお寺で、見どころがたくさんあります。大学の建造物自体に歴史的価値があり、近隣に西本願寺があるので、多くの人々が出入りすることでしょう。
最近は、大学といえども、関係者以外の立ち入りを禁止するところも増えてきています。その点、龍谷大学は開かれた大学として、様々な人を包括する懐の深さを持っているのかもしれません。
龍谷大学の見どころは、龍谷大学の校舎が国の重要文化財ということです。こちらの校舎は明治に建てられた建物で、近代ヨーロッパ建築の雰囲気を感じることができます。
龍谷大学の見どころは、なんといっても国の重要文化財にも指定された明治の近代ヨーロッパ建築です。
国の重要文化財に指定されているのは本館、南黌、北黌、旧守衛所、正門、渡り廊下の数か所です。370年の歴史の中で、現在まで今の姿をとどめてきました。
その中でも、龍谷大学のユニークな点は、様々なものが組み合わさっていること。西本願寺や仏教という東洋の要素と近代ヨーロッパ建築という西洋の要素が龍谷大学では混在しています。
370年の歴史の中で、その時代、その時代の良いものを取り入れてきた結果といえるかもしれません。龍谷大学の校舎だけで、そのような和洋折衷のたたずまいが見られる点も見どころのひとつです。
学生時代に戻ったような感覚で龍谷大学のキャンパスを探検してみましょう。キャンパス内には重要文化財に指定されている建物がいくつか存在します。また、仏教大学らしく仏事に用いられるグッズも販売されています。
こちらは旧守衛所です。こちらも重要文化財に指定されている建物ですが、入ってすぐのところにあります。旧守衛所といわれるように、以前はこちらが守衛所でした。
今は、こちらの旧守衛所の向かい側の建物が守衛所になっています。現在は龍谷大学の様々なオリジナルグッズが展示されています。
こちらのボタンを押すと、龍谷大学の説明が流れます。大学の歴史や成り立ちを知るためには便利ですよね。
こちらは仏事を行うときに使うグッズ類です。さすが仏教大学だけあって、いろいろと細かいグッズが置いてありました。お坊さんになる学生が使うのでしょうね。
そして、実はこれらはすべて買うことができます。大学生協で売っているというところが、龍谷大学らしいです。ほかにも龍谷大学の歴史を知るための写真が飾っていました。
都市景観賞をもらうほど、龍谷大学は京都の街並みにも貢献しているのでしょう。
こちらは重要文化財の南黌です。ヨーロピアン調の丸い窓や白亜の建物がすてきです。テラスの柵も細かく入っていますね。
丸いガラス窓やアーチ状の窓枠など、当時の近代ヨーロッパ建築のモダンだった雰囲気が伝わってきます。
こちらの建物は生協の食堂にもなっています。お昼時には、この白亜の洋館に多くの学生が集まってくるのでしょう。
館外にはベンチがずらっと並んでおり、こちらで昼食をとる学生の姿が想像できました。まさに学生がキャンパスライフを満喫している様子が浮かんでくるようですよね。
こちらは本館です。本館も重要文化財に指定されています。石畳を歩いていくと本館にぶつかるのですが、その感じもまるでヨーロッパの公園のようです。
建物も落ち着いた雰囲気でいい味が出ていますよね。テラスのようなゆとりのある空間が時代を思わせます。
欄干の模様ひとつひとつまで丁寧に施されている様子がうかがえます。細々としたところに、彫刻さ施されていて、当時の豊かな時代を感じることができます。
夜にはライトアップがされるようですが、これだけの凹凸があれば、その陰影もさぞかし幻想的なことでしょう。
龍谷大学は少し離れたところに清風館という情報メディアセンターがあります。それだけでなく、現在新校舎も建設中で、今後さらに増えていく予定です。
こちらは龍谷大学大宮キャンパスの見取り図です。実はちょっと遠くにある校舎もあります。
こちらは清風館です。ちょうど横断歩道を渡ったところにあります。清風館は主に情報メディア棟として、マルチメディア講義室や情報処理実習室などがあります。
ちょうど校舎の入り口から裏手に回って横断歩道を通り抜けたところとなるので、意外と移動時間がとられそうです。一度に多くの学生が移動するのは大変かもしれませんね。
こちらは工事中の新校舎です。防護壁の上に新校舎の写真が張り出されていましたが、新校舎もおしゃれな雰囲気になりそうですね。
そして新しく作られる新校舎はこちら。西本願寺をはさんで旧校舎のちょうど対面です。近いので、学生は移動が樂そうですね。ここから龍谷大学の第二章が始まるのでしょう。
龍谷大学は建造物に興味がある人におすすめです。東洋と西洋の入り混じった建物が一度に見られておもしろいと思いますよ。
また、こちらは様々なドラマや撮影のロケ地になったところでもあるので、そんな雰囲気を感じてみるのも楽しいかもしれません。
住所 | 〒600-8268 京都市下京区七条通大宮東入大工町125-1(大宮キャンパス)(地図) |
連絡先 | 075-343-3311 |
最寄駅 | JR「京都駅」 |
アクセス | JR京都駅から、86、88、103、104、110、205、快速205、208系統の京都市バスに乗って「七条大宮・京都水族館前」下車。 |
営業時間 | ― |
休園日 | 日曜、祝日 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 近くに有料駐車場あり |
公式サイト | http://www.ryukoku.ac.jp/ |